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グッド・パンジイ (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 8-11)

感想・レビュー
16

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タナー
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オキニのハードボイルド・シリーズのひとつ。コレも久々の再読。今作は冒頭からもうスゴい。身代金の受け渡し役を引き受けたバークが赴いた先で銃撃を受け、瀕死の重態。身を挺してバークを護ったパンジイは、多くの銃弾を受け逝ってしまう....。重傷から回復したバークは、彼の"ファミリー"の協力を得ながら自身を殺そうとした敵の正体に近づいていくのだが.....。シリーズ12作目であり、哀しいことに邦訳最後となってしまった作品。著者は2021年に亡くなるまで、この作品の後も6作品を遺しているが、邦訳が出されていない。
Shintaro

情報ありがとう。頂いていきます

07/27 12:39
mayumi

大いに同意します。楽しみにしていたシリーズの翻訳打切りの憂き目に何度遭ったことか…😭

07/27 15:34
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0255文字
bapaksejahtera
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3年ぶり著者作品だが長編乍ら馴染みの登場人物登場で直ちに小説世界に入る。長く誘拐されていたという子供の解放の為、身代金を持って乗り込む彼は、思かけぬ銃撃で重症を負った上何故か帯同した愛犬パンジイを殺されてしまう冒頭。当然の復讐譚に移る。満身創痍となり剰え隻眼となった主人公のリハビリ。虚偽の誘拐救出劇の背景にあるロシア人との対決を控え、露語通訳として雇ったカンボジア娘ジェムとの道行は我慢しよう。それからが長い。最後に真犯人を焙り出すパターン分析手法が現実離れ。小児犯罪の憎しみ表出の余りに観念的な記述。疲れた
0255文字
るい
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ネタバレ前作でパンジイがだいぶ老いていたので、戦士として死んで行くのは花道と捉えましょう。バークは隻眼の復讐者となって蘇ります。復讐貫徹を追うストレスフリーの展開でした。黒幕”師匠”が最後どうなったかはわかりませんが、あまり良い結果ではなかったと思いますよ。昨年の暮れから読み始めてようやく12巻読了です。重い内容でちょっと辛い時もありましたが、1冊でも読む人がいてヴァクスの遺志が繋がれていくようにと思って読み続けました。願わくば、未訳も刊行されるといいのですが、9.11もありましたし、その後を覗いてみたいです
0255文字
Millet.K
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“これまでの人生でずっと、あたしには数分しかなかった”(P229)【追悼 アンドリュー・ヴァクス読書会】再毒。プーチンが大統領に就任した2000年作品。壮絶死を遂げた相棒の復讐に乗り出すバーク。ランズデール作品の登場人物を思わせるバイロンはじめ支える面々がどいつもこいつもプロフェッショナルなのだ。やるべきことをやり風のように去る。刊行順を崩しまくってしまったが、ヴァクス邦訳をコンプリートした今ならベスト3に入れるだろう。本作から新生バークのはずなのに邦訳ストップとは無念すぎる。毒毒度:5 おあと5733冊
Millet.K

“カスタードとクリームが漏れだしそうな丸々としたやつ。ジェムは賄賂でももらったみたいに”(P235)“トーストしたベーグルに、クリーム・チーズとパイナップル・ジュース。クリーム・チーズはチャイブの風味がピリッときき、さっぱりしていた。ジュースは、今朝、パイナップルの群生地からナタで切ってきたばかりのような味がしたが、ベーグルはボテっと”(P240)“ジェムは、甘露メロンと、レアにローストしたビーフをライ麦パンにはさみ、ロシア風ドレッキングをたっぷり塗ったサンドイッチを二個”(P283)待機中の食イロイロ。

03/09 23:15
Millet.K

↑上記1つめのコメント打ちまつがいアリ。×三倍 ○三杯

03/10 08:35
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0255文字
界烏
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小児性愛者を許さない復讐者の壮絶な生き様を描いた社会派サスペンス・ノワールです。十二作目。初ヴァクス。行方不明児童の身代金引き渡しは死の罠だった。長年連れ添った愛犬パンジイは戦死。辛くも生還したバークは仲間の力を借りて陰謀を暴くため全米を飛び回る。貧困や差別、虐待に打ちのめされた孤児はやがて無法者を狩る無宿の無頼漢になった。この手の作品でも最も過酷で怒りに満ちた男と言っても過言ではないバーク。作者も犯罪撲滅に尽力した生涯だった。これも現実の一端でしかないのだろう。六百頁。読み友さん方の所から。おすすめ
0255文字
れじい
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うーん、最後の最後まで読み込まないと結果がわからん。 てか、訳が佐々田さんじゃないからか、言い回しとかよくわからんところがあって読みにくい。 せっかくのハードボイルドはバークなのに、難解バークになっちゃた。 うーん。
0255文字
くたくた
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ネタバレ【追悼 アンドリュー・ヴァクス読書会】バークの相棒の愛すべきイタリアン・マスチフの老犬パンジイは、バークを守るために敵に襲いかかり蜂の巣にされて殺される。かつてない危機と苦難に見舞われたバークであるが、そのバークを助けるために登場する面子が素敵に良い奴らばかり、今作は“バディ物”の雰囲気すら漂う。これは『ブルーベル』を超える名作では? サツ嫌いのバークをして一目置かせるシカゴの名刑事クランシー。かつてビアフラでバークに命を助られたことを今もって恩にきているホモの黒人、バイロン。その恋人のCIAブリック。
くたくた

ポル・ポト政権下のカンボジアを生き抜いたジェムは、バークの「女房」に。幼い頃、施設を共に脱出したかつての美少年でパターン分析の天才ルーン、その部下のインディアンのレヴィは元海兵隊で長距離射撃の名手。為すことはただ一つ。バークの命を狙い、パンジイを殺した奴に復讐を。バークの命が狙われた理由を探すことは、すなわち、バークの過去を洗い出すこと。分析の天才ルーンに導かれてバークは記憶を探る。バイロンとのいきさつ、ルーンとの過去、過去の殺人、子犬のパンジイを育てた思い出。辛い記憶をまさぐる度に解離を経験しつつ。

01/08 15:34
くたくた

ロングレビューはこちらにも→https://koko-yori-mybooks.blogspot.com/2022/01/0313.html  12月27日に亡くなったヴァクスを悼み、【追悼 アンドリュー・ヴァクス読書会】を開催中です。→https://bookmeter.com/events/9052 よろしければご参加ください。

01/08 15:37
0255文字
Millet.K
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ネタバレ“ランズデールの新作が目に留まった”(P137)“サイン入りの初版本を売ろうとしてる…マーサ・グライムズの”(P439)シリーズは可能な限り刊行順てなスタイルを崩壊させ一気読み。犬を殺された男の怒りが炸裂。ケッチャム『RED』ハンター『極大射程』然り。ピットブルに似たカナリア・ドッグも出て獣度高し←そもそも人でなしが大勢。復讐を手伝う面々◎。刑事なのにいい奴クランシー。癒しの天使?ジェム、元美少年でパターン分析の天才ルーンなどキャラが魅力的。BOOK度+クルマ度高め大好物(20150803記)。毒毒度:4
Millet.K

goroさんコメントありがとうございます。第3作『ブルーベル』まで収穫してあったのですが、ついうっかり毒了してしまいました。

08/04 16:20
goro@80.7

永らく積読状態ですが、そろそろ読もうかと思います(^-^)

07/23 18:20
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0255文字
ろみ
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かなり久々に再読。パンジィがどうなるのかはさすがにしっかり覚えていたけれど、実は誰がバーク殺しを仕組んだのかなど細かい所はさっぱり忘れ果ててました。汗。ある意味新鮮。笑。
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冬薔薇
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バークのために壮絶な仕事をした愛すべき老犬パンジイ。(以前犬を飼い始めたとき、反語で教えようかと思いもしたが、家族もいるので断念した思い出が。)バークの生い立ちから過去の仕事までを振り返りつつ、真の暗殺者を追求する。アメリカ縦断の追跡過程で新しい仲間が生まれる。
0255文字
ショコラテ
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パンジイが…なのは知っていて読み始めましたが、まさか初っ端からとは!なんだかんだあって、最終的に…かと思ってました。でも彼女も大型犬としては、異例の長寿だったんですね。最期まで戦士として生きて、パンジイは本望だったのかも。しかし、パンジイ目当てで読み始めたので、今後続けて読むかどうか悩むところ。
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ヒサヒサ
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バークのパートナーが……   悲しい!
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Kuma
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星5つ
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Nadja
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ネタバレタイトルだけで泣いた。パンジイ(ナポリタンマスティフ犬)が…。この作品以降も本国では何冊も出版されているのだが、ハヤカワ・ミステリ文庫は動かざること山のごとし。何故??
0255文字
winder
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アァ、パンジイ・・・
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