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21世紀の戦争と政治――戦場から理論へ

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八八
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本著は、クラウゼヴィッツの『戦争論』を丁寧に読み解きながら、現在における戦争–アフガニスタン的な戦争を自らの従軍経験を元にしながら、『戦争論』を批判的に検討し、発展させている。本著における主張は、「ナラティブ」である。戦争は、人々に解釈枠を提供する場であり、戦争を主導するアクターが、戦争の目的、勝利、敗北についてナラティブを形づくることの重要性を指摘する。様々な勢力が入り乱れ、SNSが登場する現代において、戦争とは、どのような現象なのか、如何に向き合っていくべきなのか、その見取図を描く。
八八

私は、戦争とは武力と誤解を恐れず敢えて述べるならば、人命を通したコミュニケーションであると考えていたが、本著は、まさに、その考えを理論的に精緻な分析をもって論じており、かなり刺激を受けた。

11/03 21:51
0255文字
takao
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