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新装版 鬼平犯科帳 (4) (文春文庫) (文春文庫 い 4-55)

感想・レビュー
258

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ほんのむし
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面白い。 けと、なんか眠くなっちゃった。
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季鈴
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はじめの辰蔵のゆるい話からはじまって少しほっこりしたかと思いきやいつも通り悲哀に満ちていました。いよいよ女密偵おまさが登場、鬼平への想いがあふれている!本物のひたむきな女性。他にも今回は力強い女性が多く久栄のダメ伯父の用人妻お米の夫への絶望のことばは強く響いてきた。最後の夜鷹殺しの長兵衛のモンスター級の堕ち具合もすごかった。実直な人ほど歯車が狂うと堕ち方凄まじい。
0255文字
オールド・ボリシェビク
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やはり、懸念した通り、読み始めたら止まりませんね。第4巻ではシリーズで重要な立場をしめることになる「おまさ」と「大滝の五郎蔵」が登場する。登場人物の隅々にまで、キャラクター設定をしっかりと構築しているから、安心して読んでいられる。破綻がないのだ。池波正太郎も楽しみながら書いている。
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鯉一
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ネタバレ解説にも書かれていたが、池波正太郎の描く『善悪観』にはほとほと感心させられる。とかく昨今の創作では、この世には善だけがあればよく、悪は許してはいけない、滅さねばならないという強迫的な勧善懲悪が蔓延っている。しかし本作で描かれる善悪は違うのだ。この世には当たり前に善があり、また当たり前に悪がある。そして善はあくまで役割として悪を正し、悪はその有り様しだいでいくらでも善の側へと傾ける。そういうドラマツルギー的かつ流動的な善悪観こそ、真に人の世の姿を映し出しているのではないだろうか。
0255文字
ゆしん
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頭を空っぽにして読める歴史小説。なぜこれほどまでに平蔵に尽くすのか不思議とも思えるおまさの存在感。見事な活躍だが、いやはや壮絶だ。「血闘」が印象に残ったが、これはどうやら最近映画化されているようで、映像化された作品も気になってきた。
0255文字
しんたろー
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ネタバレ良い。何度でも読みたいが人生を考えると次巻へゆかねば。「五年目の客」「密通」「おみね徳次郎」あたりが好みであるがすべて良き。ストーリーだけ追うのはもったいなくもっと血となり肉となるよう咀嚼したいが、そこは池波正太郎の教えはこのあとも至極であるに違いなく、やはり迷わず次巻へ。そのことである。鬼平がたまらなく格好良い。
0255文字
佐々木基
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図書館本で読了。巻末の解説が自分の気持ちをまさに言い当てていると思った。
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kadocks
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停まらず四巻。一つ一つの短編が次へ次へと絡み合いページを捲る手が止まらない。一人のキャラクターへの視点置き方も毎回絶妙に変わりきちんと変化があるので飽きない。ここまで32編も読んでるのにさすがとしか言いようがない。どうも重要なキャラらしい「おまさ」「大滝の五郎蔵」が登場。おまさはかつては梶芽衣子!新作では中村ゆり!最高の女優だ。梶さんは自分からだそうだ。池波先生も絶賛した絵に描いたようなおまさ。新作の中村ゆりもピッタリ、先生も褒めるだろう、ってドラマ全然知らない笑 親が観てたなぁ。今ならちょっと観たいかも
0255文字
snowbird
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Audibleにて 霧の七郎(なごのしちろう) 五年目の客 密通 血闘 あばたの新助 おみね徳次郎 敵(かたき) 夜鷹殺し(よたかごろし)
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たかぼう
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やっぱり今巻も面白い。読みやすくわかりやすい。解説の佐藤隆介氏が書かれている、まさにその通り。本作はハードボイルドであり、その内容は現代に通じる。だから、自分にも染み込んでくるのだ。面白い。実に面白い🐭
0255文字
KAZOO
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もう何度目でしょうか。何度読んでも読書の愉しみを教えてくれます。人間関係がうまく描かれていることをいつも感じます。また主人公の人情味豊かな人柄が、盗賊の一味であった人物たちが密偵になったりしています。江戸時代の日常の生活や庶民の暮らしもよくわかります。
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Moonlight_Hope
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■30~40代のころ、薦められて読んだ池波正太郎ワールド。 わたしの池波正太郎との出会いは真田太平記だったので、この鬼平犯科帳はフジテレビが毎週放送してくれていた。当時はトレンディドラマばかり観て、このシリーズを全く見ていないことが残念でならない。 ■四巻の「密通」でおまさ、「敵」で大滝の五郎蔵が登場。 おまさ、機敏さ優先するなら、清野菜名あたりで脳内キャスティング ■私が生まれる前に書かれた作品なのに古さを感じない。 「あばたの新助」と「夜鷹殺し」は舞台や小道具を現代に置き換えても現代劇にしてもいい。
0255文字
mika_i
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おまさ、大滝の五郎蔵など密偵が揃ってきた。この人のためなら命も惜しまないと熱心に働くおまさと真田太平記のお江の姿が重なる。優しさと強さを兼ね備えた鬼平の話をもっともっと読んで池波正太郎の世界に浸りたい。読み進めていくのが楽しみ。
0255文字
おにけん
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2022.65 巻末の解説より「鬼平犯科帳はハードボイルド」という記述があったが、どうだろう。ハードボイルド小説はあんまり読んだことがないからよくわからん。だけど短編で続きが気になりついつい最後まで読んでしまうという点には納得。感想はこんなところです。
おにけん

yoshi様>感想にナイスをつけていただきありがとうございます。

12/11 08:28
おにけん

魚京童!様>感想にナイスをつけていただきありがとうございます。

01/24 13:21
3件のコメントを全て見る
0255文字
Kiyoshi Utsugi
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池波正太郎の「鬼平犯科帳(四)」を読了しました。 ・霧の七郎 ・五年目の客 ・密通 ・血闘 ・あばたの新助 ・おみね徳次郎 ・敵 ・夜鷹殺し の8編の短編が収録されています。 鬼平犯科帳は一話完結なので、一巻の次に四巻を読んでもほとんど問題がない。 四巻で初めて五郎蔵、おまさも登場。 今回の八話の中では、念流の名人、ただし体型は… という上杉周太郎が登場する霧の七郎が面白かった。 さいとうプロが描いていた「鬼平犯科帳」の中に登場する上杉周太郎は、まさにここに書かれているとおりでしたね。
0255文字
umihicom2
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「夜鷹とても、人ではないか!!」うーんシビれる。
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ZUMISAN
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ネタバレ鬼平カッコ良し。主な登場人物は、顔かたちで損をし続けてきた剣の達人上杉周太郎、権威に溺れ何をしてもよいと思い込み恥知らずに成り下がった久栄の伯父天野彦八郎、盗賊三カ条を守り鬼平の継母波津の髪を盗む鶴の忠助、鶴忠の娘で平蔵を慕って密偵を志願するおまさ
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Ikenami
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霧の七郎/五年目の客/密通/血闘/あばたの新助/おみね徳次郎/敵/夜鷹殺し
0255文字
fourthwindow
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図書館本。隙あれば読んでいきます。
0255文字
りんご
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霧の七郎:坪井主水先生のお師匠さん、の息子が若先生こと上杉浪人。世間は狭い。自分に差し向けられた刺客をも引き込んでしまう辰蔵の豪胆さ、人懐っこさがいいね。/五年目の客:こうやって負い目になるから罪を犯すことはいかん、ということも、罪に対して罰が存在する理由のひとつであるのだと思う。人情に篤い平蔵にしても、この裁きは少々甘い気がするが。/密通/血闘:鶴の忠助、やりぃ。「銕つぁんのかたき討ち」こんなの憎めないや。/あばたの新助/おみね徳次郎/敵/夜鷹殺し
0255文字
ぺしみち
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おまさ頑張りすぎ
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kuri8655
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〈おまささんは、若い頃のあなたさまのことが忘れられないのでございましょう〉ようやく、ようやくおまさ登場!『決闘』『夜鷹殺し』おまさがその身を挺して働く2篇が圧倒的な迫力だ。〈盗賊仲間では密偵(いぬ)と呼ぶそうな。なれど、この平蔵と共に、いのちがけで働くことに変わりはない。どうだ?〉大滝の五郎蔵はドラマ版でいちばん好きな人物だ。平蔵との出逢いを描く『敵』を読んでも綿引さんがぴったりだと思う。巻頭の『霧の七郎』〈世の中の人間の多くは、うわべだけで人の値打ちをはかってしまうゆえ、な〉上杉馬四郎、かっこよかった。
0255文字
takaya
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このシリーズは、すっかりお気に入りになりました。いろいろな犯罪、そして人間のよくない面が描かれながらも、読後感が悪くないのは、主人公の長谷川平蔵が魅力的に描かれているからでしょう。シリーズ全作を読破したいです。
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ナナメ
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人は生まれながらにして正義も悪人もなく、その時の立場や流れにより、心に偏りが出てしまうのでしょう。悪と謗りを受けようとも、男の道理は曲げず、人の道の一線は越えないために技を極めし姿に人は魅了されてしまうのかもしれません。しかし人の道に外れし悪逆を行う者など人にあらず、正に畜生にほかなりません。図らずも悪の道に踏み入らざるも
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ko-sight
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五郎蔵の出自が明らかになり、彦十、粂八、おまさと共に、強力な鬼平の密偵ができた。密通では、旗本の主の部下の用人へのパワハラは酷すぎだ。
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ロデタ
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再読。おまさ登場。益々面白くなる。
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おとん707
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短編集だが前の話の繋がりで次の話が語られるのでどうしても続けて読んでしまう。作者の意図にまんまと引っかかっているなと思いながらもこちらも楽しんで罠に嵌っている感じ。火盗改方という役職は奉行所や現在の警察とは違い恐ろしく裁量権の大きい超法規的な、表の組織とは言えほとんど闇組織のようだ。犯人を裁判もなしに処刑するかと思えばあえて逃がしたり、自分の仲間に取り込んだり、平蔵のしたい放題。でもそこに法律では裁ききれない犯罪夫々の裏の事情への思いやりが感じられるのが魅力。現代なら公になればスキャンダル間違いなし。
0255文字
Susumu Kobayashi
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志願して密偵になったおまさに関わる物語「血闘」、「おみね徳次郎」、「夜鷹殺し」ほか5編を収録。「夜鷹殺し」は江戸時代の切り裂きジャック事件風。
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Vincent
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脂がのってきた第4巻では平蔵の息子辰蔵(木村忠吾との相似性が高い)と密偵おまさ(女優木村多江顔負けの高すぎる薄幸度)が登場。さらにその後の活躍が大の密偵大滝の五郎蔵とその子分舟形の宗平も初登場。どうやら本巻で主人公鬼平を取り巻くサブキャラがひとまず出揃った感がありますね
0255文字
崎
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おまさと五郎蔵が出てきた〜〜!おまさがね、いじらしいよね…初恋引きずってるもんね…。最後の夜鷹殺しが一番怖かった。和製切り裂きジャックみたいだった。
0255文字
Jun1
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おまさや五郎蔵が登場し益々面白くなってきた。「夜鷹殺し」はドラマとは違い凄く残酷な描写があり驚いた。おまさは痛い目に遭っても強いなぁー(^^)
0255文字
TSUBASA
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兄を殺された霧の七郎の逆恨みで鬼の平蔵の息子辰蔵が狙われる。金を積んで腕利きの浪人に暗殺させようとするが…『霧の七郎』。女密偵のおまさが捕らえられ、援軍の来ないまま盗賊団の根城に決死の突入をする『血闘』など8編。いつにも増して女性の色香に振り回されて破滅の憂き目にあった男の話が多かったような。また、「鬼平は日本のハードボイルド小説」と解説で指摘されててなるほどな、と思った。一方で竹林の竹を切って棒高跳びして屋敷に侵入したり、浪人に手裏剣使って手傷を負わせたりと派手な所もあったりする。
0255文字
ハチナナ
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安定の面白さ。「夜鷹殺し」は闇が深かった。先日訪れた「池波正太郎記念文庫」で見た執筆部屋にズラリと並んだピース缶をふと思い出したりした。
0255文字
ヤスヒロ
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★★★★☆鬼平シリーズ4冊目。約40ページの各短編には無駄が無い。時代小説ながらテーマは令和にも通じる男の生き様。読みごたえがある。
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fuku3
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2020年6月22日読了。鬼平シリーズ第四弾。ハ篇の短篇連作集。"血闘"で初めてのおまさの登場!おまさの平蔵を慕う気持ちと、それも知りつつもおまさを、密偵として使う平蔵の気持ちもやるせない "敵"では大滝の五郎蔵が密偵になる経緯が又々平蔵の粋な計らい。"おみね徳次郎"はなんとも言えない色香を纏いどんな男もトリコにしてしまう様な実にいい女おみね‼︎まさにスイも甘いも...あぶらの乗りきった女盛りのおみね!誰がこんな女にしたか?法楽寺の直右衛門のお頭に仕込まれたとはいと哀し‼︎
0255文字
tommy
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再読。 おまさは健気。大滝の五郎蔵親分、登場。
0255文字
ヨダ
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ネタバレ電子再読。個人的には伊三次の登場に気を取られがちだけど、おまささんと五郎蔵親分も登場。おまささんの父、忠助が平蔵の義母に仕返ししてくれるエピソードが好き。辰蔵まだまだ頼りないんだけど、自分の命が狙われたのにちゃっかりお金は貰うのが憎めない。
0255文字
Atsushi
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シリーズ4作目。八話収録も「血闘」が印象に残った。若き日の鬼平への恋心が忘れられず、自ら女密偵になったおまさがいじらしい。この時代のちょい飲みは蕎麦屋がメインだったようだ。鬼平の仲間も盗賊たちも美味そうに飲んでいる。新型コロナが終息したら粋に蕎麦屋酒をやってみよう。
0255文字
ぶんぶん
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【図書館】4巻になって登場人物が増えた、「大滝の五郎蔵」と「おまさ」である。 これにより物語に幅が増えそうだ。 ますます話に引き込まれていく、ゆっくり余韻を楽しむ。 解説の佐藤氏の話に頷ける、若い頃ハードボイルド読んでいた時代小説に見向きもせず、それが「鬼平犯科帳」にどっぷり嵌る。 生活を描いているからだ、若いうちは生活より華々しい世界に憧れるものだ、しかし、家を持ち子供を持つころから、生活がどっしりと肩に掛かる。 子供も大きくなり独立したこの頃、鬼平の生き方がよく判る。 歳を取って判る小説もあるんだ。
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新装版 鬼平犯科帳 (4) (文春文庫) (文春文庫 い 4-55)評価48感想・レビュー258