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東の海神(わだつみ) 西の滄海 十二国記 3 (新潮文庫)

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まぶ
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ネタバレ今回は延の国の王尚隆と麒麟六太の物語。尚隆はまたの名を小松尚隆といい、蓬莱(こっちの世界)で戦国時代の小松水軍の後継ぎだったが、敵の村上水軍によって滅ぼされてしまう。その直前に六太に出逢い延国の王に選ばれた。コレが普段は皆が不安がるほどボンクラな王とされ、とうとう地方で謀叛の計画が起こり六太が誘拐監禁されてしまう。果たして顛末は如何にというお話。 王とは何か、国を持つとはどういうことか、リーダーとはどうあるべきかをテーマに戦国時代と延国が交互に歴史小説のように語られ最後にリンクするところがミソです
0255文字
慶華
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ネタバレ12国記4冊目。昔から知ってるかのような親近感がある尚隆と六太が主人公。雁の国、王様と麒麟の出会いから王様に迎えるお話。20年後に内乱が起き、麒麟を拉致するが、、更夜は敵なんだけど最後まで嫌いになれなかった
0255文字
yabazo
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今回の話は雁が舞台。延王尚隆と延麒六太は陽子の話に登場していたが、確かその時はすごく平和で豊かな国ということだった。これはその生い立ちが描かれた作品でした。尚隆も六太も蓬莱(日本)の生まれで、荒廃しきった雁で、なんともやる気のない感じの様子の紹介から話は始まる。雁の中の元州にて善政を目指す者が登場して六太を人質にして王位の簒奪を目論むのです。それと、蓬莱における六太と尚隆の出会いのシーンが時々挟まれながら進むストーリー。面白かったです。
0255文字
西口
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ネタバレ小松尚隆は小松水軍の後継者だが、村上水軍に一族が滅ぼされた。麒麟の六太は延王尚隆として契約を交わす。尚隆の「まったく俺の臣は見る目がなさすぎる」という言葉に集約されている。
0255文字
アキノユ
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前作、前々作で出てきて、尚隆が好きになってからの、今作。よかった。
0255文字
い
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ネタバレストーリーは面白くて一気に読んだが、斡由が悪者になるのがなんとなく分かっていたので、それに良いようにされている更夜や連れ去られてくる六太を思うとすっきりはしなかった。更夜は麒麟じゃないのに六太と対比して描かれていたので今後も何かあったりするのかな?尚隆はなんかしごできな感じがしていたんだけれど、その分最初から穿った目で見てしまったのですごさを素直に受け入れられず。。こうした話が今後どう繋がっていくのか気になる。
0255文字
ララ
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延王と延麒六太の出会いと雁国創建の物語。今回も、十二国記の世界観にどっぷり浸り、あっという間に読み終えました。更夜、せつない別れだったけれど、また再開のシーンがあるといいな。延王、懐の深い漢!推せる!これまでのシリーズにも毎回出ていたと思うのだけど、それも頷けるー。
0255文字
黒髪
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ネタバレ六太は可愛い。「尚隆に比べれば、お前は屑だ(...)言っとくが、これは尚隆を誉めてるわけじゃないからな!」愛嬌ある。悪役が思っていたよりも悪役だった。最後の最後で殺戮を留めた更夜良い。
0255文字
きゅうり
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ネタバレシリーズ3作目。今のところ一番好みかもしれない。 尚隆がとにかくいいキャラ。1作、2作目でも登場して気になっていたので楽しみにしていた話。傍若無人だけれど、頭が切れる。荘厳とした世界なはずなのに、軽快な彼が登場するたびに和む。六太を救いに来たシーンは微笑みながら読んだ。王とは何かというテーマについて、六太の考えの変化が良かった。 これまでの話はあくまで世界観を紹介する前座で、ここからが十二国記の本当の物語が始まるのだろうと思った。
0255文字
鹿乃子
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ネタバレ初めは登場人物の名前が頭に入らず読むのに苦労した。麒麟と王は天啓で運命付けられ、切っても切り離せない関係。六太と尚隆の関係性が良い…頭に手を置くイラストにグッとくる。/≪メモ≫任せておけ、と言われて、任せると決めたのに。麒麟は民意の具現というから、きっと自分のしたいようでいいのだろう、そう信じることにしようと心を決めたつもりだったのに。/飢える心配も戦火に追われる心配もない、安らかな土地がほしい。ーおれはずっとそれが欲しかった。親が子供を捨てたりしないでも生きていける豊かな国……
0255文字
くま
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ネタバレ序盤は漢詩みたいで頭に入らなくゆっくり読んでいたが序章の話が尚隆と六太の話だと思っていたがそれが違うと気付いてからページをめくる手が止まらなくなった。前の巻では大人びて見えていた六太だったけど最後のシーンで尚隆に甘えてそれを茶化したりせずに受け止める尚隆の関係がとても好きになった。
0255文字
たつたあお
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昔読んだ本の再読。慶の陽子の話『月の影 影の海』では、すっかり豊かな国になっている雁国の話。「正義を語る者が必ずしも正義とはかぎらない」のは、令和の世でも同じだなあ。「自分は清廉潔白、悪いのは全部他人や臣下のせい」という斡由のマニピュレーターっぷりが怖い。自分でも「わたしは正義だ。他人が自分を陥れたんだ」と思い込んでいそう。でも、こういうひといるよね。
0255文字
yuki
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ネタバレ王と麒麟の関係がよかった。更夜が切なくて、最後生きててよかった。麒麟は捨てられても自分を律して戻らない強さがある子だったけども、更夜は普通の子だったもんね...。
0255文字
さぬ
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ネタバレ尚隆と六太のコンビ好きすぎる。二人とも運命を背負う前から戦いの現実を知っていて、だからこそ目指す国の姿も同じなのだと思う。ただ尚隆が理想の王すぎて今後の展開が若干怖い。杞憂だといい。
0255文字
りょーこ
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ネタバレEp1から登場してた延王と延麒と、更夜のお話。馬鹿なフリしてる人ってやっぱり賢いよな。六太の周りの人たちが亡くなるのは結構しんどかった
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しろやま
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ネタバレ前半は臣下達に同調して、この王に落胆していたが、終盤、尚隆が再登場した際には思わず「かっこいい〜ッ」と声が出てしまった。めちゃくちゃ格好良かった。(ただ私の読解力不足か、序盤の国政に対しては「アツユがああなる前にもっと声を聞き動けたのでは…?」と思った。) しんどいシーンが続くし六太もぐったりとしていて余計読んでいて辛いが、最終章の温かさと軽やかさがすごかった。巻を重ねるにつれ、麒麟と王の関係が脳に馴染んできたし、契りを交わす場面の感動がどんどん強くなってきた。
0255文字
みやち🐹
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慶、戴の次に好きな雁国のお話。小松とか海軍とか私が好きな時代の好きな場所で生きて、出会い、始まったお話だったんだなあ。村上水軍のお話を読んだ後だとその壮絶な争いが目に浮かぶようでした。それでも本質は変わらず新たな地で立て直そうと動ける力がすごい。色々な場面で素直じゃないな~なんて笑いながら、この後五百年?治世を続けるのだからいいバランスに成り立っていったんだろうなと思わせられます。確かに王と麒麟がいて、信頼のおける臣下がいてこその仕組みなんだろう。それを改めて感じさせられる一冊でした。
0255文字
mimi
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ネタバレみ、水戸黄門…!これは90年代当時大人気にもなりますわ。CDブック出ましたよねあの頃。昔の印象より六太が幼くて無垢だったのでびっくりした。斡由のような悪者、昔は全然ピンと来なかったけど、これは兵庫県知事の齋藤氏そのものですね!時代の流れで嫌なリアリティ出ちゃったな!更夜も六太も健気〜。素直で真面目な人ほど兵庫県知事に騙されやすいよね。地獄に堕ちて欲しかったけど素直に斬り殺されてて、フィクションはハッピーですこと。尚隆のキャラは真田昌幸みたいだな〜って。人とズレてるけど天才で四手先に動く感じ。
0255文字
なつくさ
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ネタバレ再読。延王尚隆、即位から20年目の出来事。先王により荒廃した国は、未だ復興の途。そんな中、元州の民を想い1人の男が立ち上がる。ホントにコイツ!マジコイツ!正義を語る者が必ずしも正義の者ではない。無謀や猪突、驪媚のように己の命を擲つ覚悟の者たちとの対比があざやか。これだけで、尚隆の人を見る目が確かなのが分かる。そして、更夜…。大きいのと、小さいの。先を知っている人はエモいですよね。国を背負うこと、民を背負うこと。延王の大きさに平伏したくなる。小野主上の偉大さたるや、言うまでもない。
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だてこ
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ネタバレ延王と延麒の物語。延王、飄々としていながら民のことを思う気持ちは人一倍で頭も悪くないし行動力もある。そりゃ国も発展しますわ。1巻の陽子の話で雁国ってたしか凄い国力のある国になってたよね?(記憶が曖昧だけど)延王のキャラ好きだな~。もっとこの人の話を読んでみたい!今回の敵の尚隆は口だけの人間で残念だったな。口減らしとして親に捨てられた子供たちの話はグッときた。弱きものを守れる世界でありたいものだね。
0255文字
はる
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面白い〜!! 当たり前だけど国を治めるって大変だなあ。 すっかり十二国記の世界観にも慣れて、ページを繰る手が止まらない。
0255文字
Ryo0809
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エピソード3は、荒廃した雁国の王と麒麟の物語。前エピソードのハートフルなタッチから一変して、荒れた国情を描く。王と麒麟の遠慮会釈のない本音トークが続くが、ベースには不思議な信頼関係があることに、後段になって明かされてゆく。一見、王の怠惰とみえる振る舞いと、正義の道を説きながら欺瞞にみちた州候の対比が鮮やかだ。海神の果てにある日本の戦国時代初期からやって来た王による国の再建の物語のなかに、王とは何か、民への心情とは何かを語りかけるようであった。
0255文字
千
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コミュニティで、例えば部活や会社で将となる人ってなんとなく周囲もわかって、そのスケールでかい版の王の器とはどんな人物だろう 驍宗怖いに2巻で、だったけれど延王を読んで改めて王とは麒麟とはと考えた 陽子をただの女子高生、泰麒を子供と思って読んでいたけれど、この巻読んで、王と麒麟は民草とは全然違うことにやっと気づいた
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レイ
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ネタバレ尚隆が良かった!チャラチャラしてるようで、実は賢い感じが好き。いずれ、更夜と六太は会えるのだろうか。
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読書家さん#MwAdFR
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ネタバレ続けて読了。さくさく読める。2と0を読んで傀儡っぽい麒麟のありかたにもや〜としてたのがだいぶ晴れた。六太と尚隆が窮状や亡国の経験がそれぞれあったうえで役割を果たそうとしているのがよかった。六太と更夜の再会は描かれるのだろうか…
0255文字
wa
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初めは尚隆を貶す六太にむかむかする部分もあったが、六太の生い立ちを思えばそういう考え方にもなるか、と。このシリーズは毎度最後の怒涛の追い上げ/スピード感がすごいので、いつ尚隆の、六太の本質が見えてくるのかワクワクジリジリしながら読めた。俺は民を生かすためにいる、という言葉。私も延で王に想われる民の1人になりたいなあー!!!
0255文字
はんじゅく
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今回も面白くてあっという間だった。前作よりしばらく期間を空けたのに世界観も設定もスッと思い出せるくらいしっかりしていて入り込めるところが好き。 王と麒麟もある意味バディものと捉えることができるので好きなジャンル。
0255文字
歌月
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ネタバレ国造りや王とはどうあるべきなのか。民のために王がいるのだと今までの巻では一番現実的なお話だったように思いました。 飢えや貧困を経験したことのある麒麟だからこそ民のいる国を望む尚隆を選んだのだなと。
0255文字
読書家さん#aeZjse
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ネタバレ良い…良かった…延国主従の馴れ初めと関係構築めちゃ良かった… 十二主従十二色って感じで良いね… 尚隆かっこ良いなー本当に。 巻末の国史があるじゃないですか、泣いたね。金剛山まで広めたんだもんね。有言実行かっこよき そして尚隆、騶虞を慣らしたのか…流石すぎる… 尚隆って本当に頭いいな…ちゃんと先を見据えているというか、人にどんな奴らがいて、どう行動するかをちゃんと考えている… 人への任せ方を知っているというか… 臣が尚隆の下での働き方を身につけていて、とても良か
0255文字
なみな
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ネタバレ凄いものを読んだ。が率直な感想。 麒麟が戦を厭うのは、麒麟という生き物が戦を良しとしない民意の具現化だからって設定には成程なーとこの巻でようやく納得。 何より台詞の選択が凄くて、好きだったのが「人質を取れば主張の善悪は問われなくなる」「台輔がどれほどお情け深いかたった一人の赤子のために城へお留まりいただいたことでよく分かりました」辺り。後者は涙腺が決壊するくらい好き。 対して両司馬のくだりはさすがにハッ!?と声が出てしまい、何で謀反軍から役職もらってるの王様wと笑ったり、隅から隅まで楽しい一冊でした。感服
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日陽子
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ネタバレ幼少の頃見たアニメぶりに。立ち寄った書店で分かりやすく番号が振ってある文庫版が並んでた。表紙が美麗!尚隆と可愛い六太が目に入るが3巻だけ買うなんて…と後ろめたい気持ちがありつつアニメ版の美しい絵と歌とボイスが蘇る。小野不由美は初めてで、邪な気持ちでめくると、なかなかに硬派な文章。でも面白くて止まらない。尚隆なかなかに好き放題で驚き。こちらも不安に(笑)/おでこのヤツは子どもながらに衝撃的だった。別れのシーンは、もうこれで更夜とは決別だとあの頃は思ってたけど、最後のページで少し救い。尚隆、いい奴じゃん。
0255文字
樹皮の瓶
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延国初期の物語で、統治者としてどうあるべきかというテーマが描かれていたと思う。延王の芯のあるキャラクター性や、一国を亡くしてしまったが故に言うことのできるセリフは単純な武力とは違う強さを感じた。また、今回は官位のような立場の名前が多数出てきて理解が難しい場面があった。あと、解説は今後の展開を言っていなかったので良かった。
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Sakie
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この正月に引いたおみくじは最高の内容だった。占いというより激励だった。その流れで再読。私にとってこの本は"初心"みたいなもの、かもしれない。小松尚隆は私のメンターなのだ。『なんだ。そう悲壮な顔をしてどうする。どうせなるようにしかならん。軽く構えろ』。国の存亡の危機にあって発した台詞。上に立つ者の心構え、というか。国を守るため自身は必死に考え、体を張って動くのだけれども、どれだけ苦しくてもそれは自分が引き受けるのだと腹を決め、人々には堂々と接し、鷹揚に笑ってみせる。そうあるべしと心得て、今年に挑みたい。
Sakie

『民は王などいなくても立ち行く。民がいなければ立ち行かないのは王のほうだ。民が額に汗して収穫したものを掠め取って、王はそれで食っている。その代わりに民が一人一人ではできぬことをやってやる』。

01/09 11:48
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一柳すず子
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名君とは何なのか。糸を切るシーンは圧巻でとても悲しい。
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nebosuke_wombat
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読み初めも主上で。延王と延麒がやはり1番好きかな。話としてもこれはきれいにまとまっている。このエピソードの天命、王のあり方など更に掘り下げていくと阿選に行きつくのだろうか…
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みほ
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来ました!推し(今のところ)の延主従! 過去と現在を行ったり来たりするところや、序盤の役職名が最初は少しわかりにくかったかも? いやしかし、どんどん面白くなって一気に読みました。 確かに官吏はそのまま、新王が立つのは難しいだろうなと。その中でぶれない尚隆。何だかうらやましい。人の上に立つ人って、天性のものが必要なのかしら。尚隆の気性については、自身の出自によるものなのかしら。 斡由については、現実社会での既視感が…。イルカモネ 人間の本質を見極めるって難しい。。次は陽子!久しぶり!
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慧の本箱
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天帝は大地を開き、十二の国を興し、麒麟はその天帝の意を受けて王を選ぶ。本書は雁州国の王、延王尚隆と麒麟六太の話。この二人、どちらもざっくばらんで形式ばらないところが持ち味!?そんな六太の迷いが思わぬ展開へ。
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とり子
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またまた面白くて時間を見つけてどんどん読みました。 雁の王と麒麟、雁の混乱期のお話。 尚隆のぶれない人柄にとても惹かれます。 尚隆と六太の不思議な信頼関係というか、六太の麒麟としての尚隆への気持ちの複雑さ、ググッと持ち上がる場面がまた気持ち良い〜。 また奇想天外なスッキリさに、「わあ!やられた!」と思いました。
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あらくね
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読み始めると続きが気になって仕方ないです。 講談社のホワイトハート文庫のあとがきが読みたくて探して注文してしまうくらいハマってます。 やっぱり読書は良いものです。
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藤瀬こうたろー
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なるほどねー、1が王、2が麒麟で3が王と麒麟か。しかし、この雁国の延王と延麒の関係、面白い笑 二人で掛け合い漫才してるのか!?ってツッコミたくなる按配で。でも、延麒が連れ去られ、反旗を翻す州が出る中、果たして延王はどう出るのか。のほほんとしてるようでいて、実は芯のある延王が魅力的で思わずイッキ読みしちゃいました。そういえば、このコンビ、前作で戴国の王の即位の式典にそのままのキャラで出てたもんなー。いろんな個性的な王と麒麟が居て面白い!さて、次4作目読んでみます。
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東の海神(わだつみ) 西の滄海 十二国記 3 (新潮文庫)評価38感想・レビュー2686