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定本啓蒙かまぼこ新聞 (新潮文庫 な 52-2)

感想・レビュー
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急性人間病
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中島らもは人間のジャンル分けというのが恐ろしくうまい人だと思った。うまい、というのはとりわけ、その特徴に説得力を持たせておきながら、しかしそれが人間の縮減(当世で謂う「老害」「キモ金おっさん」的な悪魔化)には遂に繋がらないところに感じる。一見軽やかだがこの塩梅を保つには相当の才力、というか身も蓋もないけど地頭が必要だろう。おっさん・おばはん観のキャッチーさの裏での、“自炊ズ・カマボコ”における幼年期の捉えられかたというのもすごく素敵。
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やまねっと
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油断したら見逃してしまう面白さだ。ユーモアはあるが、それほど面白いわけではない。でも、面白くないわけでもない。読み飛ばしても良かったんだが、次にどんなことを載せてくるのかワクワクして読んだ。 カネテツの広告なのに好き勝手やって、カネテツもよくこんなの許したなと思った。 中島らもも若かったのだ。こんな偉業は他ではできない。
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katoyann
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筆者がコピーライター時代に書いたという「かねてつ食品」の新聞広告である。雑誌「宝島」に掲載された。型破りな広告で、筆者が与えられた紙面を自由に使って良いことになっていたという。 商品の宣伝はあまりなく、マンガとエッセイ、それから読者投稿コーナーに紙面が割かれていたようだ。 筆者のマンガが秀逸。マルチタレントぶりが遺憾なく発揮された秀作である。私も中島らもにハマった高校生時代があったが、あの時代特有の若者の鬱屈というのがあって、それを笑いに変えて、読者に元気をくれたのが中島らもだったと改めて思い直した。
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ちぇけら
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めちゃんこおもしろいですのん。これ広告なんて嘘でしょって言ってましたけどかまぼこ食べたくなってますのん。広告のフィールドをらもさんの得意なところまで引きずりこんでいて、それがべらぼうにおもしろくて、たまらない。最高のやりくちだね。
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H!deking
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やっぱりらもさんは最高でした!
hope

らも万歳!!

04/09 20:13
H!deking

バンザーイ!!

04/09 20:15
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ぜんこう
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らもさんと当時のかねてつ(カネテツデリカフーズ)の常務が同級生だったとは言え、本書に乗ってる企画書で、そしてこの広告(←ほとんど商品のことは無視)を採用してしまうという企業の懐の深さ。 らもさんとは関係ないけど、文庫本のせいか、漫画のセリフの文字が小さすぎて、僕みたいなオッサンにはちょっと厳しかった。
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アズル
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先日のブックオフ20%オフで購入した一冊。冒頭の企画書からぶっ飛んでます。カルチャー雑誌にかまぼこやちくわの食品会社の広告がある、というのは今考えても奇異ですね。
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林 一歩
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教科書サイズだった頃の宝島を思い出し少しセンチな気分になった…というのは嘘だけど、広告だと思った事は一度も無かったな(苦笑)
こずえ

うわあ、なんてなつかしい…。いまや青春の思い出になってます…。はみだしぴあと一緒に…。

08/25 22:39
ヴェネツィア

また。変え過ぎると、おしまいに分らなくなってしまいますよ。

08/26 06:02
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昼と夜
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広告の企画書って個性でますよね?データに訴える派、アイディア勝負派、論理的に淡々と語る派、そんな中でらもさんの企画書は人を喰った派でしょうか。『ほんとはカマボコすきなのに(省略)スーパーのかごに冷凍ピッツァをいれてしまう気弱な自炊する若者たちのため』とかクライアントもよくこれ通したよな、おい。と思うわけです。『電通がなんだ。博報堂がなんだ。1対1だったら負けないぞー広告のご用命ならー(株)日広エージェンシー』素敵です。カネテツの広告のお陰か、めっきり寒くなったせいかかんとだきが食べたくなりました。
昼と夜

wankoさん 文中に書いてあった神戸元町通りの入り口ちかくのカネテツ直営おでん店てまだあるのかなぁ。「いかばっかり」超気になる。もちろんホームおでんパーティも歓迎ヨ。

10/25 22:38
123456789wanko

もあ無さそうです。今は工場見学や直売所のある、てっちゃん工房がオープンしてます。てっちゃんにもあえるよ!

10/25 22:55
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Tamura  Hiroyuki
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“広告屋”らもの素敵な才能が楽しめる異色の一冊。いきなりかまぼこ屋さんへの企画書が載ってるんだもの。てっちゃんとおとうちゃんの漫画も王ビートな笑いが楽しめる。にしても、これを広告として採用したかねてつの懐の深さたるや底なしですな
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123456789wanko
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てっちゃん てっちゃん かねてっちゃん♪ ちくわとかまぼこ くださいな♪ へいへい まいど ありがとさん♪ 中島らも最高です。
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てふてふこ
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笑いの先駆者・中島らもの出世作を纏めた本。
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餅
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天才。 ニヤニヤしながら、止まらずに読み切ってしまった。
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trash
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軽い毒のある文章なのに、すごく人に好かれる文章に見えてしまう。漫画の台詞と絵柄がいちいちツボです。
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ヒコ。
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初期の彼の文が読める。旧かねてつへのプレゼン資料の一部も見られる。
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こらぴし
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今はなきらも氏がカネテツデリカフーズをスポンサーに、伝説のビックリハウス上で展開した、広告とも連載記事ともわからない企画、「啓蒙かまぼこ新聞」の文庫化だ。 Web上にもサイトを作成し、今風に言うならメディアミックスのようなこともしていた。 カネテツのマスコットキャラてっちゃんを使い、コピー機を使ったマンガなどもあったり、シュールな世界が繰り広げられていた。 改めて読み直してみると、やっぱりすごかったな、らも氏は・・・と思う。
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アヒルリン
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漫画とエッセイ。人柄が滲み出ているというか、素晴らしいユーモアで中島らもの本領発揮。面白い!
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kobaatsu
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なんかバブルな頃の記憶を追い求めております昨今です。なつかすー。
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ikki
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とりあえず、らもの霊を降ろしておもしろおかしいエッセイを書きたいぞ
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BJA0214
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中島らもさんが広告代理店に勤めていた時に手がけた、関西ではお馴染み「かねてつ(現カネテツデリカフーズ)」の広告。マスコットキャラてっちゃんとその父親(父はらもさん作)の掛け合いがおもしろく、広告やマスコットキャラの枠を超えた「読み物」となっている。初出誌が宝島だということも、単行本の解説を村上春樹さんが書いていたことも今なら「ありえない」!と思う。ハンパないハジケっぷりだ。 笑い上戸だと自負している方には、公共交通機関内で読まない方がいいかもしれないとアドバイスしておきたい。
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hosi25
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何も考えたくないとき読むといい。忘れた頃に何度でも読み返せる本。
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定本啓蒙かまぼこ新聞 (新潮文庫 な 52-2)評価40感想・レビュー25