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魏志倭人伝の謎を解く - 三国志から見る邪馬台国 (中公新書 2164)

感想・レビュー
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内藤銀ねず
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三国志研究の大家、渡邉さん3冊目。そもそも『魏志倭人伝』は正史三国志の一部分なので、そこだけ取り出して読み解こうという姿勢が間違ってたんじゃないかと思わせてくれた。三国志の一部なんだから、三国志研究者が読み解くのがいちばん正しい。記述に沿って朝鮮半島から邪馬台国へ進むと沖縄本島のさらに南の海上になってしまうと言う。「写本が距離(方角)を間違えたんだよ、きっと」ともっともらしい結論を導くのは簡単だけど、それを真正面から「距離も方角もまちがってないよ!」とツッコミを入れた本に初めて出会えて、大満足。
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えむ
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三国志の時代を専門にする著者がその三国志の魏志倭人伝に書かれた内容を当時の魏や晋のおかれた状況、思想的な土台となっていた儒教から読み解いた一冊 書いた側の事情を斟酌しないと史書なんて読めないですよね おもしろかった 邪馬台国に至るまでの方位や距離は事実ではなく情勢と儒教的な理念によったものだという説には納得感がある!
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赤白黒
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『三国志』にみられる偏向を踏まえ、中国史家の立場から魏志倭人伝を解釈した本。とても面白かった。歴史書がどういう理念で書かれるのか、史家の方法論として読める。 『尚書』禹貢篇にいう正方形の世界観が認識のベースにある当時、距離や方位が夷狄伝のみ正確に書かれているわけがない。現代人とはそもそも世界の捉え方が異なることに意識をいたす必要あり。 倭人条がこれほど偏向しているのなら、他の夷狄伝はどうなのだろう?もし書かれたものがあれば読んでみたい。
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プリン
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購入時以来の再読。中国三国時代の研究者による「魏志倭人伝」の読み解き。『三国志』の著者陳寿の儒教的理念に基づく創作部分の指摘など有益な読書体験だった。
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aochama
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魏志倭人伝と三國志を丁寧に分析して、邪馬台国の実像に迫る内容。邪馬台国の場所は、実態はなど興味はつきないですが、文献分析中心のため、やや硬い論調でした。
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(k・o・n)b
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「魏志倭人伝」は西晋に仕えた歴史家陳寿が著した『三国志』の一部なので、邪馬台国について論じるには、史料に表れている『三国志』特有の偏向を知る必要がある、という発想が本書の出発点。大和説にせよ九州説にせよ、帯方郡からの距離や方位に矛盾が生じるが、これは西晋を興した司馬炎の祖先・司馬懿の功績を讃える意図や、西方のクシャナ朝と釣り合いを取る意図から史実が歪められた結果生じたもので、この歪みを取り除くと大和説を取るという結論に至るとのこと。門外漢だが、歴史学のアプローチの一端をかじった気になれて面白い読書だった。
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清角克由
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邪馬台国ものを定期的に読む中で出逢いました。三国志研究者が解く魏志倭人伝解釈は理詰めでわかりやすい。魏志の筆者である陳寿の思想的な背景を分析した後、魏略などとの比較から展開される「真実」と「それ以外」の分析により明確に解釈された倭人伝の内容はとても説得力があります。邪馬台国九州説の本が多い中、こうして畿内説を展開されるとやはりそっちに説得力がある気がしますね。
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坂津
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中国の三国時代の専門家が「魏志倭人伝」を読み解き、倭へ派遣された使者の報告書などに基づく史実と、『三国志』を著した陳寿などの史家の世界観や当時の政治状況を反映した観念的著述を峻別し、邪馬台国の真相に迫る新書。読者の大半が関心を抱いていると思われる邪馬台国の位置については、本書では大和説を採択する。江戸時代から論争を引き起こしてきた邪馬台国の方位と距離は、誤記などではなく、曹魏と対抗していた孫呉や西の大国・大月氏国(クシャーナ朝)の地理を反映した記述という視点は、他の漢籍と照らし合わせることで導かれる。
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to boy
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中国古代史専門家が魏志倭人伝を読み解くことで邪馬台国の実像に迫ろうとするとてもまじめな著書。細かい解説は読み飛ばしても倭人伝が載っている三国志がなぜ書かれたのか、どういう背景、偏向を持って書かれたのかがよく分かった。当時の中国の中華思想の強烈な事とそれが現代にまで引き継がれいろんな情報が偏向されていることにも驚きと恐怖を感じた。
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孤独な読書人
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ネタバレなかなか興味深い本でした。昔邪馬台国論争に対してちょっと不満だったのが、魏志倭人伝の記述を正しい前提に九州説と畿内説で争われてる気がして、そもそも魏志倭人伝の記述ってどこまで信用出来るものなの?という検討がないということでした。本書はまさにその魏志倭人伝の記述そのものの信憑性を検討します。本書で重要なのは、魏志倭人伝はあくまでも当時の中国王朝が自らの正統性を証明するためのものとして書かれてるということです。その上でどの記述が信用出来るのか検討します。
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kokada_jnet
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「魏志倭人伝」の解釈の部分で、岡田英弘「倭国」と、どう違うのだろうという興味で読んだのだが。岡田の結論とほとんど同じであって、拍子抜けした。
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Hiroaki  Taira
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そもそも魏志倭人伝とは「三国志」の「魏書」第30巻「烏丸鮮卑東夷伝」「倭人条」のことであり、膨大な三国志の中の一つのChapterに過ぎない。一方で他の「夷狄」の国の中で一番多くの字数で記され、比較的「倭国」に好意的な記述となっているのは何故か。本書はこの「魏志倭人伝」が書かれた時代背景等からこれを丹念に読み解き、邪馬台国を中心とする倭国の記述は、史実と、儒教に基く中華思想による世界観と、当時の国際情勢を背景としプロパガンダ的要素が反映されたものと分析する。さて、邪馬台国はどこにあったのでしょうか?
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hyena_no_papa
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大庭脩氏の『親魏倭王』と同様、当時の東アジア情勢の上に立って論じている点は、諸氏の感想の如く高評価すべきかと。後半の「一大率と大和説」の項では、佐伯有清氏の著を高く評価しつつ、一点鋭く批判している。刺史と司隷校尉の違いについて言及し、大和説が文献解釈から証明できるという箇所は刮目すべき。7年前の本なので、これに対する反論も既に出されているかも知れない。一文字の是非に立脚した邪馬台国論など読むに足らないことを教えてくれる好個の書。ただ、日本古代史や『三国志』などについてある程度の基礎知識が要求されるのでは?
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terve
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『魏志倭人伝』は記述内容自体が誤っているわけではないが、そこには陳寿の思惑と当時の情勢が反映された、理念と事実が混在している。したがって、『魏志倭人伝』の成立条件を確認せずして古代日本を理解することはできない。というスタンスで書かれた本書ですが何しろ面白い。実は東夷伝は好意的に書かれていた点であったり、大月氏との釣り合いを取るために大きく書かれている点など興味が尽きません。ただ、書承のものでしかアプローチができない学問の難しさを思い知らされます。新資料の発掘が待たれます。
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はるわか
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倭人伝は、陳寿の「三国志」が持つ偏向(司馬懿の功業を宣揚)を共有。陳寿は、司馬懿の遼東平定に伴い来貢した倭国を、孫呉の脅威たるべき東南の大国として好意的に描いた。蜀漢に対抗する大月氏国と同等の存在として、孫呉の背後にある倭国を大国と扱う曹魏の外交方針を、西晋も継承。倭人伝は理念と事実が入り混じる記録となった。邪馬台国論争が繰り広げれらた方位・距離の比定は、倭人伝の執筆者の理念に覆われている。倭人伝に記される邪馬台国は、九州でも大和でもなく、会稽郡東冶県(孫呉)の東方海上に「理念上」存在することになった。
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mazda
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邪馬台国九州説vs近畿説とか、正直どうでもいいかな、と思っています。そもそも外国の歴史書を使って自分の国の歴史を探るということに、無理があると思っているのは私だけでしょうか?一般的に、歴史書は時の権力者に都合のいい記述を並べていて、ましてや外国のことになると尚更都合のいいことしか書かないはずなので、それを真に受けてどこにあったと言って意味があるのだろうか、という気がします。日本の歴史書よりも古いものだから見ているかも知れませんが、内容についてはかなりバイアスがかかっていると思うのが自然でしょう。
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しまちゃん
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『三国志』の中の「巻三十 烏桓・鮮卑・東夷伝」の一部である「倭人の条」を「魏志倭人伝」といいます。魏志倭人伝は、『三国志』という史書の持つ偏向が、明確に現れているそうです。当時の使者の報告に基づく部分と、史家の持つ世界観や置かれた政治状況により著された観念的叙述の部分があるため、両者を分けて読まなければならない様です。九州説と大和説との邪馬台国論争は、この報告に基づく部分と観念的叙述の部分に分けて読み解くと、見落とされていた点が見えて来ます。中国と日本の歴史的関係に新発見が見つかるかも知れません。
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陽香
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20120515
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nori_y
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これを読むと、もうここに書いてある通りなのだとしか思えなくなってしまう。邪馬台国論争に詳しくないので何とも言えないけど…。倭人伝を鵜呑みにして場所を探ろうとしても意味がなさそうだというのは、この本を読めば素人にも分かります、取りあえず。
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まやん
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邪馬台国を解き明かすためには、本当はこの本以外のアプローチはあり得なかったのだということがよくわかります。正統な手法を用いないと妥当な答えには至りません。これまでの畿内説、九州説、その他諸々の説は解法が誤っており、その意味で全部誤りだったということがよくわかります。著者にこの言葉を贈りたいと思います。「此れにて一件落着!」渡邉氏は文献研究のロマンを感じさせてくれる、構想力が素晴らしい研究者です(そういう私はシロウトですが汗)。快刀乱麻を断つ痛快さがあります。
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非実在の構想
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倭人伝だけではなく三国志を通じて理解しようとする珍しいもの。陳寿やその同時代人の世界観に倭国がどのように位置づけられているかを知れて面白い。
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GEO(ジオ)
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正直なところ、中国史をやってる人から見ると、魏志倭人伝を読んでも日本人の由来はよくわからないのではないかと思う。
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χ
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儒教文化、中華思想が倭人伝の記述を誇張させてるようだ。入れ墨をなぜするようになったか、美術と根幹は同じか
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ceskepivo
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まずは巻末の訳注を読むと分かりやすい。日本人が自らの文明を高めるため、先進文明を取り入れる努力は、卑弥呼の時代から見られた。こうした努力ゆえに、日本は文明を築きあげてきた。現代でも当時の中国そして朝鮮との関係に思いを馳せることが必要。
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いもせやま
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三国志研究の大家による邪馬台国研究本。正直、邪馬台国に興味をもった時にこの一冊読めば研究史の本筋が理解できる。たった数千文字の記述に戦後どれだけの研究者、マスコミ、考古学ファンが振り回されたか、その異常性を再確認できる本。中国側の都合による記述で振り回され、「邪馬台国はどこにあるか?」を争うのは無意味であろう。日本史の授業で、『魏志倭人伝』に書かれている事に疑問を抱いた人は是非ともよんでほしい。
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ひよピパパ
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本書は、史書における邪馬台国に関する記述が、いかに儒教的価値観・世界観に基づいてなされていたかを指摘する。中国の史書自体が儒教的観念を基に編まれていることを痛感。「理念」によって形成された邪馬台国像の「理念化」された部分に着目することで、中国学の側から邪馬台国の実像に迫ろうとする。その着想がいい。邪馬台国はやはり大和にあったか!巻末に魏志倭人伝の訳注と読書案内があって有益。
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穀雨
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中国の正史に収められているいわゆる「魏志倭人伝」の記述が、多少の誤謬があるにせよ事実に基づいて書かれたという前提に立って、これまで邪馬台国論争は行われてきた。しかし著者は、その記述には理念(すなわちこうあってほしいという魏王朝の要請)の部分と事実の部分とが混在しているとして、魏志倭人伝が書かれた背景を押さえなければならないと説く。正史は「正しい歴史」ではなく「正統性を示すための歴史」である、ということは覚えておかなければならないと思った。
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乾良人(カムイ)
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陳寿が著した『三国志』の中で、夷狄(野蛮な異民族)の部分を扱っているところに「魏志倭人伝」(魏書)が位置付けられています。 さて、邪馬台国が存在していたことは、これまでの歴史研究の成果や上記の書の記載内容からも既に定説になっています。 しかしながら、実際に在った場所については、畿内説と九州説に分かれ、未だ終止符が打たれていない状況です。(本書では畿内説を唱えていました) ところで卑弥呼が実在した人物だったというのも、歴史的な事実として扱っても差し支えないでしょう。
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鯨、或は山田
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正史としての『三国志』魏志倭人伝を研究し、読み込むという立場から邪馬台国に纒わる論争に食い込む。結果としては大和説を支持する論調であった。魏志倭人伝の著者たる陳寿の置かれた立場・出自から、『三国志』がそもそもどういった目的で書かれたのか、といった所を材料にして議論を練り上げていく。
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kurayamadasoga
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ネタバレ陳寿がどういう政治的立場にいたか、どのような地理観を持っていたかを考察した上で、陳寿を含む中国人が倭国を会稽群東冶県の東方海上(実際の日本列島よりも遙か南の海上)にあるものとの前提で「倭人伝」を執筆したと述べている。つまり、「倭人伝」の記述をもとに現実の地理に何とかあてはめようとして邪馬台国の場所を特定しようというのは意味が無いということになる。邪馬台国関係の本は色々読んできたけど、出色の一冊でした。
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シフ子
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210.2ワ 蝦夷討伐に興味を持ち日本人の成り立ちを知りたく読む。魏志倭人伝は65巻もある『三国志』の中の「巻30烏桓・鮮卑・東夷伝」の一部である「倭人の条」を指す。約2千字に過ぎない倭人伝の記述は全てが事実に基づくわけでなく 著者陳寿を含む史家の世界観の偏向 曹魏(当時の中国)の内政と外交の歪みも含まれる。これらを取り除き邪馬台国の真実を示そうとする書。中華思想について知りたかったので それに関する記述と巻末にある魏志倭人伝の訳注が有益。中国の三国時代の知識が皆無なので地名と人名の漢字表記に四苦八苦。
シフ子

↑48「倭国には 小人の国も裸の国も含まれる。女王国からさらに東南の国々として 倭人伝は 中国の典籍に記録される東南の夷狄国を揚げていく『女王国の東 海を渡ること千余里に また国がある。また侏儒(こびと)国があり その南に位置する…また裸国・黒歯国があり さらにその東南である。」116著者はこれらのクニが事実の記録ではなく「倭国は中国の東南にある。これは陳寿の かくあらねばならぬ という理念なのである」98とし 『山海経』の大荒南経 海外東経という典籍に基づいて「東南」の国であることを示しているという。

05/01 12:50
シフ子

大分前のことだが 99年縄文人は海を渡って南米にたどり着いたというテレビ番組を見た。この中で魏志倭人伝の記述「裸で暮らし歯を黒くした人々が住む国が日本から東南の方向に舟で1年行ったところにある」を取り上げ エクアドル サント・ドミンゴのコロラド族は体に悪を追い払う黒い線を書き アンポという歯黒をする共通点を強調。『魏志倭人伝の謎を解く』ではこの記録が倭国というものの理念であり事実ではないとしている。最新の研究結果が知りたい。

05/01 13:04
3件のコメントを全て見る
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Yuichi  Saito
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☆☆☆
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kiiseegen
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著者である陳寿の立場、政治的背景や当時の思想理念を踏まえると、邪馬台国論争の基にもなる距離的な問題が簡単に解釈出来てしまい、あっさりと納得してしまった。巻末は原文、訳文があり、「魏志倭人伝」を知るには良本。
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のぶさん
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中国三国時代の研究者が書いた魏志倭人伝の本。これまでの邪馬台国論争が記述の取捨選択を恣意的に行っているように見えるのに対し、中国の時代背景(国際情勢、理念)や著者陳寿の思想を基準に取捨選択している。主要な記述を、事実の反映と思われるもの、時代背景を写した「ありたい倭国の姿」を記したもの、ステレオタイプ的な東夷・南蛮の姿の描いたものに分類し、史実の反映以外は重要視しない。邪馬台国の位置はまさに「ありたい倭国の姿」として潤色された部分で、方角や距離の課題など議論は無意味とバッサリ。本当に面白い本だった。
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臓物ちゃん
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「魏志倭人伝」ってそもそも何?と思っていたから、こういう本を待っていた。中国ってすげえ。
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鐵太郎
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「大月氏国」(クシャーナ朝)が鍵であった、という説にぶっ飛びました。地理的には、日本(倭国)から見て魏国のはるかむこう、インドの北方。中央アジア。この(魏国から見て)蛮族の大国家が徳のある魏国に臣従した、であればそれとバランスする位置にある東の南洋の大国も、当然あるべきだ、という発想。そんな海の大国家が、倭国として描かれたのだとしたら。おお、面白いじゃないか。
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onepei
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大陸の情勢からの分析が説得力あり。
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たぬき
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つまり 三国時代は 戦乱の世の中だったのね。 呉から遼東半島や朝鮮半島へ直接軍事行動があったのか
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ma3
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邪馬台国の大和説の可能性の高さを補強した東洋史学からのアプローチ。中国古代史・思想史の専門家だからこそここまで読み込めた。その強みが発揮された名著だと思います。「魏志倭人伝」を含む「三国志」が書かれた時代の政治状況と意図、世界観を踏まえ、この書に偏向があることを明瞭に指摘。その上で理念から発せられた虚と、使者の報告による事実とに「魏志倭人伝」をうまく分解しています。特に邪馬台国論争のポイントになる距離と方位について、「理念に基づいて作成されている」ため事実ではないことを明確にしたことは衝撃的でした。
0255文字
k_samukawa
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魏志倭人伝を、東洋史学の立場から史料批判するという「なんで今までコレがなかったの」という内容。日本古代史の立場からの反応が待たれる。
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魏志倭人伝の謎を解く - 三国志から見る邪馬台国 (中公新書 2164)評価85感想・レビュー44