読書メーター KADOKAWA Group

ブラック・ダリア (文春文庫 エ 4-1)

感想・レビュー
217

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
4fdo4
新着
実際の未解決猟奇殺人事件を元にした小説。クライシス型とでも言うのか。序盤はスローだが中盤からドラッグ的な加速と匂い立つヤバい進行。どのあたりに着地するのかハラハラしながら読み進める。実話は未解決なだけに、想像を書き立てられて頭の中がぐちゃぐちゃになります。帯には「ハードボイルド」とあるが、冷静沈着ではなく、暴力的反道徳満載
0255文字
yumiha
新着
他の本(解説を含む)を読むと本書が出てくるので、気になっていた。惨殺されたブラックダリア事件の犯人は、半分ほど読んだところでコイツだ!と閃いたので付箋紙をつけたのだが、結果的には半歩ずれていた💦つまり作者がもうひとひねりしたちゅうわけ。さて本書は、フー・ダニットのミステリーというよりも、1940代のロスアンゼルスの差別的な社会や腐敗した警察の様子などに驚かされたし、捜査するリーやバッキーの内面の葛藤も読みどころだった。同じロスアンゼルスの少し後のTVドラマ『刑事コロンボ』とはじぇんじぇん違っていた。
yumiha

sleepyさん、本書もさまざまな事情が絡み合って、犯人を公けにできないまま、事件は迷宮入りで終わりました。ロスの暗黒裏社会は私にとってグロ過ぎるので、続きの3作は読まないつもりです。

07/26 21:47
yumiha

パトラッシュさん、関連本の紹介をありがとうございます。でも、怖がりの私にとって遺体の現場写真など夜中に魘されそうなので、遠慮させてください。本書の描写も、想像力をstopして早送りしたのですから、ごめんなさい。

07/26 21:53
6件のコメントを全て見る
0255文字
まっつー(たまさか)
新着
再読です。後年のエルロイ作品にあるような「熱量」が低く、ノワール小説度合いもLA四部作のほか三作と比べれば低いですが、エルロイのミステリの大家としてのキャリアはここから始まったのだ、ということには十分納得できる作品です。LA四部作って、最初の『BD』と最後の『HJ』が一人称(でしかもどちらも回想による小説)、真ん中ふたつは三人称三視点、「ブラック」で始まり「ホワイト」で締めるという、ちょっと考えると「なるほどね」と思ってしまうところがあります。序盤に爽やかさがあるのもエルロイとしては珍しいです。
まっつー(たまさか)

ミステリとしては序盤のボクシング描写は余計かもしれませんが、バッキーとリーの絆のきっかけを描き、かつ父のことを吹っ切る場面でもあり、また「青春ボクシング小説」的な読みもでき(エルロイはボクシングが大好きですしね)、物語としては必要なところかなと思います。あと、エルロイは実の父親のこともこれで吹っ切りたかったのかなとは思いました(エルロイの実の父親はバッキーの父親と同じような状態になってしまっていた過去があります)。実は、『BD』は母親への哀悼の書でもあると同時に父親へも同じことをしたのかな、と思いました。

06/22 16:18
0255文字
OMO
新着
面白さ:○   興味:○   読みやすさ:○   新鮮さ:○   文学的云々:×
0255文字
トレイルかめ
新着
初エルロイ、いゃ〜面白かった 読ませます 文章の組み立てが、上手いので、ハラハラしました
0255文字
出口求
新着
再読。数年ぶりに読んでそのうまさに舌を巻くことになりました。エルロイだからこそ書ける、犯罪現場と酒場、ヘロイン、暴動の描写に引きずり込まれます。ミステリー小説として犯人探しを楽しむことはもちろん、各人物の背景や心情を思いながら読めるお勧め作品です。
0255文字
ぼっせぃー
新着
男達にかけられた呪いについて600P。『こうして、私たちはパートナーになった。いま振りかえってみると、彼に予言の才能があったとは思えない。ただ私が将来に向かって確信もないままにつっ走っていたのにひきかえ、リーは自分の将来に向かって着々と足もとをかためていったのだ。「シェルシェ・ラ・ファム」、抑揚なく言われたあの言葉がいまもなお私につきまとっている。なぜかといえば、私たちのパートナーシップは〈ダリア〉に至る茨の道にほかならなかったからだ。そして最後に、彼女は私たち二人を完全に虜にすることになったのだった』。
0255文字
黄金の伏魔殿
新着
初エルロイ。ボクシングの話をしてる前段は長いが、ブラック・ダリア事件が始まると物語は加速して最後まで飽きさせない。主人公コンビのブライチャートとブランチャードがなかなかややこしかったり、ヴォーゲル父子がたまに紛らわしかったりする。1940年代末のハリウッドがらみで小ネタや固有名詞も多いのでハヤカワとかの本みたいに()で注釈が欲しいところ。
0255文字
W-G
新着
何度目かの再読。序盤は、妙に一文の区切りが長い、癖のある文体が読みづらさを感じさせるが、中盤以降、バッキーの軽妙さが表出してくるにつれて、ぐっと集中出来るようになる。何度か読まないとプロットを味わいつくせないほどの登場人物の多さと多面的な展開が、エルロイの、特にLA四部作の魅力だが、ブラック・ダリアに関していえば本筋の事件は割りとシンプルで、その分、些細な気づきから急展開するスリルも効果的に演出されている。とにかく物語の締めが最高に格好よく、ラスト6頁くらいのためだけに何度でも読める。
0255文字
エスカ
新着
文庫版の表紙が好き。ダリアさんはそんなに魅力的かなと思いながら読んだけど作者が触発されて書くほどだものね。ラス警部補だけが友達になりたい人だなw
0255文字
まさ
新着
とことん男臭く、とことん愚かな男の物語。 時代を感じます。私が子供のころの刑事者は、このように暴力が横行していたな、正義と暴力が隣り合わせであった時代です。今とは全然違いますね。ほんの数十年で大きく変わりました。この本は、サムペキンパーに監督させたかったですね。面白かったです。
0255文字
togeshita-u2zou
新着
ネタバレ再読。前回は細密な描写に埋め尽くされた黒い頁の圧に押され、読み通すので精一杯だったけど、著者独特のリズムに上手く乗れると結構心地良いことを発見。怒涛の解決編は圧巻で、勢い任せに書き殴ってきたように見えて実は全編緻密な伏線だらけだったことが判明するのだが、山ほど詰め込まれたエピソードにこっちの記憶が飛んでしまい、伏線の効果はほぼゼロ(笑 捜査陣の誰もが犯人よりベティの存在に魅せられて執念を燃やすという捩れた構造が面白い。ラストはやっぱり米国の作家さんぽいなあ。どうでもいいけど登場人物表は2ページ欲しいな。
0255文字
空猫
新着
【海外ミステリマストリード47/100】原作も元ボクサー警官同士の試合から始まり、事件はいつ始まるのか気を揉んだ。MAX級の猟奇殺人(実在の事件がモデルだそう|д゚)!!)が起き、本格的な捜査が始まったのは1/5を過ぎた頃。前ふりが長すぎるのは4部作の初めだからか。話は面白いけれど、登場する人物が多すぎるし、当時流行っていただろう名詞が散見し、謎解きと人間ドラマが濃厚すぎて読み進めるのが大変だった。 昔観た映画が意味不明だったのはこの長編をまとめるのには無理があったのだね。
鱒子

こんにちは(*^ω^*) LA四部作の中では、この本が1番好きでした。ユゴーの「笑う男」わたしも読みたくなって探してみましたが、無いですねぇ。「笑ふ人」というのがAmazonのkindleにあり、試し読み可能なのでチラッと見てきました。しかし、国会図書館のめちゃくちゃ古い本を撮影しただけという状態で、字は斜めだわ、かすれているわ、旧字体だわで、とても読書に耐えられるものではありませんでした(¯―¯٥)

04/02 07:35
空猫

鱒子さん。ナイス&コメありがとうございます。小説に登場する作品は一緒に出版してほしいですよね。ともかくみんなに裏切られたバッキーに幸あれ。

04/02 09:13
3件のコメントを全て見る
0255文字
リチャード
新着
暗黒度低めというか、後年の作品にある熱に浮かされた感じが少なく、かなりストレートにミステリーとして面白くてビックリした。
0255文字
カイエ
新着
ネタバレイベント【色で繋がる本読書会】。色つながりということで選んだ本書。暴力描写が苦手な私にとっては想像以上にヘビーでした。戦後すぐのLAPDって、こんなに汚職と暴力と差別に塗れていたの?こりやぁボッシュもびっくりだ。ストーリーは二転三転、事件の謎解きも二転三転。最後は落ち着くところに落ち着いて。新しい命が希望の光となり輝かんことを。
0255文字
ryo
新着
ネタバレ暗黒のLA四部作の一作目。実在の事件である〈ブラック•ダリア事件〉を下敷きにした作品。元ボクサーの主人公、アイスの呼び名を持つブライチャートが現実では未解決となった事件に挑む。友情や愛、信頼に根付いた人間関係の暗部が、ブラック•ダリアの異名を持つ死者によって抉り出される。警察小説、ハードボイルド調あり、筋立ては複雑で登場人物も多い。ラストに向かって二転三転する真相が、ミステリとしても緊張感のある展開で読み応えあり。かなり救いのない物語であるが、ラストの再生を予感させる描写は印象的。比類なき迫力を誇る名作。
0255文字
かじ
新着
「わが母なるロージー」解説より。ボクシングが苦手なので、冒頭のボクシング話長いしなかなか事件が見えないし、危うく挫折しそうになった(笑)。事件よりも、事件を介して生まれる人間模様が主に描かれているように見えた。リーがいなくなってからが本番という感じだったな。最後はいろんなものが全部つながって、なるほどお見事、という謎解き。事件は闇を残したけれど、ブラック・ダリアの人生を追うバッキーの旅路は、出会いと別れと再生の物語になった。ミステリだけど、ただのミステリでは終わらなかった。ブライチャート家に幸あれ。
0255文字
石
新着
6点
0255文字
bapaksejahtera
新着
ボクシングを縁にロス市警で相棒刑事となった二人の若者の邂逅譚に始まる。この書き出しが青春小説にも似てスタートは爽快感を伴う。ペアとなった二人は上司の期待に応えた活躍を見せるが、そのうち猟奇的な殺人事件が起こり、これがきっかけとなってストーリーは暗転する、WWⅡの直後で日本とは又異なる混乱と退廃の中、発端となった筈の猟奇事件さえ霞んでしまうような社会と個人の歪みが露に描かれる。何ともやりきれない展開。この種の毒ではなく、愉快を求めて老後の読書に入ったつもりが、本意ならずも引き込まれることとなってしまった。
0255文字
ツカモトカネユキ
新着
1987年発刊。1990年訳発刊。暗黒のL.A.第一部。舞台は1947年~1950年。完全なフィクションですが、有名なブラックダリア事件を軸に特徴的な部分をうまく引用して物語が進みます。リー、バッキ―、ケイの三者の奇妙な関係と事件以外も含んだ虚実ないまぜの駆け引きと狂気と冷静さが巡ります。もやもやはありますが最後にわかりやすく落ちをつけてくれ、上質なミステリーとして楽しませてくれました。既読の前日譚「背信の都」との関係も楽しませてくれます。後のシリーズより複雑さもなく、第2部を読むのが楽しみになりました。
0255文字
Small World
新着
初エルロイでしたが、暗黒度が高い高い、読むのに詰まる感じの濃密さがありましたが、後半、二転三転する事件の構図に引っ張られながらの読了です。「ブラック・ダリア事件」という実際の事件をフィクショナルな手法で描き出した本作は、真相に近づくほど暗黒に近づいていくという苦しい展開でしたが、最後に救いがあってホっとしました。それにしても主人公が”ブライチャート”で、相棒が”ブランチャード”って表記が似すぎていて、冒頭はかなり混乱させられましたw。この後は、暗黒のLAシリーズをゆっくり読んでいきたいと思います。
0255文字
Shinichi Tañiguchi
新着
十数年ぶりに再読。ブラックダリアを軸に、登場人物全員がそれぞれの形で狂気に陥っていく。
0255文字
まる
新着
面白かった。好みの文体と描写だ。奇っ怪な事件、捜査を妨げる有力者、当時のアメリカの空気、警察組織内の政治と、少し情けない主人公の切ない野心とやるせない思いを堪能した。
0255文字
Lucie
新着
再読。
0255文字
しょう
新着
ネタバレ暗黒のL.A.シリーズ第1部。元ボクサーのバッキーとリーが「ブラック・ダリア事件」を追う。戦後間もない時代の背景も手伝ってか、そこかしこに腐敗が立ち込め、人種差別もすごい。正直言ってまともと言える人物は一人もいないのではないか、とさえ思う。相棒だったリーが予想外の所で「退場」したものの、真相へ突き進むバッキー。大分入り組んだ内容だが、読み進めずにはいられない勢いを本作から感じた。「ブラック・ダリア」に魅入られた(ように見えた)バッキーに救いはあったのだろうか。
ゆいまある

ビッグ・ノーウェアも面白かったですよ。ただ、ブラック・ダリアとの繋がりは少ないです。

04/18 18:59
しょう

ゆいまあるさん 教えて頂きありがとうございます。ビッグ・ノーウェアも楽しみです。

04/18 19:04
3件のコメントを全て見る
0255文字
jaiiiko
新着
もちろん主軸は犯人を追うミステリーだが、そのまわりで動く人間すべての私利私欲が本題である。エルロイのソリッドな描写は容赦がない。非常におもしろかった。
0255文字
秋良
新着
再読。実際のブラックダリア事件をベースにした暗黒LA四部作の一作目。驚くほど内容を忘れていて、映画版はスカーレット・ヨハンソンがエロかったということしか思い出せない状態(笑)。リーが行方不明になるのが意外と早かったし、一回読んでるから意外と読みやすかったし、続編に比べると意外と結末が爽やかだった。なおエルロイ作品にはよく裏モノポルノムービーが頻出するので検索してみたら、当時は8mmフィルムとかだったのでデジタル化されておらず、ヒットしなかった。ちょっと残念。
0255文字
たち
新着
麻薬と酒、性欲に金。悪徳警官。まるでこの世の醜い部位を全て曝け出すような話に辟易しました。ですが、そんな泥沼のような中で、喘ぎながら、必死にもがくブライチャートの姿には感銘を受けました。ラストは爽やかです。
0255文字
ゆいまある
新着
馳星周の「不夜城」シリーズに影響を与え、ルメートルの「アレックス」シリーズに登場し、スパイダーマンファーフロムホームで取り上げられたノワール小説の金字塔。40年代のLAで実際にあったむごたらしい殺人事件を元に書かれた小説。圧倒的な暴力、殺人。飛び散る脳、ウジの塊、こびりついた血、腐敗した臓器と尿の匂い。たったひとりで生きる主人公。孤独な。親友も、妻も、手に入れたと思えば全て手からすり抜ける。ぜんぶ失っても手に入れたいものは何か。真実。切ないミステリー。すごく好き。きっとまた読み返す。リーに会うために。
ゆいまある

ダリアは上半身と下半身ぶったぎられて、口が耳まで切り裂かれた状態で発見されたフリーの娼婦(子供ができない身体という台詞が作中にあり)。エルロイの母親は看護師さんだったけど、エルロイ10歳の時に何者かに殺害されて今も未解決。ボッシュの母親は娼婦で、ボッシュ11歳で殺される。コナリーはエルロイにしびれちゃったんでしょうねー。無理もない!

08/24 12:43
ミカママ

あー、エルロイの母ちゃんも娼婦だと勘違いしてました。

08/24 12:49
9件のコメントを全て見る
0255文字
LcK0812
新着
舞台は戦後まもないLA、普通に人種差別しまくる悪徳警官たちの話であり、読後感も重苦しい。暴力の作家というだけあり、だいたいどのページでも誰かが殴られている描写があるのだが、プロットの巧みさ、逆転の連続とキャラクターの魅力でどんどん読ませてしまう。名作と言われる所以だろう。 暗黒のLA四部作の最初にようやく立ったわけだが、もう次の作品が楽しみで仕方ない。
0255文字
パピ
新着
長いがなんとか読了出来た。2人の刑事を中心にダリア事件を描いており、読みごたえの在る作品でおもしろかった。
0255文字
yukineko 読書お休み中
新着
「悲しみのイレーヌ」で気になって読みました。
0255文字
瑞龍
新着
暗黒のLA4部作その1。世界一有名な死体、ブラックダリアを題材とした作品。どうも文体が合わなくて読み進めるのに苦労したが、名作と謳われるだけあって、中盤以降は加速度的に面白くなって行った。この作品では登場人物の殆どが心を病んでいる。そんな登場人物達の暗い情念が巧みに、執拗に描写され、その暗黒のうねりに呑み込まれてしまいそうだった。意外だったのは、事件の結末がミステリーとしての驚きに満ちたものであり、ラストシーンが爽やかだったこと。苦労して読みきった甲斐があった。
瑞龍

終盤はとても面白かったので、ビッグノーウェアにも期待が持てそうです👍。エルロイの最高傑作と聞きますし、皇さま絶賛本ですからね✨。

06/07 15:50
0255文字
omoc
新着
面白いが長い。 和訳が読みづらい
0255文字
中身はおじさん
新着
名作だ! が、しんどい、果てしなくしんどい。再読だけれども、しんどい。けれども、あぁ、この一文のために、この作はあるのか! 忘れられない一作。
0255文字
もくたつ(目標達成)
新着
読み応えのあるアメリカ小説。著者のエルロイがアメリカ小説界のドストエフスキーを目指すと豪語していることも理解できる、ドフトエフスキーに通じる勢いのある語り口。そしてドフトエフスキーを超える精緻で丁寧な描写。著者の熱意と忍耐強い制作活動が垣間見える、繊細で重いパンチの作品だった。
0255文字
ココンブレ
新着
再読本。★★★★☆
0255文字
chaki
新着
「悲しみのイレーヌ」で目にしていたタイトルだったので、いつかは読もうかなと思っていた実在する未解決事件をベースにした小説。事件そのものの残酷さと異常さ、未解決となっている理由も描かれていて色々と想像も広がるけれど、登場人物ほぼ全員から狂気がにじみ出ている。この時代の警察って本当にこんな感じだったんだろうか。最初のほうの事件現場より、ラストのほうの記述が恐ろしい。暗黒のL.A4部作・・・読んでみようかな
0255文字
Meg Mog
新着
主人公と相棒の名前が似ていたり、文体が合わず読み終えるのに一ヶ月近くかかった。最後は義務感で読んでたし。別の機会に再読しよう。
0255文字
k5
新着
兎にも角にもヴィジュアルを喚起する力がすごい。冒頭のボクシングシーンの迫力は、映画をも凌ぐだろう。凄惨なシーン、金持ちの家のシーン、場末のモーテルのシーンも目に浮かぶようで、頭をがくがく揺さぶられる快感を味わいました。話の筋は入り組み過ぎと言えなくもないですが、それでももう一回読んでもいいと思える魅力的な本でした。
0255文字
全217件中 1-40 件を表示
ブラック・ダリア (文春文庫 エ 4-1)評価75感想・レビュー217