形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:左右社
形式:Kindle版
出版社:左右社*
自分は自己肯定感が低いが、妻に倣ってほんの少しずつ生活を整えることで得られる「こういう暮らしもわるくないかな」という感覚と、しっくりくる捉え方だった。「自分にはもったいない」と思わずに、まず生活環境を先に整えることで、享受することを許せるようになっていけたらいいと思う。
本書でもその点についての言及はありますが、相対的にだいぶ少なく思いました。 よりマシな男性像の模索、ポジティブな男性学の構築は必要だと思う一方で、このバランスが難しいなと感じます。
クソ俺は難病を抱えたひきこもりの中で置き去りにした「生活」をみつめなおす(本書の表現に従っていうならば"看る")ことと、自らの選び取った性(シスヘテロ男性)をよりマシなものにしていく"こころみ"の小さな一歩。なかなかにちっさいことが書いてあるけど、こんなに小さな一歩を見せてくれる人っているんだろうか? 文体は千葉ルーよりなんかアクが強くなっている感があって、苦手だなって思う人もいるかも。その点でも熱量とスピード感あふれる千葉ルーの方が読み易いかな。あと今回、校正がちょっと甘ない?と思った。勿体無い。
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