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大正二十九年の乙女たち (メディアワークス文庫 ま 1-1)

感想・レビュー
131

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nori
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大正二十九年があった。逢坂の美術学校に通う少女4人。それぞれの思いで学校に入った。それと並行して起こる猟奇事件。それが解決しても、女性も兵隊になることができることとなり、少女も兵士となっていった。。そして起こるだろう第二次大戦。「戦争は女の顔をしていない」になっていくのか。そこが気がかり。彼女たちの作品が「無言館」に入らないことを願う。
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fukumasagami
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世間に立ち向かう四人の女学生たち。
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びっぐすとん
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110円本。『月世界小説』よりは断然読みやすかったが、面白いかと言われるとウーン・・・。ちょっとどのエピソードも中途半端だった。そもそもなんで大正29年というありもしない年にしなければならなかったのか?昭和じゃダメな理由は?江戸川乱歩とか夢野久作とかふうのデカダンスな内容は大正の方が似合うから?なんで唐突にみんな兵隊に志願するのかもよく解らない(芸術学校に入るのさえ反対されるお嬢様なのに親が了解するの?)。猟奇推理小説としても少女小説としてもムニャムニャ・・・。
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マツユキ
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花嫁学校として有名な女子美術学校で、陽子、千種、逸子、華羊は、本気で美術を取り組んでいた。ある日、陽子と千種は、学校の閉ざされた棟で不可解な作品が見つかる。世間を賑わす若い女性を狙った誘拐犯との関係は…。 グロい事件が起きますが、そちらは本筋ではなく、女学生たちの友情が軸になっています。結婚、男女、芸術、戦争。彼女たちも変わり行く時代を歩んで行くんですが、良い出会い、良い時だった。爽やかですね。 牧野作品は、『MOUSE』は好きだったな。内容を覚えてないけど…。新旧読んでみたいです。
0255文字
コウ
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少女たちの群像劇として楽しめましたね。大正二十九年という設定が意味があったのかな?とは思いますが。レーベルが対象にしてる読者層からかいつものグロテスクな描写はかなり控えめ。
0255文字
水生
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戦争の影がちらつく不穏な時代を自分を貫いたたくましい少女たちのお話。事件の描写がなかなかグロテスク。そして事件は解決しても救われない部分もあり少女たちの友情がより輝いて見える。それぞれの行く末を語らなれなかったけれど彼女たちはきっと自分らしく生きていったのだろうと感じられる終わり方だった。
0255文字
goma☆
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Kindle Unlimitedで。初読み作者。ホラーの人らしく猟奇的な事件が起きるけど、それより4人のキャラクターが魅力的。戦争は迫るしグロい事件は起きるし陰惨な雰囲気になりそうなところを、少女たちの明るさと健全さのおかげで、爽やかな印象で読み終わった。
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うさぎ
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ネタバレ初読みの作家さんです。分厚いけどあっという間に読了。とても面白く読みました☆大正二十九年というありえない時代の逢坂という架空の都市でのお話。個人的には時代が時代だからなのか、江戸川乱歩をちょっと彷彿としました。実在の人物の名前もチラホラ出てきて、美術には全く疎いわたしですが、そこはなんなく読めました。女の子が女になる過程、女のくせに生意気な!って言われる理不尽、大人になる前に病気になってしまった少女…などなどのお話が考えさせられてあっという間に読み終わりました。他作品も読んでみたいです。
0255文字
ココンブレ
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★★★☆☆
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きよきよ
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戦前、大阪美術専門学校に通う四人の女学生。 個性の違う四人の若き日。 獣のような人に襲われる 女子が多発し、四人も被害女性や動物の部位を 使った芸術作品を目撃し、巻き込まれることに。 猟奇的で、ちょっとぐろかった。 本の一部だけど。 まあ、特に良くもなく悪くもなく。 ぐろかったから、どちらかというとイマイチかな。
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あわうみ
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大正時代という戦争しながら成長していく不安定な時代と少女の青春が見事にマッチしており、とても良かったです。爽やかな気持ちになれました。
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あさみ
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ネタバレ美術学校に通う乙女4人の青春小説。美術部だったので絵の話は好きです。爽やかそうな設定なのに、牧野さんだからエログロやUMAやら猟奇殺人やら同性愛が出てきちゃう。けど好き。まず4人のキャラが立っているのが良い。理知的なリーダー千種、武道の達人逸子、病弱だけど芯は強い華羊、素直で優しい陽子。4人の芸術への愛や友情が素晴らしい。逸子の章の千種のセリフには泣きそうになりました。ラストも良かった。やっぱりこの人の文章好きだなぁ
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くねくねさん
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猟奇的な事件に遭遇しても、乙女たちが意外に冷静に観賞するので、怖さ半減。逸子の章が一番面白かった。
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縁栞
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★2 ラストはいい。でも全体的に見るとどこか味気ない。
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勇ましいチビのノリ公
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戦争の気配が歩み寄ってくる時代の日本。 大阪の女子専門の花嫁修行の生徒も多い美術学校の、絵を描くことに熱心な乙女たちのお話。 雰囲気は好きなんだけどなぁ。
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雪乃
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美術系女学校に通う少女たちの友情と、彼女らを取り巻く事件の物語。現在より女性蔑視の世の中で、それでも我を通す生き方を選んだ少女たちがとても魅力的。 大正ロマンというよりはエログロナンセンスで軍靴の音が迫る昭和初期な雰囲気が強く、何故あえて大正二十九年と冠したのは謎だったがそれを差し引いてもよい物語でした。
0255文字
ささ
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ネタバレ犯人は誰だろう、ということを時々忘れてしまう。それくらい、4人の日常が満ち足りていて、キラキラしている。陽子の自己紹介が、ぐっ、とくる。可愛らしくて、でも平和っていいね、とも思える。最後に活躍する用務員のおじさんが結構好きだったりする。
0255文字
5
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牧野修は「若さ故のひたむきさ・一途さ」や「筆舌に尽くし難い、この世のものとは思えぬ美少年」への憧れが強いなぁと思いつつ。
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みやこ
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私の本気を~とどっちが先なのかな。どの人物も魅力的で重いです
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mn
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オカルトミステリーだけど若い感性が痛いくらいにしみる青春小説。
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akiz
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乙女たちの青春小説。ちょいグロもあるよ。
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naolog
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もう少し大正感が出ていても良かった、、ただしなるほどこれは面白い。武道の話、芸術の話、犯罪の話、どれを取っても濃い。ラストはあっけなくも思いますが、これこそが時代、なのかもしれないと思わせる小説。
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akuakuma
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★★★★☆
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北条ひかり
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ネタバレ4時間40分(大分県点字図書館と音訳者さんに感謝) うーん、最後というか、乙女たちのその後がどうなんだろう? 自分達の信念を貫いて芸術を愛した乙女たちが、結局は社会や男共と変わらず出征して兵士になるというのなら、単なるノスタルジーになってしまうのではないか。とはいえ、ラスト以外はかなり楽しめた。
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ndj.
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面白かった-! この間読んだ『私の本気をあなたは馬鹿というかもね』に「退役軍人」として登場する逸子さんたちの若かりし頃。『私の本気を~』はあまりに爽やかな青春小説だったけれど、こちらは牧野氏お得意のホラーめいた猟奇殺人を軸に話が回っていく。主人公の4人はそれぞれにキャラが立っていて、みな潔く、堂々として、麗しい。戦地へ向かう覚悟で展覧会にのぞむ彼女たちの決意もすがすがしい。
0255文字
Hayato Saruwatari
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感想を求められると非常に困る系の小説。決して面白くないわけではない。4人の個性豊かなキャラクターの掛け合いも良かったし、最後に個展を開く下りもよかった。大正浪漫風の怪奇的な話もよかったし、メディアワークス文庫的で非常に読みやすかった。ただ、これ本当に戦争どうのこうの必要あったのかが非常に疑問。彼女たちの決意が戦地に赴くまでの経緯が非常にざっくりとしているし、もっと彼女たちと戦争という2つを混ぜ合わせる作業が入っていれば非常に面白くなったのかもしれないが、そうするとヘヴィノベルになっちゃう。ページ数的に。
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yamakujira
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美術学校に寄宿する4人の乙女たち。UMAが関わる事件に巻きこまれ、探偵ごっこを始める。友情をはぐくむ青春小説と、猟奇的な事件を追う怪奇小説が錯綜するものの、彼女たちがお気楽だから、事件のわりには緊迫感に欠けるなぁ。美術と狂気の境界はたしかに曖昧かもしれないね。大正29年という架空の時代設定に、昭和にならない意味を感じていたのに、乙女たちの奮闘で愚かな戦争を回避できるなんて期待は裏切られた。女性の兵役を認めるなんて、現実の歴史よりも悪くなってるし。大正29年にはどんな意味があったんだろう。 (★★★☆☆)
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和 巳酉
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 なるほど時代設定がその辺に近いからか、乱歩風猟奇小説を青春小説にミックスした風なんですね。やっぱり牧野修も独特な感じだなぁ。設定が独得で鵜呑みにできない引っ掛かりがあったり、生臭かったり、気持ちが悪かったり、ジワッと湧いてくる怖気があったり。でも、恩田陸や麻耶雄嵩ほどオチで頭を抱えなきゃいけないことは無い。これはライトノベルレーベルなのでこの程度にしておこうという配慮だったのか。いくつか存意を入れ込んでいる気配があるのでそうなったのか。その毒気の薄さをヨシとすべきか。イイんですけど。
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☆kubo
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毛むくじゃらの怪物とか美少年とか、妖しい魅力を持つ芸術作品とか、江戸川乱歩っぽい世界観。彼女達が老婦人となっている次作を先に読んだのですが、また読み返したくなった。
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zero
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鬼才の描く架空の戦前日本での青春物語。猟奇的な部分は牧野らしさが出ていたが、女性が徴兵される世界観が必要だったのかについては疑問が残る。次作を先に読んでしまったので、もう一度、今作を踏まえて『私の本気を~』を読んでみたいと思う。
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ガーコ
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☆☆☆
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こまいぬ
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女学生四人組の青春もので、パラレルワールドもの。グロかったり怪物も登場するが、普通のものを良いもののひとつと扱っている。牧野修はmouse以来久しぶり。mouseは、あまり好みではなかったけど、この本は面白く読めた。全部を肯定はできないけど、ままならなさを描いているのかなとも思った。
0255文字
ぱひよめ
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思いのほかグロいシーンが多かった。友情って素敵だなぁと実感。大正時代である事に意味はあったのかしら(^^;もう少し大正29年という設定を活かせていたら嬉しかった!干したてのあったかい布団が恋しくなったwカンコかっこいい!
0255文字
うたたね
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読みやすい本でした。時代背景も嫌いじゃないです。。。が、感で土地をビンゴさせると言うのは。。。とりあえず、そこに行けば馬が何とかしてくれるというのは。。。無理に事件を絡ませなくても、青春物で、十分楽しめる一冊だと思いました。
0255文字
komaku
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乙女たちが巻き込まれるグロい事件。それでも女学生の凛々しさや可愛らしさは失われていない小説でした。良かった。
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はちくま
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「大人の異性愛者の男性」の論理が王道であるとされる世界で(今いるここもそうですけど)、でも負けない少女たち。最初は4人のうち誰かがダークサイドに堕ちちゃったらどうしよう、と少々ドキドキ、でもそんな心配は無用だった。めでたしめでたしで終わる話ではないけれど、爽やかな気持ちで読み終えることができた。牧野さん描く戦う少女はほんとにいいですねえ。
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小物M2
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カバー裏に書かれている通りに意外にも普通の青春小説でまず驚く。架空の大正29年を舞台にしているが、特に舞台の説明などはないのでどちらかと言えばテーマは美術になるのだろうか。芸術品に見立てた猟奇殺人事件はグロテスクながらもどこか美しいのが牧野修らしい。少女四人組も個性的で牧野修もこういうのが書けるのか、というのが素直な感想。とはいえ、所々に牧野修らしい描写があったりするので満足。結末に関しても決して明るい訳ではなく、哀愁が漂う良い終わり方だった。たまにはこういう作品も悪くない。
0255文字
白い駄洒落王
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なかなか面白いミステリに仕上がっているのではないかな。
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