形式:単行本
出版社:日経BP
一般教養書を意識してか、数式は最小限に抑えられ(しかも図として挿入され)ている。こういう計らいが却って内容を分かりにくくさせている部分もあるけれど、8章の盛り上がりを支えるうえでは十分な序章として機能している。20世紀前半の物理学は、世界大戦の進行とも相まって人間模様と不可分なドラマになっている。ノンフィクション小説にしたら面白いのに。
物質は小さくなるほど計測した時の分裂が大きくなり森のように広がって大きいほど一本の木を眺めてる状態になる。対称性の破れが起きることにより核分裂の様に原子核の周りにある電子が粒子から電波の並みに変化している。ミクロの世界って凄いね。インターネットも電話も不確定性原理からできている。さらに進化した不確定性原理によってミクロの世界を操作できると人の記憶も心も楽に書き換えられる世界になる!
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