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孤独か、それに等しいもの

感想・レビュー
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yu.ka_4416
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曇天の空と、日射しが柔らかい昼間が交錯する世界。切なさとやるせなさとがせめぎ合う。心にひっそり残る作品です。
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おしゃべりメガネ
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【追悼~大崎善生】ここ最近、改めて作者さんの作品を読み返していますが、ある意味大崎さんらしさが滲み出てる一冊でした。中には後に『ロストデイズ』という長編になる原作もあったりとイッキに読み返してる今だからこそ、楽しめる展開かなと。個人的には「ソウルケージ」という作品がダントツで好みでした。全体的にはどの作品も人の'死'というシリアスなテーマを扱っているせいか、お世辞にも読んでいて明るいキモチにはなかなかなれない読書となりますが、こういう作風もこれはこれでありなのかもしれません。大崎さんの短編はステキですね。
おしゃべりメガネ

〔図書館本104〕

08/18 09:50
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こくう
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ネタバレだからピアス穴を開けることによって、私が何を失うのか教えて/ 何でも、いいだ。どうでも、いいだ/ 必ずまたチャレンジしましょう/
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がー
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文庫本。再読。娘が読書するので、横でパパも本を読んでいてということで棚から選んだ。大切な人を亡くした喪失からの再生。恋人、双子の妹、母親の死。センチメンタルすぎるけど好き。 「恋をして結婚をして子供を作り、人間がそうやって何かに向かって登攀していく生き物なのだとしたら、いったいどこがその頂点となるのだろうか。」
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蟹座
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p.112 前提とか、接続詞や比喩を取り除けば、美しく簡明な文章ができあがるのと理屈は同じことである。 私はヒロシくんが好きなのだ。
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野鹿
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ネタバレ瑞々しい美しい文章の中にキリキリと胸が痛むような主人公の孤独が入り込まれる感じ。その中に時々、予定調和あり。ダイナマイトで自死とその描写は、優しい母にも存在していた凶暴な熊の部分だと思うが、なんかちょっと不釣り合いな気がした。
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ねこ
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5つの短編集。私たちの日常のどこかにいそうな人たち。比喩表現が散りばめられていて観念的で詩的な感じの文章。陰を持った人たちの人生。その一定期間を切り取ってシャッターに収めたような物語。好み。
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Kaoru
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単刀直入でリアルかと思えば、少し暖かい雰囲気もあり、そのギャップが凄いなと思う。 孤独か、それに等しいもの 双子の話がとても良かった。
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読書家さん#mdQf51
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だらだらとこの坂道を下っていこう ソウルケージ  感情には名前のつけられないものが多くある。また単に孤独と呼んでも、人やそのときの状況によって違い、全く同じ感情というのは存在しない。1年前のそれと、今日のそれも違う。つまり、孤独というのは、孤独っぽいもののに共通する本質的な部分のみを指すのだ。だから少しずつ違っていてもその本質を持つものは孤独と一括りに呼ぶことが可能になる。「か、それに等しいもの」というのは、その本質的な部分だけでなく、その外延の部分もひっくるめた表現であり、丁寧で真摯的な態度だと思う。
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あーちゃん
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構成が分かれている。どれも人間の淡白でまっすぐな恋愛観を描かれているのと同時に人は本当に、他人を好きになって愛するのかというのを懐疑的に書かれた両輪のアウフヘーベンといったところか。
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つんどくでれ
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途中からノルウェーの森を読んでる様な錯覚に陥った。何だかすごく似てる感じ…。 全体的に重い。し、怖い。 自分も持ってる、普段は心の奥底に沈めてある闇の部分の正体を見せつけられた気がして。 自分は壊れたらどうなるんだろう?でも壊れることさえも怖くてできないかもしれないな…などとぐるぐる考えた作品でした。
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まめちゃん
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心の内面を丁寧に綴った短編集。 1回だけだと、読み込めない感じでした。 再読したら、また違う印象を受けそうです。
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ゆい
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大崎善生の本、将棋以外の何かで読んだことあるなと思ったらこれだった。恋愛の短編集なのだけどまあ綺麗な文章と漂う不安定さにたまらなくざわざわさせられる。八月の傾斜が好きだった。
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ねころじ
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ネタバレピアスを開けたら、大切な感覚は失われてしまうし、初恋の運命の人とはさようなら。魂の片割れを失っても、人は再生し、立ち直ることができる。優しさから肉片として弾けた母を、苦しみを、許すこともできる。喪失からの回復を描いた短編集。
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かりんとー
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表題作と、最後の「ソウルケージ」が良かった。
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柊 ユウ
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読みたい本消化チャレンジ。どれも喪失感が漂っている短編集。装丁にやられた…という感じですが、読み続けられたのはわざとらしくない描写・演出かなとも思います。”solitude, or something like that”の響きがいい。
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じょうちゃん
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2004年刊。国会図書館から借りた本。孤独がテーマの五つの短編集で、孤独/喪失感の根源となる出来事へのこだわりに焦点を感じる。一つの話の中の議論にあったけど、自分の行為は報われるかということ。報われるともあれば報われないこともあるのではと思う。でも、文中にあったように読書は一冊読めば一冊分自分の中に蓄積される貴重な行為だと思う。表題の、孤独かそれに等しいもの、では双子の妹を亡くした藍の悲しみの深さを思い悲しかったがhappyエンドに救われた。一生懸命に生きよう!
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草
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短編集って気が付かなくて「これで終わり?」って思うところが多かったけど嫌にならない、これからが気になる終わり方だった。
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taiga0328
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 彼の文体がその切なさの表現・文体ととても調和しているし、とても僕の好む文体である。  相性が良い。
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Tamaki Yamaguchi
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どのお話も測りきれない絶望がある。最後の光が小さすぎて、結局苦しみと戦わなきゃいけないんだ、と哀しくもなるけど、でも、それでもその小さな光があるから、頑張れる気持ちもする。 「だらだらとこの坂道を下っていこう」がお気に入りかな。
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ワニニ
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泣きそうだけれど、うっすら光が射してくるような温かさも感じた読後。寂しく悲しく残酷な物語やきもちが、透明感ある美しい文章で描かれると、すこしだけ救われた気分。喪失感は言葉で言い尽くせないけれど、生きているから、生きていくのだ。今は新しい誰かがいて、何かがあって。
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よりな
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なんとなく手にとって読んでみたらするするいけた。短編集。八月の傾斜と表題の孤独か、それに等しいものがきになった。全部この表題とおなじような感覚の話なんだけど特にこの2つはそれを強く感じた。両方とも失ってしまうはなしだ。孤独か、「それに等しいもの」ていうのはいいな。等しいもの...なんだろうね。
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はわわ
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僕たちは過去に堆積した、生生しく寂寞とし、様々な感情が付与された物体としての経験と共に生きている。受容や拒絶の均衡は時にいとも容易く覆る。そこから立ち直ったり、決別したりするまでの心理的な描写がとてもリアルに描かれていて、感情移入しやすかった。 短篇集なのでスキマ時間に読むにはいいかもしれない。
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ぱるか
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読み終えた後の胸騒ぎが止まらなかった、、、最近の私の心の穴に妙にフィットして、光が差し込んだ、、深い本。
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たなかか
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それは高校生がすることだと僕は思う それは大学生がすることだと僕は思う プロバンスの糸杉 干しぶどうの数くらい 一冊の本を読めば、一冊分の知恵がつく。ビールを飲めば一本分の幅ができる。 ソウルケージ 籠に入れること 傷ダラケノ熊 忘れる事などできるはずもない、捨てるということだな。人の意図せず残したものが人を救う ラバーソウル 兄妹の思いの不幸 誇りと光に満ちた人生を送ってほしい
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土方one太丹
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私にはちょっと合わなかったです。世界に入れませんでした。
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ふらっでぃ
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ネタバレ「孤独か、それに等しいもの」双子の藍と茜。双子だけの世界。友人と重ねて読んでしまった。「ソウルケージ」母に捨てられた事実を受け入れること。5つの短編全て、ずっしりと響いてきた。
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ち~
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短編5つ。どれも、とんでもなく喪失感を感じさせる。でも、読後はさほど鬱々とした気にさせないのが不思議でした。短編ということもあり、サラサラと読んでしまったけれど、じっくりと読むともっとジンワリと染み込んでくるものがあったのでは?と思わせる綺麗さがある短編集でした。
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ライアン
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10年ぶりに再読。孤独がテーマの短編集。暗い感じの中「孤独か、それに等しいもの」のヒロシだけが明るいお気楽なキャラでなんか救われる
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tomoki
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ネタバレ短編集。幼少期~青年期に近親者を不幸な形で失う話ばかりで、どうにも安直に感じられて、しらけてしまった。そんな目にあえば何かしら葛藤や苦しみを背負わざるを得ないのは当たり前じゃないか。
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YYOSHIDAA
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再読でした。夕方にシワが出るオフホワイトワイシャツ、素敵。。そんな男性プロポーズされたい。一度読んだ時には若かったので、分からなかった心の傷の話も今回は深く理解出来ました。
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貧家ピー
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表題作含め5作の短編集。主人公はみな孤独。 「八月の傾斜」今日一日かけて私は何を失っていくのだろう。目標を見失い、新しい恋人との恋もうわべだけ。初めて愛した人を忘れられないのがベースになってしまってる。 本当に人を愛することとはこういうことか、恋愛が盛り上げている最中に亡くなられると、永遠になってしまうからか。
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アイコ
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タイトル借り。危うい精神、どす黒い感情のなかにも、美しさや希望がそっと寄り沿っているような物語たち。あー何かお腹一杯だわ。
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まる
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孤独とは。幸せとは。何なんだろうね。孤独の中で生きる短編集。
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わらび。
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「八月の傾斜」と「孤独か、それに等しいもの」がすき。何度か出てくる「私は茜よりも3分だけ早く生まれたんだから、きっと3分だけ早く死ぬんだよね」という台詞が印象に残った。大崎さんの作品は初めて読んだが、他の作品も読んでみたくなった。わたしにもいつか、ピアス穴を開けることで何かを失い、何を失ったかすらわからない日が来るのだろうか。それはそれで、楽しみでもある。
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まるまる
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とても深い絶望に、確かに差し込む光のような作品。傷つきながらも一歩を踏み出す登場人物たちに、魂を揺さぶられるように感じた。。個人的に「八月の傾斜」「だらだらとこの坂道を下っていこう」「ソウルケージ」が好き。どの作品も、言い回しが本当に上手い。タイトルも素敵だし、どの話にも的確かつ美しいフレーズがたくさんあり、そのフレーズに触れられただけでも読んだ価値があるように思う。「干ぶどうの数くらいセックスをしよう。」なんて恥ずかしくて言えそうにもないけども。
0255文字
nachan
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とっても染みる!
0255文字
sayaka
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5つの短編の中にそれぞれ孤独が紛れ込んでいる。
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