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重耳(下)

感想・レビュー
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キジネコ
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30年ぶり?の再読。19年の流浪の歳月を支えた臣への恩賞が不公平、労苦をともにした家臣よりも国元で出迎えた臣を重用し…寄徨地で閨室を誂えて貰い、子をなすも置き去りにするし…大器の小成を惜しむ妻の涙と臣の思いも知らず殺意を沸騰させる人間臭い重耳。初読の時に感じた不満再び、やはりスッキリしません。介子推の献身に報いる事もせず其々が宰相の器だと評される家臣団も度量を示す存分なエピソードに欠ける。時代を創る傑物を活かす為に払われた犠牲の多さ・大きさを思う時、舞台から静かに退場していった人々の心模様に思料が遊ぶ。
0255文字
Tanaka9999
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1993年発行、講談社の単行本。全3巻。これで終了。下巻はもっとも重耳らしい放浪時代と即位後。放浪時代の恩讐と即位後の態度が見事に対応している。対応しすぎているぐらいだ。楚の成王が戦いに出てこなかったには何か理由があるのだろうか。やはり印象のとおり子玉の暴走なのだろうか。まぁ、楚はずっと王族の力が強かった国ではあるが。
Tanaka9999

他:「あとがき」(平成5年1月10日)

10/08 16:55
0255文字
えむ女
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長い話が終わった。晋の公子であった重耳が後継をめぐる争いから逃れるため国中を巡り十九年の後晋の王となる。諡号は文公。結構受け身の重耳を支え続けた家臣が実に凄い。放浪中に辛くあたった国に後に復讐するのはどうかと思ったが、後書きによればこの時代はそういうものだったらしい。
0255文字
jinya tate
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図書館本 介子推は控えめな記述 改めて「介子推を読むこととする
0255文字
taku
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農夫がくれた土塊は夢を育てた。希望という種は「信」を肥料に花を咲かせ、聖者の群れは長き旅を終える。重耳一行のお帰りだ。重耳たちや渡り歩いた国の人々など人物をうまく描き、帰国までは一気に読ませる力がある。帰国後はクールダウンに思えてしまうが、紛れもない大作だ。晋を大国として立て直し、楚と二強時代の創始者となる重耳の功績。臣従や協力者たちの力も大きいが、その力を得られる本人の器なんだろう。
0255文字
著者の生き様を学ぶ庵さん
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申生に現実的な大局観が、重耳に頭脳が、夷吾に仁の心があれば、それぞれ名君になると思えるほど、重耳は凡庸に見える。しかし『のぼうさま』と同じく、凡庸に見える君主は臣に恵まれる。介子推には最後に見放されたが、師の郭偃、狐突、狐毛・狐偃、士蔿など、補弼する者は多数。これも重耳の人徳。
かごむし

宮城谷先生との出会いは「重耳」でした。僕も宮城谷先生大好きです。

08/08 00:15
0255文字
めぐみこ
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介子推と閹楚のやりとりがいい。この話は本当に脇の人たちが魅力的。重耳が各国をさすらい、君主として晋に戻るまでが最高に面白かった。ので、話としてはちょっと尻すぼみかな。
0255文字
てんぱい
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いよいよ覇者に。ただそれまでの道のりが長い。よくぞここまできたもんだ。本人も付き従う周りの者も。
0255文字
かみや
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周囲の、覇者になる人の見抜き方も人離れしている感が。すべては天意の赴くままに・・・という流れの速さ。それも含めて面白いです。
0255文字
Koike  Katsuya
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「楽毅」「孟嘗君」「晏子」「重耳」と読んできて、どんな政体でも民意を無視して政治を行うことはできず、たとえ無視しても報いを受ける事が解った。裏を返すとどんな人も政治と無関係では居られないという事。
0255文字
黒い森会長
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放浪から、晋の君主になり、覇者になるまで。しかし、顔で君主になるかどうか、がわかるのだろうか。
0255文字
shizaru
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うむ、中巻の放浪譚が白眉か。
0255文字
KAZY
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再読。晋の文公。管仲、重耳、介子推、士会(沙中の回廊)、子産、晏子と読んでこの時代のことが少し身近に感じられるようになった。でも今から2600年以上前の話なんだなあ。
0255文字
基
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再読。
0255文字
半べえ (やればできる子)
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★★★★
0255文字
姫ママ=^・ω・^=
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図書館より。
0255文字
かな
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始めは文章に慣れなくて読みにくく感じましたが、その後はどんどん面白くなって夢中で読みました。生きる勇気が湧くような本でした。とても感動しました!
0255文字
巨峰
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宮城谷さんの小説で、はじめて読んだのが「重耳」だった。この時代の中国を舞台にした小説を読んだのは始めてて、わからないながらもわくわくしながら読んだ。その後何度も読み返したけど、読み返せば読み返すほど、新しい発見があった気がした。宮城谷さんの小説は不思議だ。この小説もそうだけど、主人公がよくわからない。重耳がよくわからない。彼の周りの人物はとてもいきいき描かれているのに。。しかし、この時代の他の小説を読んでみると、重耳という人物像がしっかりと見えてくる。
0255文字
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