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新装版 鬼平犯科帳 (23) (文春文庫) (文春文庫 い 4-74)

感想・レビュー
155

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オールド・ボリシェビク
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短編「隠し子」と長編「炎の色」からなる。「隠し子」に登場するのは、鬼平の父親のまさに隠し子であるお園。要は鬼平の妹だ。蓮っ葉のようで、凛とした雰囲気のお園、実によろしい。「炎の色」でも大活躍し、物語を盛り上げる。鬼平犯科帳の魅力は、女たちの魅力でもある。池波正太郎、読者の楽しませ方を知悉している。それにしても鬼平、次の24巻で終わりか。もったいない。とっておこう。
0255文字
たかし
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長篇ということだが、平蔵の妹であるお園の登場する短編くらいの話と、女盗賊・荒神のお夏の中編といった体裁。どちらも独立した話である。漫画版だとお園はレギュラーとしてそれなりに出番があったけれど、原作では終盤の登場だったのだな…。漫画版では平蔵の妻がお園を愛人か何かと勘違いするコミカルな場面があったはずだが、小説ではそんな場面はなかった。それから、荒神のお夏。女盗賊というのはなかなかに珍しく、著者もマンネリの解消をしたかったのかもしれない。生い立ちになんかありそうで、なんも説明がない。次で絶筆だもんなぁ…
0255文字
おとん707
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前巻に引き続き本巻も長編。前巻もそうだったが長編では筋も入り組んでくる。ここでも素性の知れぬ剣客に平蔵が襲われたり、お園という曰くある女が出てきたり、盗めを企む盗賊は連合軍だったりなかなか伏線が複雑だ。複雑であるが故に平蔵も慎重で表向き平静を装う為に与力や同心より密偵を駆使する。特におまさの活躍が光る。おまさと言うと中村吉右衛門の平蔵でおまさを演じた梶芽衣子の色っぽさがどうしても頭に浮かぶ。そして本巻のおまさも色っぽい。全24巻の鬼平犯科帳も残り一巻になってしまった。続けて読むか、もう少しとっておくか。
0255文字
snowbird
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Audibleにて 隠し子 特別長編 炎の色
0255文字
ZUMISAN
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ネタバレ鬼平の勘が冴える。主な登場人物は、口では言い表せない冷えた薄笑いをする盗賊の峰山の初蔵、盗賊改方の密偵として峰山一味と連絡をとり女中として奉公するおまさ、名利を追わず権門に媚びず無欲そのもので妻女と二人きりで質素に暮らす吉田休甫
0255文字
ko-sight
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長編はおまさの活躍と総力での盗賊との戦いだった。隠し子がキーワード、平蔵、お園、盗賊お夏も。
0255文字
ぺしみち
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多様性だね、多様性。
0255文字
りんご
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隠し子/特別長編 炎の色(夜鴉の声/囮/荒神のお夏/おまさとお園/盗みの季節/押し込みの夜)//平蔵の腹違いの妹、お園が登場。平蔵の生母の名と同じというのは、これはまた……。荒神のお夏とはまだまだ因縁が続きそうだ。浅黒く細身の眼の大きな、少女のように見える女。強い女は好きだ。いつの時代も炎の美しさに惹かれる人間は多い
0255文字
あここ
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盗賊が多すぎる(笑)敵も味方も盗人だらけ。油断大敵、ちょっとの隙が命取り。どっちがより慎重に進めるか。尾行見つかるか、まかれるか。ハラハラする。おまささん囮作戦。スパイ中の連絡にドキドキ。ホンマ速攻殺されるやろしな。それにしても鬼平軍団の守備範囲が広い。どこにでも協力者がいるやん。人望すごいな。いつ誰をどう動かすか、手腕の見せ所。捕り物があっさりでびっくりした。ここまでが重要なのね。もう夜鴉にうなされんで済むな。でも女2代目はどうなった?腹違い妹の突然の変貌。と思わせてさすが肝は据わってる、ガッツリ戦力。
0255文字
tuppo
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昭和のラノベっぽいのかな。読んでいて安心できる気持ちよさ。世の中の本全部がそれで良いとは思わないけど気持ちよさはある。
0255文字
東森久利斗
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女の道。知らず知らずのうちに鬼平の息子らしく成長した辰蔵が、頼もしい限り。鬼平ロスもなんのその、どんな展開でも対応可能、人材だけは豊富な池波作品。フレッシュな新キャラも登場、さらに恋の予感もあり、今後の展開が楽しみ、と言いたいところ、期待してしまう。先が分かっているにもかかわらず。次がいよいよ・・・
0255文字
Jun1
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密偵のおまさは気の毒なほど働いた。平蔵の父の隠し子のお園が登場。そして女盗賊頭のお夏、個性豊かな女性が物語を面白くしてくれた。今までの長編で一番良かった。
0255文字
nabe2511
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ネタバレ短編1話と長編の23巻。初登場、鬼平の義妹お園が二つの話をきれいにつないでくれました。長編「炎の色」ではまたしてもおまさの因縁から話が進み、今度こそおまさに危機が!???。【備忘録】隠し子「見そこなうなと、荒井屋の親分にいうがいい(お園)」。炎の色「番頭さん。いさぎよく御縄にかかりなさいよ。逃げられるものじゃないのだから。(おまさ)
0255文字
Tomoya Sudoh
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短編「隠し子」と長編「炎の色」という変わった編成の作品。 飛び道具的なお園が実にいい味付けをしてくれている。 ネタバレになるので詳しくは書かないが、ファンであれば非常に楽しめる構成になっているので、是非読んでもらいたい。
0255文字
tsuki2b
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ネタバレ亡父の隠し子、おまさの旧知の盗賊、女性の盗賊の頭などが絡む特別長編。お園の過去がもっと事件に関わってくるのかと思っていたけれど、意外にあっさり。ラストのエピソードや、お夏の逃亡をなどから、これからも活躍する布石なのかと思うが、あと1巻しか残されていない……。
0255文字
ぶんぶん
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【図書館】平蔵に腹違いの「妹」が登場。 やはり血は争えず、男勝りである。 しばらくは秘密との事だが、同心・小柳と夫婦になるなら、これからもひと波乱ありそう。 今回は隠し子二人の動静が凄い事になっている。 片や鬼平の腹違いの妹、片や大盗賊の娘・荒神のお夏。 性格もまるっきり違う二人だが、やけに気風の良い所がそっくり。 池波さんは長く活躍して行きそうに設定したのだと思う。 特にお夏は取り逃がした具合から再度登場の場面を用意した事だろう。 お園と小柳夫妻は、これからと言うところなのに・・・
0255文字
Atsushi
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シリーズ23作目。女性が活躍する現代社会を先取りした一冊。囮となったおまさの連絡のくだりには肝をつぶした。間一髪で鬼平を救ったお園にあっぱれ。まんまと逃げ失せたお夏はいずこへ。あの小柳安五郎が身を固めるというからめでたい限り。鬼平すごろくも間もなく上がりだ。少し寂しい。
0255文字
flawless
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全巻に続き本巻も長編。火盗改メの仕事で盗賊達の引き込みとなって商家に住み込んだおまさと火盗とのつなぎ、密偵達や、変装して本屋やお寺に控えた同心達の鮮やかな連携プレー。私も平蔵の密偵や部下のようにしっかり頼りになる働きをしてくれる人と仕事できたらどんなに楽か。あー細川峯太郎みたいな人なら一緒に働いてますね(苦笑)。うさ忠さんは成長しました。前巻は特に面白かったと思いましたが、本巻も!遂に残りあと一巻となりました。文字のみでこれだけの世界が広がるとは、改めて本とは凄いものだと思いました。
0255文字
酔拳2
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長編でありながら、最初に短編あり。鬼平の腹違いの妹、お園の話。この後の長編で大活躍。ドラマでは妹であることを告げていたが、原作では内緒なのね。で、本編は峰山の初蔵と鬼平の我慢比べというか騙し合いというか。こんなに慎重な鬼平はなかなかない。そこに2代目荒神の頭、お夏がアクセントとなっている。忠吾、小柳等お馴染みの同心とおまさ、粂八、五郎蔵、さらには友五郎、宗平も加えてこれまたお馴染みの密偵達が一枚岩となっての長い探索。見事賊を捕らえることができて良かったー!お夏の行方は気になるがまずは一件落着!
0255文字
aponchan
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鬼平、残り2冊、楽しみながら読めた。ここのところ、おまさの活躍と危うさが目立ち、少しハラハラしたが、無事に終わり安心。新登場のお園とその活躍、鬼平の愛情と父親への配慮等々、中身が濃い。いよいよ、シリーズラスト一冊、楽しみに進もうと思う。
酔拳2

おまさにはハラハラしましたね!

03/28 01:36
aponchan

コメントありがとうございます。徐々に大胆になっていくと同時に、自立していく姿が頼もしいです。

03/29 17:54
0255文字
只三郎
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火盗改めの動きに目を光らせ、大きな盗みを企てようとする盗賊 峰山の初蔵。 それに対し初蔵に動きを悟られずに慎重に包囲網を狭めて行く鬼平。鬼平がじわじわと相手を追い詰めていく様に夢中になってしまう。 このシリーズも後1冊。少し寂しさを感じる。
0255文字
りったー
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ネタバレ初出は昭和59年の長編。この当時からすると、池波氏はなぜ「レスビアン 」(原文ママ)の女賊お夏を登場させたのだろう?同性愛の女流剣士森初子がでてくる「白蝮」もあったけど。お夏は捕物から逃げたから、きっとこの後登場させるつもりだったんだろうな
0255文字
てんつく
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初登場の妹お園と、密偵おまさにお熊婆さん、そして女賊お夏と女性の目立つ巻でした。さてあと一冊か。心して読もう。
0255文字
uekata
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ネタバレ話は面白かったが、腹違いの妹が出てくるとは。そもそも盗賊自体が自然発生で登場可能なので、結構なんでもありで、話ができるなぁと思ってしまった。 この話がいつ頃出版されたのか分からないけど「フリーランス」って単語が出てきたのが気になってしまった。まえからつかってたかな。
0255文字
だねふし
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ネタバレ最初の隠し子の話から、お園を荒神一家の二代目だと思った私の愚かさを笑って❗️荒神一家の二代目のお夏はなかなか謎めいていて、捕縛されなかったことにホッとしたりもしたが、おまさの心境は如何?「鬼平」もあと1冊、お夏の件はどうなるやら。
0255文字
たまぞうオヤジ
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池波さん63歳の著作。ベニスになぞらえるのはどうかなと思いますが江戸は水運に支えられて発展した都市といわれます。自動車が無い時代、水上輸送の効率の活用が大都市形成の要点だったのでしょう。そう思って古地図をみると縦横にめぐらされた堀割とともに、坂の名前が克明に書かれていて、陸路の輸送にさぞかし難渋した事をうかがわせます。動力を使用を抑えた低炭素型の物流を考えると水運に行き着くのかもしれませんね。なんて事はさておき、気になるのは作者の妄想突っ込まれ放題のおまさの行く末です。最終巻まで無事でありますように。
0255文字
RFMJUVE
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お夏が不気味過ぎて怖い。きっと必ず再登場する筈。でも次がラスト〜。お園初登場で長谷川家の血を受け継いでるな〜と思ってたら小柳と結ばれて良かった。
0255文字
yoshisan48
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長編なので、短編では表しきれないような多くの登場人物や関連性が上手く描かれていて面白かった。お夏の今後がとても気になった。
0255文字
タツフジ
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女性が活躍する長編。真田太平記のお江のように気になる女性、おまさが準主役だったのもよかった。荒神のお夏は、どこに行ったのだろう。
0255文字
goodchoice
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ついにあと少しとなってしまった。寂しい。
0255文字
TakaUP48
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ネタバレ何と何と、平蔵に隠し妹・お園が登場。小さな居酒屋を切り盛りしていたが、性悪親分に付け狙われ危ういところを平蔵が助け、役宅で預かることになる。と、おまさが盗賊・峰山の初蔵に声をかけられ、仲間に勧誘される。荒神の二代目と組んでのお盗めとのこと。荒神の二代目がお夏という女で、しかもレズビアン。おまさはお夏に気に入られ……。醤油酢問屋・野田屋へ一同押し入る前に一網打尽。だが、お夏は取り逃がす。そして、隠し妹・お園は、同心・小柳と所帯を…。曇りのち晴れというところでしょうかね。
0255文字
saco
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旧知の盗賊に声を掛けられたおまさ。引き合わされたのは、荒神の二代目を名乗る女だった。一方、平蔵は亡父の隠し子であり、自分に妹がいることを知る。新たな登場人物とインパクトのある展開にぐいぐい引き込まれた。おまさにお園にお夏と、どの女性にもしっかりとした芯と強さがあって良かった。さすが平蔵の妹!と思う後半シーンは見所の一つ。女性がメインの長編でしたが、まだまだ続きそうな気配を感じさせつつ、次が最終巻だなんて寂しいなあ。
0255文字
Ryoji
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お園、さすがに鬼平の妹だけあって、活躍するね。
0255文字
スガシン
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ここで妹が登場するとは! これからもちょくちょく登場するのかな?
0255文字
アカウント停止
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ネタバレシリーズの長編の中では、女性達が主役になっている嬉しい一冊。まずは、平蔵の亡き父の隠し子・お園が一話目に登場。後の話にも関係する。その後、おまさがおとりになっての捜査でハラハラドキドキ。なんと盗賊のお頭・お夏も、先代の隠し子という設定。お園もお夏も強烈なキャラクターの持ち主。やっぱりおまさが一番いいなあ。お園は片思いで終わるのかと思っていたら、小柳同心と結ばれることに。よかった~ ラスト、平蔵が亡き父の着煙管へ向かって呟く。「父上、これでよろしゅうございますな」、このシーンがたまらなく良かった。
0255文字
HANA
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今回は平蔵の隠された妹が。なんというかやっぱり血がつながってる雰囲気がしっかり出てて面白かった。その妹がしっかり活躍する話があって良い。にしてもおまさ人気だなぁ。なんかわかる気もするけれど。
Cao Đức

こんにちは、私にいくつかのコミック名を教えてください。

03/30 19:18
0255文字
タカシ
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平蔵の父の隠し子の短編と長編『炎の色』、面白かったですね。隠し子お園のキャラも良かったし、荒神2代目のお夏が不気味に怖くておまさがどうなるかとドキドキでした。この後お夏は出てくるのかな。次巻でいよいよ最終巻、期待です。
Cao Đức

こんにちは、私にいくつかのコミック名を教えてください。

03/30 19:18
0255文字
nincabe
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ネタバレ短編『隠し子』と長編『炎の色』からなる。亡父の隠し子、つまり鬼平にとっては腹違いの妹が出てくるのだが、唐突感は否めない。新たな人物を登場させてこの後さらに話を広げるつもりだったのだろうか。作者の逝去により次巻で終わってしまうので作者の思惑はわからないまま。前巻の『迷路』が盗賊の攻撃に対して防戦する話だったのに対して『炎の色』はこちらから仕掛けていく話。ハラハラドキドキ感はやや落ちる。それを変わった盗賊の頭を据えることによって補ったのかな。『迷路』が面白すぎた。
Cao Đức

こんにちは、私にいくつかのコミック名を教えてください。

03/30 19:18
0255文字
kobayo
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いろんな女性が随所に登場した一冊。
0255文字
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新装版 鬼平犯科帳 (23) (文春文庫) (文春文庫 い 4-74)評価46感想・レビュー155