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天を測る (講談社文庫 こ 25-54)

感想・レビュー
36

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minu tanu
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タイトルがシンプルで素晴らしい。前半は友五郎大活躍ですが、後半は駆け足で幕府崩壊。今の日本を盛大に皮肉っているのが良く分かります。
0255文字
誰かのプリン
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内容は悪く無いけど、封建社会なのに殿様が自分より年上と言うことで丁寧語を話したり、自分より格下の者にこれまた丁寧語、挙句の果てに細君までにも丁寧語。最後は読んでいて気持ち悪くなった。
0255文字
ドットジェピー
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面白かったです
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k5b81998
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物事を俯瞰的に見通し、最短距離で明快な解を求め続け、隠蔽捜査の竜崎を彷彿とさせる小野友五郎。ジョン万次郎らと共に初の太平洋横断から幕末の混乱期を支えた一人として激動の人生。物事は引き算ではなく足し算…今でも通用するいい言葉だ。それにしても勝海舟や福澤諭吉の世渡りのうまさにちょっとムカついた。視点を変えるとこういう人物なのだなと。
0255文字
でにろう
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咸臨丸での渡米から始まる幕末の頃の物語。勝、福沢、高杉らが困った大人のように扱われてちょっと新鮮だった。主人公が繰り出す正論とロジカルシンキングは、某シリーズの竜崎さんを彷彿させるなあと思いながら読みました。さすが今野先生、面白く読みやすい。どんな題材でも面白く読みやすく仕上げてきますねえ
0255文字
さる
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幕末に生きた幕臣技術官僚の話。あらためて幕府内にも開国以降の新たな時代を考える優秀な人材は多くいたのだと思わされた。登場する翻訳方や通弁方しかり。主人公 小野友五郎が語る「おしなべてこの世は足し算」という考え方の上に成り立つ日本はどんな国であったろう。
0255文字
ポポロ
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結構サクッと読めてしまった。読みやすかったのかな。奥さんとの関係が(大事にしていたのは伝わるものの)アッサリな印象を受けたのは、仕事中心だとそうなってしまうからだろうか。かつての仕事人たちの家庭が気になるこのごろ。
0255文字
ドロンジョ935
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幕末の測量師小野友五郎が、動乱の時代の中ぶれることなく公儀のためにというよりは日本のために働く。ちょっと空気が読めないところは竜崎署長にも通じるキャラクター。福沢諭吉や勝海舟の、幕末の英雄も友五郎から見ると軽薄にかかれているのが面白かった。
0255文字
一笑
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咸臨丸の測量方兼運用方小野友五郎を主人公とした物語。幕末が舞台と言うことで、勝麟太郎や福澤諭吉、坂本龍馬や西郷さんらも登場するけれど、幕府側から描いたと言うことでもっぱら悪役っぽい。咸臨丸のアメリカ渡航で算術が大活躍する。数学ってやっぱり本当に大事だということがよくわかった。幕府も薩長もある意味狙いは同じなのに世の中なかなかうまくいかない。『世の中すべて足し算』という友五郎さんの考え方が浸透していたら何とかなったかしらん。友五郎さんの性格、隠蔽捜査の竜崎さんに似ていると思ったのは私だけかしらん?
0255文字
hiyu
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意外に対照的な福沢諭吉との描き方が印象的でもあった。今と比べても決して今がというものではないが、当時の技術への畏敬の念は想像に余りある。明治時代への移行は色々な解釈ができるだろうが、こういう方々の存在が大きな役割を果たしていたのだろう、そう思わせる内容でもあった。
0255文字
とらまめ
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7点 魅力ある主人公。 その対比となる勝海舟、福沢諭吉の描き方も面白い。
0255文字
ブラック ミッフィー の チョコちゃん
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幕府にも軍艦を愛する男がいたんだなあ。 幕末の官僚まで、カッコよく書く 今野敏は スゴいわ!
0255文字
イシカミハサミ
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ちょっとタイトルは吹っ掛けすぎというか、 登場人物を表してはいるけれど、 物語を表したタイトルではなかった。 江戸末期を生きた数学者、軍人、官僚・小野友五郎が主人公。 主人公の人徳か歴史小説に珍しく、ほぼ全編の会話が敬語で、 よんでいて心地よかった。 面白いのは後世で高く評価されている勝海舟や福沢諭吉あたりが かなり作中で問題のある人物として描かれていること。 そういう人が妙に高い地位を得るのは今も変わらないな。
イシカミハサミ

個人的には上の命令だから、という理由だけで 正確に軍を動かし、軍艦を買い付ける人間、 というのも十分に怖ろしい。 淡々と綴られるだけに、より恐怖を感じる。 そういった思想は日本特有のものという気もする。 本人としては“正しい道”と信じているところがなによりたちが悪い。 後の世のことになるけれど、 零戦の設計思想と似たところを感じた。

03/17 01:12
0255文字
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笠間藩士として出世して幕府に出向。咸臨丸で航海長を務めて後幕臣となり、勘定奉行並にまで出世した、「笠間が生んだ科学技術者」小野友五郎の物語。 友五郎が常に淡々としていてちょっと感情移入がし難いけれど、日本のために憂い苦闘する幕臣たちの激動の幕末・明治維新紀。一方で勝海舟や福沢諭吉、坂本龍馬などはけちょんけちょんです。
0255文字
みろ
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ネタバレ186頁1行目に『文久元年(一九六一年)』と書いてあるが、間違いではないか!!小野友五郎は、考えてもわからないことは考えず!短銃に考える。正しいことを述べる。今野の主人公の人物像は、根本がこの路線の様な気がする。そして、」私はこの路線が好きだ!しかし、現実は、むかむかしながら考えてしまったりする。本を読むことにより、自分の利蔵人物を確認出来て楽になる。これは本当にあった話?福沢諭吉は、こんなにあるい今年ちゃう人だったのか?史実は、大体あってるような気がして、時代を垣間見られた感じがして面白かった。
0255文字
かっさん
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天を測る #読了 #今野敏 さんの歴史小説 幕末頃に活躍した小野友五郎のお話 咸臨丸でアメリカに行き、日本ための海軍立ち上げに向けて実務方として奔走した人の話。 良く話にあがる勝海舟や、福澤諭吉と反対の視点や立場からの物語なので新鮮な目線だった
0255文字
アコギ
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今野敏の歴史小説か。めずらしい。主人公の小野友五郎は、隠蔽捜査の竜崎を思わせる。多分読んだ人はレビューにそう書いてると思う。我が県出身の福沢諭吉の描かれ方はちょっとひどい。一万円にしちゃいかん(笑)物語は幕末から維新のドタバタに巻き込まれるから、しぼんでいったような。歴史小説だからしょうがないですかね。
バイクやろうpart2

おはようございます。読まれましたね〜

01/27 06:01
アコギ

おはようございます。はい。風呂読みしました(笑)

01/27 06:03
0255文字
Fan Marlen
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幕末の天才測量・航海士を描いた作品。主人公の会話文が完全に現代日本の丁寧語なので違和感があるが、知らない人物の話なので面白い。
0255文字
ジョー
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今野敏の歴史小説は珍しいじゃないかな。読み易かったけど。ちょっと物足りない感じだったかな。知らない人物だったけどあの時代は隠れた逸材はいっぱいいたかもね。主人公の小野友五郎は知らなかったね。長州藩でいえば「大村益次郎(村田蔵六)」かな。何となく似た感じだった。さすがに司馬遼太郎の「花神」は良かったな。幕府側の逸材がいっぱいいる中で、勝海舟と福沢諭吉は小物だった。(笑)
0255文字
papako
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うーん、ちょっと期待外れでした。始まりは今野さんらしいキャラ設定、天測という職人技にどう物語が膨らむんだろうと思いました。しかし史実をなぞるだけのあまり抑揚のないお話でした。もっと歴史を知っていたら楽しめたのかも。
0255文字
桜
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おくちゃんさんの12月良本に誘われて後悔なしでした! 大政奉還前の日本。海外に弱腰な政府に対抗すべく維新志士達がいたと思っていたら、幕府にはこんな方がちゃんといたんじゃない! 自分のやるべき事をやれば、誰にも何にも恥じる事はない。今野さんが書いて活きるキャラだ! 立場が変われば見方も変わるもので、勝海舟やら福沢諭吉のダメっぷりも面白いw。 けど「もしも」があるのなら。彼が高杉晋作と会っていたら…。いや、変わらねぇかw
おくちゃん🎎柳緑花紅

桜さん、誘われて下さってありがとう✨後悔無し❗️嬉しいです😊

01/12 05:47
桜

おくちゃんさん こちらこそ良い本と引き合せてくださってありがとうございます♪

01/12 12:09
0255文字
まひはる
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安政7(1860)年、咸臨丸が浦賀港からサンフランシスコを目指して出航した。太平洋の長い航海では船室から一向に出てこようとしない艦長・勝海舟を尻目に、アメリカ人相手に互角の算術・測量術を披露。さらに、着港後、逗留中のアメリカでは、放埒な福沢諭吉を窘めながら、日本の行く末を静かに見据える男の名は、小野友五郎。男は帰国後の動乱の中で公儀、そして日本の取るべき正しい針路を測り、奔走することになる―。知られざる幕末の英雄の物語!
0255文字
Y.yamabuki
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笠間藩士の小野友五郎は、出役し咸臨丸で米国に行く。その後幕府に仕えることになる程非常に優秀な官僚で、次から次へと役目を与えられる。欲はなく、今必要だと思うことを淡々とこなす。それに対し目立つことばかり考える勝麟太郎と福沢諭吉。幕府側から見るとこうも違うのかと面白かった。幕府自体も今必要なのは欧米諸国から日本を守るための国防だと考え着実に軍艦の買い付け、港の整備等を行っていた。そのために走り回っていたのが友五郎。幕府側も時代の推移をただ手を拱いて見ていただけではなかったことは、目から鱗だった。
Y.yamabuki

解説に有るように、私も読みながら「隠蔽操作」の竜崎を思い出した。また読み終えて功績をwikipediaで確認すると驚くほど長い記述で、一言で何をした人か答えるのは難しい。また友五郎のような人物を堀りお越して作品にして欲しい。

12/28 16:23
0255文字
おくちゃん🎎柳緑花紅
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ネタバレ幕末から明治を生きた小野友五郎の生涯を描く!測量方兼運用方としてアメリカに向かう咸臨丸に!観測と計算に絶対の自信を持つ彼に何の迷いも無いのは原理原則を重んじやるべき事をやるのみの姿勢だから。「この世の全ては単純で美しい数式で表すことができる」「己に無いものを自覚し、他者のよさを認めて足し算をしていく、品格とはそうして育つ。引き算ばかり考えている者に品格は備わらない」どんなに出世しようと彼の生き様は変わらない。実は私は小野友五郎という人物をここで初めて知った。歴史上に名を残している誰彼との対比も面白い。
おくちゃん🎎柳緑花紅

きょうさん、私も今野敏さんの時代小説に興味津々です。この作品はおすすめです🎵

12/29 06:17
おくちゃん🎎柳緑花紅

しんごろさん、あの方達からは、小野友五郎はどうな風に見えたのでしょうね。角度や視点が変わると全く違う人に見えたりしますよね。

12/29 06:23
6件のコメントを全て見る
0255文字
ぴさるく
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算術・測量で幕府を支えた技術官僚、小野友五郎の視点から描く幕末。友五郎は航海士として咸臨丸に乗り組みアメリカへ向かう。粛々と天測をこなし、その精度は同乗の米国人と同等であった。アメリカで自分のなすべきことを見据えた友五郎。帰国後の日本は尊王攘夷で混乱していたが、海防から軍艦の建造、軍制改革へと大きな仕事を任されていく。なすべきことだけに向き合っていく姿は、勝や福沢との対比で気持ち良く感じられた。また、品格とは「己にないものを自覚し、他者のよさを認めて足し算していく」ことで育つという言葉が印象に残った。
0255文字
Mi-Na
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幕末の話。その時代、派手さはなくとも優秀な人々が多く存在し国を支えてきたことを知りました。逆に勝や福沢氏のような誰もが知るような人物達、本当はどうだったんだろう。だいふわるもん扱いですが。 歴史は不勉強なほうですが、幕末中心に改めてより知りたくなりました
0255文字
とらやん
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アメリカへ渡る咸臨丸の測量方を務め、帰国してからは国産初の蒸気軍艦の建造、江戸湾海防計画と、技術面で幕府を支えた小野友五郎が主人公。小説と言うより淡々と事実を述べるスタイルが好感的であった。勝倫太郎や福沢諭吉がボロンチョだったのも、目から鱗でした。
0255文字
しんごろ
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小野友五郎、幕末で活躍した幕臣。正直、知らなかった。算術に長けており、アメリカに行くため、咸臨丸に乗船した時は測量方に。その測量術は天才的。帰国後、蒸気船の製造に携わる。その後は、算術の才能を活かして勘定奉行など歴任し、地味ながら幕府を支える。どの任務も愚直に前に進む姿は尊敬に値する。表舞台では目立たなかったが、当時の幕府を陰で支える姿は、自分の理想であり見習いたい。晩年も算術だけではない類い希な才能を活かして活躍していて、晩年の彼の活躍を詳しく知りたかった。それが少し残念だけど面白かった。
おくちゃん🎎柳緑花紅

素晴らしい人物との出会い!良い作品でした‼️小野友五郎の生き様に惚れます。愚直で真摯。あの竜崎のようでしたね。早めに読んでね!って言ってくれた意味がわかりました。心から感謝します🙇

12/28 16:35
しんごろ

おくちゃん、読了お疲れさまでした。愚直で真摯に生きる姿は憧れますね。見習いたい。友五郎は、晩年も製塩事業など、けっこうな活躍をしているんですよね。そこも書いてほしかったなと思いました😊

12/28 22:45
0255文字
ImolaOrange
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★★☆☆☆
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いえのぶ
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幕末の算術が得意な大名の家来が徳川の直臣となり、渡米したり、軍艦を製造したりして「日本のために」と行動する。「誰にもできる」「基本は足すと掛ける」「引くことより足すこと」こういう考え方に同感する。今野さんの時代小説は初めて読む。
0255文字
ほにょこ
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★★★☆☆ 小野友五郎という人物の視点で描かれる幕末の話。彼は測量に通じていて、アメリカに行ったり軍艦を作ろうとしたりします。仕事一筋の合理的な考えの持ち主で、とても有能な人物として書かれています。一方、勝海舟とか福沢諭吉とかはひどく書かれています(笑)。切り口がなかなか新鮮で面白かったです。
0255文字
H
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小野友五郎、名前を聞いたことがあった程度だったけどすごい面白かった。幕末の幕府には優秀な役人が多かったのは知っていたけどやはりレベルが高い。福澤諭吉がただのトラブルメーカーのように描かれているのが興味深かった。
0255文字
NAO
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幕末太平洋を渡った咸臨丸は、単独の航海ではなく、アメリカのポーハタン号の随行船であり、助言役として咸臨丸に乗船したアメリカ士官や船員から航海術と測量術を学んでいた。物語は、咸臨丸の測量方兼運用方の小野友五郎の航海の日々と帰国後の活躍、そしてその後が描かれている。外国に負けない蒸気船を造ろうとの測量方の面々の気概を描く一方で、咸臨丸の艦長勝麟太郎と福沢諭吉を主人公たちとは対照的に描いている。福沢諭吉はそれほどでもないが、勝麟太郎に関してはぼろくそともいえる描かれ方で、それが新鮮でもあり、おもしろくもあった。
0255文字
ゆりのき
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ネタバレ2020年12月講談社より単行本、2023年9月講談社文庫。今野さんの歴史時代小説。江戸末から明治の幕臣(元笠間藩士)・小野友五郎の咸臨丸での渡米→江戸開城後、徳川家預かり謹慎、52才までの半生を描く。登場する勝海舟や福沢諭吉は名前くらい知っているが、小野友五郎については全くの知識なし。清廉潔白の誠実な人柄に、好感を持った。地道な努力に下級武士から幕臣への出世。亡妻への後悔の思い。警察小説とは一味違う今野作品を楽しんだ。
0255文字
ひさか
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小説現代 2020年11月号一挙掲載のものを2020年12月講談社刊。細谷正充さんの解説を加えて2023年9月講談社文庫化。幕末に活躍した小野友五郎を描く長編時代小説。友五郎は、計算大好きの合理主義者で、たいへんに有能で面白い。登場する勝海舟や福沢諭吉の困った人ぶりも興味深く楽しい。友五郎の活躍は痛快で、拍手喝采を送りたい。細谷さんの解説に今野さんがワンフェスにガレージキットを出品した話があったが、これもまた興味深い。
0255文字
Akio  Aratani
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足し算の考え方に共感しました
0255文字
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