今回のテーマは児童虐待よりもドメスティックバイオレンス。これまで脇役だったネオナチの集団がこのテーマの担い手として登場する。例によってか回りくどい仕掛けでバークに近づいた女性は、ストーカーから女性を匿う組織の運営者だ。小説後半に女性らを襲う百科全書的事例紹介があるが、ネオナチの行動様式といい、今作には理念が強く表出し、最初の作品群のような童話的な雰囲気や滑稽味が薄れている。翻訳にもなんとはなく違和感がある。「いいか」で済むところ頻に繰り返される OK? All right? 。暫くこのシリーズは休憩だ。