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「ルフィ」の子どもたち (扶桑社新書)

感想・レビュー
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関東のカササギ
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素晴らしく面白い本で、2週間後のTOEICの勉強そっちのけで一気に読んでしまいました。現代日本社会を考えるのにも良い本だと思いました。
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警蓮社峻譽身阿
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Audible。闇バイトを使って強盗をさせた指示役が名乗っていたアカウント名を用いたいわゆるルフィ事件のルポ。ルフィ達ももともと特殊詐欺グループとして活動していたが、国内でも警戒感が高まり、また競合が生じたため方向転換を図った先が強盗だったという。強盗は当然直接的暴力を要するためリスクが高く、また成果の確保も大変であるが、やむなく杜撰なやり方で始められた。しかし実行役のリクルートには成功しており、それがいつの間にか社会規範が低下していることがセンセーショナルに受け取られたところにこの事件の衝撃がある。
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ブレイブ星人
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特殊詐欺も闇バイト強盗も、結局間に”緩衝材”を幾重にも挟んだヤクザの資金源なんじゃないのという気がするけど、どうなんだろう。指示役、実行役各人を追っていくことで見えてくるものもあるけど、結局「じゃあなんで一線を超えたの?」に答えが与えられることはないのがもどかしい。犯人たちと同じ苦境にたった/たっている人はたくさんいるわけで。
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しげ
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近所の人や、職場の同僚、学生時代の同級生の証言から、犯人たちのうっすらとした輪郭に触れることができました。決して真面目ではないけれど、このぐらいのルーズさを持った人や享楽的な考え方をする人は、どこにだっているだろうな、という意味で「普通」の枠内にいる人だったことに驚きました。人間は、ラクな方へと流されてしまうもの。流れを作り、それに乗せることで成立しているスキームだと感じました。
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ウッチー
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「ルフィ」として世の中をにぎわせた特殊詐欺グループと、その手下の犯罪や生い立ちに迫ったルポ。少し前に読んだ「ルポ・特殊犯罪」と似た内容・構成なので、2冊も読む必要はなかった。本作は詐欺よりも強盗がメインのため、実行犯の若者に対しても厳しめの視点の内容になっている。犯人の親が責任をとって賠償金を払うような事例も紹介されており、まともな家庭環境に育った子供でも一歩間違えれば凶悪犯罪の加害者に豹変してしまう恐ろしさを感じた。事件を追っている警察の皆様には感謝の気持ちしかない。
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三日月しずか
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ネタバレ加藤臣吾、永田陸人、柴田千晶・山田李沙、寺島春奈・熊井ひとみ、今村磨人の章およびあとがきのみ読了。ルフィ事件については一部裁判の傍聴もしました。特殊詐欺や強盗の指示役であったルフィらの上にはさらに裏社会の黒幕がいる可能性が高い。だが、そこに辿り着くのは到底容易なことではないとのこと。恐ろしい世界です。
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さっ
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どのホラーよりも怖い
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NPoi
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上手い話には裏があるってだけの話なんだろうけど、それが判断できない人もいる。境遇なのか本人の資質なのかわからないけれども。しかし、週刊誌の記者の書く文は軽妙で読みやすいけど、なんだか単にそれだけになってしまうなあ…。
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ガンジス川沐浴子
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怖すぎる。 トクリュウ(匿名流動型犯罪グループ)。 実行犯の素性を追ったルポ。 強盗の人員は雨後の筍のように沢山いて、何人もの集団で家や店にやってきて、家族やスタッフ複数人いてもひるむことなく、犯行時には軍手や結束バンドや凶器など配られて、暴力でもなんでもふるうように指示されている。 こんなの狙われたらどうしようもない。絶望。 ちなみに強盗して殺人すると、死刑か無期懲役。
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時空
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🌟🌟
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時空
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🌟🌟
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ゆうさこ
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犯罪の世界に転落するのを食い止める「底」のあまりの薄さに愕然とする。本来、踏みとどまるための何かしらのものが、個人の中にも、社会としても働いていていて、それが何層かになっているものなのだろうが… それを形成するのに必要な経験の不足や、人間関係の希薄さが影響しているように思う。また、「闇バイト」の構造が、実行犯にとって、罪悪感を感じさせにくくしていることもあるだろう。犯罪の主体者に違いないのに、「言われてやっただけ」という感覚で済んでしまう。続く
ゆうさこ

続き ルフィ幹部たちが逮捕されたとは言え、根本的には何も解決されていない。社会が若者を本気で守ろうとしなければ、これからも「ルフィの子どもたち」が生まれ続けてしまうという危機感を強く感じた。

09/01 06:31
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たかし
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ルフィ強盗団で実際に財産の強奪や、運転手などをした実行犯の生い立ちや職歴などをまとめたルポルタージュ。1人目くらいは興味深く読めるが、2人目以降になるとだいたい似た経歴(恵まれない家庭環境、仕事が続かない、ギャンブル依存)ばかりで飽きてはくる。やはり肝心のルフィにこそ迫って欲しい。最後の方で1章を使ってルフィに切り込むも、末端の実行犯に比べて解像度がガタ落ちしてしまう。まあ、それだけ特殊詐欺の上の方に迫るのは難しいということか。
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akanishi
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"子どもたち"の子ども時代を丹念に追っている。本筋ではないのだが、子ども時代の写真でONE PIECEのTシャツを着ているところはたしかに笑えた。
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みずほ
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Audible. あまりルポルタージュは読んだことなかったが、Audible で出てきたので読んでみた。 事件のことはニュースで見て知っていた程度だったが、実行犯達がどのように闇バイトに取り込まれていくのかは興味深く、犯罪者近辺へのインタビューに忌避感はあるものの、面白く読んだ。 小さい頃は真面目だった人も大学等で行動範囲が広がり、取り込まれていく事例もあり、周りの人がそうなった時に自分はどのように対応出来るのかと自問しながら読んでいた。
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skr-shower
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Audible。家庭環境は悪の道に行く要因にはなりやすいかも。黒幕までは解明できないんだなぁ。
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AdamX
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家庭環境が悪いということは、悪人に利用されやすい、弱い人間に育つ原因の一つなのは間違い無いと思った。 そして、私達が生活する裏では巨大な犯罪社会が形成されていて、それはルフィ達を逮捕したくらいではびくともしないでしょう。いったいJPドラゴンやその先にいる黒幕とはどんな奴らなのか?この事件は終わっていない…
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パトラッシュ
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福沢諭吉は間違っていた。天は人の上に人を造り人の下に人を造った。騙す奴と騙される奴、利用する者とされる者、物事を考えられる人と考えられない人を。努力を嫌い、刹那的な生き方しかできず、儲け話に見境なく飛びつく愚かさは救い難い。一連のルフィ事件で明らかになった格差は残酷なほどだが、そんな連中を食い物にして金を稼ぐシステムが完成しているとは。資産家名簿が闇で売買され、頭の足りない連中を闇バイトで誘って強盗させ、失敗すれば切り捨てるノウハウを教える講習会に幹部たちは出ていた。ルフィの奥に潜む闇は恐ろしいほど暗い。
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ばぶパパ
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最近報道が少なく、気になっていたので買った。犯罪に至る背景として、やっぱり育った家庭環境が少なからず影響しているようだ。非常に熱心に取材されている様子が伝わってきた。今後も裁判結果をチェックしたい。
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ゆりのき
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ネタバレ週刊SPA!編集部特殊詐欺取材班の力作。一連のルフィ事件(広域連続強盗事件)の指示役・ルフィ。この本で知ったが、中年ルフィは4人もいた。フィリピン・マニラ近郊の入国管理局傘下《ビクタン収容所》に拘束されていて、そこのVIPルームから支持を出していた。私は断片的なニュースの記憶だけで事件の重大さを認識していなかった。本書は44人の実行役のうち9人、類似犯3人、指示役1人の人生に焦点をあてたルポルタージュ(まえがきより)。其々の犯人には両親兄弟がいて、逮捕の影響を受けている。失職し慰謝料を掻き集め、妻子は→
ゆりのき

→行方知れず。最終頁には本当の黒幕にはたどり着けないとAの証言。用心深く暮らしても限界がある怖さを感じる。

04/12 10:36
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「ルフィ」の子どもたち (扶桑社新書)評価85感想・レビュー20