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鬼山とんぼ
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社会人時代まで主に製造業の経営を調べていた。モノ作りの世界では作業が多様で細分化されており、本書のテーマであるAIの導入はそう簡単には進まないと痛感している。トップクラスの企業は各種の専用機械の進化と作業員のマルチタスク化で乗り切っているのが現状だ。転職が普通の米国と、そうでない日欧では採用や職業訓練に対する企業の姿勢は大きく異なっており、米国では自腹で高い学費を払って大学や大学院で学ぶ必要がある。州と地元の職業訓練校、企業が協力して人材育成に取り組む話は参考になった。しかし中高年のリスキリングは難問だ。
鬼山とんぼ

80年代から日立、東芝、ソニー、ファナックなどを訪問調査していた。当時から工場の無人化・ロボット化は真剣な研究がなされており、自動倉庫とか半導体の製造ラインなど人間がいるのが邪魔とか、言語や画像を大量に用いない現場でのAI活用はむしろ日本の方が進んでいるように思える。正確に質問をしてやれば、まあまあ正しい回答をしてくれるのがAIだと思っているが、実際の道路や作業現場では処理すべき情報が膨大かつ多様で複雑だ。作業補助的な機械のレベルアップの方が先に進みそうな気がする。

11/20 22:25
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The Work of the Future:AI 時代の「よい仕事」を創る評価29感想・レビュー1