形式:文庫
出版社:KADOKAWA
形式:Kindle版
『これはきみの心だ。きみの作文が下手なのは、きみの心の毛穴がふさがっていたためだから、いま、冥途にある千万の心の中からよいものを一つ選び出して、きみの心と取り替えたのだ。きみの心は取っておいて、不足した冥途の分を補充するのだ』。と閻魔王のとこの判官が主人公のイマイチな文才の改善に便宜を図ってくれる。なんとも人間の願望の透けて見えることよ。さらに奥さんの顔と性根も美しい人のそれと取り替えてくれるという「首のすげかえ」は至れり尽くせり。閻魔王のとこの判官さんは、そんなに退屈しとったのだろうか。
【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の三・和洋折衷〉参加
意外でした。。あれですかね、小倉に住んでいながら松本清張1冊も読んだことないのと似てる感じ??かなm(__)m
中2の時に同級生から渡された「人間失格」を読んだら暗すぎて、1ページ目で挫折して以来、太宰は敬遠しております。松本清張は高2の時に「点と線」を読んだっきりですね。「砂の器」も気になるんですが。
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