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kakari
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蝶ってやっぱりいいですね
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あんこ
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ネタバレ表紙にこの世で一番好きな漫画を描くばったんさん、そして吉屋信子の幻の小説復刊となれば買わずにはいられなかった。LIKE A LILLYさん、出してくれて本当にありがとうございました。 解説にもちらっとある通り、『花物語』など少女小説における吉屋作品では現実で結ばれ得ない女の子が自決を決意したり、結局結婚して離れてしまったりというものが多かったと思うのですが、『蝶』における真珠夫人と鮎子の最期が結婚に打ち勝つものとして描かれていて印象深かった。中盤から強くなる幻想描写も好きです。
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中将(予備役)
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ネタバレ吉屋信子の幻の怪奇小説。鮎子は未亡人三津木真珠に一目惚れし近づく機会を得るが、実は真珠には秘密があり……という話。真珠の魅力や蝶の幻覚は怖いが、鮎子に耳打ちする千夜子もどこか怖かった。少女小説の印象とは大分異なるが、ドキリとする台詞は共通するところもある気がする。解説も勉強になり、解説の著者の仮説に従えば、長らく幻(単行本に載ったことになっているが、刊行までできたか分からない)で、商業出版されず同人誌の形で復刊されることになったのも頷ける。
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Yukipitasu
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ネタバレある人がある所で敗北宣言するのが特に印象的だった。  異性愛に強制しようともしてきた男が同性愛を前に敗北宣言するって鮮烈なラストだな。
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碧
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ネタバレ吉屋信子の幻の同性愛怪奇小説が、個人サークル様の手で復刊ということで、読めないと思っていた作品が読めたことが何より嬉しかった。真珠夫人の美しさと、行く先々に現れる蝶の幻影。阿片中毒の夫人に恐れをなし好きでもない男と結婚するも、夫人のことが忘れられず、その態度にやきもきする夫が、鮎子の懇願をサディスティックな自尊心から無碍にしたために、鮎子はふっきれたようになって真珠のもとへ赴き、最後には心中してしまう。好きな作家による、破滅的で耽美な怪奇もののレズビアン小説がまさか読めるとは。生きててよかったです。
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