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始皇帝 中華統一の思想 『キングダム』で解く中国大陸の謎 (集英社新書)

感想・レビュー
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H Tsuda
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キングダムを読み始めて興味を持ち始めた春秋戦国時代。何か面白そうな本はないかと探している中で手に取った本でしたが、とてもわかりやすく、そして面白かったです。 子供の頃三国志にハマり、その勢いで項羽と劉邦をとりあえず読みましたが、もう一度キングダムを読んだのち項羽と劉邦読みたくなりました。中国の歴史すごいな〜
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鴨の入れ首
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2019年刊、図書館本です。漫画『キングダム』に便乗したと思われますが、内容は至って真面目な古代中国史解説書でした。娯楽漫画である「キングダム」を何も無理矢理引用しなくてもいいと私個人は思いますが、こうした漫画を入り口に中国史に興味を持つ初学者がいてもいいのではないでしょうか。文章も平易で読みやすく、目新しい話は少なかったものの内容もかなり分かりやすかったです。
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河イルカ
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残念ながらキングダムでは完全に脇役扱いになっている、古代中国の思想と制度についての本。基本は秦が中心なのでやっぱり法家、それと儒教との関係性がメイン。 この著者なので心配はしていなかったが、漫画濃いめ歴史薄めの本ではなく、割とこってり歴史の本。 キングダムから中国史の勉強を始めた研究者やその著書というのが、そろそろ出てくるのかもしれない。
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タカバル
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① 中国は唯一無二である。君主が国家を直接支配する法家の理想が、秦の中国の統一を実現させ、その後のモデルとなった。最近アジア版NATOという言葉を聞くが、2650年前に、既に中国は「中国大陸共同体」を完成させたとの見方もある。 ② なぜ一党独裁の中国では反乱は起きないのか?孔子の「孝」の教えは、王は徳を保ち民は礼を守れというものである。共産党が中国を先進国に押し上げた事実は、人民の尊敬を集め、現状変更の抑制に作用している側面がある。
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あやさと(彩里)
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漫画キングダムを色々と引用してイメージしやすく、秦の法家による支配体制の構築(封建体制の破壊)による国家体制の違いからくる中華統一への流れをわかりやすく書いている。そこまでキングダム引用しなくてもいいじゃんと言うのはあるが、まぁ確かに漫画も読んでいるとわかりやすい。とはいえ、秦は正直住みたく無いひどい国だというのは学べたが。あの政が統一後どう耄碌するかは楽しみか。儒学がどう法家と一体化し後世の支配体制の礎になったかは示したが、あの広域を繰り返し統一する流れになることは示せてないとは思う。
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P-man
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キングダムを下地にした、薄くてどこまでも一般向けに平易に書かれた本だけど、そもそもの中国という地域の歴史的な”すごさ”にピンときていない自分にはとてもおもしろかったです。思想史という点で見れば中国史ってかなりシンプルになるんですね。始皇帝が成し遂げた中華の統一は領土的な成果に留まり思想としては失敗だったが、それでも『中華』の先例として現代に続く。堀田善衛先生は大東亜共栄圏などとほざく軍部の連中に対して「この広大な国を治めるということがどういうことかわかっているのだろうか」と書かれていたが、いやまさに…
P-man

ただ、コラムで蘭陵王がイケメンすぎて仮面を被っていた、なんて楽舞の設定を歴史的な事実のような書き方をするのは大きなマイナスポイントだった。かなり前半でのコラムだったのでここで読むのをやめようと思ったくらいだ。

05/21 06:14
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てふてふ
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秦が採用した法家思想(ルールに則った信賞必罰)により、氏族制(封建制)は崩され強力な中央集権国家となり、中国は統一された。しかし権力はあっても権威はなく、故に始皇帝は不老不死を求めたかも?統一後、氏族制の残る旧六国は反発、罰を恐れて反乱を起こした陳勝呉広の乱に合わせて蜂起、趙高の暗躍でこれを抑えられなかった秦は滅亡。劉邦は秦と同じ轍を踏まぬよう一部氏族制を残したが、そのために匈奴に大敗。しかし漢は50年後、やっと中央集権国家と成る。その後2000年、基本的に中国は国家は変われど中央集権国家による統一が続く
てふてふ

古典中国モデルは、統一されていること、儒教と漢字文化への自信、天命により君主は選ばれ悪政行うと戒められる。これは十二国記がまさにだったのだな、と思い至る。中華の範囲がいまいちわからなかったなぁ。日本朝鮮半島も儒教と漢字文化だったような。今の中国共産党には権威はあるんだろうか??宗族もいまいち…男系がポイントであるなら、婚姻によって宗族は増えないのでは??秦だけが法家思想を徹底できたのは、既得権者が少なかったからだそう。そしてこの本でも騰がベタ褒めされてて流石すぎる。いや本当に完璧なんよ…。

04/22 17:42
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Kuliyama
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キングダムは映画を観ただけで、この本を読んで、やっと少し理解できました。
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ぴよ
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キングダムの映画は見ているがキングダムのコミックは途中で挫折→しかし、この本のところどころにマンガが載っているので読みやすいと思い読みました。思っていたような内容とは違いましたが何個か載っているコラムが楽しくて面白かったです。秦よりも個人的に興味のある陳勝呉広の乱から項羽と劉邦、韓信、張良、蕭何、郡国制〜景帝、武帝、董仲舒あたりも、この本に載っていたのは嬉しかったです。
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tsu78
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キングダムでかなりイメージしやすかった
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金吾
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漫画「キングダム」と連接しながら、戦国からの中国の制度・考えを簡単に紹介しています。読みやすく書かれていますし、コラムは漫画と史記を繋いでくれるので良かったです。ただ楚が一番の大国というのは自分の認識とは異なっていました。
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hoven
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『キングダム』ファンならこちらを読んでも面白い。主に秦の内政と統治哲学が書かれてる。なぜ戦国7カ国うち秦だけが改革に成功したのか。実は始皇帝の前の100年前にその種があった。さらに法治主義を取り入れる。
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おた
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キングダムの名に惹かれて購入したが、それを抜きにしても純粋に古代中国時代の解説、コラムがとても解りやすく面白く読んだ。今まで何も疑問に思わなかったお隣の中華人民共和国という国が少し違う視線でみれるようになるかも。
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あかり
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マンガ『キングダム』の舞台である、古代中華の戦国時代において、秦国がどのような思想的根拠をもって天下統一をなしたかを、それに至るまでの背景や後世への影響も含めて記述している。儒家・氏族制度・地方分権的ネットワークの国家を、法家・能力主義・中央集権的ピラミッドの国家像を擁する秦国が平定していったという変遷が興味深く、それは19世紀以降に近代主権国家たる強靭な西欧諸国が世界中で覇権を握った歴史を想起させた。また、本書が議論するような歴史的・思想的内容を踏まえて『キングダム』が描かれていることを改めて実感した。
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たむ
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ネタバレ昔の中国は身分を大切にする制度で、国も分裂。それを統一したい秦は、血筋ではなく、能力あるものを登用・地方の王たちに権力をやらず、王1人に権力を集める中央集権国家の形を目指した。(氏族制ではなく法治国家。)国力を1つにすることで、他の六国を滅ぼせた。けど他の国の反発は強く、そうした中で法家に対立するものとして生まれたのが孔子たちの儒家の思想。「目上のものを大切に」は、一家族に留まらず、一族につながる思想で、秦としては脅威。孔子は授業で教えるし、知識としては知っていた春秋戦国時代も秦の統一も、一気に色づいた!
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Koichiro Minematsu
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広大な中国を統一し続けるには、法家の存在からの古典中国モデルに習うしかない。唯一の成功例だということ。キングダムの見方も変わった。本日Ⅱも観てきた。
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さんま
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キングダムを読んでいて史実を元にしているところが多く、中国の歴史に興味を持っていたため中国史をサラッと知ることのできる本書はよかった。キングダムを読む時の着眼点が少し変わったかもしれない。他の中国史の本も読んでみたい。
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ハルマキ
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思想(法家、儒家)、体制(封建制度、郡県制から郡国制)、儒教のことが分かりやすい。キングダムを読んでいるおかげか、とても興味をもって最後まで読める
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ポルターガイスト
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とても読みやすく面白い。『キングダム』から中国の歴史に関心を持った高校生などにちょうどいいと思う。
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虎ボルタ
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ネタバレ漫画『キングダム』を引用しながら、なぜ秦の中華統一がなったのかを解説する一冊。大変勉強になりました。何より印象に残ったのが、やはりシステムの力。氏族制中心の六国に比べ、いち早く法家国家をスタートさせた秦は色んな意味で強国たりえたのだろう。著者の『キングダム』へのリスペクトも垣間見ることができました。
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やま
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大変読みやすく、楽しめた
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こう
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ネタバレいや、やっぱ秦国だけ特異な国なんよなぁ 春秋戦国時代、秦を除く六国は王の家族とか遠い親戚とかで国内の各城を統治してた。 でも秦国は突如(?)王が国内の全ての城を一元管理。中華統一に乗り出した。 そら他の六国はおいおい…って感じやし合従軍も興りますわ…
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てんつく
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始皇帝がいなかったら、今の中国は無かったとは色々な所で読んでいたけど、この本を読んでそれがとても納得できた。そして「キングダム」が結構そういった事実を踏まえていることに、驚きと感心。
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だてこ
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秦は中華統一後わずか15年で滅びてしまったけれど、統一国家を作るために採用した郡県制はその後中華を統一した国々でずっと採用され続けたというのが面白かった。地方権力を許さず、中央集権に努めたからこそ、様々な文化圏を含む広大な地域を一国家として統一し続けられたのだと。それを知ると、現代の中国も、国が個人を管理するという歴代の中央集権的考え方をそのまま踏襲していると理解できる。
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ほんこ
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キングダムの映画がテレビで放送されて何気なく観てから一気にはまって漫画もKindleで一気に読みました。キングダムの世界をもっと知りたくて出会ったこの本。歴史に明るくない自分には難しいところも少しありましたが、キングダムのおかげで中国の歴史や考え方に少し詳しくなれました。
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ホークスマン
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★★★☆☆ 秦が中国を統一出来たのは従来の氏族による統治(封建制度)から、法家の思想による中央集権制度を断行した事が理由。が、統一後も征服した他六国にはなかなか受け入れられず、それが理由で秦は始皇帝死後に楚出身の項羽に滅亡されてしまう。一見堅苦しい本に見えるが、所々でキングダムに沿って説明されるので退屈せずに興味を持って読み進められた。
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Rickie
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紀元前1,000年からの中国を学ぶのにおすすめ! 残念ながらキングダムを読んだことがない。しかし中国の歴史を学ぶ上で「秦」という国から目を逸らすことはできず、さらには手軽に読めそうな書籍を選んだ。 『始皇帝 中華統一の思想』 20年も続かなかった秦だったが、現在の中国に通ずるものがある。中国4,000年とはよく聞く言葉だが、現在の中国の政治にも2,000年を超える歴史があると言えるだろう。 過去に中国大陸を統一した国や、その仕組みを知った上で、巻末の「おわりに」をぜひ読んでいただきたい。
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綾
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映画『キングダム』を観て、改めて秦の始皇帝に興味を持った。漫画『キングダム』は、絵が好みではないので読む気になれず……本書でサクッと勉強する。『キングダム』以前の中国大陸は「邑制国家」、その実態は国の一部しか支配できていなかった。その社会構造は「氏族制社会」と呼ばれる。本家と分家で差別する身分制社会も、春秋末期から次第に緩み始める。秦は氏族制社会を徹底して破壊、新たな秩序を構築。「信賞必罰」を特徴的とする「法家」の思想を取り入れた。「法家」の下、嬴政は「始皇帝」と名乗り、「不老不死」を理想とする。
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ちゃー
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わかりやすく面白かった。
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のこ
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世界史の先生のおすすめで読んだが、面白すぎる。自分が得ている秦の焚書坑儒や、度量衡の統一などの情報。それが、この本を読むにつれてだんだんと繋がって、そして古代中国史の形を作る。こんなに面白かったのか、中国史。 分厚くなく、また、文章もわかりやすく読みやすいのですぐに読めてしまった。キングダム好きは絶対読むべき一作。
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oooともろー
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秦だげがなぜ法家思想を徹底できたのか。なぜすぐに滅んだのか。その後も統一国家がなぜ続いたのか。法家と道家の関係に改めて気づかされた。
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コダマ
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マンガ、キングダムになぞった秦の中華統一の解説。現在の中国国内、世界展開で見ても今の中国のあり方はパワフルで秦とかぶるとこがあるのかなと思って読んだがそういう内容は特になかった
コダマ

前にガリア戦記を読んだときに今も昔も本質は変わりないなと感じたから同じような流れになる部分も多いと思う。後は統一後、時間をかけて統治していく手法が肝のようだ。

08/13 11:55
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Tomoichi
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漫画「キングダム」を読みだしたので、副読本として購入。 漫画なので空想上の人物で構成されていると思っていましたが、案外資料に出てくる人物をモデルとしていることにびっくり。もちろん漫画は漫画ですが、歴史の入り口としてぴったりなのでは。本書もコンパクトに春秋戦国と秦による支那統一を説明してくれるのでオススメです。
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チノ
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ネタバレキングダムつながりで購入。あまり考えたことがなかったが、広大な中国全土を統一することの大変さが分かった。キングダムで読んだときは、法家思想で簡単に統一ができるもんだと思ったが、実際は単純には上手くいかず試行錯誤していたということにはビックリした。改めて、キングダムの作者の原さんの凄さを実感できた。
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人生おしまいちゃん
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ネタバレ周〜漢辺りまでの政治と儒家や諸子百家の思想の関わりが非常にわかりやすく書かれていた。ただ、終わりにが非常に疑問だった。なぜEUを引き合いに出して、ヨーロッパは21世紀になっても統一ができてないと言うのか?一度古代ローマ帝国による統一について記載してるのに。EU構想自体は20世紀以降のものであるし、現在のEUの目指す形と、嬴政の目指した形は同じなのか?EUについてきちんと検討されないまま比較するのは早計では?と思った。古代中国の政治と思想について整理するには読みやすく、わかりやすく良い本だと思う。
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大先生
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中国が膨大な人口、広大な領土を何度も統一できたのはなぜか?その答えは、初の統一帝国である秦で採用した「法家」の思想と統治ノウハウにある(ちなみに秦では始皇帝以前から法家を採用)。キングダムを前面に押し出していますが、中国の歴史や思想を学べる本格派の本です。しかも、説明が分かりやすい!キングダム読んだことある人なら尚更楽しめる一冊かと。現代中国への言及も少しあります。中国は今、監視社会化、スコアリング社会化が進行しているとか…。
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Renee
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始皇帝の中華統一の土台を作り上げた人たちの存在や、秦国が11年で滅びた理由の背景にある「儒家」と「法家」の理念の違いとか結構マニアックな部分まで分析していてすごい面白かった。中国史にますますハマりそうです!
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Yamazon2030
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ネタバレ2020(36) 中国史のレポートで始皇帝について書くため、借りてみた。 秦の統一の理由が法家の存在ということに目から鱗。 とても参考になりました!
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たっぱマシュマロン
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学生時代、中国史やったはずなんだけどな。全然を覚えていない。キングダムを読んでいると、嬴政は分裂している中国を一つにまとめるという偉大な人物として描かれるが、あの焚書坑儒を行った人物。ということはとんでもない奴?キングダムのイメージとは違う。今後どのようになっていくのか、なにかヒントがあるかと思いながら読んでみた。ところどころキングダムについての解説もあり、また1巻から読み直してみたくなった。
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万
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★★★☆☆なぜ秦の国が中華統一できたのか、なぜ滅んだのか。思想や宗教、統治方法などから分かりやすく解説してある。秦の国についてだけでなく、その前後の歴史の流れに沿って説明してあるので、封神演義や項羽と劉邦、三国志など中国が好きな人にはオススメ!漫画キングダムを読むうえでも、背景が分かって今後より楽しめそう。
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始皇帝 中華統一の思想 『キングダム』で解く中国大陸の謎 (集英社新書)評価54感想・レビュー105