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新装版 鬼平犯科帳 (6) (文春文庫) (文春文庫 い 4-57)

感想・レビュー
218

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eigi
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救いようのない悪人には容赦なく、盗人でも道を踏み外していない相手には目こぼしをすることもあり。そんな鬼平の人情味のある裁きが今回も描かれています。「狐火」でのおまさの行く末は、良かったような、寂しいような。
0255文字
季鈴
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鬼平シリーズ自己ベスト更新の6巻。今回は”良人”が多く出てきたので最後まで感動しきりでした。特に好きだったのが横田大学と荻原宗順の話。大学は大地主の旗本にもかかわらず両親の過ちを自ら被り救ってくれた格下の鬼平にも頭を下げていた。これ以上の誠実さはない。宗順も人を殺めた後悔を忘れずに謙虚に生きてきた。およしが父のように慕うのも当然だろう。そして彼らをさらに引き立てる鬼平の返しは超人としか言いようがない。過去の過ちをどう受け止めて生きるかが大事だなとしみじみと思いました。
0255文字
ほんのむし
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今回は脇役の人達が輝く作品でしたね。 かっこよかったね。
0255文字
オールド・ボリシェビク
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読みだしたら止まらないね。中毒になるのがわかるぜ、鬼平。かみさんがファンで、四半世紀前に購入した文春文庫がほぼ、そろっているので、じっくり、読ませてもらうことにする。すぐに出てきた第6巻から読み始めたのだが、人のつながりなどを知るためにはやはり、最初から読んだ方が良いと痛感。それでもページを繰る手は止まらずに一気に通読してしまいました。
0255文字
バッカス
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 飛ばしていた2巻を読むはずが、本屋の棚になくて、急遽6巻を手にした。全く前の話を気にすることなく読めた。話はどれも面白かった。長距離通勤電車も苦にならない。  ミステリーというわけでもなく、表現も凝ったものではない。だけど、すぐにまた次を読みたくなる、この作品の魅力は何かな。一冊読む毎に、考えてみることにした。  まず際立つのは主人公の人物設定だろう。実在の人物に設定したことで、リアリティーが増す。どんな人なのか興味深く読み進められる。生い立ちや家族への思いとかも読者は心を寄せやすく、作品が鮮やかに。
0255文字
snowbird
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Audible にて 礼金二百両 猫じゃらしの女 剣客(けんかく) 狐火 ◎大川の隠居 盗賊人相書 ◎のっその医者
0255文字
kadocks
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名作と呼ばれる「狐火」まできた。名作の誉れ高いのもわかる、テクニカルで尚且つ人情的な作品。全面的におまさを前に出して、おまさの過去、そして惚れた男を描く事で単純な盗賊話に奥行きを出している。コナンの青山先生もオススメの逸品。この巻あたりからかなり人情にふる作品が増えてる。これはこれで鬼平の味なのだろう。それにしてもどの篇も終わりのニ行辺りの締めが素晴らしい。そうじゃなくても軽やかな文体に時々挟み込む季節感や色、食が巧いのだが、唸る。さてさてこれで一度停めるつもりだったが停められなそうだよな。どうしよう。
0255文字
Moonlight_Hope
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■鬼平犯科帳はファンタジー作品。 剣客商売もファンタジー作品だけど、鬼平は働く現役世代のファンタジー。 池波正太郎が紡いだこのシリーズ、「許す」「寛容」「ケースバイケース」が、今の時代に警鐘を鳴らしているといつも感じる。 ■猫じゃらしの女、大川の隠居の二篇が好み。 伊三次の生い立ち、けころに育てられた男がけころを見捨てない。文字で書けば至極当たり前のことだけど、できる男はなかなかいないはず。 ■いくら激務で病に伏せっているとはいえ、あの鬼平がいとも簡単に愛用の煙管を盗まれ、妻の久栄さまと勘違いするとは。
0255文字
mika_i
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狐火、盗賊人相書き、のっそり医者も良かったが、大川の隠居の話が粋でとても好き。まるで落語のような展開。それで気付いたが池波作品はどこか落語の要素があって粋でユーモアがある。
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Kiyoshi Utsugi
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池波正太郎の「鬼平犯科帳(6)」を読了しました。 ・礼金二百両 ・猫じゃらしの女 ・剣客 ・狐火 ・大川の隠居 ・盗賊人相書 ・のっそり医者 の七篇の短編が収録されています。中でも沢田小平次の剣の師匠である、松尾喜兵衛が何者かによって殺され、その仇を弟子の沢田小平次が討つというもの。また、それを長谷川平蔵がサポートします。
0255文字
おにけん
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平蔵が床に臥せっている話を読み、火付盗賊改方の勤務も、過酷なものなのだと実感。読んでいるときは面白いけど、休みなしで江戸の治安維持にあたるというのは相当に体に負担がかかるものだと思った。感想はこんなところです。
おにけん

Yetina様>感想にナイスをつけていただきありがとうございます。

03/07 08:50
おにけん

はっぱ様>感想にナイスをつけていただきありがとうございます。

03/07 08:50
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ZUMISAN
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ネタバレ痛快無比。主な登場人物は、おのれらは生かしておいても害をなすだけだ。あの世へ行けい!と悪党を一刀両断する鬼平、盗賊の金科玉条を守る狐火の勇五郎こそ真の盗賊の典型だと語るおまさ、畜生盗らきをした弟文吉の顔には陰惨な翳りが青黒く浮き出ていると認める二代目勇五郎、名人後藤兵左衛門に金15両で銀煙管を作らせる鬼平の父宣雄。
0255文字
tnyak
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6編とも秀作だが、特に「狐火」が秀逸。
0255文字
しゅんどーん
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火付盗賊改方長官の長谷川平蔵の活躍を描くシリーズ第6弾。5巻を読んでから一年以上空いてしまったけれど、登場人物たちのセリフや仕草が映像のようにありありと見えてきて、登場人物たちの次の行動が気にならないではいられなくなった。「大川の隠居」は小休止的で、思わず声に出して笑ってしまう素敵なお話だった。もう少し平蔵ワールドの余韻に浸ってから、7巻を読もうと決めた。
0255文字
Ikenami
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礼金二百両/猫じゃらしの女/剣客/狐火/大川の隠居/盗賊人相書/のっそり医者
0255文字
りんご
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礼金二百両/猫じゃらしの女:伊三次とおよね、「買う、買われる」の関係を超えた仲、いいじゃないか。伊三次があいつは俺ひとりじゃ保ちきれねえと溢すのは、自分ひとりのものにしたい気持ちがあるからで。が、確かに猫じゃらしで盛り上がる女は、こりゃ滅多な男では保つまいなあ。/剣客/狐火:おまさの男運のなさ。幸せだったと微笑する健気さと、戻る律儀さと。/大川の隠居/盗賊人相書/のっそり医者:竹仙先生登場回。おうのさんの手入れがよろしいところがとても好感度が高い。足を洗うきっかけなんてそんなもんだ。幸せになってほしい。
0255文字
ぺしみち
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おまさ、もっと早めにお頭へ連絡して~。仕事の基本はほうれんそう。
0255文字
Vincent
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第6巻はいずれも秀作ぞろい。なかでもベストは中篇の『狐火』、結婚のはなむけに男に放った平蔵の厳しい措置にびっくり仰天した読者も多いはず。江戸時代では無法者を抑え込むためにこれくらい厳しくしないとダメだったのかな。同心では木村忠吾の頓珍漢ぶりが相変わらず際立つなか小野派一刀流の剣士沢田小平次が初登場します。
0255文字
takaya
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このシリーズは、いくら読んでも飽きません。江戸時代の風俗の興味深さ、人それぞれの多様な人生、そして一人一人に対する、火付盗賊改方の長谷川平蔵の違った対処。中でも、平蔵の魅力的な人物像がどんな出来事であれ、読後感を満足したものにしてくれます。
0255文字
kuri8655
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〈寛政三年の、年が明けた〉寝正月の平蔵は40代半ば、6巻にして既に疲れ切っている。ドラマでは溌溂と見えるので意外だったが、死んだように眠りながら「この御役目が俺の性にぴたりとはまっている」と言う、この造形が当時の読者を掴んだのだろうなと思う。〈なれど、この長谷川平蔵よりも、狐火の二代目のほうが、お前にとっては大切な男らしい〉おまさの「むかしの男」『狐火』は読み応えがあった。部下の同心、与力、密偵、また老盗賊らが主役の他の話も、皆それぞれが若き日の純情を胸に残した大人なのだなあ……と、好い後味であった。
0255文字
ko-sight
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狐火の重厚な内容と、猫じゃらしの女のユーモア調、そして盗賊人相書きからのっそり医者の人情物と内容豊富だった。
0255文字
ImolaOrange
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★★★☆☆
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おとん707
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相変わらず話の展開が早く読んでいて小気味いい。またしても偶然の出会いが多いとは思うが、これも話の流れを重視する作者の流儀なんだろう。おまさはいい女で、彼女が出てくると和んだが突然去って驚いた。が、それにもちゃんと落ちが付いていた。舞台となった深川、本所、葛飾あたりは文章から現在の大体の場所はわかるので読んでいて当時の景色が目に浮かぶ。平蔵の科白「他のだれがやっても、自慢ではないがおれほどにはできまい。」、確かに平蔵以外でも捕り物はできるかもしれないが、機微を捉えて後始末ができるのは平蔵だけだなと思う。
0255文字
ロデタ
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再読。面白かった。平蔵はいつも一番良い形で解決の出来るように事に当たる。配慮や対処の仕方が素晴らしい。
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TSUBASA
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密偵伊三次が惚れた娼婦のおよね。彼女がとある客から預かった品は錠前の蝋型。伊三次はそこにお盗めの匂いを嗅ぎつけた『猫じゃらしの女』。同心小平次の剣の師匠が殺され、その犯人を追い詰める『剣客』。盗人時代に関係を持った二代目狐火の勇五郎が虐殺強盗をしたことが信じられない女密偵のおまさの煩悶『狐火』。全7話のエピソード。平蔵の部下や仲間が引き立つ話が多数。派手さで言えば『剣客』『狐火』あたりかと思うけど、平蔵が寝てる間に愛用の煙管を老盗にまんまと盗まれたのでキッチリ肝を縮み上がらせる『大川の隠居』が好き。
0255文字
りったー
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「大川の隠居」といい、「のっそり医者」といい、平蔵の情けに痺れる展開だった… いま映像化するなら誰かな
0255文字
Susumu Kobayashi
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全7編収録。「礼金二百両」で、火盗改方長官が役目をまっとうするためには幕府から出る役扶持ではまかないきれないほど金が必要で、自腹を切ることがたびたびであることを知る。「狐火」では、密偵として活躍するおまさが、かつて加わっていた盗賊団の二代目の仕業とも思えない残酷なやり方に、二代目の汚名をすすごうと活躍する。「大川の隠居」は鬼平の屋敷に忍び込んで煙管を盗んだ老盗賊の話。「盗賊人相書」と「のっそり医者」には、十五、六歳の娘およしが登場する。
0255文字
崎
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「狐火」が、もう…ドラマ観てるみたいだった。おまさーー!あとお頭が無茶でかっこよい。思っていたより若い頃やらかしすぎです。
0255文字
Jun1
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「狐火」筋書きはシンプルだったけど、密偵おまさの10年前の恋やら、盗賊頭のお妾と平蔵との関係など昔話がおもしろかった。
ミカママ

かつて新装版じゃない方😭を大人買いしましたが、10巻くらいで止まってます。老後の楽しみ…と思ったけど、字が小さい…。

03/26 22:02
Jun1

文字が小さいのはツライですね。近視なのでメガネ外せば読めますけど、でもなかなかページが進まなくて(笑) 老後チョイ手前で楽しんでます。

03/26 22:08
0255文字
りょ
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ネタバレ『狐火』がよかった。おまさが短い時間だけでも幸せな時間を過ごせてよかった。『大川の隠居』『盗賊人相書』も。平蔵のやり口がとても粋。昔の悪さをしていた時のつながりも面白い。
0255文字
tommy
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再読。 『猫じゃらしの女』はドラマでは池波志乃さんがおよね役だったなーと思い出した。 『狐火』ではおまさが一年足らずとはいえ好きな男の女房として暮らせて良かった。 『大川の隠居』も面白かった。平蔵の年寄りに対する態度がいい。
0255文字
fuku3
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2020年8月1日読了。鬼平シリーズ第六弾。七篇の連作短編集。『礼金二百両』与力の佐嶋の叔父から主人の若様が誘拐された!『猫じゃらしの女』伊佐次の馴染みの女郎およねが客から預かったものは錠前の蠟型だった『剣客』平蔵と忠吾が深川を見廻り中に怪し浪人に出会う『狐火』おまさが葛飾で昔の知った顔を見たがとても若いお静の娘か⁉︎その頃市ヶ谷の山田屋に賊が押し込み全員皆殺し二代目狐火の勇五郎一味の狐火札が貼ってあった⁉︎おまさはこれは二代目狐火の仕事では無いと平蔵に断言した!先代の狐火には腹違いの弟、文吉がいた‼︎
0255文字
Atsushi
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シリーズ6作目。清濁併せ呑む鬼平に惹かれる一冊。七話収録も「狐火」がお気に入りだ。鬼平への忠誠と勇五郎への恋心のはざまで揺れ動くおまさがいじらしい。風邪で寝込んだ鬼平の枕元から愛用の煙管を盗み出す「大川の隠居」は落語のよう。鬼平と粂八、友五郎の掛け合いが笑いを誘う。
0255文字
ぶんぶん
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【図書館】好調、六巻目に突入。 今回は、何と言っても「おまさ」の若かりし頃を垣間見られる「狐火」が秀逸。 「おまさを連れて京へもどれ」「二度と盗みはせぬとの証文を置いていけ」平蔵の国綱が閃いた。 勇五郎のひじの下から切断された。 良いですね~平蔵の名裁き。 さてさて、次巻に移ろうか・・・
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あいら
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久しぶりに再読を再開しました。 やっぱりおもしろいなぁ~。 「狐火」での平蔵の台詞。 「彦よ。むかしむかしの本所の銕のころから、このおれのすることに、お前、一度でも愛想がつきたことがあったかえ、どうだ」 お役目柄、盗人を逃がす訳にはいかない局面で、密偵・おまさの想い人に対する仕置きに、どう決着つけるのかハラハラするシーンでこの台詞を放たれたら、もうお任せします~としか言えないし、この人に任せれば大丈夫と言う信頼感しか生まれません。 こんな台詞をさらりと流すように言っちゃう辺りもまたしびれるんですよねぇ。
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シーラ
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ネタバレ話の起の多彩さに脱帽。当然展開も面白いし、平蔵はかっこいい。でも、おまささんの男運のなさが本当に泣ける。…まあ、正直、この先いい男が現れるって知ってますけどねw
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flawless
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二巻で48歳だった平蔵が六巻では46歳(「のっそり医者」の最後の方)。私が、時系列が入れ替わるというナレーションを読み飛ばしたのでしょうか。面白くて、そんなことはどうでも良くどんどん読み進めてしまいますが。
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のの
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「猫じゃらしの女」が一番良かった。終わり方の清々しさとほろ苦さが秀逸。「大川の隠居」もいつもの捕物帳とは少し趣向が異なり新鮮でした。平蔵さん、本当に粋だなぁ。犯罪者を懲らしめるだけではなく、何事も丸く収める裁量が素敵です。
0255文字
りったー
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お疲れのお長官(かしら)wこんなに活躍してるんだからそりゃそうか。おまささん!昔の男が忘れられなかったのかあ…
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