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点と線 (文春文庫 ま 1-113 長篇ミステリー傑作選)

感想・レビュー
125

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TSUJINO Yusuke
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☆☆☆☆
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ひより
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松本清張は(多分)初めて読んだ。 すっきりとしてとても読みやすい文体で好み。 トリックは、今の感覚で言うと「なんで思いつかないの?」と思っちゃうけど、その時代だとしかたないのかな。 とはいえ、三原さんはなかなかのうっかりさんだけど...(笑) でもその辺は引っかかったものの、最後までぐいぐいと読まされた。 それだけ力のある作品なんだろうな。 他の作品も読んでみよう。 挿絵も味わい深くてよかった。 あと、有栖川有栖さんの解説もよかったな。
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カタコッタ
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なんと40数年ぶりの再読。これは最初からグイグイ読ませます。昭和32年といえば私も生まれていなかった昔の話です。長距離移動といえば列車、飛行機は普通の人は使わなかった時代です。博多の老刑事鳥飼重太郎、警視庁の三原紀一の手紙が何れも重厚で素晴らしい。こんな手紙をいつか書ける日がくるのだろうか。度々出てくる風間完画伯による挿絵が物語の情感を上げています。 後書きによれば清張先生はこの小説を満足していなかったらしい。『旅』に連載していたので出版社への忖度もしていたのかと。でも、面白かった。空白の4分間!
おか

わたしも この作品 大好きです❤️

04/05 16:34
0255文字
±
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福岡予習に出身作家読書、は有名どころで。時刻表トリックの名作、かと思っていたのにツッコミ処が(若き)有栖川御大と一緒で嬉しい。…という読書でいいのか知らんが。絵がはさまってて邪魔だなぁと思っていたけどアニメ原画なのな…解説二名も含めてサービス精神あふれる文庫、ではあるが。ミステリとしてはどうよ!?という点が印象的ではある。当時の東京ー博多は陸路16時間超。昔の新幹線で確か6時間超、今の飛行機で2時間弱。旅も変わったものだ。
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yuka
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★★★★
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Gosh
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クラシックですね
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まさのすけ
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ネタバレ先日再読した有栖川有栖「江神二郎の洞察」の一篇にこの「点と線」のネタバレがあり、未読の私はそこを読み飛ばしてしまった。 この有名作を未読であることを悔しく思い、図書館で借りてみた。この作品の初出はなんと1957年。半世紀以上も昔だ。しかし今読んでも面白い。トリックやミステリ的興趣というよりは、物語として面白いのか。 松本清張は社会派ミステリの先駆者として知られるため、本格ミステリにハマった自分は殆ど接してこなかった。反省。 ちょうど借りた版の解説が有栖川有栖だったため、解説まで興味深く読むことが出来た。
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らーくじ12号
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ネタバレ古典ミステリーです。ミステリーと言ってもプライドの高い名探偵は登場しませんし、あっと驚くどんでん返しもありません。時刻表を使った列車ホーム上の4分間のトリックや情死を装った殺人などを警察の地道な捜査で暴いていきます。連絡手段に度々電報が使われたり、登場人物がところ構わずタバコを吸うなど、時代を感じさせます。電車のことばかりに目が行っていて、飛行機があることに気づいた自分をなじるシーンなどはご愛嬌。 地に足がついたミステリーといった感じで、その後の多くの作品に影響を及ぼしたであろうことにも納得しました。
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たま
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ネタバレ古い作品だしな〜…って読んでたら普通に航空便が出てきていや飛行機あるんかい!になった。一番に思い至らないのも時代か…
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火星人碧
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ネタバレ時刻表トリックは面白いと思わないので、いままで敬遠していたのだ。読んでみると、いわゆるトラベル・ミステリの走りのような作品ではあるが、どちらかと言えばふたりの刑事の執念のようなものがテーマに描かれているのだった。読み応えがあった。トリックと言えば時刻表だけなので、ミステリとしての重厚さはないのかもしれない。安田の細部まで計算された計画が恐ろしい。
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アッキー
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ネタバレ北海道まで列車で出張とか、もう現代では成り立たないな。「時刻表トリック」ではあるがどう考えても飛行機だろうと言いたくなる。なぜそれを最初に思いつかないのか、当時それくらい飛行機って珍しいということか?そういうのよりも喫茶店で思いにふけりそこからきっかけを掴んだり、人からの手紙から思いついたりといった、そういうのをじっくりとみていく話。偶然の要素も多く気にはなるが、それでも読ませる力は随一だった。
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とまとくん
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両親から1度は読めと言われ続けていた作品。面白かったし、推理小説ならではの続きが気になって読む手が止まらない、を体現してくれた本でした。ただ、そんな偶然ほんとにありえる?みたいな描写がちょくちょくあり、すっきり!って感じではありませんでした。けれども、この作品の醍醐味は難解なトリックではなく、事件現場に自分が本当に居合わせているような感覚を味あわせ、旅×ミステリーをうまく表しているところにあるように思われました。
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タツ フカガワ
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福岡県香椎の海岸で発見された某省の課長補佐と料亭の仲居の服毒死体。心中と判断されたが、違和感を覚えた刑事の執念の捜査が始まる。前に読んだのがいつだったのか思い出せないほどの再読。電話もそれほど普及しておらず、東京~福岡間の鉄道が20時間近くかかる時代(1958年の作品)のアリバイ崩しで、松本清張の代表作と言われる作品です。が、“四分間の偶然”を利用した犯罪手口は面白かったものの、いま読むと謎解きのスリルは思っていた以上に物足りなかった。
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しげりん
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ネタバレ初版が60年以上前であるが、松本清張の文体は端正で骨太、刑事の地を這うような地道な努力は読みごたえがあった。ストーリーはドラマなどを見て知っていたが、改めて原作を読んで良かったと思った。今では様々な旅ミステリーが出ており時間のトリックなどはすぐにわかってしまうが、当時はどうだったのだろう。ミステリーは最後犯人の自白で終わる作品が多いが、この作品は刑事の手紙で終わっている。わりにさらっと終ってしまった気がしたが、清張の作品はどれもそうだったような気がする。淡々と深い部分の人間心理を描いているように思う。
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設定温度
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発表された当時は斬新なトリックと思われていたのであろうが、2022年から俯瞰するとそれほど際立ったトリックとは思えない。ただ、情報社会が現在ほど発展していない当時を思うと、やはり『点と線』は傑作なのであろうと思う。行ったこともない場所の情景が描写によってありありと映し出されることで、私も小説の時代・舞台にいるかのような錯覚を覚えさせる本作は、トラベルミステリーと呼んでも差し支えないだろう。
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雲國斎
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ネタバレ読書メーターの記録にないということは、これを初めて読んだのは、浪人期の1976年か?今となっては、恐ろしいほど地道な捜査が展開されるのだが、当時は夢中で読んだっけ。この文春版では203ページにある「翼(はね)でもないかぎり、安田はその時刻に北海道に行けないが」三原は口の中で思わずつぶやいたが、そのとたんに階段の最後の二段をすべった。暗かったのではない。…のところが初読みのときはとにかく印象に残った一節。東京駅空白の4分間!とてもなつかしかい読書だった。
タイ子

東京駅、13番線から15番線のトリック、懐かしいですね~。

06/30 18:05
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もりりん
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超有名作。トラベルミステリー。一緒に考えながら読んだけどトリック分からなかった。終盤で、点と点が線になって、鳥肌が立った。
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アキ
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子供の時以来の再読。当時と今回抱いた感想・不満を解説で有栖川有栖が言語化してくれているので満足。旅小説なんだなぁ。挿絵が旅情を誘うので、読むならこの版がオススメ。
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RS
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名作であることに加えて挿絵がいい味出している。旅雑誌の連載されていたトラベルミステリというのも良い。長距離移動は寝台特急、飛行機は特別、役人が強い、汚職といったような昭和の世相を感じることが出来る。解説も良い。
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お咲さん
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心中自殺した男女の死体は本当に自殺なのかーー浮かび上がる容疑者。しかしどうしてもアリバイが崩せない! 初松本清張。こんなに読みやすいと思っていなかったので、とても驚いた。もっとゴリゴリの堅苦しい文章かと思っていたので、読んでこなかったのを後悔したくらい。なかなか崩せないアリバイを崩せたときの爽快感。松本が描く人間ドラマは深くて濃厚。これだから次また読みたいと思うんだろう。とにかく面白かった!
たびー

砂の器、おすすめ!

11/29 10:02
お咲さん

おお!砂の器!これ、映画も薦められてるので手に取ってみます!

11/29 13:00
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らんぐり
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昔から今も2時間ドラマはついつい観てしまい、その原作が清張作品なら特に惹かれるものがあったのに、氏の作品は全く読んだことがなく、このタイトルのみ知る本作がお初。子供の頃、母親が市民図書館で借りていた推理小説をこっそり読みながらワクワクしていた頃の気持ちが甦るかのような読書時間でした。今から半世紀以上も前の日本、今とは比べるまでもなく、こんなに時がゆっくり流れていたのか…と思わせる交通網や通信事情…現代社会は慌ただしい。鳥飼と三原がいなければそのまま終わっていた…そう考えると恐ろしい。
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たつや
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ミステリーを代表する名著。男女が博多の浜で心中したと思われる事件。トリックが巧妙に仕組まれているのを暴く展開がスリリングであるが、疑問を持つきっかけがあっけないもの。でも解決への取っ掛かりとはこんなものなのだろうか
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あつ子🐈‍⬛
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この有名な作品をやっと読みました。巻末の有栖川センセの解説が素晴らしかった。 「え、そんなトリック?」とか、「嘘やろ無理ありすぎ」とか読んでいる間ずっとツッコミしまくっていたのですが。最後まで夢中で読んでしまったのは何故なのか、という最も大きな謎に答えを明示してくれます。 私もまた、松本御大の旅情豊かな描写や人間のほの暗い情念に魅せられたひとりとなるのだろう。 かくも名作の力は侮りがたい。
森林・米・畑

もはや昭和も昔です。便利になりすぎた今だからこそ、こういうレトロ小説で不便だった過去を顧みて今に生かすのです笑 旅する本読みさん、小倉の清張記念館へも是非足を運んでみてください(^^)

01/12 22:28
あつ子🐈‍⬛

わー、小倉は未踏です。コロナが終息したら行ってみたいです!

01/13 02:04
4件のコメントを全て見る
0255文字
0_ka
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あんまりにもEMCの面々がこの話するもんだから。松本清張はもう読まないと思ってたのに。 あまりにも真っ白を疑い続けてて結末ありきだなあなんて途中で思った。けど飽きなくて面白いというよりそれで?それで?と問い詰めたくなる感じ。すごい読みやすくて小倉日記でも思ったけど一文短いんよな、この人。多分。時代背景とか想像するくらいには冷静に読めたかな、という気持ち。
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aoi
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ネタバレトリックが分刻み過ぎて私やったら絶対途中で電車乗り遅れたり話し盛り上がり過ぎて「あ〜もう無理無理」って殺害諦めてると思う。 トリック解き明かすのがメインで犯人や被害者の心理描写がほぼ無かったのでそれは物足りなかった。わざと淡白な感じでまとめたのかな? 最後の「女は怖いよ」みたいなんが松本清張〜〜って感じがした。
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キティ
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ネタバレ物語の重要な鍵となっている、東京〜九州・東京〜札幌移動の所要時間や、列車食堂などは、もはや古典ミステリーの様相。狡猾で用意周到な犯人を相手に、鳥飼刑事の着眼点、三原警部補の執念、笠井警部の導きによって、真相に辿り着いたのは見事だった。
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つとめて。
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初の松本清張。語彙が難しくなく、すんなり読めた。 時代を感じさせる、ミステリーで、列車もの。 読者も、作中の刑事も、昔は、シンプルだったのか。 最後の逮捕がどうするのかと思ったが、上手いオチだったように感じました。
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60代でも思春期
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博多の香椎海岸で発見された某省の課長補佐と料亭の仲居の心中死体。全ては精緻内科罠にかけられた、他殺死体であった。有名な東京駅13番ホームから15番ホーム停車中のあさかぜが見渡せる4分間。加害者は出入り業者の安田とその妻。事件当日、北海道出張を装うがそのアリバイを少しずつ刑事が崩していく。捜査が身辺に及んできたのを察知して、加害者夫婦は鎌倉で自殺する。巧みなトラベルミステリー。
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麦茶
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福岡で起きた事件について、日本各地に散らばった点を正しい線で繋ごうと模索する。 鉄道時刻表の隙間をすり抜けていく犯人の狡猾さに驚かされる。
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makipote
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とても有名な本ですが、今になって読んだ。電報や手紙しか連絡手段がない時代の推理小説で何だか新鮮。思いこみが捜査の壁となるが、まさか療養中の彼女がキーパーソンとなるとは。手紙で事件が明らかになっていく終わり方がよかった。
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たみこ
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おもしろかった…! 文章に無駄がなくて読みやすい。トリックはNHKの100分で名著でみてたから知ってたけど、楽しくてあっという間の読書タイムでした。
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miyatatsu
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非常に読み応えのある小説で面白かったです。再度トリックが分かった状態で読み返したいです。
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KTY3
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1950年代に書かれたようでさすがに内容は古いが、昭和の雰囲気がやはり心地よい。
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なほまる
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今読めば勿論、「え?なんで気づかないの?」的なところがあって、今のミステリはホントに苦労して複雑に作られてるのだなーと。この小説当時は旅はちょっとした非日常で距離が遠いこともすごく「遥か」な感じがしてたのかなと思う。コンパクトな分量で旅の非日常に絡めたミステリの入門編として良くできてると思いました。犯人側の独白めいたところが一切ないのと、手紙文にどこか淡々としたものがあって清張の生々しさ薄いです(笑)
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asobi
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有栖川有栖が解説を書いているが、パズラー好きは清張嫌いとか社会派が本格をだめにしたと思っていたので、読まず嫌いだった。気がつくといい加減おっさんになっているので、ごく普通にノスタルジックな思いも含めて読める。板付空港とかそんな名前だったな。日本ミステリが地味だけど大人が恥ずかしくなく読める小説になったというのが清張の最大の功績だと思う。これからも読むかどうかはわからないけど。 ちなみに読書メーター登録2000冊のキリ番だった。
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MK
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松本清張最初の長編推理小説。 久しぶりに推理小説を読んだ。 読み応えがある作品だった。 トリックやアリバイ崩しは、読んでいて夢中になる。 文春文庫のほうを読んだが、風間完画伯の挿画が入っていて、よかった。
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キンモクセイ
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松本清張というと土曜ワイド劇場=2時間サスペンスのイメージ。大御所、初読み。思いの外、読みやすかった。博多の香椎海岸で発見された男女の遺体。心中かと思われたがそこには汚職が絡む事件だった。時刻表でアリバイ工作をしているのを覆すのは至難の技だ。足を使って北海道から九州までアリバイ崩しに奔走する。三原刑事は何処までも追いかけるけど、頭のキレに少々欠けるような。わざわざ駅のホームまで見送らなくても、駅の改札口までだよね(笑)と思ってしまった。静かな奥ゆかしい姿をした表と内なる嫉妬心は、悲しくも怖ろしさを感じる。
竹園和明

キンモクセイさん、松本清張は物凄い人なのでどんどん読んで下さい!

02/01 19:57
キンモクセイ

竹園さん、松本清張は流石の大御所感が伝わってきましたよ?

02/01 21:07
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go
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なんでこんなめんどくさい殺し方しなきゃならないの?とか思ったけど、この小説が名作とされているのは、あまり推理小説を読まない人々にわかりやすく推理小説とトラベルミステリーの面白さを伝える力があるからだと思う。作者の筆力と映像喚起力によるところが大きい。松本清張が大ベストセラー作家になったのは作品に日本的なものが刻まれているからだと思うが、この初期作品からすでにそれは強烈に放たれている。
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ぶんぶん
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【図書館】ドラマや映画では何回も観てるのに、原作を読むのは初めてでした。 凄く読み易い、あの頃の旅情に浸れるのも良いですね。 アリバイ崩しとトリックが秀逸です。 交通公社の「旅」に連載されたという特異性も面白いですね。 鵜飼刑事と三原刑事のバトンタッチが良いですね、それぞれ特徴のある刑事像が最後の手紙に交互に描かれて素敵です。 風間完氏の挿し絵が旅情を誘います。 有ると無いでは全然違う、やはり挿し絵は大事だなぁと思います。 松本清張、読み返すのも良いかなぁと思いました。
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