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ガザ紛争の正体: 暴走するイスラエル極右思想と修正シオニズム (1055;1055) (平凡社新書 1055)

感想・レビュー
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rico
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やはりわからない。迫害の歴史を背負い、敵対する者を殲滅しか安寧はないという思想が根本にあり、そういう勢力が一連の蛮行を主導していることは想像してた。その事例が繰り返し提示され読むのが辛い。それにしても・・・やってることはまさにホロコースト。後押しするアメリカは論外(未来のガザのAI動画のグロテスクさ!)だが、今の事態の直接的原因を作った欧州も腰が引けてるような。この状況が予想できないはずはないのに攻め込んだハマス。それほど追いつめられてたのか。疑問ばかり膨らむ。復讐と憎悪の連鎖、終わりは見えそうもない。
0255文字
ぴろしき
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イスラエルが、なぜ周辺国含め多くの国々を敵に回してまで戦うのか、過剰なほどの弾圧・報復を行うのかが納得しづらかった(私の価値観と相容れないからかもしれないが)。 一方、「アメリカは自らがテロに遭う要因を自省できていない」という文言が印象に残った。暴力では決して和平は訪れないことを肝に銘じ、国際法の遵守をイスラエルや支援国のアメリカに求めていきたい。
0255文字
Myrmidon
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イスラエルのレバノン侵攻にショックを受け、読了。一貫してシオニズム(特に修正シオニズム)が宗教思想ではなくナチズムに近い危険なナショナリズム的極右イデオロギーであることを強調しつつイスラエルを非難する論旨であり、個人的には同感でもあるのだが、やや記述が整理されておらず読みづらい。また自分の現在の関心である、イスラエルの人々や入植者たちは何をどう考えているのか、そしてその理由や背景は何なのか、については表面的にしか読み取れず、満足のいく内容ではなかった。
0255文字
あしぶえ
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米議員がどいつもこいつもイスラエルへの武器供与支持なのはユダヤ人団体からの超巨額の資金提供目当て。一方、反対勢力の動きは世界中にあることもわかり強く励まされる。
おわか

あしぶえさん、はじめまして。 映画「関心領域」をご覧になったのですね!私は観たいと注目しているのに映画館へ行けそうになくてまだ観ていないです。どうでしたか?

09/15 11:00
あしぶえ

おわかさん、コメントありがとうございます!アウシュヴィッツのガイドさんの話によれば、映画で流れるいろんな音一つ一つが何を意味するのか被害者にはわかるそうです。非常にリアリティに拘って人間の冷酷さを描いています。まさにイスラエルや傍観する者たちです

09/16 21:52
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0255文字
La Principita
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一貫するパレスチナ擁護の立場に深く共感を持って読んだ。報道ではネタニヤフ首相の言動のみが伝えられるが、連立政権内にこれほど過激な発言をして憚らない強硬派がいることに驚かされる。「4万人」ではなく、名前を持った一人一人が日々家族を亡くし、命を落としている。それに対し、イスラエル政府内の極右はパレスチナ人を「人間」とも思っていないという、その思考回路は理解を超える。一方でイスラエル国内でネタニヤフに対する抗議デモが始まったことに希望を持ちたい。日本も、まだ中立である立場を生かして、何か働きかけができないのか。
0255文字
Aby
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帯の文言がたいへんなことになっているが,イスラエル政府の基本路線は極右の「修正シオニズム」で,パレスチナからパレスチナ人を排除することを目指している.「仕返し」ですらないんだよな.
0255文字
ぽんくまそ
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再読。哲学と違い宗教は、まず結論ありきだからいけないのだ。ユダヤ極右とキリスト教福音派は、ナチスのホロコーストが悪である理由を、同じ人類への差別だからだとは思っていない。被害者が選民たるユダヤだったからだ。何をしたかではなく、誰がされたかが問題だったのだ。もし殺す側がユダヤならば、逆にヤハウェのよみしたもうおこないだと信じているのだ。ヨシュア記やサムエル記にあるヤハウェからの異民族屠殺命令である。旧約聖書原理主義の狂信に取り憑かれた過去と現在の政教一体な人物列伝を知らないとイスラエルを理解できない。
0255文字
ぽんくまそ
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早めに、できるだけ多くの人たちに読んでほしい。イスラエル極右の祖カハネ、イスラエルの中でさえ過激すぎて嫌われた彼がいまや殉教した英雄扱いである。「アラブとユダヤの民族と宗教のどっちもどっちな長い争い」などと寝惚けた事をわかったように言う日本人が多いが、違う。歴史的にもシオニストの方が圧倒的に先住パレスチナ人に酷いことをしてきており、いまそれをハマスへの反撃という口実で歴史上最大限にエスカレートさせているのだ。南アフリカのアパルトヘイトが終わったように、イスラエルのアパルトヘイトも終わらせなければならない。
0255文字
kan
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仔細にわたる解説で、イスラエル・パレスチナ問題について知れば知るほど混乱する私には読了まで時間がかかった。著者は一貫して、イスラエルの極右思想がもたらしている現在の状況はナチズムと同じ構造であると説くと共に、アメリカに追随するだけの日本の姿勢を批判している。アラブ・イスラム世界へ積極的に介入してこなかったからこその日本への期待というのはなるほどと思ったが、自国と近隣諸国との調整すら怪しい日本政府には調停など現実的ではないだろう。
0255文字
天茶
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★★★★☆
0255文字
Jun
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なかなか停戦に到らず、ガサの激しい被害の状況をニュースで見るばかり。正直見ることも辛い映像も。せめてこの地域で起きている背景には関心は持っておきたい。
0255文字
ざく
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やっと読み終わった。自分の出身校で今回の紛争に関連して署名を求められたとき、イスラエル・パレスチナ問題のこと何も知らないなと思って買ってみた。起こったことや数字の羅列が延々と綴られているところほど、起こっていることのかなしさがせまってきてなかなか読めなかった。
0255文字
やまふじ
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ナチズムと修正シオニズムの親和性が実によく理解できる一冊だ。シオニストたちは1930年代より民兵組織(イルグン、レヒ)を作ってアラブ人へのテロを開始。ユダヤ人であるハンナアーレントはこの危険性を察知し修正シオニズム=ファシズムだと見抜いていたという。90年代になるとさらに過激なな「カハネ主義」が誕生する。これはアラブ人の民族浄化を主張する極右思想であり現ネタニヤフ政権にも影響を与えている。イスラエル社会の右傾化を理解するのに欠かせない一冊である。
0255文字
ぞろElwood
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★★★⭐︎
0255文字
oooともろー
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アメリカ寄りの日本の報道ではなかなか分からない現状と歴史・背景。暴力の連鎖を止めるためにできることは?
0255文字
skunk_c
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イスラーム地域研究者がガザでの紛争を、右傾化して民族主義が台頭するイスラエルの側に焦点を当てて論じる。その意味で副題が本書の内容をよく表している。多くの識者と同様、現在イスラエルがガザで行っていることは、アパルトヘイトであり、ホロコーストであると指摘する。ホロコーストの過去を知る(特にアメリカ在住)ユダヤ人はガザにおけるイスラエルの軍事行動に抗議し、現在のアメリカの若者もパレスチナに共感を持つ者が多いとか。しかし一方イスラエルの若者の右傾化は甚だしい。終章でアラブ社会の熱い日本への期待が指摘されている。
skunk_c

日本の外務省は、今回の件では殆ど報道されない(外相のハマス批判とイスラエル支持はすぐに報道されたが外相は政治家で外交官ではない)が、一貫してパレスチナ国家樹立を支持してきたそうだ。過去のイスラエルによるガザ攻撃や入植には遺憾の意を表してきたとか。日本の現政権はほぼアメリカべったりで、アメリカがイスラエル寄りであるためそこから離れることができない。著者は日本の外交の独自性を求めている。本当にそうあって欲しいが、裏金問題などで支持率が低下し、国内での支持を保つことに汲々としている現政権に期待することは難しい。

05/12 14:51
0255文字
ミヤ
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世界情勢に疎いので手に取った一冊。帯はかなり煽情的であることからもわかるとおりイスラエルの極右政権への批判に始終している。かなり一方的なのでこの一冊だけでガザ紛争の実態はこうだと断ずることは危険だが、色々勉強になりました。ユダヤ人は人種ではなくユダヤ教徒、或いは母がユダヤ教徒である人だということ。シオニズムというユダヤ人の為の国家を作る思想があること。そのシオニズムをイデオロギーに転用し、パレスチナを弾圧していたこと。そしてアラブイスラム圏の人たちは平和調停について日本の存在に大きな期待を抱いていること。
0255文字
中島直人
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文章自体は、繰り返しがあったり、趣旨が錯綜している部分があり、非常に読みにくい。が、中東和平にかける著者の熱い想いが、ひしひしと伝わってくる。
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どさんこ
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パレスチナ支持を訴える書籍を読むと、少し溜飲が下がる、と言うと語弊があるかも知れない。しかし、イスラエルのやっていることは、明らかなジェノサイドである。ホロコーストを経験したイスラエルが何故そのような行動に出てしまうのか。自己の利益を追求しようとする人間のサガなのか。そうだとすると、何とも悲しく、やるせないこおではないか。
0255文字
をとめ
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電子
0255文字
天茶
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再読19p
0255文字
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ガザ紛争の正体: 暴走するイスラエル極右思想と修正シオニズム (1055;1055) (平凡社新書 1055)評価100感想・レビュー21