形式:文庫
出版社:文藝春秋
出版社:講談社
形式:ハードカバー
形式:その他
出版社:情報なし
全て表示する
閉じる
vr538DqMd!YJc3C
"受け月"の意:杯の形をした三日月。両手を合わせ、祈ると願い事が叶う、いい伝え。しかし祈りや願いだけでは叶わず、具現化への行動が必要、だと。P260:初出掲載誌(オール讀物)順に、①1990年9月:切子皿→②90年12月:冬の鐘→③91年3月:苺の葉→④91年4月:ナイス・キャッチ→⑤91年8月:夕空晴れて→⑥92年1月:受け月→⑦92年4月:菓子の家の七篇。本書は、順を変えて構成。読感⑤:落涙→①:現在なら親子の断絶話→②:?→③:酷い男→④:親子→⑦:?→⑥:現在ならパワハラ騒動に。30年前は・・・。
解説の中に「人生とは愛するものをひとつずつ獲得し、同時に喪失していく歴史である、という背理は、しばしばスポーツマンの運命に、もっとも鮮明に現れる。時の素晴らしさ、冷厳さ、残酷さを、スポーツの場ほど、はっきり示すところはない。そこで彼または彼女を、成長させて健闘させ、ときには勝者にしていく時の流れは、やがて間違いなく敗者となるのを準備している時間でもある。」同感せずにいられない。ふと思ったのは、スポーツに限らず、人生を俯瞰すると、成長していくことが死に導く道のりでもあること。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます