形式:コミック
出版社:集英社
形式:Kindle版
これも何回か書いてるけれども、こういう話って主人公達が大それた正義側ではなくとも、少なくとも読者とある程度は共通の倫理観や善良さを備えている事って案外重要で、特に本作は主役二人とも揃って、よく言えば低温クール系、悪く言えば軽めのコミュ障な造形なのだから、余計にこういう場面にまともな対応、反応をする事を描かないと好感を持って貰うのは難しい。この辺は担当編集が指摘した方が良い所だと思う。まぁ、そういう作風です、というなら「そうですか」でしか無いんだけど(続)。
繰り返すけど、既視感はあるけれども高い画力でそれを黙らせるだけの力は有ると思う。ただ、新人特有の拙さと作中の倫理観の無さをいっしょくたにしている様な(多分担当編集の)態度が透けて見えるのが個人的にはかなりキツい。間口を自ら狭める様な真似だろうこれは。面白くなる素質はあると思うけれども、このままでは勿体無いんじゃないかな(了)。
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