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異端の数ゼロ――数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ) (ハヤカワ文庫 NF 349 〈数理を愉しむ〉シリーズ)

感想・レビュー
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夜長月🌙@読書会10周年
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数字の0がインドのブラフマグプタによって7世紀に発見されるまで数千年の間、数は1から始まりました。ところが0が西洋に伝わってからも長く0は否定されます。それまで0や無を否定することで成り立っていたアリストテレスの哲学や宗教にもそぐわなかったからです。話は大きく広がっていき量子力学や相対性理論、天文学上のゼロにも及びます。究極の0であるブラックホールやビッグバンの前の無から速度の限界が光速である理由まで解説されています。
エル・トポ

なるほど!

10/18 20:32
夜長月🌙@読書会10周年

戸部さん、長く謎だったアルキメデスと亀の積分もとても納得できました。

10/18 20:39
5件のコメントを全て見る
0255文字
sg
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数学史というより人類史の中のゼロの話。数の話から始まってやがて込み入った宗教と神学、そこから一転割とガチめの数学と果ては宇宙論と量子力学の対比にまで至り、文系も理系も分け隔てなくしばかれるような気がする。 理解できているかどうかギリギリのところだけれどそのスリルがたまらない。 知らないことが書いてある本を読むのが好きなんだ。/ 数式の分数は本文でもスラッシュでなくてちゃんと上下2段に書いてくれた方がわかりやすいかな。面倒なのはわかる。そもそも縦書きの文庫フォーマットに向いてないともいう。
0255文字
のな
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初歩的な話から始まって徐々に難解になり、ラスト近くなると理解が追い付かないのは、かつて夢中で読んだサイモン・シンの著作と同じく。それでも噂に聞く「ひも理論」がどんなものでなぜ必要とされたのかの話は興味深かった。微積分の歴史も面白かった。20年ほど前の本なので最新の知見は入っていない可能性もあるが、エキサイティングな読書だった。
0255文字
ひめの
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ゼロの発見、それが世界にどんな影響を与えたのかを分かりやすく示した本。初めは位取りとして使われた0は計算には便利であるが、数える、幾何学において、無の状態を表す必要はなかった。また0は∞と表裏一体でありこれが人々を困らせる。0はアリストテレスの宇宙観を拒絶したがインド、イスラムによって受け入れられ、数学(代数)が発展する。西洋数学と融合後は微積分で再度0と∞に阻まれ、それを乗り越えた科学は世界の様々な方程式を生み出すことに成功する。しかしそこでも0は現れ、科学者は0の解釈、排除に悩まされる。
0255文字
たかこ
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宇宙は0に始まり0に終わる。ゼロの双子巨人
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SFTT
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古書店でタイトルを見て手に取った一冊。ゼロがインドで生まれアラビアに広まった、というのは知っていたが、アリストテレス哲学の影響でキリスト教世界に「無」としてのゼロや「無限」が受け入れられなかった、というのが興味深い。結果的に数学の進歩を何百年も停滞させたアリストテレス哲学や中世キリスト教について、逆にさらに読書を進めたいと感じる。科学革命による数学、物理学、天文学の発展から量子論、相対性理論、そしてひも理論にまで至る流れについても分かりやすかった。
0255文字
西本邦明
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ゼロ=無、と言うイメージを良い意味で覆してくれる本でした。 とても面白く楽しく読めました。
0255文字
西本邦明
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ゼロのイメージは、[何もない]だったのですが、それを覆す内容でした。ゼロってこんなにも躍動するのかと思いました。微積分の勉強中でしたので、この本を読んでしっくりと理解できた部分があったので、良かったです。
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戸部アンソン
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0の発見があったからこその、数学。で?それからどうなったってのか?意味分からん\(//∇//)\しかし面白いので早川の数理シリーズ他のにも挑戦。
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∃.狂茶党
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ゼロとは何か? この設問に具体的な答えなどなく、無限の双子もしくは無限と等しい特異点らしいことが推測される。 当面証明の手立てはない。 数学的な部分、特に第六章での、素数の話題などは、わたしにはイメージしづらく、ある程度の知識が必要に思えますが、一般向けのカジュアルな本として、大変優れていると思います。 アキレスと亀のパラドックスの、回答が記載されてるけど、これは論点ずらしではないかと思ったり。 ただできれば、関連書物や、原著刊行以降の話題なども、補ってほしかったように思います。
0255文字
はる
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ネタバレ0=ゼロ。位取りの記法くらい、或はお金の実数の後に何個並んでいるかくらいしか気にならない(何と世界が狭いことだろう)。そのゼロと双子の兄弟の無限が辿る認知されるまでの歴史と認知され受け入れられた世界でゼロ或は無限が振る舞う正体がドラマチックに紹介されている。久々に導関数だの究極だのアルキメデスと亀だのを思い出した。何と言っても文明国ヨーロッパがフランス革命までこのゼロに火炙りの刑を科し血みどろの否定戦を展開していたとは唖然。ギリシア哲学は決められた天球に星は瞬き、天球は神の手に動いていると思った。
はる

神の死後エジプト人やギリシア人が土地の面積や兜の金銀の混合割合を問題にした幾何から数は独立し代数として自由を得た。X^2+1=0の解なる虚数を軸に取りデカルトの座標でリーマンは球を回転させた。0は無限大に、その逆も成り立った。ゼロは今やあちこちに潜んでいる。電気と電子に生きる現代世界も成り立たず、あちらこちらで制御できない電気が暴れる世界だったかもしれない。ゼロを理解しなかったミサイル巡洋艦のように。 ブラックホールの特異点から光も逃れられない1/Xが成り立っているという。 ゼロの深い内容だった。

11/16 17:44
はる

カエサルのいた長い爛熟のローマで数学が花開いていたら、と思うとワクワクする。やっぱり植民地帝国主義の末路しかたどれなかっただろうな。しかしこれからの世界、収奪する場も残り少なくなりどうなるのだろう。経済あるいは資本のゼロ世界の特異点に向かって、爆発的エネルギーを放射するのだろうか?

11/16 17:53
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ちゃあぼう
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「ゼロ」に関する歴史書といったところだろうか。前半のゼロに対する西洋と東洋の考え方の違いの記述はよく理解できた。その後の記述は自分には難解であった。最後の方で宇宙に関しての記述が展開されているのだが、これに関しては最近「量子論」「相対性理論」の入門書を読んでいたおかげで宇宙の説明に関しては辛うじてついていけた。いずれにしても「ゼロ」に特化して深く解説してあるので、この様な書物もたまにはいいかなと思えた。
0255文字
ひよこ皇太子
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訳者あとがきにもあったが微分に関する章が特に良かった。
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AYK
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数学と哲学や宗教って(音楽とか美術とか宇宙とかもだけれど)一緒くただったんだなと再認識。後半部分の量子力学とか物理とかは全然わからなかったけれど、冒頭のギリシア哲学との関わりは面白かった。西洋は「無」を受け入れない哲学・宗教体系だったが、東洋は無と無限を積極的に探る社会だったとのこと。ただ、あらゆるものが「比」で表せる(音楽(弦とか)、美術、宇宙etc)→0でわったら諸々矛盾が生じる、みたいに色々繋がった結果、0が受け入れられなかったんだね、と。
0255文字
カエル子
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苦しすぎる読書でした。数学も物理もチンプンカンプン笑。でも、ゼロ(と無限大)を認めることは、教会や時の君主との命をかけた闘いだったという歴史、人類が生きる物理世界を説明するために数学が根本的な役割を果たすという圧倒的な事実なんかはざっくり読み取れました。人間のほうを理解するための勉強に舵をきった若かりし頃の自分は正解だったなー(そっちも数学必要だけどさ)。学生のころ、数学大好きで得意だったつもりだけど、あれはただ計算してただけなんだなー(遠い目)。
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あんどうれおん
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数理を愉しむシリーズであると同時に、哲学や神学の歴史も遊び心たっぷりに綴る凄い本。ところどころ難解にも感じつつ、最後まで楽しく読むことができました。
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hash
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◎(面白いけど難しい、結局量子...)
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あけの
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面白かったけど理解できたかといわれたらできてない(笑)
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じめじめ
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古代インドでの0の発見みたいな数学の本と思いきや、遥かに幅広い時空と分野にまたがった意欲的な著書だった。ゼロは、無=神=消失点=特異点と形を変え、数学哲学神学美術物理学…人類心の至るところで、恐れられ受け入れられ否定された。それは今も量子論/相対性理論において続いている。果たして0とは数なのか、概念なのか。読むほどにわからなくなる。0を恐れ/崇めて神/ないし神を脅かす存在と喝破した歴代の知識人たちの叡智に感謝して読み終わった。
0255文字
iiiiii
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面白いけど難しくて、ちびちびと読んでいってかなり時間がかかった。でも前半の内容をあまり覚えてなくても、章毎に興味深く読めた。
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藤宮はな
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うーむ。ゼロがそんなに西洋では受容に難しい話だったとは。アリストテレス哲学が尾を引いてキリスト教世界にそこまで行くから、長い間ゼノンのパラドックスも解けないし、数学がそこまで発達しなかったんだ。幾何学と代数(こちらはインドが先に開発)が一緒になるのはデカルトまで待つし、そのデカルトも虚数を侮蔑の言葉として呼び、マイナスの観念やゼロを受け入れなかった。だからニュートンとライプニッツの微積分は画期的だったんだなぁ。その後の物理学にもゼロや無限は関係して来て、ますますややこしい普通の自然観から乖離していく真理。
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doji
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知的なスリリングさに満ちた本で、いまとなってはあたりまえとされているゼロがなかった世界を、ユーモラスにおかしく書いているのがよかった。後半の物理学にいくにつれてちょっと難しく感じるところはあったけれど、ホーキングとか好きなひとにはたまらない一冊なんだろう。
0255文字
sho
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前半のゼロの発見や受容の歴史、微積の発見のあたりまでは分かりやすく、大変面白い内容だった。ただ、虚数や物理学への展開のあたりからは、私には難解すぎた…。
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メガネ売り
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ゼロの起源から受容の歴史、数学・物理学における利用例まで、親しみやすいエピソードや図解を交えて語ってくれる本。数学に関しては「積分って何だっけ……?」レベルの門外漢だったけれど、ゼロという概念に纏わる文化史のように読めて面白かった。冒頭に置かれた軍艦のエピソードから一気に引き込まれてしまう。
0255文字
の
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数学、哲学、宗教、美術、物理学などの分野で人類が0を使いこなそうと努力して来た歴史をつづる本。数があることが前提だった古代、アキレスと亀のパラドックスが距離が0に迫ろうとするチャンスを得るが、神の存在を否定するものとして退けられ、逆に商売を行う上で0はすこぶる便利な数だったため、アラブ商人がイスラム社会の数学を世界最先端のものにした。中世に科学が勃興し微積分が考案され、現在では量子力学や物理学の世界は0の概念からスタートしている。ゼロから宇宙まで話は広がる数理は、学びがいのある魅力に溢れている。
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プリザエース
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中盤の高等数学の部分は理解できなかったが総じて楽しめた。終盤の相対性理論と量子論については別の科学読み物で軽く知識を付けていたので、ゼロとの関わり合いが興味深かった。一番驚いたのはゼロを採用する前から実践的数学は西洋で発展していて東洋からの輸入は宗教上の理由から各地域で差があった、という歴史だ。「0で割る問題」は世界が抱える大問題だが、0を採用したことや虚数を利用してきた経緯から、もしかすると我々が普段使っている数字の記述法にはまだ弱点があり数学全体がもっと進化できる余地があるのかも?という感想を持った。
0255文字
Mark.jr
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虚無と無限の性質を持つ記号、0に焦点を当てて数学史を語り直したのがこの本です。考えてみると0というのは相当不思議な数字です。例えば私たちは数える時には1,2,3と数えますが、カウントダウンをする時は3,2,1,0とゼロをカウントします。大昔の人も0の性質に頭を悩ましたようで、本書で語られているのはそうした試行錯誤の歴史と言えます。正直、疎い私でも知っている様なエピソードも多いので、詳しい人には物足りないかもしれませんが、あまり数学に関する本を読んで来なかった方は是非。
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魔威駆
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微分積分は自然法則すべての公式になるって?こういうプチ雑学を教えてくれたらもっと数学を勉強してみようって思ったんだろうけどなあ。学校の教育って本当にやる気をそぐよね。
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しもうさ
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カントールあたりから自分の文系脳では処理限界に達したけど体系的にまとまった雑学としては結構楽しめた
0255文字
さわでぃ
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ゼロは数を数えるのに不要であり、数式の体系を破壊するために宗教上の理由から受け入れられない文明もあった。しかしゼロ(無)を受け入れることで数字は単なる算法から抽象思考を可能とする数学に進化した。宇宙のはじまりはゼロであり、ブラックホールもまたゼロである。始まりにして終わり、無であり無限大である異端の数ゼロの概念は突き詰めるほどに興味深い。
0255文字
圓
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難しいけど、面白い。
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mkk
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アキレスは亀に追いつけない「アキレスとカメ」はゼロを無視しているのが原因(という理解で正解なのか…)。この本でも黄金比が出てくるのが驚き。後半の理論物理学の話はかなり難解。
0255文字
roughfractus02
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n進法が記述可能なアラビア数字での数記法は、ローマ数字の煩雑さから解放し活用範囲も拡大させた。位取りを可能にし、何もない部分を埋める役割を果たす「0」がその要因だ。一方インドから来たこの文字の概念は、全てを生み出す「1」を神としたユダヤ・キリスト教文化圏に脅威をもたらし、位取りがもたらす無限と何もない無の概念を触発し、数学と物理学にその脅威を内在させることになる。本書は、数学では無限大/無限小を計算するニュートンから無限自身を扱うカントール、物理学ではブラックホールとゼロ点エネルギーへの腐心を中心に描く。
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広中錫
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+7 ZERO by Charles Seife 2000
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KKS
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ゼロという数字が何を意味することになるのか?という切り口で語られる本。宗教的理念とゼロの関係が面白かった
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おたおた
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かなり面白かった。「0」という数字が科学だけでなく宗教哲学等とどのように関わり合いを持ってきたのか、歴史に沿って紐解いていく。0がいかに宗教や哲学から拒絶され、偉大なる先人たちもそのことに縛られていたか再確認する一方、ひも理論という最先端の科学が0がまた否定しようとしているのは何とも興味深い。科学を学ぶ際に付き合い続けねばならない「0」や「無限大」といった概念を考え直す機会になり、それまできちんと理解せずただ暗記していたものの成り立ち、今普通に使っている概念の危うさなどを知ることのできる良書だと感じた。
0255文字
おサラミ
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0の本。前半は0が世の中に認められるまでの話。0を普段使っている身からすると、0を頑なに認めない昔の人々は滑稽に見える。しかし、問題は数学だけではなく、宗教、哲学、歴史と広い分野に根を張っていることを教えてくれる。後半は0が引き起こす大問題の話。物理が成長すると、宇宙の無限大の世界、量子力学の0の世界、両方に手が届くようになった。すると、宇宙という舞台で両者は対立してしまう。ここでも0が関係する。正直後半は読みにくい。著者や訳者が理解して書いているのか少し疑問に思う。0の歴史が知りたかったので十分満足。
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