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終わる世界のアルバム (メディアワークス文庫 す 1-2)

感想・レビュー
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カササギ
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ネタバレ常に寂しい雰囲気のある物語でした。哀しさの在り処だったり、人のつながりだったりを考えてしまいます。まだ幼さの残る2人の不器用なやりとりも見ていて切ないものがあります。世界は緩やかに終わっていく中で、成長したり新しく見つかるものもある、そんな終わりに感じました。
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沙智
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美しい。人間が消えてしまう世界。ある日突然現れた少女。寒空の下2人で聴くラジオ。卒業アルバムと鈍色の海辺。小説全体がどうしようもない寂しさに満ち満ちていて、冬の日の澄んだ空気を連想させられる。言葉ひとつひとつが鋭敏で噛み締めるように読んだ。ほんの僅かな救いをもたらした世界はやがては終末へと向かっていく。「忘れないで」という言葉は祈りであるが、呪いにもなりうると思う。
0255文字
Mitsuru  Umeda
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これ、ライトノベルではないですよね?重いですよね?ラスト、ホッコリしないですよね?泣きますよね?予感どおりわかってるラストだけど泣きますよね?もう一回いいますよ?これ、ライトノベルではないですよね?
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Y
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★★★☆☆
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barcarola
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この物語について受け取り方はいろいろとあるだろうが、私が感じたのは恐怖。覚えていることと忘れてしまうこと、それぞれに悲しさもあれば有り難さもあるようで。
0255文字
秀玉
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単行本購入済みを忘れて、文庫を購入してしまった。二人の関係と感情は、杉井作品の「さよならピアノソナタ」に似ている。この作品は切なくなる。さよピは最後はハッピーエンドだった。主人公男のヘタレと気づかなさは似ている。さよピは、僕は本当に好きな作品だ。音感がとれない僕だけど音楽好き(ジャンル問わず)、恋愛もの好き(それも若く純粋な感じの)、うまくいきそうでじらすのが好き、どろどろは嫌い、いじめ問題も好きじゃない、自傷物も嫌い、人を陥れる内容嫌い、さよピにもこの作品にもそれは無い。なんかカフカを思い出した。
0255文字
漣
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ネタバレ失うことは辛いことで、失われる未来が確定していることは無常ゆえに残酷なことで。忘れてしまうことは傷つかない一つの最適解だ。しかし失うことを憶えていることで、傷跡があることで、あの日、愛おしかった日々が残留してくれるなら、それもまた1つの救いかもしれない。
0255文字
夢現
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ネタバレ誰かがいなくなっても、そもそもその存在を憶えていなければ哀しくもならない。そんな世界で自分だけは憶えているというのはとてつもなく苦しいことのように思える。恭子さんや奈月の消滅も切なかったけど、個人的には須藤先生と湯沢写真店の老店主が消えてしまった時のほうが哀しかったかな。二人ともいいキャラだし印象深い。奈月と主人公の昔を描いてほしかった気持ちもあるけど、想像で補うのも悪くないのかも? DJサトシの存在がアクセントになっていてよかった。 人から音楽と哀しみはぜったいに奪えないってなんだか素敵で好きです。
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さとさとし
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ネタバレ世界から少しずつ人が消えていく。そして、それを誰もが忘れてしまい、その人がいた痕跡すら消えてしまう。 しかし、高校生の主人公が撮ったアナログ写真の中の人物だけ消えなかった。そのおかげで主人公だけが消えた人を認識できた。毎月1人ずつクラスメートが消えていく中、見覚えのない生徒が増えていることに気付く。その人物菜月という誰か?というミステリー。 壊れることがわかっているガラス細工のような世界で読み始めた傍から不安感が掻き立てられる。 凄くkey作品っぽいなぁ。かなり熱中して読んだけどあんまり好きじゃないです。
さとさとし

ラジオからDJの声がする。今日は活かしたナンバーを紹介するぜ、Theビートルズ、みんなもその名前くらいは聞いたことあるだろ、そうポール・マッカートニーとリンゴ・スター2人のグループだ!というセリフが秀逸。

10/17 23:47
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DADA
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終わる世界とアルバムとそれでも残る傷の話。面白かった!ゆっくりと確実に滅びていく世界とそこで繰り広げられる淡い青春模様が透明感ある文章で表現されてて良き。ただ、若干の尺不足感が否めない所があるのがちょっと残念で、上下二巻構成だったらなァと思わなくもない。でもラストはこれまで読んできた杉井作品の中で一番好きです
0255文字
nerve
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ネタバレ主人公がヒロインにキッ、みたいな目で見られる、避けられる、拒絶や責める言葉を向けられる、軽くだけど暴力、あと馬鹿呼ばわり、それらばかりが続く……。根底に愛があるんだとしても当たりがキツいのばかり続くと、個人的には、うーんって感じ。文章、村上春樹の香りがするけどちゃんとしているし、緩慢しかし確実に滅びゆく世界の感じは良かった。
0255文字
*ふうか*
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冷たい校舎の時は止まる(読み途中ですが)みたいな感じでした。
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ぬりかべ
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最初だいぶ理不尽な対応だったね 何言っても怒られるし 全体的にやるせなさが漂う感じで、何らかの カタルシスは欲しかったかな
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一之瀬蜜柑
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ネタバレキッパリと「面白い!」といえる作品ではなくてひたすら考えさせられる作品でした。 私自身大切に思える人を失った経験が無く、想像するしかないのですが、大切な人を失った際には日常生活に負担が出るぐらい落ち込むでしょう。 なので、この世界の「消えた人の存在すら消される」という世界は憧れた。 メインの登場人物以外は出番が少ないが印象が強くて最初に登場して即消えてしまった須藤先生は個人的に1番好きなキャラクター。もっと最後まで居てマコが須藤先生に「奈月の写真をどう撮れば良いと思う?」と聞くシーンを勝手に想像した
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misa
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なんの前触れもなく、人間が消えてしまう世界。家族も恋人も友達も、そして自分自身も。消えてしまえば存在していたことさえ無かったことになってしまう。そんな悲劇的な世界なのに、あまりにも淡々と描かれていることに違和感。雰囲気だけで中身はあまり無かったような。嫌いじゃないけど、なんとも言えない。
0255文字
Sugar☆
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全体を通して綺麗だなと思いながら読んでいた。 設定が斬新で最初は驚いた。綺麗で、繊細で、残酷だった。 上手く言葉に出来ないのがもどかしい。
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ネオン
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ネタバレ人が消える条件や立ち入り禁止区域、奈月との過去などの謎が解明されないまま終わってしまったので、読後はもやもやが残った。
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らぱん
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☆☆☆
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たくまT
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人が、存在も様々な記録からもそして人の記憶からも忽然と消えてしまうようになった世界で、その記憶を留めておける少年の話。 最後に海に行き着くというストーリーはイリヤに通ずるような不思議な心の凪と高揚を感じた。
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たか
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★★☆☆☆設定や大枠の世界観は好きだけど、終わり方やディテール等色々と中途半端な感じが…。結構な頻度で書かれる比喩(?)、表現も自然ではなく無理矢理作ねじ込んでる感がする。
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アノマリー
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いろいろな謎が残り、終わり方にもすっきりできませんでした。
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ぶなぶな
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死と共に記憶も痕跡も世界から無くなり、死が認識されなくなった世界。写真に残した人の記憶を覚えていられる主人公が突然クラスに現れた一人の少女と出会い、その終わりを見届けるまでのお話。誰か大切な人が死ぬときに、この世界のようにその人の何もかもが無くなって存在自体が消えた方が、悲しむこともなくて良いのだろうか。大切だからこそそれを失う悲しみを奪われたくないと思うのだろうか。そんなことを考えました。面白い舞台設定で雰囲気は好きですが、最後は結構唐突な終わりでちょっと肩透かし。あくまで奈月との物語ということかな。
0255文字
紫陽花
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雰囲気だけの作品。かまって欲しいアピール満々なのに、向き合おうとすると突っかかってくる女の子。幼いというか、こういった幼女みたいなキャラが、今は受けるのかな。
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火禅
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ネタバレ死が死として認識されなくなったという着想は良い。調べたら、似たようなラノベがあるらしいけど、まぁ俺は知らなかったし。 後半は良かった。実は主人公と深い関わりがあった、という展開は予想できたが、それでもなお心を打つ。しかし、中盤の、リコの母親が消えるところは、あまりにあっさりと書き過ぎでは?と感じる。主人公はもっと何かリコのために思い出を作ってあげたりしないのか、と。また、最後の終わり方もフワッとしすぎかな。全体的には結構好きだけど。
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雛咲
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モヤモヤが残るお話。奈月ちゃんとの関係も立入禁止区域についてもわからないまま終わってしまった感じ。個人的には主人公が写真部で今自分も写真好きだから写真屋のおじいさんのお話は好きでした() けど途中でも思ったけれど国語の教科書に載っているような文章を読んでいる気分だった。主人公あんまり話さないし独り言すら言わず考えていることが多いところとか。 この前読んだ本も人が消えちゃうのが題材になっていたけどやっぱり誰か死んじゃったら悲しいから消えてしまったほうがいいって思うのかな。でも折角出会ったなら消えたくないな。
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chi.
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人々が消滅し、記憶からも消えてしまう世界。そんな世界で例外的に消えた人間の記憶を保持できる主人公が、一人の少女、奈月に関する記憶がないことに気付く。写真店のおじいちゃんが割と好き。
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志津
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人が突然消えて、周囲の人々の記憶からも消えてしまうようになった世界の話。消えた人が記憶に残らないのだから逆に言えば人が悲しむ死というものがなくなり、誰も悲しまなくなって当たり前のように人が減っていく世界を生きている。そういう荒れて終わっていく雰囲気はすごく掴まれるものがあった。主人公や奈月がその時何を思ってそうしたのかがちょっとわかりづらい部分があったり最後はあえていろんなことを説明せず終わった感じでちょっともやっとは残ったけど。
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幸
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不思議な世界観の話で最後まで入り込めなかった。ただ奈月がどんな気持ちで主人公のそばにいたかと思うと胸が痛みます。
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秋庭誠
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ネタバレE 作者バイアスがかかってるのかもしれないけど、とにかく出来が微妙。人が消えていく(存在そのものが消えるから、「ビートルズ」が二人しかいない)という設定なんだけど、主人公は元よりヒロインもそれをぶち壊していくから読んでいて混乱必須。電撃文庫にも類似した設定の作品はあるけど、なんとなくスッキリしない終わりなのが辛い。あっちは固有名詞すら無くなるから文明崩壊してる感はあったけど、こっちは歯抜け状の文化欠落だから、世界観に入り込めなかったのが辛かった。洋楽への知識があればもう少し楽しめたか?
0255文字
幸
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大切な人を忘れてしまう。あんなにたくさん人が消えるのに違和感なく過ごせるのかな…。世界観や設定はおもしろかったけどうーん、もう少し説明がほしいなあ。しばらくしたらもう一度読んでみます。
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Larme@
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うーん・・・
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なつ
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記憶から消えてしまう、大事な人を忘れてしまう、その辛さや切なさは計り知れない。世界観は好きですが、はっきりしないまま終わる部分もあって、入り込めないまま読了。
0255文字
ネギカレイ
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ネタバレ周りの人間がどんどん消滅し、その人の記憶までも失われてしまう「終わる世界」に生きる少年少女のラブストーリー。さすがにこのペースで人が消えるなら、物語での「日常」を営むことは不可能だろうと感じてしまい入り込めず。抒情的な雰囲気は素晴らしいが、個人的にはもう少し説明が欲しかった。また、洋楽を知っていればもっと違った読み味になったか。
0255文字
赤城透夜
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★★★☆☆
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kanon
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ネタバレ前から気になっていたけれど、全然読めてなかった本。こんな話だったのかぁ。気づかない間に、大切な人を忘れて、そんな人がいたことも忘れて、目の前にいるのに気づかないのは残酷ですね。奈月はどんな気持ちでそばにいたんだろうと思うと泣けてきます。
0255文字
seto
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ネタバレ神メモ読んでからいいな、と思ってる杉井作品。 荒廃というのかすこしづつ終わっていく世界という自分の好みの世界観の作品。 よくお世話になっていた人が消えていってしまうのにそれを忘れることができず胸が締め付けられるというのはすごい描写だと思った。 面白かったのだがハッピーエンドが好きな自分としてはすこしだけ切ない気持ちになってしまった。 こういうすこしづつ終わっていく世界観の作品他にもっとないかなぁ。
0255文字
Cidenon/土曜朝10時読書配信
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登場人物たちはコミュニケーションしていない。どうやって感情移入すればいいのか。親の死もあっさり受け入れた様子の主人公が、どうして奈月だけは忘れたくないのかがわからない。話しかけたら怒る、なのにくっついてくる女。わけがわからない。莉子の方がキャラ立ってる。 実在する音楽をひたすら挙げるのは勘弁してほしい。 物語は終始たった一つの謎を引っ張っていて、なにも明かされない。盛り上げ方が下手すぎる。 地の文は暗くて淡々としていて、印象的なシーンはないし、主人公の目を通して世界を見るのが嫌になってくる。
0255文字
青りんご
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気になる単語が幾つかあって、伏線かと思ったが、何もないまま終わってしまった。立ち入り禁止の理由も知りたかったので、ちょっと残念。
0255文字
ナイトは許されナイト
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★★★
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沙耶
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初読み作家さんでした。ほんとに不思議な物語でした。私は奈月にすごく共感しました!性格とか特に。優しく包んでくれる部分もありちょっと悲しくなるような部分もあり、でも最後には良かったかなって思わせてくれる物語です。やっぱり、覚えてるほうもつらいけど忘れられてるほうがもっとつらいから。あなたがほんとに哀しかったのはなんですか?
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