読書メーター KADOKAWA Group

路傍 (集英社文庫)

感想・レビュー
131

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
mochiomochi
新着
東山氏作品、初読。初っ端から滅茶苦茶。28歳の破天荒な男2人の日常、なんだろうけどあまりに世界が違いすぎておいていかれたまま読了。ドラッグを始めとする様々な違法行為(彼らにとっては日常)、セックス。基本的には日々のドタバタをまとめた短編。「漢字一文字で表すと?」「ハニーではなくてシュガー」船橋カタルシス。
0255文字
しょう
新着
ネタバレ千葉の船橋を舞台にしたどうしようもないチンピラ二人組のどうしようもない日常を描いた六編の連作短編集。有り余ったエネルギーが暴走したかのように、とにかく二人がやる事なすことがあまりにも滅茶苦茶で無軌道だ。登場人物のほとんどがろくでなしのクズなので当然好感を持つことはなく、また酒・暴力・薬・風俗等どこまで行っても品はない。徹底してコミカルに描かれているようでテンポは良く、「どうしようもなさ」を堪能できた。
0255文字
オオイ
新着
船橋に住む二人の若者のムチャクチャ生き様、この人の本は初めてだが面白かった。
0255文字
kaikoma
新着
ある種、スラップスティックの雰囲気が感じられます。描写そのものは文字ならではですね…映像化できる作品では無さそうです。次はこうなる筈、と思った通りにそうなっても、余り残念な印象にはなりません。そこがこの作品の一番の面白さで良さだと思います。
0255文字
つタン
新着
面白かった。ひどい。ひどいけど、何かに真摯である。何かしらの尊いものを裏切っていない。何かはわからない。借金取りの龍二もなんだかんだでこの2人を憎みきらんところがもしかしたらあったのかもなと思うとふふっとなる。ウェストリバートオルの伏線が回収されると思ってなかったから笑った。船橋への風評被害。
0255文字
カツ
新着
再読。初期の東山さんはロック臭が濃くてノリが良いので好き。シビレる様な珠玉の言葉の数々もたまらないし漢字一文字シリーズも秀逸で、とにかくクールでカッコいい。極上のエンターテイメント小説だ。読み終えてから萩原健一の「傷だらけの天使」の世界観だなと気付いた。
0255文字
キャリーちゃん
新着
人間の汚いところが見えるのがとても面白かった
0255文字
mint
新着
ハードカバー 自分からすると想像も出来ない世界だが、こんな毎日を送る人もいるんだろうと思う。連鎖はなかなか断ち切れないのだろうな。
0255文字
タイガーバーム
新着
ハチャメチャな二人の男が取る行動や会話、主人公の思考、展開についていくのが大変というかついていけない内容でした。結局人生どうにもならないことがある、一方で最後はなんとかなる、そんなテーマが同居しているのかなという感じです。 作者の思いや考えをを主人公の思考描写を通して書かれており、それが多くてややもたれる感じがします。もっと情景や背景のことを描かれていたほうが話に入り込みやすかったかもなぁと思いました
0255文字
雲母
新着
なんなんでしょ!?これは。もぉー笑うしかない。顔を顰めながら読んでたと思う。笑 人生に輝く物も何もない男2人組28歳。付き合いは20年以上。いつも二人で行動。酒、薬物、暴力、ソープと大抵一緒。二人喧嘩もするけれど何の脈絡もない一言で熱も下がる。どうしようない阿呆な二人だけれど『人生はタクシーに乗ってる様なもの。ぜんぜん進まなくたって金はかかる』こんな事をサラッと言ってのける。何度も危険に晒されてるが何も考えず行動して回避する。強運の持ち主も二人揃うと最強なのかもしれない。おもしろかったぁ〜!
0255文字
kyon
新着
ネタバレハードボイルドに生きる登場人物たちのやり取りや心情が印象的で好き。「皆殺しの夜」での水槽から出された毒蟲たちがはびこるシーンが特に好き。支配者と被支配者の逆転。人間は毒蟲と似たり寄ったりで破壊に対する欲望を持ってるし、ミサイルの発射ボタンを押したいと思っている奴は星の数ほどいるに違いなくて。殺戮も平和も世界の自然な状態じゃない。蠍にはそれがよく分かっている。
0255文字
yama1000
新着
どうしょうもねえチンピラ二人組。あまりにもどうしょうもなさすぎて、いつギブアップしようかなと思いながら読み進めていたが、いつの間にか最終ページまで来てしまった。
0255文字
NAO.I
新着
最高におバカかっこいい! 千葉の船橋を舞台に、チンピラふたりの綱渡りの日々を描いたパンキッシュな連作短篇集。酒、薬、暴力、窃盗。殺人以外はなんでもござれで、やってることは無茶苦茶なんだけど、妙に哲学的な一面があったり、思わず吹き出しそうになるシーンに出くわしたり。馳星周氏は解説で語り過ぎを指摘しているが、そこが逆にいいというか、ギャップ萌えする部分だったりした。それ以上いったらアウトだけど、ギリギリのところ攻めてくるなーっていうおもしろさもあって。長らく積んでおいたのを後悔しきり。人生待ったなしだ。
NAO.I

GAKUさん。おおお!情報ありがとうございます!東山作品は『流』以降はずっと追いかけてるんですが、初期作品は未読が多く(途中棄権した作品もあり)『イッツ〜』はまったくノーチェックでした。探してみまーす!

10/14 12:25
NAO.I

GAKUさん。『イッツ・オンリー・ロックンロール』さっそくポチりました♪

10/14 12:39
5件のコメントを全て見る
0255文字
minu tanu
新着
何を伝えたいのかサッパリわかりませんが引き込まれる世界観。エロ・グロ・ナンセンスでいいのかな?
0255文字
桂庭
新着
一人称視点から品がなく、暴力的な、酷い描写や批評が開陳される。これ自体はかなり辟易させられる。面白いのは、語り手(主人公)が、自分や相棒の行動をとりわけ品がないとも暴力的とも酷いとも思ってないところ。さらに、〈そう思ってないこと〉が取り立てて(またオレ何かやっちゃいましたか?といった)特別な意味を持つわけでないのも興味深い。アウトローですらない、あくまで世間の常識の範疇、凡庸な日常として、理不尽、下品、暴力がやたら生き生きと描かれている。
0255文字
焚き火
新着
めちゃくちゃなのに、有無を言わせる隙の無い勢いで引きづり込む。誰にも共感できないのに、物語に全然ついていけないのに読むのをやめようとは思わない。あちこちに強引に連れ回され、物語が終わり、夜中の知らない 街の通りに放り出される。好きじゃなかった二人の行き先が気になる。偉そうな事は言えない自分に気付かされ、彼等から見れば退屈な日常に戻る。無鉄砲で剥き出しの若さと愚かさから思う。誰かの平凡にも、血が流れ、汚物にまみれて、哲学的な思いと言葉がきっと周りにわからないようにあるんだ。
0255文字
migim
新着
アウトローなんてカッコいいものじゃなく、中途半端なクズの日常。後先のことを考えず、本能と欲望のまま、行動するどうしようもない男たちを描いているが、作品自体も本能のまま、欲望のまま書き綴った感じ。大藪春彦賞受賞作だが、悪さ自慢をされているようで、いい印象では無かった。解説の馳星周氏の指摘にもあるが、文学的・哲学的な言葉や感傷的なセリフが出てくるのも、著者が書きたかっただけのような気がする。本書の凄さや将来性は、まったく分からなかったので、馳氏の叱咤激励をうけて、結果的に予言通りになった「流」を読んでみよう。
0255文字
りう
新着
短編集。馴染みのバーで俺と喜彦が語らうところから。日常的な暴力と盗み、軽犯罪と買春と、売人と薬…新興宗教と脱北者、動物の密輸などアウトローな事件に巻き込まれる形で、毎回目まぐるしく状況は転がっていく。彼らなりの線引きがあり、たとえば殺人はアウトっぽい。笑えたら面白いのだろうけど…。連作ゆえに最終的にいくつもの犯罪の幕引きがあり、それなりの決着をみせたので思わずほっとした。解説の馳星周のテンションが高い。
0255文字
いたろう
新着
殺し以外何でもあり。チンピラ2人組のハチャメチャな日常を面白おかしく描いた作品。地元である船橋が舞台ということで、楽しみに読んだが、船橋とその周辺の地名が出てくるものの、言ってみればそれだけ。これって別に船橋じゃなくても良かったのでは? まあ、面白いからいいか。文庫解説で、馳星周氏が「なにも考えずに書いてこれだけの作品になったんだぞ。考えて書いたらどれだけ凄いことになるんだ。」「いつか、東山彰良はとんでもない傑作を書く。」と書いていたが、その予言が、後年、直木賞受賞の「流」で的中したかと思うと、感慨深い。
0255文字
さくら
新着
「たいしてほしくもないけど、あってもべつに差し支えないもので人生はできている」。人生は無為だ。文体や言葉は好きだったけど、酒、女、金、クスリの世界観には最後までついていけなかった。
0255文字
てつ
新着
ハチャメチャでありながらも、憎めないふたり。喧嘩、殴りあい、酒、女。訳のわからない会話の中に、現実をとらえたひとこと。これからではなく、いまどうするか。こんな人生もありかな、と思う。
0255文字
たこ
新着
震えた。確かに解説の言うように語りすぎな部分はあるが、それを補ってあまりあるほどの悲哀が満ちている。糞のような街で糞のような生活を送る二人の無軌道な衝動を最初は笑って読んでいたのが、読み終わる頃には深い感動がため息とともに溢れてくる。喜彦が、ボンボンに犯されるオランウータンを救済するシーンでは思わず息をのんでしまうほどで、脳足りんの喜彦が聖者のように思えたものだ。生きてるだけで金がかかる。倫理が介在する余地などないほどに、切実なんだ。馬鹿馬鹿しいけど。人生は、金と似非哲学で満ちている。
0255文字
ましゃ
新着
堅気でもやくざでもないチンピラ2人の日常を描いた連作短編集。コミカルな文体で登場人物はクズばかりなのに、読者に刺さってくる文章が次々出てくる。登場人物に共感出来ないのに、文章が共感を誘う。時代の空気を的確に掬い上げる感覚、そして文才。作者の才能を感じずにはいられない作品だった。人生はタクシーに乗っているようなもので、全然進まなくても金だけはかかってしまう。どんなに綺麗事を並べても生きる為には金がかかる。金を稼ぐ為には何だってしなければならない。だって、そうだろ?人生はいつだって時間いっぱい、待ったなしだ。
ましゃ

情熱に支配されるときは囚われの身で、理性には支配されるときは自由だと?ちくしょう、いいこと言うじゃないか。

01/26 20:56
ましゃ

まちがったことをしてしまったような気分で、俺は胸がいっぱいだった。どうしてだろう?正しいことをすると、いつでもまちがったことをしてしまったような気分になるのは。ひょっとすると、自分を愛しきれてないのかもしれない。

01/26 20:59
0255文字
zzdog
新着
久々本読んだ。面白くてサクサク読めた。登場人物、どうしようもない人たちですが、言葉の端々に文学的な香りが。
0255文字
やまたか
新着
チンピラ二人が更なるワルに囲まれながら、極悪非道で支離滅裂なワルさをやりまくる。全く共感できないのだが、何とも言えない深い意味があるようなないような。思わず一気読みしてしまった。
0255文字
ATSUSHI
新着
中学のチンピラがそのまま28歳まで来てしまった二人がおりなす可笑しな短編集。タイトルが秀逸。まさに道の傍らに忘れ置かれてしまったような二人。空気感は「ウエストゲートパーク」に近いが、こちらの頭のよろしくない、行き当たりばったり感が良い。かなり状況が悪いのに飲みに行くし。
0255文字
カツ
新着
何回もふきだしそうになり電車の中じゃなくて良かったと何度思った事か、それほどの極上エンターテイメント小説。東山作品は粋でクールでえげつないけど哲学的でかっこいい。これ、続きを読みたいな~。
0255文字
桜もち 太郎
新着
千葉県船橋市が舞台で、ヤクザでも堅気でもないチンピラ二人の毎日を描いた連作短篇集。時には淡々とそして残虐に、そして案外ピュアな面もあったりして。でも基本やっていることは滅茶苦茶。政治家の言う「断固とした措置をとる」というのは「アメリカに言いつけてやる」ってくだりには笑ってしまった。
0255文字
Gonta55号
新着
無茶苦茶や
0255文字
けいちゃっぷ
新着
著者の名前くらいは知ってましたが、『パルプ』(チャールズ・ブコウスキー)の解説を読んで、どんなものを書いているのかテキトーに選んで一冊読んでみました。 知識があってどことなく醒めているような主人公と、純粋すぎるようなツレとのチンピラ二人の物語。 目先のことしか考えていないようなデタラメぶりながら、著者が主人公の姿を借りて「お前にできるかな、でもお前には無理だろう」とうそぶいているような心持にさせる。 でも読後感はさわやかとまでは言わないが、悪くはない。 238ページ
けいちゃっぷ

「第二の人生」、「最高の一発」、「みな殺しの夜」、「天国いきのスローボート」、「死を口ずさむ」、「船橋スカイライン」

05/03 20:52
0255文字
花見川ダンディ
新着
★面白かった。解説がこれ以上無く的を得ていると思った。
0255文字
たくじぃ
新着
帯状疱疹から髄膜炎で入院の一週間に読了。図書館からの借用。 解説は大好きな馳星周でした。 彼が言っているように素晴らしい才能なんだからもっと考え抜いてストーリーを組み立てればいいのに。 ダークな素材を扱いながらそれでもノー天気な登場人物にわくわく。 「ねぇ、私のことを漢字一文字で言ってみて」という巨乳のソープ嬢がこの小説のヒロインです。
0255文字
chiru
新着
主人公3人のノワール小説? バイオレンスと、中学生男子がじゃれてるような軽快さが対照的。『人生はいつだって、絶対に開かないとわかっているパラシュートにしがみついているようなもの』などの名言がけっこうある。 船橋が舞台なので読んでみたけど(たまに行くから)男性向きの本かな…。 ★2
0255文字
nico🐾
新着
この人の文体が本当に好きだ。軽い筆致で滑らかに鋭く世を斬り哲学を語る口で、真面目にすっとぼけた一文をかましてくる。堪らん。何度も笑ってしまった。なんか清々しいほどダメな二人。ダメのオンパレード。何度も絶体絶命に陥るのになぜかとても楽観的であっけらかんとしてて途中からもうこっちも?笑うしかない。こんな嘘っぱちの世の中、こんなに明るく生きられたら本望じゃないか。俯いててもしょーがないって思えてくる。余談ですけど、馳星周さんの解説が泣けますね。このあと本当に東山さんは傑作を書いたんだから。なにその友情。熱い。
0255文字
こは
新着
酒、ドラッグ、そのまま運転、他眉をひそめるようなことばかり(フィクションだとは理解しつつ)だけど文章によって軽妙になっている。解説にあるとおり、チンピラの台詞から時に作者の顔が浮かんでしまうけどそれを差し引いても面白かった
0255文字
香港翠花
新着
石田衣良のIWGPをうんとえげつなく、うんと下品に、うんと救いなくした感じ。でも、うーんと胡椒きいた感じのユーモアでテンポよく読めて面白い。 それにしても東山さんの芸達者ぶりはすごい!
0255文字
Matsuko
新着
酒に女に薬に暴力。特に大きな事件が起こるわけでもなく、延々チンピラ2人が己の欲望赴くままに躊躇なく犯罪に手を染める。一番嫌いなジャンルなのに途中で読むのをやめようとは一度も思わなかった。やってる事は最悪で深く考えてると吐きそうになるけど、それと会話の軽妙さにギャップがあって笑えてしまう。『流』でも思ったけど、東山さんの文章って色んな人が取り繕って隠している部分を全て取り去っていて、それが直にズドンと来る。それが怖くもあるし、爽快でもある。全著作を読みたいと思う作家さんが増えた。
まさにい

確かに、取り繕った表現を聞くと、『本心はもっと違ったところにあるのだろ!』と、言いたくなる場合って日常生活にも多いですよね。本音で話せば角が立ってしまいますが、ミエミエの取り繕った表現は、何か言った人の品性を落としてしまいますよね。でも、こういう人って結構多いのが現実。取り繕った表現を本音に翻訳しなければならない会話は、結構スルーしながら聞いています。しかし、本音で話されるのも爽快ではあるけど、現実には結構厄介ですよね。

12/06 09:43
0255文字
terukravitz
新着
図書館本 ★☆☆☆☆
0255文字
すか
新着
俺と喜彦が危ない綱渡りの毎日を送ってる物語。2人とも今の生活を脱け出ようとか、悪い事して反省するとか一切無し。酒と女と金で頭も生活も一杯で、それで生きていく。面白かった。東山彰良、他も読んでみたいと思った。
nico🐾

すかさん、わたしもまだ4冊しか読んでないのですが(ブラックライダー・流・僕が殺した人と僕を殺した人・罪の終わり)今のところハズレなしに面白かったです!オススメはブラックライダーなのですが、賛否両論なので合わない可能性もあるかも(>_<)「僕が殺した〜」が無難かも知れません。

10/08 12:36
すか

nicoさん、返信ありがとうございます!ハズレなしなんてすごいですね!「僕が殺した〜」と「ブラックライダー」、どっちも読んでみたくなりました!っていうか全部読みたいです。笑。教えて頂きありがとうございました!

10/08 12:47
4件のコメントを全て見る
0255文字
トモヒロ
新着
0255文字
全131件中 1-40 件を表示
路傍 (集英社文庫)評価74感想・レビュー131