読書メーター KADOKAWA Group

FINE DAYS (角川文庫)

感想・レビュー
86

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
Koji Eguchi
新着
ネタバレモノレール文庫。なかなかよかった★★★。少し不思議な、そして少し懐かしい感覚。どれもよかったが、最後の「シェード」が胸がツンとした。「眠りのための暖かな場所」は「妹を殺した」ことに苛まれ穏やかな眠りにつけない私の物語。同じ匂いがする結城と関わり、ラストちょっと怖いけど大丈夫だと思わせる強さを感じる。「イエスタデイズ」は若かりし父の時代にタイムスリップして、ほろ苦い恋に触れ、父親との関係を見直す。表題作も少し怖い。彼女に睨まれるとその人は飛び降り自殺するなんて。でも全て青春が溢れている。
0255文字
たぬ
新着
☆4 個人的に面白いのと今一つのと両極端な作家さんてイメージがあるんでこれもどうかなー大丈夫かなーと若干緊張しつつ、裏表紙の「恋愛小説集」にビビりつつ読み始めたのですが。えっなによこれ結構いいんじゃない? 穏やかでピーカンではないけどじめってはなくて、この空気感わりと好みかも。4編の中では「眠りのための暖かな場所」がお気に入り。
0255文字
なおぱんだ
新着
著者初の恋愛小説集ということですが、少し歪んでいたり、ファンタジックであったり、ブラックであったり、普通の恋愛とはちょっと違った異色の短編が4編収められています。どの作品も、著者らしいひねりが多分に効いていて、ロマンチックな恋愛小説を期待していたら後味の悪さを覚えるかもしれませんが、著者が描く作品としての心構えをしっかりと持って臨めば、いい意味で裏切られる面白さを得ることができます。読後のレヴューとしてあまり書くことはありませんが、著者の描く小説世界に浸れたければ、まずは読んでみてほしいです。
0255文字
とんび
新着
短編集。1話目が良かったかな。自分の好みに合わなかったのか今の気分か……残念だけどあまり楽しめなかった。
0255文字
タルシル📖ヨムノスキー
新着
ド直球な恋愛ではなく、ボール一つ分ストライクゾーンから外れた変化球というか。ファンタジー、ホラー、大人の童話など様々なテイストが楽しめる恋愛短編集。特に心に残ったのは、父親が死を目前にして、息子にかつて愛した恋人を探して欲しいと頼むところから始まる〝イエスタデイズ〟。「あそこであれを選んでいなければ…」、誰もがそんなことを考え、後悔して、それでも今歩んでいる道が最善だと自分に言い聞かせ、自分を奮い立たせながら、人生という長くて短くて険しい道を歩む。いくら悔やんでもやり直すことはできないから。
0255文字
ぬん
新着
とっても不思議でそれでいて心の奥深くに余韻が残る。本多さんらしい独特な言い回しが多くて素敵な1冊でした。 恋愛の話でありつつ、身近に死が描かれていて、ファンタジックで、、、 今までにあまり読んだことのないジャンルだなぁと感じました。 やっぱり私は本多さんが書く、ちょっとなよなよしてるようで自分のことを達観してるような男の子がドストライクみたい。
0255文字
なお
新着
★★★☆☆ 短編4作品を収録。なんだか、不思議な雰囲気の小説だった。どれも悪くはないんだけれど、私には合わなかったかな。ただ、描写や文体はすーっと頭に入ってくるから、読み進めるのは早かった気がする。
0255文字
ちょび
新着
ネタバレ短編4編。どれもまったりしながらも不思議な雰囲気を持っている。残念ながら何かを感じ入る話はなかった。最後の話の終わり方はベタだけども素敵かな。
0255文字
amhon
新着
「FINE DAYS」「眠りのための暖かな場所」は、恋愛というよりホラー小説を読んでいる気分になります。あれ、これ恋愛短編集って書いてあったけどなぁと思い出して、あらすじを読み直したぐらい。先が読めなくて、どきどきしながら読みました。「イエスタデイズ」はファンタジーのような話。東野圭吾の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が好きな人におすすめ。「シェード」は、最初らへんで物語のラストが大まか予想できました。読後は老婆の語った物語も、アンティークショップも、老婆自身も、もしかするとファンタジーじゃないか?と思いました。
0255文字
ジンベエ親分
新着
著者初読み。4編の短編から成る短編(中編?)集。どの話にも少しファンタジックな要素が絡んでいるが、かなり硬派な文体だし、ややホラータッチな話の展開が好みではある。「著者初の恋愛小説集」ということだが、甘さは微塵もなくハードで痛々しい話ばかり。最後の「シェード」だけはO.ヘンリーを連想する明け透けな寓意に満ちた話で、良い話だとは思うが、ストレートすぎてちょっと照れる(笑) 「眠りのための暖かな場所」と「FINE DAYS」は長辺のホラー小説になりそうなネタなのだけど、どちらも主人公の造形が好み。拾いモノ。
さりぃ

調べたらKindleで295円と破格の安売り中でした!…買っちゃった(*´ー`*)エヘ。

10/19 14:45
ジンベエ親分

買っちゃいましたか(^-^*) まあ、好みや相性もあるでしょうけど、私は気に入りました。さりぃさんにも気に入っていただけたら嬉しいです。

10/19 18:11
3件のコメントを全て見る
0255文字
Roco
新着
ネタバレ数年ぶりに再読。内容のほとんどを覚えていなかったので、新鮮な気持ちで読むことができた。これは喜んでいいことなのか…。 四篇からなる短編集、どれも幻想的で余韻が残る。 「イエスタデイズ」、「シェード」がおもしろかった。 昔読んだ本を読み返すのも感慨深いものだ。
0255文字
hideki
新着
短編集ですね。 良くも悪くも本多孝好らしい世界観が味わえました。
0255文字
陸抗
新着
短編集。ミステリーのような、恋愛小説のような、ホラーのような。読み出すと先が気になり止まらなくなるけれど、心に残る余韻は心地好いものと何となく怖いものまで。イエスタデイズとシェードが良かったな。
0255文字
nanon
新着
イエスタディズ、シェードの二つの話が特に好き。最終的に結ばれなかったとしても、一途に人を愛したことがあるだけですごいことなんだと思う。切ないけど、いいお話だった。
0255文字
えーた
新着
どことなくミステリー、でもSFっぽくもあり、ホラーな感じもする。純文学ともいえようが、丁度その中間のような、不思議で魅力的な4編を収録した著者初の恋愛小説。どの話も読み始めたら先が気になって仕方ない。上手いな、と思うし、透明感あふれ、哀切極まる文章にもとても心惹かれる。最後の「シェード」というクリスマスの骨董品店を舞台にした不思議な老婆と青年の話がなんともロマンチックな掌編でとても好きです。この著者の本はまだ2冊目ですが、もし自分が何かしらの小説を書くとしたら、この人の作品を参考にしたいなとも思いました。
zoros

こんにちは。お久しぶりです。 先日たまたま図書館でこの本を見つけ、『シェード』のみ読みました。 初めて読む作家さんでしたがとても面白かったです。

11/20 19:13
えーた

zorosさん、お久しぶりです。コメント、ありがとうございます、私も本多孝好さんの本はまだ2冊しか読んでいませんが、作品の面白さを共感して下さる方がいると、なんだかとても嬉しいです。

11/20 20:25
0255文字
あけさと@ぷに
新着
作者に珍しく恋愛ものの短編集。でもなんだか夢と現実を行き来するような不思議なものが多くて、ちょっと怖いけど面白かった。
0255文字
MAMI.
新着
★★★★☆
0255文字
l104yn
新着
FINE DAYS,イエスタデイズ,眠りのための暖かな場所,シェードの4編からなる短編集 短編なので物足りなさは否めないが、最後の「シェード」にまつわる逸話はとても良かった。
0255文字
ひかり
新着
この作家が書く活字、文体を時々無性に読みたくなるので再読。所々のシュールなジョークがツボです。どの話も不思議な力や体験に焦点を当てているけれど、今は「シェード」の、弱い力でも精一杯1人の人を護っていこうという強さが印象に残った。
0255文字
らすかる
新着
再読
0255文字
mim
新着
不思議な感じがして面白かった。
0255文字
陽
新着
短編集だ。短編でも各編が大きく違う作風で著者の努力がうかがえる。霊的体験のような物語だけど、恐怖ではなく、人との関わりが深くもなく浅くもなく、ちょっと人情が合ったりして、実話のような錯覚に陥るから、この作家は実力者だな。
0255文字
やまたか
新着
本田孝好の小説はどれも独特の世界観を持っているが、この「Fine Days」はその中でも特に不思議な雰囲気のミステリー&ファンタジーを集めた短編集である。4話とも読み終わった後に何とも言えない余韻が残るが、表題作の「Fine Days」のラストが強く印象に残った。この後の「彼女」はどうなったんだろう?
0255文字
おしゃべりメガネ
新着
結構前に違う出版者さんからの本を読了していて、年月を経て再読です。4編からの短編集ですが、正直どの話もほとんど覚えていませんでした。しかし『イエスタデイズ』は映像化もされていたので、読んでくうちになんとなく、思い出してきました。意外に強烈なインパクトを残したのは『眠りのための〜』で、なかなか背筋がゾクゾクする構成でした。全体的に爽やかでありながら、どこか切なく、哀しくもある雰囲気がいいです。本多さん、最近こういう感じの作品、あまり書いてない感じがするので、また爽やかテイストな作品をぜひ書いてほしいですね。
0255文字
ひかり
新着
最後の『シェード』は、恋愛小説でありながら、前向きになれる小説でした。シェードの作中に、「闇の深さに怯える前に、それを照らす光に目を向けるべき」という言葉があり、最近年度変わりが近くなり、仕事に対して不安ばかりだったけれど、希望を強く持とうと思いました。『眠りのための暖かな場所』は不思議なミステリーで、その後が気になりました。
0255文字
bibi
新着
『シェード』が好き。
0255文字
はる
新着
ネタバレ友人から「これ恋愛小説じゃなくてホラーだった〜(T ^ T)」という感想を貰ったので、どんなものか気になって読みました。少し不思議ではあるけど、恋愛小説だと思うんだけどなぁ(笑)確かにFINE DAYSと眠りのための〜はちょっとホラー?最後のお話、シェードがお気に入りです。
0255文字
いその
新着
本多さんは日常の中に不思議(ファンタジー)を織り交ぜてくるところが魅力的だと思う。この恋愛短編小説もその特徴がでているが、ねちっこく愛だの恋だの言わずに物語が淡々と進み引き込まれていくうちに、目にいっぱい涙が溜まってる…そんなお話でした。とても、とても好きです。☆☆☆☆☆★
0255文字
yucofrank
新着
思ってたよりファンタジーだった。
0255文字
Akira
新着
★★★☆ちょこっとラブで所々が結構ホラーな不思議な4話の短編集『FINE DAYS』綺麗な転校生の祟り?『イエスタデイズ』余命わずかな父の昔の彼女を探す息子『眠りのための暖かな場所』妹は自分の所為で死んだと思ってる大学院生と謎の多いゼミの後輩『シェード』ランプにまつわる恋愛話。眠りの・・・の最後がカッコ良くてゾクゾクした。
0255文字
裕子
新着
☆☆☆☆
0255文字
かか***
新着
最近好きになった作者さん。イエスタデイが一番好きかな。でも、どれも幻想的というか、ロマンチックな感じがして好きです。
0255文字
ゆこっぴ
新着
うーん、面白かったけれど、今までよりかはわたしには合わなかったかも。 恋愛要素より不思議なファンタジー要素が強く感じました。
0255文字
Sharly
新着
3 個人的に苦手なファンタジー感満載だが、現実的な内容の中にふわっとそれが入り込んで漂ってる。表題作の安井という女子高生の行動は顔をしかめながらで気分害し、もう一人の女子が残らなかった。「眠りのための…」も脱線しながらの終幕までちょっとイライラ。吉本って何だったんだろう?他の二作はロマンチックなラストで良かった。
0255文字
*mayu*
新着
深く関わった人間が次々と死んでゆく美しい少女に出会った男子高校生たち、死に間際の父の昔の恋人を尋ねる息子、かつて妹を殺してしまった大学院生と何かに怯える孤独な大学生、不思議なランプに心惹かれる主人公とランプに纏わる恋物語…今では様々なジャンルを執筆する本多さんですが、かつては胸が苦しくなるような懐かしい香りのする小説を多く書かれていて、その懐かしさに時折触れたくなりたまに読み返しますが、その度に焦燥感と胸の高まりが止まらなくなるのでクセになります。手元にずっとおいて置きたい大好きな作品の1つです。
0255文字
hrmt
新着
ファンタジーを絡ませたほろ苦い恋愛小説4編。少しセンチメンタルで多少ノスタルジックな『イエスタデイズ』が好きなのは、自分の来し方を振り返る年齢になったという事でしょうか。人はいつまでも子どもではいられないけれど、大人になっても一抹の苦味と憧憬を伴ってあの頃を思い出す時があります。『シェード』もやはり心にじんわり響きます。あの店の老婆に出会えるなら、彼女は私にも語ってくれるでしょうか?「闇の深さに怯える前に、それを照らす光に目を向けるべき」だと。
0255文字
ろびん
新着
娘が本多作品の中でこれが一番好きだと言うので改めて何度か目の再読。息子も持っているのでこれは家に3冊ある。私もこの初期の頃の澄んだ切ない雰囲気が好きで特にこのさらっと加減が良いと思う。敢えて省略している部分があるので気を抜けない所は悪くない。この中では「イエスタデイズ」「シェード」の余韻が好き。「FINEDAYS」は「MOMENT」に繋がる雰囲気があるように思えた。
0255文字
kanade_mana
新着
ちょっと不思議でちょっと切ないような短編集。さらりと読めてしまう一方で、集中しないと読み飛ばしてしまうディテールが重要だったりするところは、本多さんらしいのかな?と思いました。
0255文字
全86件中 1-40 件を表示
FINE DAYS (角川文庫)評価64感想・レビュー86