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老人と海 (角川文庫)

感想・レビュー
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柚木あんづ🍉
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本当に久しぶりの『老人と海』。サンティアーゴ(老人)ってこんなにチャーミングだっけ?と思うくらい、マノーリンが少年から若者として訳されているのが効いてた。二人の関係にシスターフッドみが感じられ、清々しさが読後にいつまでも残る。まさか『老人と海』と二人男性の信頼し合う心に、こんなに心を動かされるなんて。合わない家族の元を離れて、他の場所で人生を探す話が大好きなので、マノーリンが十代後半の男性になるとサンティアーゴとの関係がそれっぽくて、最後は泣けてきた。翻訳が本当に良いから、ちょっと若者に読んでほしい。
0255文字
フジッコ
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この作品は一度新潮文庫、高見浩訳で読了してはいたものの『少年』という言葉から受ける印象が漁師にしては幼いなと思ってモヤモヤしていた。改めて新解釈の訳で読んでみたら『少年』ではなく『若者』と訳されていて非常に納得 『あの子がいたらなぁ』と老人が呟く場面も説得力が増す様な気がする。この方(越前敏弥さん)の訳は、とても読みやすい。固有名詞の発音の仕方で読み方が変わる事とか、細かく後書きで説明されてて、それも興味深く読ませてもらった。1回目の時よりずっと感動が深く、老いに対する葛藤なんかがしっかり心に響いた。
0255文字
佐々木大悟
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英語版を読みながら、自分の解釈が不安になったので副読本として購入。他の日本語訳と比べたわけではないので、訳本としての評価は差し控えるが、訳書にありがちな不自然さや原作との乖離は全く感じられず読みやすかった。マノーリンの「The boy」を「若者」と解釈したのも適切だと思う(実際「boy」って日本語の「少年」より広い意味だしね)。巻末の倉林秀男氏による作品解説を頭に入れてもう一度読むと、新たな発見があるかもしれない。
0255文字
さきいか
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魚vs老人 勇ましい
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志村琴音
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最初は「え? 何で『少年』を『若者』にしたんだよ⁉︎」と思っていたら、解説を読んで凄く腑に落ちたし、本文を読んでいても全く気にならなかった。 その上、越前先生の作った文体は読みやすくて、スッと内容が入ってくる。 最後には、この訳が一番好きだと言えるくらいになった。 読んだことがある人にもそうでない人にも読んでほしい一作。
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oneim
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何十年ぶりの再読。新訳の文体で読み易く。少年は若者に再設定し老人は何歳だろうか?ヘミングウェイが62歳で自殺する前だから老人といっても案外60歳くらいでは。本人の人生を描いたんだろう。傑作。
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たった
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読後に余韻が残る名著。サクッと読めるのも良い。
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かしまだ やこう
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ネタバレこの和訳が良いかは分からんが、名著だと聞いたのでとりあえず読む。老人がひたすらマグロやサメと戦う話。広い海での孤独な戦いみたいなのは感じられたが、めちゃ面白い!ってわけでは無かった。日本の漁業がどうかは知らんが、要らん部分はすぐ捨てるんかい!とか、釣った直後のシメ作業?(マグロはこれをしないと味が落ちると聞いた)みたいなのをしてないから、文化の違いもあるんだなーとか思った。つーか釣ったカジキをサメが食べに来る場面が想像できなかった。たぶん、私の読み込みが足りてない。
かしまだ やこう

メモ:Jはスペイン語でホタと発音する

06/13 00:09
0255文字
アヴォカド
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ネタバレすっかり忘れている。いやー、次から次へと、よく来るなあサメ。そして、ラストの1文がカッコいいなあ。こんなカッコいいラストだったっけ。
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belier
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この作品はこれまで多くの翻訳がでているため、先人の訳や解釈のいいとこどりがされていると思う。また、訳者は新しいことをいろいろ試みていると、あとがきであかしている。一番感心したのは、ヘミングウェイに特徴的な、等位接続詞でつないで長くなっている原文を、できるだけ忠実に訳そうとしていること。語順が英日は逆のため至難の業と思うが、ベテランの技によって、かなりこなれた文章になっている。短文でつなぐ訳文と比べたら、リズムが悪いと感じるかもしれないが、原文とつきあわせて読むと、こちらの方が原文に近いと思える訳だ。
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うずらん
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新訳☆☆☆☆☆
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ぬまけ
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ネタバレ越前敏弥さんによる新訳。マノーリンを「少年」でなく「若者」、魚を釣る「綱」を「縄」にしたなどの違いがある。老人と大魚との命をかけた戦い。老人の両手は力が入らなくなってるし、目は見えにくいし、頭はふらふら。それでも気力を振り絞り、とうとう「美しく、悠然としていて、気高い」、もはや兄弟とも言える大魚を釣り上げる。「いちばんの漁師はじいちゃん」と言ってくれる若者に応えることができたか。陸に戻ったとき、老人はボロボロだし、大魚はほとんど鮫に食われて残骸の状態。この85日目の漁で老人は何を得て何を失ったのだろう。
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Vincent
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4年ぶり4回目の再読。シンプルなストーリーが容易に理解できる良質の新訳でした、すばらしい。貧しく孤独な老人の生きがい、つまり人生は海の上にこそあるわけなんですね。24年前にはじめて本書を手に取ったときはイマイチピンときませんでしたが、きっと年を重ねるごとにその真価がわかってくる傑作なのかもしれません。
Vincent

英ガーディアン紙が選ぶ必読小説1000冊

03/31 18:08
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meditation
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ネタバレ越前敏弥による名作の新訳です。訳者あとがきと倉林秀男の解説(「ヘミングウェイのスタイル」)が示唆に富み、読み応えがありました。ただし『老人と海』の本文だけを比較すると、小川高義訳や高見浩訳のほうがリーダブルな日本語だと思います。あくまでも個人の感想ですが。
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enjosam
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久しぶりに読み返したら やっぱり名作ですね。
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Kooheysan
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老人(サンティアーゴ)と若者(マノーリン)の交流、そして老人の、自分の存在をかけた海上での格闘の話。すごい夢中になって読んだ、というよりは読んだ後にじわじわと染み渡っていくような印象というべきか…。「それに、男にとって痛みなど些細なことだ」「『しかし、人間は負けるようにはできていない』老人は言った。『叩きのめされることはあっても、負けはしない』」。長くひとつのことに従事してきた人の独り言は印象深いです。有名なところでも新潮版、光文社古典新訳文庫版などがあり、ざっと見ても少し違いが分かります。
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茶々丸
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数年前に一度読んでいるのだが、越前敏弥氏による新訳が出たとのことで再読。 マーリンのことを従来“少年”としている訳が多いのに対し、本書では“若者”としているのが特徴らしい。 訳が読みやすいのか、2度目だからかは分からないが、今回の方が海での情景、格闘の様子などがよりハッキリと浮かんできた。 ラストも老人がライオンの夢を見ているところで終わるように、途中でも出てくる“ライオンの夢”がひとつ重要なファクターなのかもしれないが、その意味が良き分からないのはまだまだ読みが浅いということか。
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翳りゆく部屋
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あまりにも有名なこの作品、若いころにパラパラ読んでみたことはあったが全くピンとこなかった。新訳が図書館の新着コーナーにあったので読んでみたがとても読みやすく面白かった。いい感じの感想を言いたいが、上手いこと言えない(笑)。人生にはこういうことがありますね。満身創痍であっても浜に戻れてよかったです。青年よ心配してくれてありがとう。浜の仲間が見守ってくれている感じがあるのが救い。
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しゃお
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越前敏弥さんによる新解釈版。少年と若者でだいぶ印象が変わりますね。昔々に読んだきりだったけど、こうやってまた読める機会が得れたのも良かったです。今度ある越前さんの講演会も楽しみです。
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おだまん
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新解釈にて。確かにこちらの方がしっくりくるような気がする。
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