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青空のルーレット (光文社文庫 つ 13-1)

感想・レビュー
218

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葉月
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図書館の本。返却期限を4日過ぎてしまった。「青空のルーレット」はもとより「多輝子ちゃん」も良かった。若い若い世代の話。おばあちゃんが孫世代を見守るような気持ちで読ませてもらった。今隣席で俯いてる青年になにか話しかけたくなってしまう(笑)
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タルシル📖ヨムノスキー
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いやぁ久しぶりにため息が出るほど素敵な物語に出会いました。収録されている中編2編、どちらも甲乙つけ難い良作。表題作は高所窓ガラス特殊清掃員、そうビルの窓を拭いてくれている人たちの話で、これがとにかく熱い。夢を追いかけながら、食うため、生きるために必死で仕事をする若者たちがとにかく眩しい。そして清々しい。もう1編は初恋に敗れ死を決意した女子高生が、ラジオから偶然に流れた一曲に命を救われるという話で、これもなかなか味わい深い。たった1曲、たった1編の物語が人生を変えることもある。また大切な本が一冊増えました。
ショースケ

とても興味わきました!読みたいと思います

02/28 00:08
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も
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オススメされて読んだ。 表紙のイラストが青空でタイトルの『ルーレット』もどんな意味なんだろう、内容に繋がってるのかな?と思いながら読み進めた。 読んだ後は爽やかで清々しい気持ちになれた。とても良かった。
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フィシュー
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辻内智貴の小説は人生を問うてくる。ただその問はおおらかで押しつけがましさがない。「君たち、こう生きるのが有意義じゃないか!」ということではなく「人生ってなんだろうね。つらいことも、いいこともある。そんなもんだけども、なんだろうねえ」という感じ。仲間とか恋とか純粋なもの、そしてそれを大切に守りたいという素朴な気持ちがピュアな文章で伝わってくる。だが、そこにチクりと刺すような軋轢、一刀両断してくる苦難という現実が突然の事故のようにぶつかってくる。表題作も多輝子ちゃんもそう。人生は“大切”を握りしめて歩くもの。
フィシュー

つらくてしんどくて忘れちゃいそうになっても手放さない。大事に握って、いや、手を取り合って歩く。それを失わない人。

11/17 07:15
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asa
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ネタバレ青と白のコントラストが眩しい。ぐっとくる結末は現実ではそんなにうまくいかないかもしれないけれど、冬晴れの青空が元気と勇気をくれた。理不尽な社会と戦うがむしゃらな窓拭き男たちの物語。いつでもどこでも何歳になっても夢をみてもいい。叶わないかもしれない夢でもいい、見当違いな夢でもいい、夢があることを嬉しいと思うその姿が人生を豊かにするひとつなんだと思う。二作目は静寂に漂う缶コーヒーの香り。一つの歌が少女を生かす。動と静の二つの短編。解説にもある通り、あとがきの「うけとりやがれ。」がかっこよすぎる。
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hirune
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高所恐怖症の気がある私には考えるだに恐ろしい職業、ビルの窓拭き😅バンドやら漫画やらの夢を叶えるため窓拭きのバイトで生計を立てている人たちのお話。職人さんたちの仁義と連帯感は理解できない奥田のような卑劣漢が最後には悪事の報いを受けてちょっとスッキリはしました。しかし、この人達煙草吸い過ぎ。。「多輝子ちゃん」は最初あっけらかんとした雰囲気だったのに、いきなり胸が痛む辛い展開になっちゃって(;o;)でも多輝子ちゃんが希望を持って生きていけるようになってよかった。。
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ミ
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良い人や真面目な人がちゃんと認められて助けられるのがいちばん良いんだからさ
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Ree.
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★★★★☆お仕事小説?でも芸術系を(芸術を愛する人を)愛する人なのですね、辻内智貴さん初めまして。
Ree.

今年92冊目。

11/07 18:01
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hash
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□(確かにいいね、物悲しさ?)
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MOKIZAN
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表題作は窓清掃バイトのフリーター達、自分の思う優先順位に沿うがままに動こうとする。昭和50年代、面と突き合わせて、彼らは彼らの共用ルールを築いていた。「多輝子ちゃん」はとある地方の女子高校生、年相応に自分の世界拡げていた最中の計りようのない悲しみ。視線上げさせてくれたのは世間に知られること無いままのシンガーソングライターの曲。作り手の知らぬところで、一人の生き様を救っていた。古臭くて汗臭いけど、当時を知る人達からは「まあ、いいんじゃない」、と言ってもらえそうな作品。
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Tomoko
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男性の友情、繋がりが描かれていたが共感はちょっとできなかったかな。
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momonga
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あとがきより。『人間は、「星空派」と「青空派」に分れるのだそうだ。』どうしよう?!私はどっちも派。どちらかなんてとても選べません。でも!ビルの窓ガラス清掃はやってみたい職業のひとつ。ちゃんとプロフィールにも書いてあるのです。ならば、ちょいと都合よく大人になってしまった私でもこの本を読む資格があるよね。コロナで騒然とした今、こういう作品にコドモのようにニカっとしてしまう。読み終えてブックカバーを外す。10階程度のビルの新宿からの眺めかな。30人のブランコ乗り達の姿が浮かんできます。標題作ともう一編。→
桃の節句🍑

窓ガラス清掃は無理かも(笑)

03/27 07:00
momonga

あはは♪高いところが平気で好きな人だけだね(笑)

03/28 12:04
7件のコメントを全て見る
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ラブミーテンダー
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サンボマスター
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wankousan
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登場人物が丁寧に描かれていて人間味のあるあたたかい小説である。真っ青な空を読書後感じられたような気がした。「多輝子ちゃん」も心の和む良い話だった。
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Peco
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夢があるから、人間なんだっ! このセリフに尽きると思います。 サラッと読める文章に、程よく清々しい読後感。 自分の夢って何だっけと思わず思い返してしまいます。 二編目よ多輝子ちゃんについては、少し粗削り過ぎてわたしには合わなかったかな…
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あかつや
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短編二編収録。表題作は清掃会社に勤めながら夢を追う窓拭き達の日常をたんたんと描き、そんな中ちょっとしたトラブルが起こる。嫌な奴がとてもわかりやすく嫌な奴で、こんなやついるいるってたいていの人が思っちゃうだろう。だから結末もたいていの人がスッとするのではないか。もう一編「多輝子ちゃん」は少女の初恋の話。初恋には悲しい結末がつきものだが、これも当たり前のように悲しい。でも絶望の一歩手前で引き上げられるので、読後感がとてもいい。どちらも真直ぐな気持ちを真直ぐに描いていて、真直ぐ自分のところに届く。いい話だ。
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ガラス玉
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青空のルーレットは気持ちのいい読んだスッキリ晴れやかな話し。あとがきでわかりますがリンクした話なんですね。
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こゆび
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ネタバレ自由で、のびやかで、澄んでいる。辻内智貴の言葉こそ青空みたいだ。彼自身がその背に不安や孤独を背負いながら、それでも笑ってきた人なのだろう。青空のように、人間らしく。私はそんなあなたの言葉が無条件に好きだと伝えたい。一生の夢。一瞬の命。それらは確かな光。大人にならなくていい。人間であればいい。
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dakupee
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清々しい気持ち
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アルク
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夢を持ちながら、ビルの窓拭きをする若者や男性達の汗がほとば散る。読んでいて気持ち良い!出だしから面白そうと、惹きつけられる。サラッと読めるのに、悪質上司の行動に思わず握り拳を作ったり、人の生き様に感動出来る深い本。
ちさと

ナイスありがとうございました。爽快で読後感もフレッシュな良い本ですよね?

01/18 17:08
アルク

ちさとさん、コメントありがとうございます?爽快でしたー

01/18 17:49
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りり
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はじめから何もかもうまく行っていたら、こんな風に涙を流すこともなかったのかもしれない。あんなにも心が傷むことがなければ、こんなに何かに感謝したり、小さなことに気づき、感じる心を持つことはなかったのかもしれない。だとすれば、あの傷は心を育て、広げてもくれたのだけど。やっぱり心は、傷は、今もふとした時に痛み出す。目の前にある真っさらな心を、守りたいと思う。小さな傷には負けない強さを、持ちたいと思う。
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ちょこまーぶる
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読後はホッコリした一冊でした。表題作ともう一編の収録しているんですが、どちらも読後は暖かい気持ちになりましたね。表題作はかなわなさそうな夢だとしても、その夢を抱きながら日々を生活していく大切さとその夢を尊重してくれる仲間の存在が如何に尊いものなのか・・・と言う事を忘れかけていた自分に再認識させてくれたなぁ~という想いを感じましたね。そして、もう一編は純粋な少女の少し大人になっていくプロセスに付き合ってホッとしたりしながら、人生に躓いた時の音楽のパワーと癒しとしての音楽の大切さを改めて再認識しましたよ。
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十六夜
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ときどき無性に読みたくなる作家さん。うん、どっちの話もやっぱりよかった。あとがきが、また、とてもよき。
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なつめ
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情景が想像できとても読みやすく、切なく、でもスカッとする話。危険な場面では本気ではらはらどきどきさせらるた。〆も人情味あふれてて暖かい気持ちになれた。
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ちさと
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ひたすら窓を拭く汗臭い男達の物語。だけど読んでいる間中爽やかな風が吹いている感じ。コンビニ前でたむろしてそうな若者も夢を諦めきれない中年も、いろんな想いで生きていて、それを自己満足のためにわざわざ否定する人は許せない。誠実に人に向き合えば、人は応えてくれる。そういう世の中であってほしい。それから高層ビルの窓拭きの際は、若者も中年も命綱を付けて欲しい。
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へっけ
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表題作と『多輝子ちゃん』という、太宰治賞を受賞した短編が収録されています。私としては、表題作が好みでした。高いビル壁面をロープで滑らかに動く窓清掃員。それぞれの夢を見ながらも仕事も手を抜かずに、日々を生きる男達。嫌味な上司、先行き不透明な人生、現状への不安。悩ましいことは多いけれど、今日を明日を必死に生きる。ぼんやりといるのも心を守るために必要ですね。
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qs
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学生の頃清掃会社でバイトしてました。高層ビルなんて無かった(今も無い)けど、ゴンドラ窓ふき憧れてました。もっぱら床のワックス掛けでしたが、時給よかったです! 何物でもない自分は、「どこかでだれかの役に立っているはず」と思っていないと、やっていけないのです。
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TAKA
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解説の人も同じこと書いてたけど、青空のルーレットのなかで「夢を見るから、人間なんだ。夢を叶えるよりも、夢を見ることで人間は人間になれるんだ」青臭いけどいい言葉だなあと。爽やかでよかった。多輝子ちゃんは儚すぎて…。「生まれて生きて小さな役にたった。人間なんて、それで充分なのじゃないのか。私にとって、決して小さな役どころではありませんでした」やっぱり儚いです。2作品ともよかったです。
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saharabooks
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ラストにぐっときた。みんな幸せになってほしい。
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色々甚平
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[太宰治賞16]
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のんき
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青空のルーレットは、窓の清掃作業員の話し。ビルの窓を拭いているのは、夢を見続けるため。その夢は歌手であり、小説家であり、漫画家であり、役者であり、いろいろ。そんな男たちの熱い友情というか、絆の強さを感じました。物語のラストは、曇り空が青空になったようなスッキリさわやか。もう一つの多輝子ちゃんの方は、たった一つの歌が、人の役に立つというお話し。子どものような大人の方が人の役に立ちます。成長してないということではなく、子どものように素直で、純粋な心を持った大人だと思います。どちらもよかったな
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Caroline
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読後、とても爽やかな気持ちになりました。ビルの窓拭きを仕事にする仲間たちの話。ベタではあるけど、それでもやっぱりこうであってほしいという結末。読む前はどうなるのかと心配でしたが、ホホウ~そう来たかと脳内映像を楽しみました。青空に舞い上がるロープが、私の脳内で踊っていました。\(^o^)/
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zippo
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ネタバレ映画の様なラストのクライマックスシーンが感動的。(数十本のロープが、いっせいに並んで地上に向けておろされていった。)/併録【多輝子ちゃん】も昭和の香りのする青春小説で趣きあり。不出世の新人ミュージシャンがどうしても尾崎とダブってしまう。
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ららぴぴ
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晴れ渡る青空のように爽やかで気の良い男たちの話。気分を晴れやかにしたい時に読むといい。表題作からのあとがき最後の2行への流れがまた素敵。ただ、この作者の特徴だろうけど傍点が多すぎて読むのが若干疲れる。
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ミカリン
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★★★★★表題作、とてもよかった。べたな展開かも知れないけど、ご都合主義ではなく、こんなことあるかもと思わせるお話。人とのふれあいって本当に大事。文体も好み。それと比べると、「多輝子ちゃん」はあまり好きじゃないかな。
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ち〜
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ネタバレ素敵な青空風景写真の表紙に惹かれて購入。表題作と太宰治賞受賞の「多輝子ちゃん」の2作。どちらも良かったです。どちらも表紙がぴったりの爽やかな終わり方で、人との繋がりの素晴らしさに溢れていました。ビルの窓拭きの描写がリアルだなぁと思ったら、あとがきで著者も経験者だと書かれていたので、納得しました。
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HaruNii
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太宰治賞受賞作「多輝子ちゃん」も良かったが、 表題作の方が私の好みでした。 ビルの窓ふきをしている若者たちと嫌がらせを受け続ける萩原さん。 思いっきりベタな展開だけど最後は感動させられる。
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ぶんこ
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ビルの窓拭きをしている若者と、45歳の萩原さんの友情物語。過酷な現場で働く仲間の突き放したようでいて、まさかの時の連帯感、信頼感に感嘆しました。著者あとがきで「あの頃一緒に窓を拭いた仲間ひとりひとりに捧げたいと思う。うけとりやがれ」とあり、最後の「うけとりやがれ」で思わずグッときて涙ぐんでしまいました。仲間だなぁ、男だなぁ。「多喜子ちゃん」は、そんな優しいツンデレ男性が書いた物語だけあって、ラジオ局の井上さんと著者がダブりました。多感な頃、偶然聴いたラジオから流れる曲に惹かれた事、あったなぁ。
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青空のルーレット (光文社文庫 つ 13-1)評価93感想・レビュー218