読書メーター KADOKAWA Group

コンスタンティノープル千年―革命劇場 (1985年) (岩波新書)

感想・レビュー
4

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
バルジ
新着
ビザンツ帝国の「国制」に関する記述がメイン。 市民・元老院・軍隊の三者が絡む越妙な権力バランスに驚いた。皇帝廃位の際の「慣習」はあまりにシステマチックでその成立過程が気になってしまう。西洋近代の「市民」とはまた違った権力に対する市民の処し方も面白い。 西ヨーロッパと異なり社会的階層が横のつながりを持たず、縦のつながり(本書内では「徒党」と記載)で組織され、社会的流動性もあったことから「階級」が成立しにくい社会であったという指摘は考えさせられるものがある。
0255文字
中村禎史
新着
ビザンチン帝国では皇帝を最終的に承認するのはコンスタンティノープル市民だったというお話。クーデタを起こすには先ず現皇帝と市民の間を離間させる工作が肝要だったとか。市民が革命を起こして皇帝を変えるときには、その皇帝を捕らえて眼玉を抉り出したという。軍隊とか警察とかも皇帝の部下と言うよりは市民も含めた国家に仕える存在だったのですかね。
0255文字
獅子丸
新着
30年ほど前に読んだ物を再読。字が小さくて泣きそうになりましたww
0255文字
ユーディット
新着
ビザンチン人と皇帝の関係をいかにして皇帝が誕生したかで読み解く。最近のいわゆる歴史書とは全く違った記述。人民、元老院、軍隊と権力のありかたに関心が集中している。
0255文字
全4件中 1-4 件を表示

この本を登録した読書家

コンスタンティノープル千年―革命劇場 (1985年) (岩波新書)評価53感想・レビュー4