形式:文庫
出版社:岩波書店
出版社:情報なし
たしかに「大正教養主義」的部分は多く見出せるだろうが、そういう評価を超越する魅力を備えている。
可変的。大切なことは貧しい家庭の子弟ですぐれた素質と強い志向をもつ青年を多く大学へ送り、新陳代謝を行なうこと(76頁~)。批評の貧困は、批評のヴァラエティー、批評のジャンルの貧困(117頁)。古代人は国家の大事、社会危機、個人生活の死活瀬戸際の危急存亡には必ず神から指示を仰ぐのを建前に、夢は神とのコミュ手段だった(326頁)。現実界を芝居の舞台として眺めるのは彼の一貫した観点(解説353頁)。
私の追い求める批評精神かもしれません。非常に興味を持ちました。
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たしかに「大正教養主義」的部分は多く見出せるだろうが、そういう評価を超越する魅力を備えている。