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改訂新版 四季・奈津子 (集英社文庫)

感想・レビュー
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slowbird
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これって映画化されて、たしかオーディションで烏丸せつこが主役に選ばれたんですよね。映画は実は観たことないけど、小説を読むとイメージ通り。すごい美人ではないけど、そこそこ美形でおっぱいがでかくて男にモテる。どことなくアンニュイな表情も、当時の流行りか。北九州に住む奈津子は、知り合ったカメラマンつてで東京に出て、妙に芸能関係のコネのある美女とも知り合い、映画出演で名を売る。さらにその先の成功を夢見て、これが彼女の冒険ということになる。それが同時代の若い女性の共感や憧れを得たというのが、時代の表れなのだろう。
slowbird

奈津子は四姉妹の次女で、長女は結婚して良妻賢母に収まり、上の妹は東京の大学で過激派として活動中、末の妹は入院暮らしの文学少女だ。それぞれにもこの時代における生き方の冒険がありそうだ。奈津子のマネージャー役を買ってでる謎めいた美女も個性が強く、百鬼夜行の芸能界で喰い物にもされず生き延びるには、こういう庇護者、メンター的存在が必要なのだろう。こんな無鉄砲な二人がタッグを組めば、芸能界に、いや日本に旋風を巻き起こせそうな勢いがある。旧弊な日本社会をぶっ壊す突破口になるぐらいのことは、作者は期待したかもしれない。

12/30 18:09
0255文字
Terry Knoll
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1977〜1979キャリアウーマン向けファッション雑誌の連載された小説。ふわふわした読後感。色々偶然・出会いが重なって・・・ヒロイン奈津子はどうなるの?男性読者にはあわない小説かな?
0255文字
空の落下地点。
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ネタバレ煙草の辺りから結構、名著。恩田陸さんの愚かな薔薇と比較する為に読みました。おそらく波留子の旦那の実家から小峰家にお金が入ってる。奈津子の何も負ってなさは愚かな薔薇の奈智に通ずる。波留子は大っぴらに、誰のおかげで家計が成り立ってると思ってんだ的なことは言わない。そこが愚かな薔薇の結衣ちゃんに通ずる。映画で波留子役の佳那晃子さんが後にガラシャ役なので、恩田陸さんが意識して書いてることは間違いないです。顎の傷が浮き出るのも吸血鬼ぽい。本作は、自らを神として信仰すれば何も恥ずかしくないという話。
空の落下地点。

メモ:金子貞生、金子ケイ(名刺)-スキゾイドにも恨みと嫉妬の種がある。/以降の章で波留子がお金に頓着しないキャラとなっているが、布由子の軽井沢旅行の費用を出すなど家族の為にお金を使ってはいる。

04/06 18:22
0255文字
山猫
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ネタバレ約40年ぶりに再読。ケッタイな女である。後ろ姿は男みたいなのに巨乳の奈津子に、身長156cmの烏丸せつこは合わないと思ったのは、今も変わらない。今やらせるとしたら、誰だ?10年前なら神田うの、25年前なら山口智子あたりだが、今だとみちょぱとかゆきぽよ、ゆうちゃみ?ケイには吉瀬美智子。
山猫

ケッタイというより「素っ頓狂」というのが相応しいかな?続編では老詩人は奈津子を「元気なダイナマイト・ガール」と評している。たしかに破壊力は絶大である(笑)

02/09 15:40
0255文字
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ネタバレ著者初読み。四姉妹の内訳(嫁いだ長女、自由気ままな次女、インテリ大学生の三女、病弱な末っ子等。全員が同じ性格だと味気ないしな)がありきたりだからかスムーズに読めた。悩んでいるけど、あんまり深く考えず行動的で破天荒なところがザ次女っぽい。奈津子の周囲の人間は好い人ばかりだな。各姉妹よりもケイに魅力がありすぎて、ケイで一冊書いてほしい笑。描写の絶妙な古臭さを含め、作家を伏せていたら宮本輝か?と思わんでもないけど、文章がさらさらしているので違う(宮本輝は結構くどい)。読みやすいけど、都合が良すぎなまま終了。
たいこ

消えた波留子と幻の亜紀子(笑)次にブックオフに行ったら絶対探してしまうと思います!

01/25 19:16
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読メのくそ検索で調べただけなんですけど、この改訂新版バージョンの亜紀子はもとからないっぽいです😱そんなばかな笑。私も根気で探します💪💪💪

01/25 21:02
5件のコメントを全て見る
0255文字
美味しい渋谷
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五木寛之先生の休筆後のヒット作、四季シリーズの第一作。四姉妹の物語。
0255文字
もぐを
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時代を感じるね。それが気持ち悪い時とと気もちいい時とあるがコレは気持ちいい方だった。なんでもかんでもとんとん拍子だな奈津子。
0255文字
vanilla
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車運転の描写など、五木さんの世界に戻ってきた感じで楽しくなった。もし今の時代にするなら、それぞれ5~10歳上でも良いかも?!と思いたい。新幹線の中で金子貞生が言った言葉が印象的。無理をせず、正直に、自分らしく等身大で生きていけば良いのかなと、勇気をもらった。出てくる女性たちに身近な友人などを重ねて読んだ。ケイは読んでいく内に印象がコロコロ変わって、本当に不思議。話に入り込むのと同時に、自分自身の生活や現実に目を向けさせられて、ピリッともした。話は続くけど奈津子視点の話はこれで終わりかと思うと、寂しい。
0255文字
ebisubeeeer
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こんなめんどくさい女嫌い
0255文字
chocoうさぎ
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谷崎の「細雪」が面白かったので、昭和の4姉妹はどうかしら、と手に取った。五木氏の小説は初めて読んだが、流石に昭和の大ベストセラーだけあってとても面白かった。奈津子はずんずんと進んで行く夏の子の様で、その大胆さ屈託のなさ、ちょっと伝法でありながらも繊細さを持ち合わせていて気持ちがいい。若くて無知で自由になる時間を沢山持っている奈津子がキラキラして、読んでいて楽しい。ケイの夜の様な冷んやりとして理知的で闇の匂いをさせる自由さも素敵だ。このコンビなら大きく羽ばたけそうなラスト。続編の波留子も楽しみ。
0255文字
ぺかぷ
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長い本なのにどんどん引き込まれて、あっという間に読み終わった。夏の子という名前にふさわしい、若々しく活発で行動的な女性。例えば腹立たしい相手に冷静に皮肉で返せる度胸と行動力が羨ましい。そんな彼女でも、人生に悩み進む道を探している。本当は繊細で優しい人だと感じた。皆自分のボスホラスを見つけれられればよいのだろう。
0255文字
なつめぐ55号
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とてもクールだ すごくいい
なつめぐ55号

映画にもなっているようですね(^。^)

03/08 13:54
混沌

当時、小学生で、映画のテレビCM見て、みんなで騒いでました。やらしいって(笑)。

03/08 14:12
3件のコメントを全て見る
0255文字
マサチューセッツ。りん
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五木 寛之の小説を読むのは2作品目だが、面白くすらすら読めた。奈津子のような素敵な女性を、男の人があんなに客観的に受け止めて描けるなんて、五木 寛之の器のおっきさがカッコイイと思いました。 繊細でファンキーな、十代を思い出すような人生を進めていける奈津子は、20代、30代の女性の憧れだと思う。私は羨ましいと思い、憧れた
0255文字
ちゃーしゅー(16年生)
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30年前の作品とは思えない内容に満足。男性作家が書いているとは思えない心の描写に、五木寛之の凄さというものを感じた。奈津子の自由に向かう心とチャレンジ精神にエールを送りたいと思う。
0255文字
けいちか
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四姉妹の中で、奈津子が一番行動力があるようだ。
0255文字
kayoshi
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★★・・・
0255文字
フルトアワデル
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すらすら読めた。
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佐倉*
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小学生の頃におばあちゃんが貸してくれたので読みましが、昔は内容が理解できなくて、全然覚えていないんですが、今なら昔はよく分かんなかったところも読めば理解できるかなと思うので再読してみたいです。
0255文字
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