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空中墳墓(Kindle版)

感想・レビュー
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姉勤
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探偵が拳銃を所持できる世界線。行方不明になった飛行艇とそのパイロットが、飛行艇の技術者たる依頼人の近辺に最近現れるとの探偵調査が話の発端。作中「気が狂わないでいられようか」との台詞は、ほとんどの読者の気分を代弁というより、逆撫でするかようで。結末の大どんでん返しといくか、出さなかったカードを並べまくる反則技に、何が墳墓だあ?と云うか、噴飯も辞さず。これ表題が先に思いついちゃったんだろうなぁ。
0255文字
白色うさぎ
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20年前に世界一周の大冒険に出かけ、そのまま行方不明となった飛行船『松風号』。インドシナの上空で消息を絶って以来、乗組員ともに杳として行方が知れなかったはずが、ある日、死んだはずの機関士・松井田四郎太が東京へ現れたのだった。あらすじだけを説明するとワクワクするでしょうが、ほんのちょっと目を離したすきに、読者が望んでいない、訳の分からない方向へハイテンションで突き進むのが海野十三小説なのです。「おお宇宙艇」……じゃねーよ!( ̄▽ ̄;)
エンゼルパンダ

「読者が望んでいない方向」に白色うさぎさんの悔しさが感じられますv

05/21 07:26
白色うさぎ

エンゼルパンダさんおはようございます! そうなんですよね。この時代はドラえもんみたいな空想科学にちびっ子がワクワクした時代なので、 「殺人音波」とか訳の分からない装置が飛行機に取り付けられていても、読者は自然と受け入れていたんでしょうね( ̄▽ ̄;)

05/21 08:04
0255文字
北白川にゃんこ
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ウルトラQみたいな展開だよな
0255文字
mono-less
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短編SFミステリ。二十年前、無着陸世界一周飛行の最中、二人の操縦士を乗せたまま消息を絶った松風号。巷で評判の探偵・栗戸にその真相調査の依頼が舞い込む。かの操縦士の一人を東京で目撃したというのだ。事前情報無しに読んだが、まさかこんな話だとは思わなかった。あれよあれよと言う間にとんでもない方向に話が進んでいくブッ飛び展開。馬車も走れば宇宙船も飛ぶ、ヘンな世界観。相変らず海野十三の小説はツッコミどころ満載だけど(特に初期作)、戦前の日本でここまで腹くくってエンタメを書こうとする姿勢は本当に頭が下がります。
0255文字
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