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受け月 (文春文庫 い 26-4)

感想・レビュー
182

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ここぽぽ
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短編集。野球に人生を絡めた優しい作品。温かくて家族や野球チームの絆がよかった。
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ぽんちゃん
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伊集院静の思考はハチャメチャそうで常識的。直木賞のなかでも作者と話ししているようなリアル感がある。伊集院静さんの温かさを感じられた。
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3連複
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NHKラジオ朗読の番組で知る。
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NORI
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ネタバレ1991年直木賞。野球絡みの短編集。夫婦の思い出だったり、父子の繋がりだったり、人生のやり直しだったりするなにがしかの瞬間で、キーのように野球を噛ませている。90年代、テレビでは毎晩野球中継していて、かなりの家庭で野球の存在が大きかったと思う。本書にしばしば登場する、野球人間で、頑固で厳しく、家族を振り回す親父像は、今ではかなりの低評価かも。本書は「不器用なだけで、そこに愛がある"良いお話"」という位置づけだと思われるが、現代だとそれを読み取ってもらう前に、モラハラ判定で一発アウトになる可能性が高い。
0255文字
Satoshi
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伊集院静による短編集。野球を軸とした家族の物語。中には破綻した家族もあるが、野球への思いが、家族の絆に絡みつく。ただ、第1話の夕空晴れては子を持つ親は感涙していまう。いきなり泣かせにこないでもと思いながら残りを読み進めた。どの作品も映画フィールドオブドリームズと同じ余韻がある。世の中は変わっても野球は変わらずそこにある。
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栞
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図書館本。”野球に関わる人びとを通じて人生の機微を描いた”七つの短編。 「夕空晴れて」「切子皿」「冬の鐘」「苺の葉」「ナイス・キャッチ」「菓子の家」「受け月」
Charlie Kidd

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11/14 13:20
0255文字
せつお
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NHK第一の朗読の時間で勝村政信さんが「受け月」を読んでいたのを聴いて再読。この作品は老夫婦役のやり取りが中心なため男性ひとりで朗読するよりも、森繁、加藤道子両巨頭の語りがしっくりくる いまの時代、ハラスメントだなんだといわれるが、互いにどこか相手を「信頼したい」と思っていた時代があった 再読してそう思う 私も昭和の人間だねぇ(笑)
0255文字
Shoji
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野球を取り扱った短編が7話収録されています。どのお話も野球がメインではなく、人がメインのヒューマンドラマです。選手として一世を風靡した時代がある一方、年老いて社会からも一線を引くお話。野球で鳴らした昔の恋人を街で見かけるも、何もできずただ見守るだけの初老の女性のお話。など、切ないお話ばかりで、胸にぐっときました。良書です。
0255文字
yoshi h
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bb
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カープ青森
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『機関車先生』『乳房』に次いで3作目。野球というか野球に未練のある男たちに纏わる短編集。主人公たちは結構激しいタイプ人間だが、文体は静かで落ち着いており、読みやすかった。この作家さんらしい不思議と心にすうっと沁み入る作品。読みたい作品はまたまだあるが、逝くのが早すぎ、哀しい。
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フウ
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野球の監督として選手にきついことを言う一方で、孫娘にはやさしい言葉をかけたり、人間は一筋縄ではいかないなあと思う。 最近、自分や周りの力ではどうにもならないものごとが多く、気持ちも沈みがちになることが多い。 伊集院氏が、大人というものは、とよく書かれていたことを思い出す。 ご冥福をお祈りします。
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とさり
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伊集院静さんの直木賞受賞作。「乳房」でもそうだが、どの主人公も言葉に尽くせぬ苦労や挫折をくぐり抜けて来たことが行間から滲み出る。そして物語に出てくる夫婦の有り様がまた味わい深い。言葉に出さずとも互いを慈しむ思いがそこかしこに溢れる。痩せ我慢でも男の意地を通す夫とそんな夫を信じる菩薩のような妻。時代遅れかもしれないが、私にとっての理想の夫婦像がここにはある。
0255文字
 .
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ネタバレ長編が死ぬほどタイプじゃなかったから、短編だといけるかなと思って読んだ。まだまし。絶妙に古臭いのは前提として、選考委員の激賞を受けた(まじ?どこがそんなに高評価?怖っ)切子皿とか、誰が書いてもこういう感じにならん?著者だから書けたとかいうぐらい著者の作品を読んでないからわからんだけかもやけど。夕空晴れて、切子皿、ナイス・キャッチは重松清っぽい。好きだった苺の葉は桜木紫乃。冬の鐘、菓子の家も好き。直木賞受賞作の受け月だけなぜか読む気が全くしなくて読めなかった。
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ハチ
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伊集院さんのエッセイやなぎさホテルはよく読んだが、受け月を読んでないことに気づいて。 自分も野球をやっていたので、野球を愛する人やそれに振り回されるw身辺の人たちの振る舞いやセリフにノスタルジーを見た。 とにかく風景描写が美しく、過不足のない会話でカラリとした余韻→寂寥→よし、またがんばるかとなる伊集院節が炸裂している。
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カブ
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表題作「受け月」ほか野球に関わる人々の連作短篇集。短篇とは思えない深みと余韻が良い。何度も読み返したい。直木賞受賞作。
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mako
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昭和だなあと思う。それって今と何が違うんだろう。男女の有り様?情?生活背景?ことば?う~ん、わからないけど昭和です。
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ふじひろ
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まさか伊集院静が亡くなってしまうとは。。 何冊か積ん読していたが、取り出した本の一冊、これは読んだことが無かった。これで直木賞を受賞していた事も知りました。 伊集院静は短編に惹かれていたのだが、「こんなにうまかったっけ」と思ってしまった。特に「切子皿」の余韻には特別な物があり、小説を読む喜びを味会うことが出来た。合掌。★4.0
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まなせいご
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伊集院静さん、大好きな作家でした。この短編集もそれぞれしみじみと「人」を感じました。
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ももや
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図書館で見つけて追悼読みで初読みの作家さん。短編集で登場人物は話ごとに別なのだが、野球ゆるくつながっている。ハラハラするような大きな事件も起きない。ギラギラしたところがない。こういうのを書く作家さんだったんだ
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rokubrain
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表題作含め、短編7つ。 全部、人生のなかで野球がどこかで交錯している話だった。 中学まで、高校まで、あるいはプロかその手前の実業団までか、人それぞれが打ち込んできた野球人生がある。 彼らはピッチャーか、野手か、監督か、それぞれチームの中で自分の役目を負ってやってきた。 野球をやってきた人が知る哀惜の情が物語に映されているようだった。
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読書の鬼-ヤンマ
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文庫版は未読。1992年7月30日第二刷、図書館本。伊集院静氏、23年11月24日逝去、”直木賞作家”。氏の初読本が直木賞の本書。全篇、野球が関わる。悲喜こもごも、慈しみと愛。親と子、夫と妻、監督と選手、男と女の七篇。①切子皿:父母そして息子。都市対抗野球のスター選手の父、母は父の大ファンで追いかけ結婚。息子正一、女と暮らす父のアパートで父を殴り蹴るの暴行の過去。20年ぶりの再会、憎しみは過去の彼方へ。②受け月:監督と選手。鉄拳制裁する老監督鐵次郎。彼の信条は「祈るな、頼るな」。その鐵次郎が"受け月"に。
読書の鬼-ヤンマ

"受け月"の意:杯の形をした三日月。両手を合わせ、祈ると願い事が叶う、いい伝え。しかし祈りや願いだけでは叶わず、具現化への行動が必要、だと。P260:初出掲載誌(オール讀物)順に、①1990年9月:切子皿→②90年12月:冬の鐘→③91年3月:苺の葉→④91年4月:ナイス・キャッチ→⑤91年8月:夕空晴れて→⑥92年1月:受け月→⑦92年4月:菓子の家の七篇。本書は、順を変えて構成。読感⑤:落涙→①:現在なら親子の断絶話→②:?→③:酷い男→④:親子→⑦:?→⑥:現在ならパワハラ騒動に。30年前は・・・。

12/07 21:16
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oooともろー
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第107回直木賞受賞作。全て野球にまつわる短編集。何かを失っていく人生。不器用な生き方。とてもしみじみ。最近この手の小説に弱くなった。
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taro035212
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ただひたすら泣ける。
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いずみ
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直木賞受賞作品。短編集だがどの作品も力強く、しっとりと感情を揺さぶって来る。全ての作品に野球が脇で絡んでくる。切子皿と表題作、受け月が秀作。直木賞作品だが、純文学的きれいな作品。
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Penn
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平成初期の出版だが、全体的に昭和の香りがする作品が多い。各作品の中心人物の造形はどこか似通ったところがあり、昭和の男ってこういう自分勝手な感じだったし、女性もこういう耐え忍ぶタイプの描かれ方をしてきたということを思い起こさせ、聊か古さを否めない。それは最近私が女性作家の作品を多く読んできた結果かもしれない。野球にまつわる短編集で、『フィールド・オブ・ドリームス』でテレンス・マンは「長い年月、少しも変わらなかったのはこの野球だけだった」と言ったが、この小説を読むと少なくとも日本では野球も変わったなと思う。
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さざなみ
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大活字本で再読。どっかで聞いたことがあるような話だなと思いながら読んでいたら再読でした。
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クリママ
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野球をモチーフにした、表題作含む7編の短編集。学校のテキストにもよく採用される含みのある落ち着いた文章。その含みは人生の悲喜こもごもであるような。平成4年の発刊だが、昭和の頃の話。懐かしかった。
0255文字
じいじ
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懐かしい忘れていた、ガキの頃に汗みどろになって興じた、夏休みの草野球の想い出が甦ってきました。とても読んでいて気持ちの良い小説でした。これ、伊集院さんの直木賞受賞作だそうです。こよなく「野球」が大好きな著者だから書けた連作短篇集です。
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gauti
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なかなかの短編集。80点。
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Ryoichi Ito
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1992年直木賞受賞作。7編の短編集。夫婦,親子,恋人などの人間関係を野球を軸に描く。多くは投手だが,アンパイヤや監督もいる。長嶋茂雄が応援コピーを書いている。残念ながら私には「野球の魅力」はわからない。「受け月」は7番目の作品のタイトルだ。老いた妻が京都の茶屋からの朝帰りに見た受け月のことを話す。受け月に願い事をするとそれが叶うと。主人公も慰労会からの朝帰りに西空に上弦の月--受け月を見る。これはおかしい。朝方見る眉型の月は下弦の月だ。受け月--三日月は夜明け前ではなく日没後に見る月のはずだ。
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しょう
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ネタバレ何らかの形で野球に関わり続け、野球に夢中になった人々を描いた連作短編集。野球との距離感はそれぞれ違えど秘めた熱は皆一緒。野球をメインとしながらもその話ばかりではなく、人間の微妙な心の揺らぎの描写もなかなか巧みに描かれており、生き生きとしている。どの短編も地味と言えば地味なのだが、それ故にか心にスッと入ってくるものがあり、共感しやすい。個人的な一押しは「夕空晴れて」。
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小野 正人
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どの小編も心がほっこりしました😊 キネマの神様の「母親にどうしたって勝てない父親ができること、いずれ「父」になる息子とのキャッチボール」というフレーズを思い出しました✨
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★グラスハート★
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1.5 直木賞受賞の七編の連作短編集。野球に関わる人々の人生の機微を描かれているんだけど、私は野球に興味がないせいかしっくりこなかった。文章はすごく読みやすい。
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辰巳
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ネタバレ初の伊集院静を拝読。最も感動したのは『受け月』。 人生を野球に捧げた監督の引退試合。野球に向き合う真剣さ、生きるか死ぬかを貫く監督の姿が目に浮かぶ。頑固な野球オヤジ、最後に孫娘のお祈りに釣られ、深夜の月に真摯に祈ったラストシーンは印象的だった。神や祈りなんか信じないといいつつ、出場直前の助監督の尻ポケットにお守りをこそこそ入れたシーンにも、愛おしさを感じた。 それに、「ただ野球が好きなんです」とわかってくれる妻、身体を全部夫と取っ替えたいと祈り続ける孫娘、詳しく書いてないが、彼女たちの気持ちよくわかる。
辰巳

解説の中に「人生とは愛するものをひとつずつ獲得し、同時に喪失していく歴史である、という背理は、しばしばスポーツマンの運命に、もっとも鮮明に現れる。時の素晴らしさ、冷厳さ、残酷さを、スポーツの場ほど、はっきり示すところはない。そこで彼または彼女を、成長させて健闘させ、ときには勝者にしていく時の流れは、やがて間違いなく敗者となるのを準備している時間でもある。」同感せずにいられない。ふと思ったのは、スポーツに限らず、人生を俯瞰すると、成長していくことが死に導く道のりでもあること。

11/21 10:32
0255文字
スターリーナイト
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2021-72
0255文字
せつお
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元々 森繁さん加藤道子さんがやっていたころのNHK第一「日曜名作座」で朗読を聞いて購入 毎年 都市対抗や高校野球が始まる頃に読んでは 同じところで涙してます 特に「受け月」は谷川鐵次郎に森繁さんの顔を思い浮かべてしまう自分がいます いずれも昭和の野球を通しての人間模様を感じさせる話でした
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ふくろう
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野球に関わった人々を描いた七作の短編集。解説によれば、「喪失感を核として、人生の愛と背理を描いた」とある。納得です。しかし読後、なんとなく肩の力が抜けたようで、今後この作者を追うかどうかは微妙です。☆は附けません。
0255文字
おうつき
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直木賞受賞の短編集。どの作品も、登場人物が何らかの形で野球に関わっている事が特徴。人間生きていれば誰しもが味わう事になるであろう、取り戻せない時間や失ってしまった物について、繊細な描写で描かれている。説教臭いわけでもなく、自然とノスタルジックな気分に浸る事ができた。10年、20年経った時に読み返したらまた違った見え方がするのかもしれない。
0255文字
さざなみ
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我が息子が少年野球をしていたころ、私もそのコーチの一員として関わっていたことがあり「夕空晴れて」はその頃を思い出させてくれた。野球に絡む人生のはかなさを味わえる小品ばかりでこのような本が直木賞に選ばれた時代もあったんだな。
0255文字
バイタゲン
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よかった
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