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道徳形而上学の基礎づけ (岩波文庫 青625-1)

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エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
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 2024年 4月12日 発行
0255文字
1224_2016
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5/24-7/10、再挑戦を期す。
0255文字
どんぐり
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「何が善かは人それぞれだよね」という相対主義的な論調が主流な今日において、「端的に善」なるものを徹底的に追い求める本書は一周回って新鮮に映る。個人的には『自由な意志と道徳の諸法則の下にある意志とは、同一のものなのである』という一文にハッとした。私が普段求めている自由は、果たして本当に自由と呼べるものなのだろうか?
0255文字
しんすけ
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十八歳位頃から、折々に読んできた書。それから六十年近くを経たが、ようやくカントが考えたことを自分の言葉として、僅かだが語ることが可能との確信が生まれ始めた。 多くの人がそれを尊厳の念で迎えることが可能であるものを道徳という。もし道徳として呈示されたものにあったとしても、それに対して尊厳を抱くことができないのならば、それは偽りの道徳である。 こうしてみると、道徳として称して呈示されたものを改めて観ると、その多くが偽りであること多い。 それは正義をもって為す行為には偽りがない、そう言えることと同義なのである。
しんすけ

ぼくのもとに亭主のⅮⅤ被害に遭っている母娘が逃げてきた。ぼくは二人を匿うことにした。しばらくしてそのⅮⅤ亭主がぼくの所にやってきて「お前が隠しているだろう」と言った。それに対してのぼくの答えは「まったく関知していない」だった。 ここにおいて、ぼくには嘘となるものは存在していないのだ。自分の確信を貫く者の行為には虚体はあり得ないからである。

04/30 23:54
しんすけ

本書は、今年(2024年)がカント生誕三百年であることに鑑みて新訳で発刊されたものである。いまでの訳本は、訳者補足が多すぎて読みづらい感もあったが本書ではそれは少なかった。訳文のなかでそれを補おうとした後も観える。 だが他の面での読むづらさもあった。それは文体がこの21世紀にはそぐ合わない古めかしいものであることだった。 これについては、他の箇所で詳細な指摘をしたいと考えている。

04/30 23:56
0255文字
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