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もっと知りたい河鍋暁斎 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

感想・レビュー
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かどの炭
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明治政府を足軽政権と呼ぶ点とか「女は嘘をつく」「女は強い」みたいな定型文など、少し気になるところもあったが図は大きいし紙の質も良いのでオススメ。暁斎の春画や、明治の外国人に贈られた作品の来歴が掲載されているのはありがたい。
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風に吹かれて
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河鍋暁斎(1831-1889)。「ぎょうさい」ではない、「きょうさい」である。今日でも「ぎょうさい」と言う研究者がいて、がっかりする、と著者は言う。「狂斎」を改め「暁斎」になったのだ、と力説。実のところ、私も「ぎょうさい」だと思っていた。間違える研究者もいるのだし……。  暁斎は「デラシネ」、つまり「故郷喪失者」と著者は言う。本書を読んで、特定の「派」に与しなかった、という意味に理解した。面白い画のために、あらゆる表現手法で描いたのが暁斎だと思う。 →
風に吹かれて

 「泣きたくなるほど、おもしろい」と「はじめ」の文章に太字で書いてある。人びとが見たい画を描きたいように描いたに違いない画の数々。面白い!  同じシリーズで、同じ著者の「曾我蕭白」にも著者の愛を感じたが、本書も暁斎愛に満ちた文章で面白かった。  2013年刊。

07/29 23:11
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ゆずこまめ
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江戸が遠くなり東京になっていく中でひたすら画業に励む暁斎。クスっと笑えたり迫力に圧倒されたり、その上手さと器用さ故に一時期評価されていなかったなんて驚き。
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のぶちゃんず
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再読
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かんたあびれ
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暁斎の娘「とよ」を主人公にした「星落ちて、なお」を読んで、初めて暁斎を知りました。暁斎は本当に何でも描けたんですね。写実的な絵からコミカルな絵まで。掛け軸や屏風のイメージだったので、広告や包み紙のデザイン(しかもモダン!)まで手掛けてて驚きました。
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つくし
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ガツガツした線と武者絵のイメージが強かったのだけれど、なんだか和やかな表情の人々もいて、いろんな作風が鑑賞できる人物なんだと知りました。動物たちまでもかっこいいところも好きだけれど、鬼や妖怪が恐ろしげな風貌なのに愛嬌ある表情になってるのを見ると、あぁべらぼうに絵がうまいなぁって思う。
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コーデ21
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先月「​河鍋暁斎記念美術館​」に行ったあと復習のために借りた図書館本。年代を追った評伝のほかジャンル別の絵や「縮みと膨張」など興味深いコラムも満載! 掲載の絵も多彩で一冊100p未満という薄さのわりに中身の濃さが秀逸でした。その分、説明文の活字はやや小さめかも^^ 著者の暁斎愛の熱さが強すぎて、いささか「贔屓の引き倒し」的な臭いもありますが、暁斎の魅力が存分に伝わる読み応えタップリの一冊、自腹で購入を検討しています^^
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nekonekoaki
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アート・ビギナーズ・コレクション もっと知りたいシリーズ。初心者には取っつきやすい本です。今号は、著者の思い入れを若干差し引いて読むのがよいと思いました。注文があれば貧乏神でさえ描いてしまう河鍋暁斎。そのこだわりのなさに驚嘆します。そこには並外れた画力があってこそなんでしょうが。歴史のなかで冷や飯を食わされた時代があったとしても、本物はちゃんと後世で浮かび上がってくるのですね。2013年4月30日初版第1刷発行。
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Willie the Wildcat
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暁斎の曾孫住宅を改装した『河鍋暁斎記念美術館』。3か所の小ぶりな展示室と、離れに展示された作品群を堪能し、本著購入。4つの時代で、暁斎の作品と半生を振り返る。画風が大きく変化した晩年が、中でもお気に入り。『鯉魚遊泳図』は、思わず見とれてしまった。次に、武者絵の『元禄日本錦』。忠臣蔵の緊迫感が滲む。初期作品からは、やはり代表作の1つである『放屁合戦絵巻』。芋煮から始まる”合戦”。何気に格差を揶揄するかのような顛末が、表情の変化にも読み取れる気がする。
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果てなき冒険たまこ
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今一番お気に入りの河鍋暁斎。これだけたっぷり鑑賞できるのはとても嬉しいし興味は増すばかり。ただ他の人も言っているように「デラシネ」とか「メメント・モリ」とか今やアニメでしかお目にかからない言葉を嬉しそうに記述する著者の時代遅れな文士気取りは鼻につくけど、まだこんな人種が存在してる驚きが上回った。なんにでも敵を見出そうとする姿勢は見事というより間抜けだけどね。 河鍋暁斎自体はそんな人の想いなんか軽く飛び越えて蛙とともに地獄めぐり。
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bird
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図書館で怪談をテーマとして並べてあった本。直木賞受賞の「星落ちて、なお」に繋がるものとして興味を持った。絵に対する解説については適切で優れたものに感じるが、曉斎の人生や人となりに触れるところでは、著者の思いが余って文章のそこここに見られる選民意識のようなものが鼻に付く。
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バンスライク
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河鍋暁斎の娘を描いた小説を読む参考文献として。筆者の主観的すぎるコメントで楽しめなかった。
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めっちょりん
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ネタバレ東京ステーションギャラリーでやってた「河鍋暁斎の底力」で河鍋暁斎を知り、もっと知りたいと思い、本のタイトルだけ見てジャケ買い。 河鍋暁斎の生涯や作品について、知れて良かったです。 ただ、本の内容的には「河鍋暁斎を知る」というよりは、 「著者の河鍋暁斎論を知る」といった趣が強かったので、 もう少しニュートラルな内容だったらもっと良かったです。
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くり坊
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河鍋暁斎の美術展 https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202011_kawanabe.html を機に、地元の読書会にて暁斎に関する本を紹介できないか...その1冊を探して、この本で何冊目か...ちょっと紹介されている作品、絵の大きさが小さい。そこは辛抱の為所か...。暁斎の「春画」が2005年にオランダの展覧会で紹介されたと、本書で初めて知る。そこはWEB検索すると、もっと情報が得られるかもしれない。ちょっと興味が湧いたところだが、読書会で紹介は無理。
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17
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ネタバレ河鍋暁斎の底力@東京ステーションギャラリーの復習として読了。同展は敢えて本画を展示していませんでしたので、かえって暁斎の上手さが際立った展覧会でした。本書ではそうした暁斎の絵画が、国芳の奇想と狩野派の技術に裏打ちされた唯一無二であったことが良く分かる一冊。[2020-163] https://bookmeter.com/communities/336254/topics/15219/comments/1714134
講釈夫人

暁斎は好きな画風ではないのに突出した画家だと思います(^^)来年楽しみな展覧会が無事開催される状況になれば良いですね〜 では良いお年をお迎え下さい!

12/31 11:23
17

夫人。画風の幅広さをみると日本で暁斎がイロモノ扱いされていたのも分かるんですよね。来年は穏やかな年だと良いですね。良いお年をお迎えください!

12/31 11:37
3件のコメントを全て見る
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リンダリンダ
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安定の「もっと知りたいシリーズ」河鍋暁斎編。好きな歌川国芳と雰囲気が似ているなとは思っていたが、2人に接点があったとは、驚きと納得。更に河鍋暁斎に興味が湧いてきた。
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どぶねずみ
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どこか描き方が私の好きな浮世絵師歌川国芳描き方に似ているなぁと思って、いつもお世話になっている『もっと知りたい』シリーズを借りてみた。驚いたことに、国芳の画塾にわずか2~3年だが入門していたと言うではないか! コミカルな画もあれば、美人画も春画もあり、本当に国芳を継いでいると感じた。もちろん、暁斎もオリジナリティもある。代表的な動物が国芳が猫なら、暁斎は蛙だ。幽霊画もキモいが面白い。蕨にある記念美術館にはいつか行ってみたい。
はるま

お宝発見のような感じですね

12/11 07:32
どぶねずみ

入門していたと知って、ビックリしただけなんだけどねσ(^_^;)

12/11 07:54
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なまえ
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奇想天外。九相図や妖怪、幽霊の迫力がとてもリアル。
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たまネギ子
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画家たるものが絵画の上で辱しめをうける事があっても、それは画家ならば本望な事であって、あらゆる恥辱を受けることで絵画は上達するもだ。by河鍋暁斎,P9
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さく
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血みどろの処刑場が裏面に描かれた羽織には度肝を抜かれた。いったい、誰がこんなものを着るのだろう。呪われそう。さすが、画鬼。注文に応じていろんな絵を描いて、多才だなあ。なんとなく、曽我蕭白を思い出す。
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1018
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放屁の画が笑えた。かわいい動物の画もあるし、不気味な妖怪の画も素晴らしい。いろんな画が書ける人だなぁ~
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0422
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とてもいい。興味わいた。
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雨
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2015年、三菱一号館美術館「画鬼・暁斎―KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」、2017年Bunkamuraミュージアム「ゴールドマンコレクション これぞ暁斎! 世界が認めたその画力」と続けて開催されるのを見ると、暁斎ブームが芽生え始めたのかと期待する。画力がありユーモアに富んだめちゃめちゃ上手い絵師であるので、もっと日本でも評価されて欲しい。
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ayako
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展覧会開催のニュースを見て手に取りました。 実際展覧会には行けないけれど、実物を見てみたい気持ちになりました。
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rapo
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暁斎に描けない絵はなかっただろう。彼の絵は一人の絵師が描いたとは思えないほど多彩だ。それは仰天エピソードの数々が物語っているように、多面的で人間性溢れる人柄故生まれたのかもしれない。もし今の時代に生きていたらどんな絵を描いただろう。そんなことを思わせる興味の尽きない絵師である。来年渋谷で暁斎展が開催されるそうなので是非観に行きたい。
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鯖
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某EBN図書館では料理本コーナーに並んでいるらしいこの本。(…鍋だから??)ウチの図書館では、きちんと美術書コーナーにありました。愛する若衆ならば、屁の臭いまで愛してんぜ!と屁が→みたいになって、ずんずんバトンリレーみたいに絵がつながっていく放屁合戦。虫たちが蓮の実を太鼓に、迫り来る冬から目をそらし、踊り歌う鳥獣戯画。どれもこれも素晴らしかった。こんな騒ぎにならなかったら、知らない絵ばかりだったんだろうなあ。蕨市に美術館があるそうなので、そのうち行ってみたい。ありがてえありがてえ…。
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ちばっち
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日本には器用貧乏という言葉があり暁斎もそんな感じで評価されていたみたいですが、どの分野でも一流の才能を発揮した素晴らしい人だったと再確認しました。洞和がつけた『画鬼』とはよくいったなぁと感心しました。子供のようにあらゆる事に興味を持ち観察・研究を重ねリアリティーを追求していく姿や亡くなる1ヵ月前まで絵日記を描いていた生涯絵師であった姿など子供の時につけられた渾名が生涯を現すとは…。暁斎のユーモアのセンスが素晴らしいです。前期に続き暁斎展の後期も楽しみです。
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ミーナ
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「画鬼暁斎」展の予習。思えばこの表紙の「髑髏と蜥蜴」の絵を何かで観て、強烈に惹かれたことが暁斎を知ったきっかけ。美人画は色っぽく、春画は生々しく、動物は残酷ながらもかわいらしく。「美人観蛙戯図」の蛙たちと「鼠曳く瓜に乗る猫」のお猫様と鼠たちがたまらなくかわいい! 「処刑場跡描絵羽織」、ほしい。着たい。
ミーナ

「鳥獣戯画 猫又と狸」は、猫と狸の下でイタチとモグラ(2匹)も踊り狂っていてとてもかわいい(‘-‘)

08/04 23:38
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シャトル
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暁斎展の予習に。全く馴染みのない絵師ですが、雑誌などで猛プッシュ。「Gyosai」ではなく「Kyosai」だったとは・・最初で躓く。幼少期に歌川国芳、そして狩野派に師事し、描けぬもののない絵師へと。とにかく同じヒトが描いたとは到底考えられないくらいに多種多様な絵を残している。幕末〜明治期に活躍し、来日した欧米人に絶大な人気があったらしい。暁斎展に期待は膨らむ!【追記】2015/07/25「画鬼暁斎展」鑑賞@三菱一号館美術館
シャトル

付き合い長いし!えっ!笑。だってさ、大英展、猛烈に推してたから・・同じ流れでしょ?(*^_^*)あは、クレオパトラ仲間だねー

07/21 23:44
アクア

そうそう長いしね~笑。うんこの流れは大好物(^w^)エジプトとか何だか神秘的でワクワクしちゃう。わ~い仲間♪本だけでなく展覧会も共観出来て嬉しい☆

07/22 00:27
11件のコメントを全て見る
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まさむ♪ね
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三菱一号館美術館で開催中の『画鬼・暁斎―KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル』の予習に。知れば知るほど何でもありの超天才。そこここにあふれるユーモアもすばらしく、思わず本気で笑ってしまう。「放屁合戦絵巻」とか「風流蛙大合戦之図」とか、楽しくってずっと見ていても飽きないもの。幽霊画は震えがくるほどの怖さだし、コンドルのために描いた美人画はため息が出るほどの細密さ。展覧会がますます楽しみに。
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林道真衣
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三菱一号館美術館での展覧会を見てこの画家に興味を持った。図版は豊富で美しく、画家の生涯に関する資料も豊富。
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三森紘子
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美術雑誌で最近やたら特集が組まれているので興味をひかれて。東京で展覧会やるんですね、いいなあ(行けない)。ほんっとうに面白い、そして上手ぁぁい!美術本で何度も噴き出すってどういうこと(笑)鷹に追われて逃げる風神の絵なんて初めて見たよ!カエル好きも要チェックすべき画家ですね。動物ほんとにかわいい!どや顔で踊る猫に爆笑。あとは地獄太夫の絵とか好き。空三味線弾く骸骨!
三森紘子

この「もっと知りたい」シリーズは、筆者の情熱がスパークすればするほど面白い。本書も例外ではありません。表紙のしゃれこうべはちょっと怖そうだけど是非。

07/03 21:18
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邪馬台国
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若冲・蕭白に続いてブームがきつつあるなぁ、と。
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異風陽洋
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解説などはほとんど読めないまま返却期限に。好きな蛙の画があまり載ってないのは残念だった。いつか折を見て再読したい。
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Oke
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ここ数年で手に取りやすい暁斎関連本がでています。この本では暁斎をデラシネと表現したのが面白いと思いました。暁斎の魅力は何でも描ける事。人や動物や妖怪は表情豊かにイキイキとしているし、鬼や武者は筋肉が細部まで描かれ、美人は美しく、幽霊は今にも無念を語り出しそうなのです。私が好きなのは『猫又と狸』この本画が見つかれば良いのにと思っています。
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mari
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驚!!!!泣きたくなるほど面白い!とありましたがまさしく。恥ずかしながら河鍋暁斎って知りませんでした。想像でしかなかった世界を次々に描いていって本当に興味深くて見ても見ても飽きません。清濁すべてのジャンルをここまで描くのもすごい!もっと見たい。
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もっと知りたい河鍋暁斎 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)評価79感想・レビュー38