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みどりの月 (集英社文庫)

感想・レビュー
150

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あり
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ネタバレ『みどりの月』も『かかとのしたの空』も正直わたしは感情移入ができず、読んでいる間ずうっと心地が悪かった。どう考えても、その環境、その人たちから今すぐ離れたほうが良い状況なのに、主人公は苛々を募らせながらもその関係を続けてゆく。恋人や夫との関係って、それ以外のあれこれを我慢できてしまうほど強靭なものなのだっけ。いろいろ思い、いろいろ考え、動き、ついに一歩を踏み出すとき、彼女たちの心には何があるのか。どこに繋がるのか。逃避とは。
0255文字
くりこ
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登場人物みんな好きになれなくて。 品のないおかしな志向の男女。なぜ、くっついてくる得体のしれない女を拒めない?優柔不断もいい加減にしろって毒づくのはおかしいのかな?
0255文字
Nishi
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みどりの月 我慢して生きていれば、不潔、怠惰、理解できない考え方の恋人が平気になるのか。 そんなことが言いたい話じゃないと思うが、読後はそれしか浮かばない。 この世界は宗教?
0255文字
ねぎまぐろ
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★★
0255文字
ようこう
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男女四人の奇妙な共同生活。別れの予感を抱えた夫婦の、あてのないアジア旅。最も注目を集める作家が、今を生きる若者達の胸にひそむ明るい孤独感とやるせない心の行方を描く。
0255文字
to-monica
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一冊通して、とても断捨離したくなる作品集でした。 キタザワ/キヨハルは言っていることの信憑性が怪しくなってくるし、マリコ/女は行動が読めない。だからやっぱりこの二つの中編はリンクしてるのではないかと。いざ放浪したいと思ってもなかなか難しいのに、踏み出した登場人物たちの姿は爽快でもあるなあと、ちょっと屈折しながら思うのでした。サルサワのふわふわ具合が癒やし。
0255文字
もや
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白昼夢のような、うだる現実がなんともリアルです。淀んだ空気感が香ってくるような描写でした。モヤモヤ、イライラしても思いきった行動や決断が出来ないところも「現実ってそんなものかもなぁ」と納得してしまいました。表題作のマリコも、「かかとのしたの空」のタイで遭遇した女も、気楽そうな振る舞いは奔放というより薄気味悪さが勝りました。悪夢…!
0255文字
貴
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ネタバレ「え ? マジ ? 行かないの ? そうかあ、残念だなあ。だってユートピアがあるって話だよ」「ずっとずっと南に行くとさ、あるんだって、ユートピアが。それでも行かないの ? 」こんなに楽観的に考えようと努力ができたら、すでにユートピアにいるんですね今すでに。
0255文字
mimomo
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ネタバレうーん。角田光代さん作品としては私はいまいちだったかな~。現実逃避できそうで出来ないみたいな。。
0255文字
hinamirucoco
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『一日でもいいから、たとえば吹き出る汗を、今頭上を飾っているのとはべつの星を、嗅いだことのない匂いを、街に沈みこむ夕日を、それらを前にした予定外の自分を見てみたい。』
0255文字
な🈂️
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半年くらいかけてじっくり読みました
0255文字
ちーちゃん
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うーむ、ハマりそうでハマれない…付いていきたいけど、やっぱりダメだった残念😢☆2003年刊行、角田光代さんらしい不思議な作品。子どもの頃からずっとボーッとするスイッチを持ってる私とキヨハルの不可解な同棲生活と、放浪生活の2篇。心の奥にザワつく何か…枠に安心したくて、でも枠が嫌で、何もかも捨てたのに…留まったところにまた枠を作ってしまう矛盾にウナリつつ…終盤はなんなんだって飛ばし読みで。角田作品はどハマりとそうじゃないのと落差が激しいのは私だけ?放浪先の喧騒が好きな土地なら、もっとノメリコメタのかも(泣)
0255文字
しゅんぺい(笑)
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初期作ということで、自分が好きな角田光代さんのイメージとはけっこうかけ離れたような作品。引き込まれるは引き込まれるけども、もうちょい明るさを求めてる。
0255文字
KonaHiro57
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キタザワ・キヨハル
0255文字
りっちゅん
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☆☆☆☆
0255文字
水色系
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テーマは「逃避」かな。2話目の、旅にいつまでもついてくる「女」が1話目のマリコに見えて見えて仕方ない。出てくる人たちに主人公と一緒にイライラし、イライラしながらもその人たちと逃避し続ける主人公にもイライラし…と、疲れるんだけど物語のその後が妙に気になる小説。
0255文字
こば
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今まで読んできた角田さんのイメージとちょっと違う。 正直ちょっとしんどかった。
0255文字
なき
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角田さんの作品、今まで映画化されるような作品しか読んでこなかったので、今回のは新鮮。場面の切り替えがあやふやな様子が、余計に「逃避」を強調しているような。どちらの作品の女もイライラしているのに、男たちを捨てることをしないし、多分できない。「共犯意識」に納得。
0255文字
鹿乃子
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ネタバレ≪メモ≫あのとき、嬉々としてでたらめを言い続けたキヨハルが何か必死になっていたように思い出されるのだった。今目の前に座るこの二人のように立体的なキヨハルになることを必死に拒否していたように感じられるのだった。≪感想≫すごくイライラ、モヤモヤする二篇だった。解説の、男との「共犯」意識にはなるほど、と。
0255文字
suu
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図書館本。角田さんのエッセイは楽しくワクワクさせられるけれど、文学作品になると人の深みや闇、よく分からない混沌とした感じをひしひしと味わえるので、作家さんって幅広いな〜と思う。感性…。 こちらの本も、言葉に表しにくい嫌な感じが時々あって、でもやめられない沼にハマっていく感覚を味わえる。 みんな何がしたかったんだろう… でもマリコの母親は確実に毒親の分類だと思った。 自覚なく、悪気もない正義感が1番他人を追い詰める。
0255文字
yukooo_tk
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「立体的なキヨハルになることを必死に拒否していたように感じられるのだった。」 「いろんな気持ちが本当の気持ちだ」「共犯という意識」 解説を読んで何となく掴めてきただけだけど、自分の人生を大きく占めるものに限ってもやもやといろんな気持ちが入り混じって、何かを決めた直後に真反対のことを思い浮かべて心が揺れたり、ただすれ違った人のことにものすごく嫌悪感を感じたり。 いろんな人のそのときの色んな気持ちがあって、それを自分としては想像力に限界がある中でどう生きていけばいいんだろう、とよく思う。
0255文字
teppppppppay
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評価してる人も多くてビックリしてる。 自分は想像力が豊かではないのか、好き嫌いがあるのか今まで読んだ中でいちばんの駄作。 時間返して欲しい。 初めからのめり込んで途中で下がるか、初めはしょうもないと思いながらのめり込むかなんでけど、 この本は本当に終始退屈で苦痛だった。 その時風呂も入ってないであろうマリコのベッドをそのまま使う南もよくわかんないし、そもそもキタザワの事もそこまでだったよねって… 何度脱落しかけたか、どう見たら面白いのかプロに聞きたい。
0255文字
shetland.
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「逃避の果て」という感じ。苦しいことから逃げて、逃げて、逃げて、最後は逃げているのか追いかけているのかわからなくなり逆に苦しくなる話。小柄で美人で歯が汚いマリコ。一緒にアジアのユートピアに行ったあとの3人とどう別れたのか、そこが気になる。所属する社会から逃げて外国に居着き、現地人と観光客の親切を食い物にする逃避人、そういえば大勢いるよなぁ。何が正解なのか、段々と分からなくなる。
shetland.

あと、全部捨てたつもりで逃げて遠くまで行っても、安い食料を買ったり、好きな色のタオルを買ったり、歯はどうせ毎日磨いたり、気付いたら日本の自室が現地に積み上がるだけで、結局所帯染みてきて日本にいるのと全く一緒だと気づく感じ…自分がいる限り逃避は不可能なんだなと絶望する。完璧な逃げは不可能だ。

09/14 09:17
0255文字
ピース
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最初は「みどりの月」の続きが「かかとのしたの空」かと思ったら違ったみたい。南か何も知らずにキタザワと住もうとしたのは分かるが、実態を知っても暮らし続けて最後には結局旅行に着いていくのはちょっと…これが女心?なんかよく分からない。
0255文字
まひはる
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男女四人の奇妙な共同生活。別れの予感を抱えた夫婦の、あてのないアジア旅。最も注目を集める作家が、今を生きる若者達の胸にひそむ明るい孤独感とやるせない心の行方を描く。
0255文字
栄養満点ナス
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細かい情景描写に引き込まれました。めちゃくちゃとはいかないまでも、まわりで様々な出来事が起こる中での主人公の心情の変化と、周囲の人々との対比が面白かったです。
0255文字
おーー
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角田光代さん。 救いを求めて最後まで読んだけど、 救われずに終わった。救われたかった… キッドナップツアーもだけど 昔はこういう作風だったのかな。 どこにでもいそうな、となりの家に住んでそうな 職場のとなりの席にいそうな人たちが出てきた。 存在がとてもリアル。 でも私の知ってる人たちでこういう人がいない不思議。 いかにもいそうでいない不思議。 角田光代さんやっぱり好きだ。
0255文字
rubbersoul
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「私はキヨハルの話を聞きながら目を閉じ、その光景をできるだけリアルに再生しようと試みた。それについて何か思ってみようとした。嫉妬、軽蔑、憎悪、嫌悪、否定、あるいは肯定、けれどどれも感情のともなわないただの言葉としてすべり落ちていくだけだった」
0255文字
みにうさぎ
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みどりの月しか読んでない。 こういう異次元の人たちを自分の立場とか気持ちに落とし込むことが不可能。
0255文字
ふわもこ
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角田さんの小説に出てくるモタモタ不器用な人達は割と共感できるんだけど、この話の場合登場人物がみんな嫌い…。東南アジアは10年以上住んでたので逃げて何かを見出したい人々がわんさかいたことを思い出した。でも私は清潔なシンガが好きだしリゾート側のビンタン島が最高で、本当に大ー好きだったんだけど。
0255文字
さばのおににり
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角田光代は陰だけど陽だと思ってたんだけどこれは陰の陰で救いがあんまりないなあと思った。作風って変わるんだ。面白い。
0255文字
本の虫
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ネタバレとても恐ろしい話。同姓をしたら、同じ家に別のカップルが住み着いていて、なんとそのカップルの女性が彼の妻だった。二作目は、夫婦がすべてを捨ててアジアを旅する物語。旅の途中で変な女に(たぶん一作目の妻)に付きまとわれるという話。
0255文字
Satryenu
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☆☆
0255文字
寿司の奴隷
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いつも彼氏の文句を言いながらも別れようとしない女友達の愚痴を聞かされているような不快感と、またあのクソ彼氏の話?と半笑いで聞きたくなるような気持ち。小説を読み終えたところが終わりではなく、そこからこそストーリーが始まりそうな雰囲気があります。
0255文字
ルーシー
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またもや2日かけてお風呂で読了。2つ収録されてるけど彼女の作品に共通する、不快で薄気味悪い女が両方とも登場する。何を言いたいのか分からないしとにかく読んでてイライラするんだけど、読まずにはいられない。紙の月もそうだったけど、アジアの旅の様子がほんとにリアル。なんとなく想像つくし興味はあるけど、絶対に行けないな。どこでもドア出来たら一日、いや半日、いや3時間くらい、遊びに行きたい。
0255文字
柿ピー
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堕落した生活やなにか悪臭を感じるような2作品。違う作品だけど、登場人物がにていて、まさかマリコってあのオレンジ色のスカート?!…みたいな、通じるものを感じました。そらから、ぼんやりしてた子の気持ちが妙にリアル!自分もそうだから!角田さん、何でわかるの?
0255文字
エドワード
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恋愛モノを書く小説家は、最初は自分に近い年齢の男女を描くもの。角田光代さんの、未読の初期2作品。主人公が若い。「みどりの月」は、恋人のキタザワと同居する南の体験する奇妙な共同生活。なんでマリコとサトシがいるのよ。わけわかんない。「冷蔵庫のアイスクリームを勝手に食べないでよ!」常識のあわない人との暮らしの疲れ方がリアル。無関係のような続編のような、もう一編。タイ、マレーシア、シンガポール。熱帯の猥雑さが既に角田さんの十八番。細かい描写のどこが重要なのか気をつけて読まねばならない、粗削りの魅力。
エドワード

私が最初に出会った角田さんの作品は何だろう、と読書メーターを遡ると、が2011年に「さがしもの」「対岸の彼女」を登録している。この辺の作品は文章が既にこなれていて、心理描写も落ち着いていて淀みがない。初期作品には、トゲトゲしい喜怒哀楽が爆発していて、物語が漂流しているような独特の魅力がある。今なら秀逸と評されるだろう題名も、当時は意味不明と不評だったんじゃない?

10/17 06:46
0255文字
ruslan
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2編。婚期を急ぐ女性が交際中の男性と同棲したら同居人が変人だった話。男女2人で海外旅行中に不気味で無遠慮な女性に付きまとわれるお話▼全体的にいや~な空気が漂います両編に疫病神な女性が現れるがそれぞれ「神」と「悪魔」を恐れている。突然の離反行動に、主人公たちは自然とついて行きそうな流れが恐い★吉田_パレード
0255文字
トロチ
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ネタバレ✩✩✩ どちらも嫌〜な感じの登場人物が出てくる。 特に"かかとのしたの空"の不気味な女。こんな人につきまとわれたら嫌だろうな、と思った。 常識と自分が思ってることが通じない相手ほど怖いものはないな、と思う。 でもどちらの話も主人公はその感情を超えたのかな、と思う。
0255文字
teruaki
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ネタバレ表題作「みどりの月」と「かかとのしたの空」の2編。どちらもどこか薄気味悪い空気感。みどりの月では怠惰な生活を続ける恋人と同居人達に抗う主人公が、最後はその生活に飲み込まれていく様。かかとのしたの空では行く先々に何故かついてくる不気味な女(みどりの月のマリコなのか?)。どちらの主人公の行動も理解し難い。いまいちすっきりしないままに読み終えた。ジャンル的にはホラーなのかな?
0255文字
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