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断絶への航海 (ハヤカワ文庫 SF ホ 1-4)

感想・レビュー
60

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西本邦明
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銀河英雄伝説などの内容をイメージしておりましたが、派手な戦闘などは無く、今と違う発生をした文化社会の説明がひたすら続く物語でした。 かなり読むのに時間がかかってしまいました。
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あっつ
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ネタバレ地球外の居住可能な惑星を探査する宇宙船で生まれ、その惑星(ケイロン)に暮らしている人々と、探査船を追ってきた地球人の接触で生じる両者の摩擦や理解、地球人同士の内紛などが描かれる。顔貌は同じなのに常識や価値観が通じない点が前中盤の不気味さを際立たせているように感じた。規則や常識に縛られる地球人が皮肉交じりに表現されているが、そもそも人間社会そのものが常識や慣習に縛られないと成り立たないので一概に悪とも言い切れないと感じた。最後はお互いが理解しあい融合していくであろう形だったのが良かった。
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ぽてち
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★★★普通。新しい価値観に馴染める人間とそうでない人間がいる。ケイロン人はある意味合理的。登場人物が多くて混乱した。
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みい⇔みさまる@この世の悪であれ
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ネタバレ☆×4.5…冒頭部分にドキッとしてしまいました。むろん、この作品はあくまでもフィクションです。でも出てきた年代とその国は…(ただし名称は違うよ)地球人が祖なのであるのに関わらず「あるはずであろう概念」を持ちえないケイロン人。そしてその一方で自らを「高尚な存在」と錯覚する地球人。その思い上がった思想が一部の裏切りをもたらし暴走する結果を生み出してしまいました。結局そのあくどい計画には穴があったために事なきを得たのですが…ちょろっと結末にはとんでもないことが書いてあります。フィクションよ?でもね…
HMax

再読します。

12/19 11:09
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ガクガク
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ネタバレさすが『星を継ぐもの』の著書。40年近く前に書かれたものだけど、この小説で取り上げられたテーマは全く色褪せていない。遥か宇宙のかなた、第2の地球とも言うべき星に送り込んだ人類の子孫と、後から旅立った人類が遭遇するという「ファーストコンタクト」の変形ストーリー。だが機械に育てられ、環境も歴史も境遇も全く異なるケイロン人は、人類とは似て非なるもの。彼らに対する人類のアプローチはかなり時代がかっていて笑ってしまうが、逆にケイロン人の作戦は、ある種現代でも通用するのではと思えた。24章で語られる理論には閉口した。
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小林だいすけ
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ケイロン人の価値観と、作られる社会がとても興味深かったです。もし自分がケイロン人社会の中で生きるとしたら、どのような価値を発揮できるだろうか、と考えさせられました。
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果てなき冒険たまこ
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出雲星系の兵站シリーズを読み終わって、人類コンソーシアムがあまりにも今の延長線上にあることがなんか不満で思わず再読したホーガンの人類内ファーストコンタクトもの。 ケイロン人の世界は貨幣経済も宗教も存在しないいわば知的な共産主義。 文化・文明、人間の行動は環境によって変化するという思考実験が(実現可能性は別として)ある程度の説得力を持って提示される。 こんな世界には住んでみたいけど、出雲には住みたくないなぁ、正直言って。
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もってぃ!
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3.0/5.0 ★★★
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Yapuppy
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ネタバレ連休巣ごもり読書 メイフラワーⅡという名前からアメリカ合衆国そのものに対するパロディかと思われた 資源と空間の制限のない土地で人類をやり直すために作られた人類の子孫が住む星に旧人類(3陣営に分裂)の代表が送り込まれるがロボットに育てられた偏見や宗教的理想がないケイロン人に旧人類が最初から最後まで完全に圧倒される "Zガンダム""ガンダム00"の作者が元ネタとして使っていると思われる部分を見かける 24章の架空の素粒子物理学は読んでいて頭が痛くなるが完全に筋の通った妄想なので科学と区別が難しく面白かった
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wang
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前の世代から断絶された子供達が作った社会はどんなものになるのか。無限の資源と十分進歩した科学技術を持ち、完全自動のロボットにより提供されたなかで、互いへの敬意を重視し人間の上下関係の存在しない社会が形成された。地球上で諸勢力が対立する中で、他星系へ移民船を送り出し、現地で遺伝子から子供を産みだし新世界とする。そこへ遅れて地球から移住する人々を乗せた船が到着し、旧世界の価値観と新世界の価値観の遭遇がある。異星人とのファーストコンタクトと違い、同じ遺伝子の人類だが全く違う文化の遭遇と戸惑いがオモシロい。
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nosime_tombo
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ネタバレ冒頭からびっくりした。人間を現地で作るという発想は、全くなかった(倫理はどこへ行った!)。しかし、これが本書の仕掛けなのだ。地球人を生きたまま運ぶと、地球の「古い考え方」も一緒に新天地に運んでしまう。現地で新しく人間を作ることで初めて、「ケイロン流の考え方」が成立することを、違和感なく描けたのだと思う。/D中隊の個性豊かなメンバーが好き。
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水無月・R
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ネタバレSFとしてはたぶん、素晴らしい作品なんだとは思います…。 地球からはるか遠く離れたケイロン星に先に入植していたケイロン人が築いた社会に、あとから来たメイフラワーⅡの乗組員たちが訪れると、そこは地球とはまった違う価値観を持った世界で…という設定は、なかなか面白かったですし。 ただ、登場人物が多い!覚えられない!!(笑)冒頭に人物紹介が欲しかったです(笑)。
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アルビレオ@海峡の街
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世界大戦直前に、新たな居住惑星を発見するため、人類の種を搭載した宇宙船が地球を出発した。やがて到達した惑星をケイロンと名付け、ロボットにより育てられたケイロン人たちはそこで新たな社会秩序と高度な科学技術を確立する。後から地球を発った移民たちは、二十年をかけ惑星ケイロンにたどり着くが・・・。全体として政治、軍事色が強く、また登場人物がやたらと多く混乱した。ホーガン先生は序盤を凌げば加速度的に面白くなるというイメージだったが、本作は個人的に冗長であった。もう少しエンタメ色がほしかったかな。好みが分かれる作品。
活字スキー

確かに本作はエンタメ度は低めで、ある種の理想(共産)社会が実現されるとしたら……といった風刺ものですよね。最後の「こんなこともあろうかと」も含めて自分は楽しく読みました。

02/07 09:37
アルビレオ@海峡の街

ホーガン先生の作品の中では重要な位置づけであるように感じますね。反権威主義的という彼の姿勢が現れている様です。

02/07 09:44
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トラッキー
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ネタバレ核戦争による地球絶滅の危機に際して、人工知能と共に隣の恒星系の惑星に送り出された人類のDNAが、新天地で全く新しい文明社会を創り出す。その社会には、通貨や権力機関としての政府が存在せず、高度の生産力を背景に、欲しいものは対価無しでいくらでも手に入る。それでも人々が誇りと意欲を持って働く社会に、後から到達した地球人たちは戸惑う。一見荒唐無稽な空想的社会とも思えるが、過去のしがらみを断ち切ることができれば、理論的には十分あり得る未来社会。こんな社会が地球上にできたらいいなと感じつつ読了した。
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mcpekmaeda
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遺伝子の情報を用いて、分子から沢山の人間を合成し、隔離された場所で、一から人間社会を作ったら、どんな社会になるのか? そんな空想をベースに綴られている小説です。SFのSがサイエンスのSというより、社会学のSという感じです。でも、これはこれで、楽しく読めました。
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みろり
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第三次世界大戦後の地球から、次なる母なる星を探して旅に出た宇宙船"観音"。乗組員はロボットと受精卵。地球と環境のにている惑星ケイロンを発見し、プログラミングされていたとおりに、人類の定着をはかる。惑星発見の報によって、次世代として出発する”メイフラワーⅡ"。後からくると思われる、東亜連合や欧州連合からケイロンを守るとの(勝手な)理屈で進むが、定着したケイロン人の思考には”所有"の概念ではなく、他者に迷惑をかけない の概念があって、他者の思考に寛容であるが、自分に多大な損害があるときは反撃する。
みろり

何とか自分たちの思考範囲に取り込もうとするメイフラワーⅡ乗組員が、滑稽に見える。

07/30 10:11
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Yuichiro Komiya
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ネタバレ長距離航行を実現するためロボットと受精卵のみ搭載した宇宙船。新しい惑星に到着した彼らは、地球人とは全く異なる考え方、社会を築いていた。色々な社会のしがらみや古ぼけた慣習にさえ囚われなかったら、みんなもっと自由に生き生きと暮らせるのかもしれないなー。最後の最後になって出てくる、超・技術兵器の姿はやはり圧巻だった。
Yuichiro Komiya

ケイロン人はみんな無給で働く。それぞれが自分の仕事のスペシャリストになり、他の人の役に立つことに喜びを感じる。仕事がない、働かない人のことはかわいそうな人と考える。本来理想的な仕事とは、このような状況ではないのだろうか?誰から命令されることもなく、ただ自分の喜びから働くのであれば、ブラックやホワイトなんていう言葉自体が無意味になるはずだ。

07/23 06:36
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ken-chang
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とりあえず疲れた。進まず覚えれず理解出来ずでした。☆2
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511
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1.再読。全体的に難解であった。登場人物がやたら多く、終盤の衛星奪還作戦も構造が複雑かつ図もなく、非常に理解に苦しむ場面が多かった。24章の架空素粒子理論は読み飛ばした。 2.P251「ケイロン人の通貨は互いの尊敬なのだ。真の尊敬とは努力して勝ち取るものなのだ。強制すべきものではない。真の指導者には人は命令によってでなく、自分の意志でしたがう」現代にも通じうる概念だろう。機械化が進み、人間にしかできない仕事が減りつつある。生きるための生活コストはだんだんと減少しつつある。
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サーモン好き
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最近「美しき緑の星」という映画を知り、まだ未見ですがこの作品の事がチラりと頭をよぎりました。実現の難しそうなある種の理想社会ですよね...
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Sugh
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相変わらず現実かSFかわからなくなるような理論が挟み込まれてて…そこが面白い!あぁクォークね…はいはい…ん?現実の理論てどこまで正しいんだっけ?…あれ?てかこの本が書かれた時にはどこまで解明されてたんだっけ?みたいになる。登場人物多いから読み直して復習せねば。
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Toshio  Matsui
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核戦争の危機をむかえた地球から、人類と人類文明を救う為に執られた手段は、無人恒星探査船に冷凍保存の精子卵子を搭載する事だった。 「観音」と名付けられた無人恒星探査船は、人類生存可能な惑星ケイロンを発見し、ここに人類の生存権を築く。 一方地球では、大戦後に漸く復興なったアメリカが、アジアや欧州に先立ってケイロンを支配しようと恒星間有人船メイフラワー二世を派遣した。 惑星ケイロンとの交信は継続したが、ケイロンの政治体制は不明なてんばかりで、予断は許されないまま、宗教的情熱に燃える(者が多い)アメリカ人とケイロ
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satto
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貧困が無く、全員が十分な教養を与えられた社会はどんなものになるのかを描いた作品。最初は人が良すぎるケイロン人社会は、狡猾な地球人にすぐに滅ぼされてしまうんじゃないかと思っていると、ただ人が良いだけではなく、彼らにはある意味地球人より残酷な側面もあり、その側面が最大限に発揮されたのが、あのあっけないラストであった。話のオチをつけるために仕方ないとは思うけど、終盤の革命騒動は読んでて、だれてしまった。あとは、大して重要でないキャラも名前付きで登場するので、メインキャラを覚えるのが大変だった。
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ゆき
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★★★★☆:移住先の惑星ケイロンで人工的に生まれロボット達によって育てられたケイロン人。偏見や差別もなく、豊富な資源と単純労働をこなしてくれるロボット達の存在により理想的な社会を形成するが、あとから惑星にやってきた旧態依然の地球人たちはその社会に馴染めず当惑する。SFという形にはなっているが、今の社会の差別や偏見、既得権益を守るための謀略と暴力といったものを浮き彫りにしていて、こんな社会に生きていることが哀しくなってしまった。後半は手に汗握る展開もあり、エンタテイメントとしても秀逸だった。
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ちゆきち
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ネタバレホーガンの本は結構読みましたが、これ、楽しい。SFファンじゃなくても理系じゃなくても楽しいと思います。ドラマ化されたらいいなあ…登場人物が多すぎなのでノートとりながら読んだのですが、6ページびっしりメモったのにまだわからない人がいますよ…最後、地球に帰る船の名前、最初に出てきたNASDOの総裁を引退した人の名前だよね…そんな昔のこともう忘れてたよ!コールマンはキャスに言い寄られたとき自分より上の女性の相手をすることに抵抗を感じていたようだけど、その前には政治家の妻の相手もしていたくせに…
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tama
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自本 持ってるのを忘れていたが、発掘で再会。J・P・ホーガンって好きだったんだよね。長いお話ですがハラハラドキドキやら周到に準備してある。でも、基本的な姿勢が相当しっかりとしているので浮ついた話にならない。真面目な話、アメリカに蔓延しているキリスト教原理主義者はこの本を焚書対象にするかも。ケイロン人は地球人のDNAなのだが完全に知性の人達。他人の考えをしっかり検討して正面に投げ返す。今の私らに最も苦手な相手かもね。
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MithraHakusai
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ホーガンお得意の異星植民地化の人類バージョン。 舞台は地球から約20年で到達する恒星系で、先に送り出されて独自の発展をした先住民と後から続く移住民たちとの交流を描く
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友和
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30年前に出版された小説。〈メイフラワー二世〉号の乗組員がアメリカ人として見て読んでみると、すごくリアルに見えた。
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雪山
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けっこう読むのが辛かった。「星を継ぐ者」のテンションで読むと痛い目を見る。 物語は、大きな戦争を経て、新たな世界秩序が誕生した中、新たな居住惑星への移住が開始される。発見された惑星では、すでに人工的に誕生した人間とロボットが、地球から来る人間を向かい入れる準備を進めるよう指示がなされていた。しかし、人間が指示した通りには、進んでいなく、彼らは彼らの社会秩序を形成し、高度な科学技術も誕生していた。このような中、地球からの人間は力づくで、地球のルールを押し付けようとする。文末の解説がよかった。
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ninato
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技術によって生き方が進化した人類と、古い様式のまま時をすごした人類が遭遇し、一つになる様が面白かった。
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ほうろう
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ケイロン人には,怠け者はいないのかなあ。何もしなくても衣食住が保障されるなら,怠け者のほうが多数派だと思うんだけどなあ。こんなことを考えてしまうから,私は,旧世界の人間なんだろうか。
Kuninobu Hara

怠け者というのはケイロン人にとって貧乏人ということなのだと思います。尊敬を受けるという事がケイロン人社会にとってのお金なのだから・・・。

06/23 04:26
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がぉ@春待人
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 ホーガン氏の描く宇宙人って純粋な宇宙人が多いですよね、この作品もその一つ。 無尽蔵の資源と生産力、他社への尊敬が通貨価値という独自の価値観を持つケイロン人。 既得権益を守ろうとする地球人。 一度はこういう理想郷社会を味わってみたいですが、人類には難しいんだろうなぁ。 理想論としては立派な、共産主義見てると。。。 安定のホーガン氏らしいハッピーエンド。
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正太郎
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遠く離れた星へ移住した地球人達と、地空で育った地球人との相違を描いたSFです。ベタベタの地球人には、簡単に理解できない新しい社会が描かれています。
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C28M73Y18K14
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クライマックスの戦闘や細かすぎる素粒子論の話などは冗長に感じたけど、それを補っても余るくらいのケイロン人社会の斬新さ。資源のアクセスがフリーで、かつ人類の歴史が背負う固定観念や因習の無い状態からスタートした文明はこのようになるだろうという考察。既得権益を守ろうとする地球人と、論理的で合理的なケイロン人との会話はかなりきつい皮肉だが、胸がスカッとする。解説ではケイロン人の特性と並べて、ゲーム理論の話。囚人のジレンマを再現したゲームで生き残るプログラムは協調型。利己的なプログラムは淘汰される。
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ともろう
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再読。著者はケイロン人を通じて各々の能力を伸ばし、それを互いに賞賛し合って発展する理想郷を描きます。一方の地球人(特に既得権益を持つ人達)は、彼らに理想郷成立の条件を与えておきながら、自らは富・権力への執着を捨てられず滅びます。話が飛びますが「ある財のトップ企業は、その財を超えるパラダイム変化を起こせない」という文章を読んだことがあります。成功体験を持つ者が自ら「創造的破壊」を行うことの難しさを説いていると考えれば「こんなの絵空事」と思わずに読めるでしょう。それにしてもD中隊の個性溢れる面子は痛快です。
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goro@80.7
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ケイロン人になってみたいね。でも喧嘩は無くならないんだろうなぁ~。
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T.Masa
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かつて移民を送り込んだ惑星へ、長い航海でたどり着いたそこはびっくりすることばかり・・・しかし今の地球の社会の方がおかしいのかもしれない。とてもおもしろい本でした。
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もりかわ
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10年以上経ての再読。無茶とわかっていてもケイロン人になりたいと思った。メイフラワー号の人間達の醜悪なことと云ったら。しかし昔の私は、この話(ケイロン人)を全然わかってなかったんだな……
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The lost FRIGATE
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《★★★☆☆》読了。途切れ途切れ読んだせいか衝撃は少なめ。中盤くらいのケイロンに馴染み始めていくあたりが個人的に最高潮。後半の戦闘シーンはあまり。全体としてちょっと長すぎ。山本弘の解説のコンピュータプログラムが大変面白かった。
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