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折れた竜骨 下 (創元推理文庫)

感想・レビュー
1371

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ジャケット君
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ネタバレ犯人の正体はあまり信じたくなかったなぁ。ミステリーの探偵役が自分はそういう役割だから、犯人から除外される地位を示し、かつ共同者をミスリードに陥らせる誤謬の推理をしていたらまだフィッツジョンを憎めた。けど、前半まで彼の推理は、自分が犯人とは思ってもいなかっただろう。弟《走狗》になって記憶が抜けていた状態で走狗の犯人を捜していたのだから、哀れと言うほかない。ところどころ小さな謎もファンタジーな魔法で補完されている。『理性と論理は、魔術をも打ち破る』
ジャケット君

ザクセン人、デーン人、マジャル人、ウェールズ人、イングランド人

01/13 02:05
0255文字
ももんが
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ファンタジー主体で読了しましたがミステリー要素も無理のない設定で分かりやすい。希望を持てる終わりでよかった。
0255文字
Y89
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ネタバレ昔見かけた時はなんとも思わなかったタイトルなのですが、今見た時は「ONEPIECE」W7編でメリー号を見てもらった時に船の竜骨という大事な部分に傷が着いているという話を思い出しました。……まさかその予感が当たっていたとはなぁ……。船が壊れていたという意味で選んだ言葉だけども、ソロンにとってローレント、ニコラにとってファルク、それぞれの竜骨が折れてしまった。それでも前に進もうと足掻こうとするアミーナとニコラの最後のシーンが苦しくも愛おしい
Y89

正直、ファルクの謎に怪我をしたと話した部分ではすんごく嫌な予感はしてた!!!でも、トーステンが躍り出たのに何故かハール・エンマに道を譲っていたところとかイテルの行間とかすごく納得させられて畜生、そういうことにしかならないのかと悔しくなった!!!

12/14 22:24
0255文字
ProSaunner
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下巻は先が気になり一気に読み切った。満足した。
0255文字
jam
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ファンタジーから時代物まで、ふり幅の大きい作家だと思う。それも完成度高く。心の機微が核心にあるから重厚な作品でも物語性が明瞭に在る。それは結構難しいことで、この作品で言えば魔法と謎解きの比重に偏りが無く、物語としてきれいに落ちる。でも、作者は他の作品では意図してきれいに落とさないこともあるから自在である。そして、この作品はファンタジーの王道を行く作品なので、結末も期待を裏切らない。なにより物語のしめくくりは絶望より希望。タイトルもふさわしい。この作者には、思い切り掌で転がされてもいいな。これからも。
ケンイチミズバ

「意図してきれいに落とさない」ところに引っ張られますよね。この方の、嫌いでない後味の悪さみたいな。

12/12 10:04
jam

そうなのそうなの‼️

12/12 12:58
0255文字
リース
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ネタバレファンタジーありきの作品なので、特殊設定ミステリなのかな。 折れた竜骨、アミーナとニコラは再会したのかは読者の想像におまかせ
0255文字
けむくじゃらアル
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ネタバレ中世ヨーロッパ風のファンタジーにサスペンスが融合したお話。 魔法や呪いといったファンタジーな設定を数多くいれつつも、その設定全てが真犯人を解明するのに欠かせない要素でした。なのでファルクが犯人という事はわりかし分かりやすいものの、小説としての完成度はめちゃくちゃ高いと感じました!
0255文字
鹿乃子
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ファンタジー×ミステリー。世界観が良かった、たくさんのイメージが頭の中を駆け巡る。でもすごくロジカル
0255文字
こうちゃん
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映画を観ているような、漫画を読んでるような感じでした。 謎解きに興味がないので、それほど感動はなかった。 漫画はあるみたいで、もしかしたらそちらの方が面白いかも。
0255文字
garak
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読みやすさ:★★★★★ おもしろさ:★★★★★ 人物魅力度:★★★★☆ 没 入 感:★★★★★ 読 後 感:★★★★★ 冒頭から終盤まで一気に読めました。謎解きも最後まで全く分かりませんでしたが2度読みしたらなるほどなーというところの箇所がチラホラありミステリでいうとフェアな内容でした。読書としてシンプルに物語が面白い、読後感がよかった楽しませてもらった作品でした。
0255文字
倉志社太
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ネタバレ米澤穂信ってなんでも書けるなぁという印象。北海に浮かぶソロン諸島の領主が魔術を使う暗殺騎士に殺され、その犯人を追うと同時に、島に攻めてくるデーン人の対策も行うというファンタジーとミステリーがてんこ盛りの内容。真犯人は容疑者なのにあからさまに候補から外されてるなという思いで読んでたが、その真犯人を炙り出すための論理は流石だった。
0255文字
ずん
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後半に入り、相手からの攻撃を受けながらなおかつ領主殺害の実行者や暗殺騎士をさぐる工程が面白い。犯人の判明の流れも面白いし、それ以降の展開も素晴らしい。こういう世界観は読んでて楽しい。
0255文字
ぱなお
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ネタバレ魔法を使う騎士もいるし、不死の敵もいるファンタジーだけど、すべての材料を出した上での犯人捜しは王道のミステリー。真犯人は予想外!と思わせといての一捻りあったので、一瞬どういうことかわからなかった。→ファルク自身が探していた弟の暗殺騎士エドリックの「走狗」だった。兄弟団が負けることは絶対あってはいけないので、自分を弟の暗殺騎士エドリックとして二コラに殺させた。だとしたら、なかなか難しいミステリーだった。まぁ、私はあまりファンタジー向いてないな。
0255文字
碓氷
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再読。中世ヨーロッパが舞台でなおかつ魔法や呪いが当たり前に登場する世界観の中で、物語として面白いのは勿論、その上で論理で真相を明らかにしていきミステリとしてキチンと成立させているのが本当に凄い。
0255文字
Kana
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やっぱり一気読みしてしまった。読み始めてすぐこれは…と気づきそこからは読み進めるのがつらかった。あの二人はどんな思いで真相を追求してきたのか。とても読みやすく解説も丁寧で、ガッカリさせる強引な組立てもなし。面白かったな。終始タイトルの意味を考えていたけれど最後のあの回収は良かった。
0255文字
tamaki
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ーー我々は教訓を得た。不可解にも扉が閉ざされている場合、それは『何らかの方法で』閉じられたのだと解すべし、と。
0255文字
hon
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何だろ、この読みやすさ。舞台は12世紀のヨーロッパ。登場人物は当然ながらオールカタカナ。暗殺騎士の魔術によって操られ、孤島の領主を殺したのは誰か。物語の最後にはしっかりミステリの儀式も用意され、魔法が飛び交うファンタジーなのにグイグイ読めてしまう。世界やキャラの作りこみがキッチリしてるし、何より穂信さんらしくロジックに隙がない。いつもながら神業です。特殊設定ミステリとか好きな人は堪らんでしょう。しかも著者あとがきによるとこれ最初に書かれたのはデビュー前らしい。穂信さん自身こういう世界観好きなんだろうな。
hon

のんさん。穂信さんは何でもミステリと融合させちゃうからね。ガダルカナル・タカよりトムブラウンだね。だめー。

09/25 10:13
hon

えんちゃん。穂信さんはハードル上がりきっちゃってるからね。密室からの脱出方法がちょっとつまらなかったので、他作の方がいいなって評価。でも充分面白かったよ。

09/25 10:19
10件のコメントを全て見る
0255文字
牧瀬ちゃみ
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[★★★★☆][2024年39冊目]:中世ヨーロッパが舞台のミステリかと思いきや魔術は出てくるわ首を落とさないと死なないトンデモ設定のデーン人って何やねん・・・ファンタジーか?と思えば、この特殊な設定下で明確なルールを設けてしっかりロジカルに推理が展開される、本格推理小説だとは。数多く推理小説は読んできたけど、ちょっと新鮮。ラストのどんでん返しも、雰囲気に飲まれていて予想していなかった分効果的に感じた。
0255文字
harupon
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下巻。戦いの場面も凄かった。アダムはどうした!!ほんとにもぉ(。-`ω-)/。呪われたデーン人たちの襲来で傭兵マジャル人の女性エンマが見せた戦いっぷり。傭兵イテルとヒムの活躍。ファルク騎士は凄すぎる最強か。アミーナ嬢を守る従士のニコラが可愛いし頼りになる!戦いの場面の後、暗殺騎士の魔術に操られた〈走拘〉ミニオンは誰なのか。ファルクが8人から次々と絞っていく。怒涛の展開が面白くて夢中になってしまい読み終わるのが惜しくなった。
0255文字
Satochan
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主人公は領主の娘アミーナ。遥かトリポリからやって来た騎士ファルクの求めに応じて領主ローレントと面会させたところ、何と魔術使いの暗殺騎士が領主を狙っているとのこと。そしてその晩領主は殺される。犯人は誰か。呪われたデーン人の来襲が迫る中、アミーナとファルクの捜査は続く。。というお話。確かに魔術は登場するが自身魔術使いでもあるファルクの解説付きなので、ストーリー展開はロジカル。そして驚きの大団円。筆者の大技、しかと拝見仕ったって感じです。
0255文字
べべべべ
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十二世紀のイングランドを舞台にしたミステリの下巻。上巻では特に進展はないように思われ、今回も序盤で壮大な戦いがあったりと、着地点が全くわからないままに物語が進んでいく。このままいきなり解決編に入っても大丈夫なのだろうかと不安にさせられたが、いざ推理の披露が始まるとびっくり。これまでの関係のなさそうな場面や、些細な言動から次々と論理的に容疑者を外していき、軽やかに犯人を特定する。特殊設定を用いながらも、きっちりと本格ミステリさながらに落とし込むテクニックがすごすぎた。
0255文字
パンざわ
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ネタバレ面白すぎて気付いたら読み終わってるあの感覚を久しぶりに味わった。「新世界より」を読んだ時の興奮に近い。魔術が存在する世界でありつつ「何でもありじゃん」と言わせない超フェアに書かれた犯人当て小説の面白さはもちろん、ならず者の傭兵たちが島の危機を救う激アツシーンや、真相を知って弟子に自分を殺させる感動シーンなど数々のドラマチックなストーリー展開がなにより最高。特に好きだったのはアミーナとニコラが再会を約束しつつタイトル回収するというこれ以上ないほどに完璧なラスト。好きな米澤穂信作品ベストスリーに入りました。
0255文字
Simon
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ネタバレ旅先にて読了。ファンタジー×ミステリの感覚がとても新鮮。ミステリとして機能させるために、親切なセリフ回し。登場人物が画面のこっちを見て話しかけて来ているかのように感じる程。旅とファンタジーってワクワクして相性良いね。
0255文字
RED FOX
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「お前には素質がある。真実を見つめる勇気がある。理性と論理は魔術をも打ち破る」北海の吹雪と荒波が押し寄せる下巻。マジャールの女傭兵がかっこいい。解決編の論理がアクロバットでかっこいい。
0255文字
こふく
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なんだかな…読了。
0255文字
UCorsair
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ファンタジーとマーダーミステリーという、大好物のジャンルをうまいことミックスしていて、最後まで楽しめた。この世界の物語をもっと読んでみたい。米澤 穂信さんの作品は当たりばかり!
0255文字
ラクトアイス
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上巻の最後で続きが気になりすぎて、そのまま読んでしまった 言い終わり方だった
0255文字
らかぁ
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再読。 前に読んだときは謎解きメインだなーと思っていたんですけど、戦闘シーンも結構あって、ダメージが凄まじいことになっている印象です。 謎解きについては完全に忘れていたので、今回も楽しめました。
0255文字
☔
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呪われたデーン人の襲来と戦闘シーンがわりとあっさり短めに片付いて、あくまで謎解きがメインの本格ミステリなところがすごいなと思う。最後まで物語の軸がまったくブレない。 魔法と呪いを論理で打ち破る推理とまさかの結末、美しいタイトル回収までがパズルのように組み合わさっていて圧巻。
0255文字
ひろ
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僕にとっての初ミステリー。職場の同僚が勧めてくれたのだが、それと知らずに読み進めていた。魔法が存在する世界での話。なので現実では不可能な様々なトリックが使われ、魔法的なアイテムも存在する。ファンタジーな世界観だが、推理パートでは読者に「そんな訳あるかい」とは決して思わせない説得力があり、物語の後半には「なるほど、だから魔法とかある世界観なのか」と思わせてくれた。ミステリーはハードルが高いと思っていた。本書を最初に読むことが出来たおかげで、僕の新たなジャンル開拓は大成功したと言える。読みたい本がまた増えた。
0255文字
はぐぼんぼん
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犯人がとっても意外な人で、すっかり騙されたわー お前が犯人なんかい!って。ニコラはなんか可愛いキャラで好きだなー それに、勇敢に戦う女性騎士ハール.エンマがかっこ良かった。 お兄ちゃんのアダムが頼りないので、主人公のアミーナが女王になって国をおさめた方が平和じゃないの?ってふと思った。
0255文字
くまごろ
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ネタバレなんだよ術にかかってたんかい!という最後でした。アダムしょうもないなー。★3.4
0255文字
ゆっくり読書
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ネタバレファンタジー、そして横文字登場人物だけど読みやすかった!毎回誰かの話をするたびに忍たま乱太郎てきな〇〇の〇〇!って紹介してくれる。もうさ〜頬の傷の時点で確定じゃん〜つてなったからそっからどうなるかなー?謎解き待ってる状態。肝心な暗殺騎士の弟はたぶん死んでるかな!で終わっちゃうし。ミステリ的には不完全燃焼だけど、特有のイヤミス感はがっつりで良かった。兄はどうしょもないし、裏切りものの子孫と判明して、いつかくる襲撃も全部絶対これからも人生辛いよなー、で終わる。出てくる人も善人であり悪人であり、そこがいい。
0255文字
げん
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ネタバレ面白かった!別ジャンル×ミステリは結構タイプかも。現代だと粗が気になるけどファンタジーならその世界観のルールの中で、純粋に謎を謎として楽しめる気がする。本作だと容疑者を絞る根拠にうまく「魔術」っていうならではを織り込んでたところと、まさかの真犯人とその最後の行動の意図が良かった。最後のタイトル回収も何かどんでん返しがあるわけじゃないけど良い。
0255文字
マカ
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怒涛の展開だった。マジか~。そうきたか!と。デーン人との戦闘シーンはどうるのかとドキドキ。エンマがかっこよかったし正体にも驚いた部分があった。兄・アダムが思いのほか使えなかった印象。兄よりアミーナの方が領主に向いてるのでは?と思ってしまった。アミーナと二コラの関係が良かったな。最後にタイトルの意味が分かった。ただその合言葉が使われる日がこないことを願うばかりです。
0255文字
isutabi
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[1]剣と魔法の世界でのミステリ、おもろかったです。誰が暗殺騎士の「走狗/ミニオン」なのか。消えたトーステンの主とは。 [2]呪われしデーン人来襲。島は戦場と化し新領主アダムは役に立たずアミーナ奮闘す。 [3]《不可解にも扉が閉ざされている場合、それは『何らかの方法で』閉じられたのだと解すべき》(p.188)。要するに密室を作る方法は無限にあるので何らかの方法でなされたと判断すればよく、わざわざ解明する必要はないということでしょう。今回ファルクはあえてそう言ったんやけど。ミステリの掟破りでも真実でもある。
0255文字
ぜろ
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魅力的な登場人物と臨場感のある戦闘描写、ミステリー好きにはたまらない解決パート。とても面白かったです。長編✖️特殊設定ミステリーだからこその壮大さに圧倒されました。
0255文字
夏目みもり
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米澤穂信の本格ミステリの中では一番好きかもしれない。(他にどんなのあったっけ…)フィクションでありながら考証を怠っていないと感じさせる中世的な世界観の中に、ファンタジックな要素をちゃんと落とし込めている。青銅の魔神やサラセンの魔法、そして呪われたデーン人なんかも物語を面白くする上で一役かっている設定であるように思う。メインの謎解きも驚きと納得のバランスが取れていて素晴らしい。読むのを避けていた作品だったけれど、しっかり読めてよかった。事件のあの終わらせ方、タイトル回収も白眉。星8+
0255文字
ハカセタロウ
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ローレントが殺された理由はなんだったんだのかわかりませんでした。
0255文字
たま
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抜群に良かった。言葉の使い方すき、ややこしくないけどしっかりしたこと言ってる。論理もキャラもぶれを感じないしスッと入ってくるし、ぶっ飛ばしてもこない。絵も勝手に思い浮かぶ。ストレス発散にもとてもよい、あと解説も良かった(何の文庫であろうと解説がいつも楽しみの1つ)。
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折れた竜骨 下 (創元推理文庫)評価66感想・レビュー1371