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鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-19)

感想・レビュー
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mikyojima
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ネタバレ病名が出てくるまでうまくミスリードされました。確かに被害者のような、悪気がない悪気があるなと思い、良かれと思ってやることの怖さを感じる。救いはマリーナの旦那さんかもしれない。ラストは自殺か他殺か、どちらでも良いエンディングでしょう。
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ホースケ
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ふと思い出したように本棚から手に取ったのだが、奥付は昭和56年9月、書影は『クリスタル殺人事件』が上映されていた当時のもので、実に40年以上を経ての積読が解消されることに。細かな文字に難儀しながらも、ストーリー運びの上手さや、動機の部分に焦点が当てられた殺人事件の先が気になり没頭していく。全てが明かされる時、その悲しい事実に遭遇した瞬間を切り取る手法は見事で、まさに女流作家クリスティーだからこそ描けた場面なのだろう。中学生の時以来、久しぶりに読んだクリスティー。あの頃のワクワクした気持ちが蘇ってきたようだ
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ちづこ
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アガサクリスティ面白い。 マープルさん好き。
0255文字
鯵
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ネタバレ紙の本サイコー笑 勧められて読んだけど、今まで読んだクリスティのとは違った読み味だった。 翻訳がそうなのか原文がそうなのかはわからないけど、説明が少なくて目の前で繰り広げられている事を、直に体験しているような印象の文だった。 かと思うとまんまとミスリードがあったり、体験的文章(こういう表現で正しいのか分からないけど)であるからこその欠落が鍵になっていたりしていて新鮮だった。 ミス・マープルもシリーズになってるしこっちも追ってポワロシリーズと比較するのも面白そう。
0255文字
たぬき君
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久しぶりにクリスティーを読みたくて再読。名前が覚えにくくって手こずったがストーリーは面白かった。動機だけ途中に記憶が戻ったが流石クリスティーですね。
0255文字
Hiro
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時々思い出したように読むクリスティ。本作はかなり後期の作品で様変わりした村の様子や、スーパーでの買い物、レコード鑑賞が当たり前になった日常が出てくる。老いた探偵に付き添う家政婦やヘルパーがいて、同じ老齢の私には有難い社会の仕組みであり主人公の暮らし向きだと、関係ないことに感心してしまった。最後に明かされる真相はやはりとても興味深く意外なものだった。なるほどそう来たか。つくづく目の付け所がいいと思う。映画になったのも頷ける。ちょっと地味だけれど。
0255文字
ばたこ
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ネタバレこれは……殺意わいてしまうだろうな、と犯人側の心情が理解できてしまうのは私も母親だからでしょうか。(もちろん殺人なんてしませんが)令和の現代においても他人事ではないなと思いますし、肝に銘じなければ。セントメアリミードもマープル自身も時間が経って変わってしまった事が沢山あるけれど、変わらない事もあるんだなぁと少ししみじみしました。
0255文字
meg
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なんて面白いんだろう。 マープルの厳しさは持ちつ持たれつ。 イギリスの静かさ、時代、女流作家アガサクリスティの描く物語はわたしの憧れ。光る。
0255文字
Frederick
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再読。だんだん増えてくるミス・マープルの愚痴に、昔は読み飛ばしていたのに今は共感してしまうのは年を取った証拠w出来るものならそっとしておいてあげたかったというミス・マープルの気持ちにも共感。ジェースンの苦悩が切ない。
0255文字
治野
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鳥肌立った
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Koloron
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ネタバレセント・メアリ・ミードのゴシントンホールを購入した女優のマリーナは、引っ越し祝いも兼ねて屋敷で慈善パーティーを開く。大勢の客が訪れ賑わう最中にバドコック夫人が殺害される。善良なバドコック夫人を誰が殺害したのか。その後の脅迫などからマリーナが狙われていたのでは、という方向に警察の捜査は進む。出席はしていなかったが友人や警察の知人から情報を得たミス・マープルは事件の推理を始める。 ドラマの印象が強くて犯人も殺害方法も知っていたが、人物描写や詩的な表現、言葉の捉え方など本だからこそ味わえる部分も多く、楽しめた。
0255文字
あいちょ。
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図書館。 ジェーン・マープルシリーズ。
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くみ
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ネタバレポワロもそうだがミスマープルシリーズも時代の流れが反映。新興住宅地が出来たり人間関係のあり方が変化したり。そんな中、有名女優が村に別荘を買い、お披露目パーティーを開く。その中で起こった殺人事件。ドラマで見て犯人は知ってたんだけど、始まりの状況からどう落とし込んでいくのかを忘れてました。おかげでドキドキしながらプロセスを楽しんだ!そしてクリスティーの作品を続けて読んでると、彼女にとって「絶対受け入れられない他者」が分かってきた気がする。私は養子をもらって飽きたらぽーんと捨てる方がひどい気もするけど。
0255文字
±
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ネタバレ我ながらピッチの速すぎるミス・マープル再読長編第八弾。パート主婦が住む新興住宅やスーパーマーケットに侵攻されるセント・メアリ・ミード、ハリウッド発の芸能ゴシップが読める美容院…1962刊で「あちらの昭和」、という気配のなか、齢で満足に動けない我らが老嬢が殺人事件で元気になる話。クラドックも優しい。ネタは令和日本でも厳重注意、という話だし、いるよねこういう人…としんみりせざるを得ず。幸せな人はあまり出ない(チェリーは可愛い)けど、ワイダニット名作ならではの印象。
0255文字
黒い森会長
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今回の事件の場所は、「書斎の殺人」の旧ゴシントンホール。今は改装され女優のものになっていた。そこで行われた慈善パーティの席上で、客の夫人が毒殺される。被害者の飲んだグラスは、女優のグラスであった。犯人は、女優に殺意を持つものか。セントメアリーミードの村も、人が変わり、新興住宅地もでき、マープルも衰え、無理解な介護人に悩まされる。殺人事件より、マープルの復活に興味を持ちながら読んでしまった。
0255文字
qoop
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終盤まで続く捜査の場面にはほとんどフックを感じないまま/手応えのないまま読み進んだ。やはりこうしたミステリは得意分野ではないが、ミス・マープルの推理が一気に畳こまれていく最終盤のドライブ感は素晴らしい。このカタルシスのために読むのもまぁアリか。読んでる途中、奥さんからぽろっとネタバレされたのが実に痛いが… 有名な古典を読む限りネタバレから逃れられないし、それを踏まえて読むくらいの気構えでないと心折れちゃうしなー。読む前にネタバレ食らった「アクロイド殺し」にもいつかチャレンジするつもり。
0255文字
*ふうか*
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ドラマからやって来ました。 面白かった! 残り80ページで亡くなって解説されて、少ない時間でドバっと起きてるのがすごい
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ミミクロ
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終わり方も好きだけど、結局グラディスどうなったんだろ。
0255文字
まなな
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なかなかの後味わるさ 昔の言葉遣いがいいな 現代はもうこんなおばあさんもいないもんね
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おりがみ
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ネタバレすこし前に感染症に関する書物を読んだときに紹介されていたので手にとりました。ミステリとしてたのしめたというより犯行の動機と犯人の人物像の描き方とドラマを味わった感じがします。刊行当時のイギリスにいかほど感染症に対するリスクがあったのかわかりませんが、核心に据えられた問題は社会小説としての側面も持っていたのでしょうか。引き込まれるものではありますが気になる点も残る一冊でした。
0255文字
たっぱマシュマロン
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含みのあるラストで、モヤモヤ。結局のところイタリア人の召使いとエラを殺ったのは(殺ろうとしたのは)どっちなのさ。いや、わかるけど、もやもや。
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ミカ
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ネタバレ今回で3度は読んだかな。さすがに犯人と動機は覚えていた。知っていながらもこれだけ面白く読めるのは流石クリスティー。ここにも、ここにもちゃんとヒントが書かれている。あ、マープルが気にし始めた。そんなことを楽しみつつ読了。動機は切ないね。さぁ、今夜のTVドラマはどう現代風にアレンジされているのかな。
0255文字
スパイク
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これは犯人を途中から思い出してしまいましたが、面白く読めました。マープル物は主人公が老夫人なので人から聞いた噂話や人間観察力だけで謎を解決してしまう凄い探偵だ。
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ちどり
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ネタバレミス・マープルシリーズ。マープル婦人の親友バントリ―が以前所有していた家が劇的リフォームをして映画女優マリーナ・グレッグとその愛妻家ジェースンが買い取り、しばらくしてその家でパーティーが開かれ大勢の人が集まった。そのパーティーでマリーナが飲むはずだったお酒を飲んだヘザー(親切なおしゃべりさん)は毒殺されてしまった…「このかたにとっては非常に幸運だったわけですね 過量の睡眠薬をおのみになったのは、死だけがこのかたに残されたただ一つののがれ道だったのですから。…それとも 誰かに与えられたのでしょうか?」
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じゅり子
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再読。ミス・マープルシリーズではこれが一番好きかも。テニスンの詩を引用するバントリー夫人や、若くて元気のいいチェリーもいい味ですが、事件の動機が哀しいもので…話や噂から真実に辿り着いていくミス・マープルはやっぱりすごいおばあちゃんだ。この延々と続くおしゃべりが好きなんですよね〜(笑)。知らぬ間に人を傷つけてしまう人間、それが我が身に降り掛かってくる、いつの時代でもある話だけど、自分を顧みなければ!と反省しきり。しばらくクリスティ再読しようっと。セント・メアリー・ミード村を想像しながら。
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Gen  Kato
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再読。被害者ヘザーのキャラ造型がうまいです。あとミス・ナイト、イラッときますねえ。しかし「最初の夫」の設定は要らなかった気も…
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barcarola
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何はさておき、動機。すごいぞクリスティー。セント・メアリ・ミードの変わりようを読むのも楽しい。
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オーネ
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いつの時代も年を取った人は新しいものや変化に拒否するものだなぁと。 動機に本気でびっくりした。伏線の張り方が上手い。読んでる最中に引っ掛かったところがあったんやけど、そこがトリック?で、そういうことか!!ってなって嬉しかった。
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りく
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穏やかなセント・メアリ・ミードの村にも、都会化の波が押し寄せてきた。アメリカの女優がいわくつきの家に引っ越してきて、彼女の家で盛大なパーティが開かれるが、その最中、招待客が変死を遂げる。マープルシリーズ長編。◼︎今回は、ホワイダニット。『鏡は〜』は、ホワイダニットの名作ですね、ホント。真相に辿り着いた時は、すごい作品であることを、改めて思い知りました。そういえば、日本のミステリには、ホワイダニットメインの名作にお目にかかれていないのか、いまいち思い浮かばないですな。
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cinos
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再読。女優がショックを受ける場面から始まる物語で、とてもシンプルだけど意外な事実が明らかになります。
0255文字
illsign
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殺人事件の謎よりも人間ドラマのほうにページ数が当てられている印象。マープル、ナイト、チェリーが出てくるところでは、にやにやしながら読んでいた。被害者の一見どうでもいいと思われた言葉が実は犯人をひどく傷つけていて、それが分かれば犯行は簡単でトリックは特にない。でもその動機に気づく人はすげー、てかいないんじゃないかなとも思う。
0255文字
Shoko
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私にとって初のミス・マープルものの長編。 編み物の目を落としてしまったり、付き添いのナイトや主治医にお年寄り扱いされて、ちょっと衰えを感じずにはいられないミス・マープル。 しかし、セント・メアリ・ミードで殺人事件が起こると、持ち前の鋭さと人間に対する深い見識で事件の真相へと迫っていく。 他の方も言われてるとおり、悲しい動機が分かった時(今、結構タイムリーな話題ですね)「はぁ~(/_;)」ってなりました。
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猫町
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動機が哀しい。何度目の読了かな。ヘビーな作品の合間には、チェイサー代りにクリスティー。変わり行くセント・メアリ・ミードをミス・マープルと共に惜しみつつ。これまた再映画化しないかしら。リズはマリーナとレディ・シャルロットとはイメージ違うと思うので。K.ブランシェットあたりで。
0255文字
あんこなん
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アガサクリスティ作品では、比較的最初の頃に読んだ作品。輪が一つ見つかれば、後は簡単に解けるような作品だが、ナイトという付添婦に阻まれ外出もままならない中、与えられた情報から人物を描き出し、事件を構成していく過程が面白い。howについては、今ひとつ弱い事が残念だが、私は大好きな作品。
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なっちゃん(杜猫nya)
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マープル物らしい、女性でなければ分からず、そして女性であるからこそ起きた殺人。ラストの解決のシーンのマープルの包容力というか、英国の良き老婦人のあり方がまた素晴らしい。・・・序盤、介添えの女性を撒いて散歩に出かけたお茶目な人と同一人物なんだよなー。
0255文字
はる@夏の霜
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有名どころだから読んでみた。ネタバレされて、犯人や動機は知っていたのでどんな風に解決していくのか興味があった。 ミス・マープルの人物観察や推理はすごいと思ったけど、やはり探偵ものは好きになれそうにない。これが最初で最後のミス・マープルかな。
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shiaruvy
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★4 [S51.09.15 20刷] M.ディートリヒばあちゃんから「そんなに光モノが好きなら身に付けているやつ全部丸呑みして窒息しやがれ!」といわれた恰幅のいい(若い時から想像不可などすこい型)女優主演の映画原作。 自分には些細な事でも他人さまには膨大な迷惑掛けている事が多々あるんだよなぁ。 我が身振り返り,自分では気付かない迷惑に反省する。m(_ _)m
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ひめやさくら
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マープルさんも言うように、事件自体は本当は単純なもの。ただ、人物関係や配置が事件を複雑にしてしまった気がする。そして、最初の被害者みたいなタイプ、現代にはゴロゴロしてるなーとしみじみ思った。自分の尺度でしか物が見れないって、非常に危険だよね。まぁ、何で自分が殺されたのかすら、分かってないんだろうけど。
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