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マーラーの姪: アウシュヴィッツの指揮者、アルマ・ロゼの生涯

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takao
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ふむ
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どら猫さとっち
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グスタフ・マーラーでアルマといえば妻であるけど、姪の名前もアルマである。類まれな音楽の才能を持ち、女性アンサンブルを設立し自ら指揮をした。しかし、時代は彼女を無惨な運命を強いられる。ユダヤ人であるために、ナチスによって逮捕、アウシュヴィッツに強制収容されたのだ。それでも音楽はやめなかった。過酷な厳しさを持ち、死と隣り合わせで演奏した。そして悲しい突然の死。音楽とともに生き、自分らしく生きた女、知られざる音楽家の肖像を甦らせ描き出した評伝。
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trazom
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マーラーの姪(妹の娘)アルマが優秀な音楽家であることに何の違和感もないが、彼女が送られたアウシュヴィッツ収容所にオーケストラがあったことは驚きである。いつガス室に送られるかとの恐怖の中で、オーディションに受かって「団員になれば、命が救われる」という切羽詰まった囚人たちの状況と指揮者・アルマの徹底した厳しさ。収容所内での「音楽のちから」を著者は信じると言うが、こんなふうに音楽が扱われていることに、釈然としない思いがする。アルマの収容所内での無念の死(自死か他殺か病気か)を含め、何とも割り切れない物語である。
racco201

姪っ子さん、奥様と同じ名前なのですね。

12/17 23:04
trazom

仰るとおりで、「兄嫁のように、賢く、美しく、愛される女性になってほしい」として名付けられたとあります。私はマーラー夫人が苦手なのですが、この主人公(アルマ・ロゼ)にどうしても感情移入できないのは、アルマ・マーラーを思い浮かべてしまうからかも知れません。

12/18 06:36
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Go Extreme
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ウィーンー ヴァイオリニスト: 名門の家系 原点は一歳 マーラーのデスマスク アルマの部屋 ヴァイオリンこそ鍵 デビューリサイタル 結婚: パガニーニの再来 靴を履いて寝る男 ワルツの指揮者: ついに有名人 離婚、そして新しい恋人 ウィーン脱出: 三人の失職 母の死 偵察旅行 父とイギリスへ オランダで: キャリアウーマン 恋の破綻 兄への手紙 ある冒険 便宜上の結婚 打撃 アウシュヴィッツー 逃避行と逮捕  アウシュヴィッツ強制収容所 「アルマ夫人」と呼ばれて 何があったのか 残照 マーラーの姪
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Tatsuo Ohtaka
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マーラーの姪であり、ヴァイオリニストであったアルマ・ロゼ。ウィーン・フィルのコンサートマスターを父に持つ彼女は、「ウィーンナー・ワルツ女性アンサンブル」という楽団を結成するが、ナチスによってアウシュヴィッツに収監されるが、そこでも女性音楽隊の指揮者として活躍する。しかし希望が見え始めた矢先の37歳という若さで急死してしまう。当時の貴重な証言と写真をもとに、時代を駆け抜けた彼女の存在を忘れないためにも読んでおきたい1冊だ。
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