読書メーター KADOKAWA Group

鬼の跫音 (角川文庫)(Kindle版)

感想・レビュー
101

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
カナサク
新着
ゾクッとする短編集。読みやすいけどしっかり恐怖を味合わせてくれる。「ケモノ」「よいぎつね」「悪意の顔」後味の悪さが好みです
0255文字
マイン
新着
ネタバレ全体的にゾクッとする必ず「S」がでてくる短編小説。 鈴虫…息子に鈴虫の交尾の説明をしていた時の奥さんが怯えてたのってそういうことなのか…/ 犭(けもの)…壊れた椅子の足に刻まれていたメッセージ。気付いた時にはもう遅かった…/ よいぎつね…最後、私は罪を犯していたのか?/ 箱詰めの文字…盗んだものを返しにきた青年は何をしたかったのか…/ 冬の鬼…究極の愛なのか、心は壊れている/ 悪意の顔…今までの中で一番若い(子供)なのに一番恐ろしい悪の「S」/
0255文字
Taragome9
新着
まぁまぁ面白いけど、表題作が劣化春琴抄みたいなところとか、ちょっと軽い。
0255文字
Yuri
新着
装丁違いで気付かずに再読。幾つかの同じキーワードが散りばめられた6作の短編集。初めに読んだ時と同じく『犭(けもの)』は好み。解説が京極夏彦先生。1つの短編と捉えても良いくらいに深い内容。
0255文字
遥かなる想い
新着
著者らしい暗い情念に満ちた短編集である。 どの短編にも 虫が象徴的に使われて ひどく不気味な雰囲気を醸し出す。 独白により暴かれていく真実が 類型的なのが 少し残念だが、 ミステリーとして 楽しめる、短編集だった。
0255文字
ふぃっしゅとりすと
新着
どこかおかしいいびつでゆがんだ空気が少しずつ崩れていくように感じられて恐ろしくも面白かった
0255文字
みどくん
新着
★★★☆☆。 短編集~短編なのにゾゾッと怖い。 どの話しにも"S"と呼ばれる者が出てくるから怖さが増す。 短編集はあまり好まないけれど…一気読みしちゃいました。
0255文字
d(^0゚)/b
新着
短編集。ダークなどんでん返し。米澤穂信の満願、読んだのは随分前だけれど、雰囲気が似ていたような気がする。すべての作品にSという人物が出てくるが、それぞれ別人だろう。どれも面白かった。
0255文字
はるなつ
新着
Kindle Unlimitedで。も〜怖いやつだと知らないで読み始めちゃったのに〜。最後の2つ怖いよ!あと冬の鬼はよくわかんなかったけど、解説が転がってなくてうーんってなってる…。
0255文字
藍紺
新着
ネタバレ【メモ 覚え書き】 鈴虫 犭ケモノ ヨイギツネ 箱詰めの文字 冬の鬼 悪意の顔 7つ短編 鈴虫 好きな女の為に彼女の身代わりの罪を背負う。犭 引き込もりの子供が親と妹を殺害。ある事件を調べているうち、古い田舎の家族で起きた惨劇を知る。最後に主人公が取り返しのきかない殺人を犯したオチは構成力あり。面白い。ヨイギツネは女が火傷をおい、彼しが醜い姿をみれないように目を潰す。箱詰めは盗作だといい募る男と小説家。冬の鬼 強姦した女性の子供に殺される因果報復の話。悪意の顔 子供の悪意が満載の話。
0255文字
ぴっけ
新着
短編集。人間の視界の狭さ、思慮の浅さ。未熟な人間が巻き起こす救いようのない世界観が何とも言い表しがたい恐怖心をあおった。非現実的なラインと現実的なラインのちょうど狭間にある異空間というか、異次元というか・・・そういう世界線ではこのような日常茶飯事が怒っているのではないかと想像された。その次元が鬼の棲家か、心の中に鬼が棲んでいるのか、、、などと感じながら読み切った。味わい深いが味わいたくない。苦み、辛み、渋み、生臭さ、などの嫌な味覚と嗅覚を一期に刺激してくるような作品であった。
0255文字
ハナ
新着
ネタバレ【鈴虫】ねじれた恋が犯罪を肩代わりさせ、不幸な家族をひとつ作った。この家庭に生まれた子供が哀れ【ケモノへん】とんだ疫病神。ぼくの運命なんです、とかもう怖いわその身勝手な思い込み。そういう思考回路だから落ちこぼれなんだよと思っていたら家族殺しまで。最低【よいぎつね】こういう弱い卑屈な男って公害だわー【箱詰めの文字】クズとクズの騙し合い【冬の鬼】いろんな愛の形があるもんだ。傍から見ればストーカーでも本人同士が幸せならそれでいい【悪意の顔】不思議な力があったのか、ただの狂人か、もしくは両方だったのかもなー
0255文字
shinchan
新着
なるほど、初期の短編集でしたか 。鴉が必ず書き込まれていたり、なかなか冷んやりとした6編でボヤーとした後味が何とも不思議なお話しでした。道尾さんの短編小説を初めて手にしました。
0255文字
にゃお太郎
新着
じんわりと感じられる怖さ…読み応えあります。
0255文字
鞠鈴
新着
【鈴虫】【ケモノ】【よいぎつね】【箱詰めの文字】【冬の鬼】【悪意の顔】、どの作品にも鴉と「S]と表される人物が登場するが、連作ではなく独立した短編で「S]も別人。いずれもテイストの異なる短編だが、6編に共通するのは過去の罪を内省する主人公のモノローグによって浮き上がる人間の心の闇に吞まれそうな、ホラーとも異なるヒタヒタと迫りくる怖さ。特に衝撃的だったのは【ケモノ】で、人が一線を越えて殺人犯となってしまう瞬間の狂気を「ケモノ」に例えた心理描写に唸らされた。【冬の鬼】は、6編の中で個人的には一番怖かった。
0255文字
さなお
新着
一瞬抱くか抱かないかの違和感をだいたい回収されてしまう ホラーのようなサスペンスのような、ある意味群像劇のような…個人的にはケモノがいちばん好きでした
0255文字
KG
新着
長くはない話の中で物語が何度も回転する。ストーリーを追っていくうちに自然に起こるので、そういうことだったのかと驚きつつ、その自然な流れの心地良さを感じながら読んだ。どの話も好きだったけど、印象に残ったのは中程にある冬の鬼。日記形式のミステリはいくつか読んだことがあるが、日付を遡っていくタイプは初めて。話が過去に向かって進むので、既に読んだ事実(未来)が覆ることはない。その制約の中で、次々に核心が明らかになっていく展開が面白かった。最後の話は、ただの不思議な話だったのか、実はSが…なのか気になって仕方ない。
0255文字
まさや
新着
装丁が凝っていて、素敵です。 後味の悪い短編集でした。
0255文字
芽
新着
ネタバレ六編からなる短編集。短編ながらもどの話も謎とどんでん返しが盛り込まれていて、話が終わる度に感嘆のため息が漏れた。個人的には「犭」と「冬の鬼」が好き。特に「冬の鬼」は凄くドストライクの話で、これぞ究極の愛だなと思った。もう一度、最初から読みたい一冊。
0255文字
m-freak
新着
ゾワッとする恐怖を感じさせてくれる短編集。どの作品もじわじわと怖さが溢れてくる。
0255文字
りんご
新着
鈴虫:私は埋めただけだ。完全犯罪を成し遂げたと思っていたのだ。誰に対して?/(ケモノ):『父は屍 母は犬 我が―よ 後悔はない』話し合うべきだったのだ、誰も彼も。/よいぎつね:あの日埋めたのは何だったのか。揺れる、横たわる、狐面。/箱詰めの文字:『残念だ』/冬の鬼:美しく歪に完結した世界。/悪意の顔:真実はそこに見え隠れしている。それでも、人は信じたいものを信じる。//再読。好きだったのに殆ど忘れていてびっくり。今回もとてもよかったので、まあ、怪我の功名ということで。
0255文字
えりか
新着
Kindle Unlimited
0255文字
サラダボウル
新着
現代モノを、と本書。人間の心の闇、鬼性を内包しながら、普通の生活を、普通の顔をして送る人々。こわーい。引き込まれるから余計怖くて、ごめんなさい、最初の1章だけ。時々、本当に不気味な人に出会う。都合の良い解釈をして、自分の世界の目と耳だけで生きている。糾弾されても自身のかたくな論理があるから平気。流行りで言えばサイコパスだけど、一定数いる。歪み、なのかな。かかわりたくなーい、と思いつつ、時には本書でゾッとしておく。
0255文字
ナゴ
新着
日本の怪談の様な陰のある湿った六話の短編集。全編に別のSという人物や鈴虫、鴉といったモチーフが登場し、より陰鬱な雰囲気を醸している。人は追い詰められたときに心に鬼を宿してしまう。その姿は恐ろしくも痛々しく、目を背けたくもなるが、六話全てが異なるアプローチで描かれており、怖いものを見たくないのに覗き見をするかの様に読み進めてしまう。『冬の鬼』は日記を遡っていく形式で書かれていたりと飽きることがない。鬼の跫音がひたひたと遠くから聞こえて来るような恐ろしさとなんともいえない後味の悪さが残るよい作品です。
0255文字
toshi
新着
2009年の短編集。道尾氏の大ファンなので、この本を選びました。どの短編も一癖も二癖もあり、ある意味救いの無い物語と言えますが、そこが道尾氏の面目躍如といったところです。一番良かったのは「冬の鬼」で、時間が逆行していく展開が新鮮でした。また、ラストを飾る「悪意の顔」もいじめられっ子の復讐譚みたいで良かったですが、最後ハッピーエンドになるところが自分では少し不満でした。でも全体的には大満足の読書でした。
0255文字
☆ぉりん☆
新着
ネタバレ弟の本棚から拝借。怖い。怖かった(普段本なんて読まないのに何故これを買ったのか気になるw)。ミステリーというよりホラー?確かに乙一っぽかった。6篇は繋がってるのかと思いきや、それぞれは独立。カラスって「烏」だと思ってたけど「鴉」だと種類になるなんて知らなかった。漢字だけで印象がだいぶ違う。「鈴虫」は容疑者Xの献身を思い出した。感想と言うより「子どもが学校でいじめられたらどうしよう」とか「子どもが犯罪者になったらどうしよう」とか「めちゃくちゃ嫌われたらどうしよう」とかそんなことばっかり考えてしまうw
0255文字
yoru
新着
再読。何度読み返したかわからないマイベストオブ道尾秀介。文章のひとつひとつがこんなに美しくて丁寧な作家さんもなかなかいない。この短編集が完璧すぎてこれを超える一冊になかなか出会えなくて困るという曲者。大好き。
0255文字
りりぃママ
新着
☆☆☆☆★
0255文字
梵
新着
再読。道尾さんのファンになったきっかけの作品。人が人を失っていく過程、「鬼の跫音」の描写は流石。どれも人を失った人が主人公の短編だが、表情は全て異なる。久々に道尾さんの人間の狂気や闇、ホラーを堪能できた。やっぱり好きです
0255文字
きゃり
新着
ネタバレほぼ2年ぶりの再読。ふとしたことで殺意を抱く。時間に育てられたそれが外に出たがっている。心が先にあちらに逝き、残った体は作業するだけの操り人形。色心が不ニでなくなるとき、世界が歪み、モンシロチョウの翅音が喋りだす「行け」。情熱が去り、目の前があるべき形に収まったとき、えもいわれぬ恍惚感に満たされる。だが、地獄は既に始まっていた。命に刻んだ記憶は決して消えない。落ちるだけの夕陽のように、底なしの闇が待っている。人間の感情というものが、もっと単純であったなら、あんなことも、こんなこともしなくてすんだ。
miyumiyu

黒道尾の真骨頂ですね。ブラック作品として、これほど美しく、おぞましく、秀逸なものは他に見当たりません。

09/25 18:25
きゃり

みゆちゃん、まことに御意にござりまする。

09/25 18:34
3件のコメントを全て見る
0255文字
katsu
新着
どの話にも驚きが隠されている。不気味で面白い。さすが道尾さん。
0255文字
あんこう
新着
カササギたちの四季を読んだ直後で余計、ね。上手く言えないけど、カササギの四季の優しい嘘とは真逆の道を進む話の数々と言ったところか……。「鬼」の存在を確かに感じる作品でした
0255文字
kiti
新着
箱詰めの文字のみ既読。他の作品もひねりが効いて、狂気に満ちていて良かった。
0255文字
リュウ
新着
人は誰でも心の奥に鬼を宿している。恨みや辛身など、負の部分が心を大きく占める様になると、鬼は心の奥から這い出し、その人の心全体を支配してしまう。ここに出てくる人達は、そんな鬼の跫を聞いた人達だ。中でも「冬の鬼」。「ケモノ」が怖かった。
0255文字
ケニー
新着
上手いなぁ、っていうのが、読んだ後の第一印象。最近あったかい感じのラストが多かったので、これはこれで面白かったです。
0255文字
apricot
新着
どの短編も最後にヒネリが効いててやはり上手い。道尾さんの作品は作中の人物に感情移入してしまってこちらが辛くなったり、仄暗い世界に引き込まれそうな怖さがあるけど、これは結構客観的に読めて純粋にホラー・ミステリーとして楽しめました。それでも「ケモノ」のラストなどはちょっと衝撃でしたけど。
0255文字
とんべり.
新着
再読。 この作品はやっぱりいい!怖いけれど、この作者にはこういうのが合ってると思うぐらいと感じた。特に良かったのは「冬の鬼」。再読してからいろいろ考えさせられる。
0255文字
夏子
新着
再読。後味の悪い話ばかりだけどミステリーやホラーとして面白過ぎる。
0255文字
miyumiyu
新着
道尾作品の中でも、かなりのブラックだと思う。京極夏彦さんの解説に「鬼とは人を見失う心の動き」とある。それぞれの話に出てくる鈴虫や椅子の刻印などの、些細なきっかけによって主人公は人を見失っていく。6話すべてに出てくる、Sという人物の不気味さも引き立ってる。「ケモノ」「よいぎつね」「悪意の顔」はゾッとする。しかしながら道尾さんは、人間の狂気、心の闇、犯罪を、なんとも美しい文章で表現する。「冬の鬼」は、その真骨頂とも言えるだろう。ブラック好きの方には、かなりおススメの作品。
bug美@きの子

読みた〜い!!

03/05 22:49
miyumiyu

bugちゃん、ブラックもの好きだったらオススメ!とことん黒いよ(笑)

03/05 22:52
8件のコメントを全て見る
0255文字
Ken  Ueno
新着
全ての作品が人間の狂気をじんわりと表現しており、Sという人物がとても不気味でした。大満足です!!
0255文字
全101件中 1-40 件を表示
鬼の跫音 (角川文庫)評価60感想・レビュー101