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傷だらけの店長: 街の本屋24時 (新潮文庫 た 103-1)

感想・レビュー
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booklight
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ネタバレうーん、斜陽産業は、つらいなぁ。本好きでアルバイトから始めて店長になって、本屋をマネジメント。配本や棚入れ、万引き対策にフェア本販売などで業務がいっぱいの状態で社員教育から自分の棚づくりまで行う。毎日の仕事が終わらない、と愚痴っていたところ、近所に大型書店が進出し、客足が遠のき、暇になって退職。本を探したり薦めたりすることに無常の悦びを感じる著者でも、オーバーワークは、しんどい。結局オーバーワークで回している仕事は、どこかしらに無理が出る。構造から考えていかないと難しいだろうな。自分あらどう判断するか。
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ススめがね
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頑張っている人、頑張った向こう側にいる人、この本は、そんなあなたに寄り添える一冊です。 「もう、無理。」「どうでもいい。」「やり切って、もう何も出ない。」そんなあなたに手に取って欲しい本です。 お薦めの一冊です。
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fujimi243
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傷つき苦しみながらも書店員を続けてきた著者。閉店を機に書店員をやめても、本との関係は捨てられない。彼のような逸材は書店業界に必要なのでは?そういえば以前読んだ本に彼のその後が書いてあったような気がする。なんだったかな。
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ゆうゆう
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ネタバレ出版業界紙「新文化」に不定期掲載されていたエッセイ。ある街の普通の本屋さんの普通の店長、リアル書店員の記録。本が好きだから、本を届けたいから、ほぼ気力だけで続けてきた。立地のいいところに競合大型店に客足を奪われ?撤退する店舗とともに書店員としての舞台を降りる。リアルだ。ネットで簡単に手にすることができる今、大型旗艦店だって楽じゃない。行きつけの本屋さんは大事にしたい。
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ぶっこぐ
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面白くて何回も読み返している本。 ブラック企業で働いている人はとても共感できる内容。 本好きは読むべき一冊。
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りまる
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ネタバレブラックすぎる本屋の仕事にドン引きしながら読了。どんな業界でも雇われ店長が1番大変なのかもしれない。「親兄弟親戚縁戚友人知人に頼み込んで売りつけろ」という本部やばすぎないか?本屋の仕事に辟易としながらも本が好きで、本屋が好きで、書店員を辞められない著者。一体どんな風に終わるんだろうと思いながら読んだけど、まさか閉店からの退職とは。でもなんだかんだまた書店員に戻りそうな気もするな。やりがい搾取も甚だしい書店業界。私も本が好きだからこそ、もっとそこで働く人たちに還元される仕組みがあって欲しいと願う。
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nobu23
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ボロボロになりながら働く書店店長の日々の日記的なエッセイ。 基本的に悲観的で陰鬱な雰囲気だが、引き込まれる面白さがある。
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あやっぴ
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書店のバイトから店長にまでなった著者。本が好きだというだけではとても務まらない激務の毎日に、ストレスがどんどんたまっていく。短い章に分かれて話が進むが、著者の書店員としての本音が包み隠さず書かれているように感じた。近所に大型書店ができてからは一変し、また違う窮地に立たされる。床に寝転がりひたすら謝る場面は辛かった。
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kumako
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忙しい時も、近くに競合店が出来て暇になっても沸々と沸いてくる不満ばかり。理想と現実の擦り合わせが上手くいかずまた不満が溜る。本屋じゃなくても…仕事をするってそういうものなのでしょうね。好きな仕事を楽しくして食っていける人っているんでしょうか。お小遣い稼ぎくらいにしかならなさそう。本屋の店長がお医者さんなみに休日も呼び出されるのは、改善したほうがいいですね。著者は責任感が強すぎて1人で抱え込み過ぎな感じがします。素敵ですけど。
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皿倉山
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本好きが高じて、書店のアルバイトから正社員になり店長迄なった著者であるが、大型書店の出店により売り上げは減少し、結局閉店に追い込まれてしまう。書店員は止めてしまうが、やはり本につながったままに日々を過ごす。でもまずは食べるためにハローワークへと向かう。 店長の仕事が如何に過酷かが、良く分かるドキュメンタリーである。 『趣味を仕事にしてはいけない』の教訓でしょうか。忙しすぎて趣味を楽しめなかったり、仕事にしたものの暇すぎて食えなくなったりと、趣味と生活の両立は難しいもの。出来てる人が羨ましい。
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yoko**
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ネタバレ友達にいい本だと勧められて読むも、ここまで書店業界、書店員業が悲惨なものとは…。たとえ本好きとは言え仕事なのだから楽しいばかりではないにしろ、これでは傷だらけを通り越し、血が吹き出しているではないか。店長は外の敵、内の敵に苦しめられ本好きだけでは乗り越えられないところまで追い詰められ、店が閉店になったことを期に本業界を後にする。 お仕事小説なら、ハッピーエンドで丸くおさめることも出来るかも知れないがこれが現実なのだ。そんな書店員さんたちの苦しみの元私たち読書家の幸せが成り立っていることを忘れてはいけない。
yoko**

本好きにとって辛い舞台裏ではあるが、救いなのが傷だらけの元店長は今古書店を開いていると言うことだ。どんなに辛くても苦しくても、簡単に足を洗えないのがこの業界の良いところでもあり、悪いところなのかもしれない。笑

01/24 10:24
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morinokazedayori
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★★★★書店で働くのは、ましてや店長ともなると、さぞや楽しいに違いない。などと思っていたのだが、現実はとてもとても厳しそうだ。本好きが高じて本屋の店長となった人物の奮闘記。現実の社会でも、品揃えのよい大型店と、眺めるだけでも楽しい特色ある地域の小さな書店が、共存していく方法があればよいのに、と思いながら読んだ。
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防災レンジャー
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うーん 辛すぎ。
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moon7
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ネタバレ知識もある、理想もある、そして何より本が好き。そんな男の苦悩と葛藤。書店の置かれている問題点・実状を知ってもらえただろうが書店員やそれに関わる人にとっては「あたり前」愚痴のオンパレードにしか感じられない。温かい気持ちで同調できないのは彼が頑な過ぎるからか。彼はチェーン店の店長になってはいけない人だったと思う。妥協できないなら早々に退職して自分の店を持つ覚悟が欲しい。店長として彼に足りなかったものは人を育てるって事と柔軟性。タイトル通り彼は傷だらけになったが同時に周りをも自ら傷付けているのではないかと思う。
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-
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色々と愚痴っているけど、この筆者は無能すぎw 仕事できないオッサンなのだろうな…
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♪ぶるぼん
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ネタバレ本が好きで好きで本屋さんに就職した著者の苦悩と喜び、不器用な生き方を描いた奮闘記。村山早紀さんの桜風堂ものがたりのあとがきで出てきた本。本が好きで働いてるのに、現実問題にイライラしてるし怒ってる。書店はどんどん潰れているし、薄給なのに重労働、取次からの配分等、中小規模の本屋さんが立たされている苦境。ネタバレになりますが、著者の本屋さんは大手の本屋さんが出店してきた影響を受けて閉店してます。確かに私たちからすると品揃えのいい本屋さんのほうが便利。大手でも撤退するご時世。本屋さんで購入を心がけたいと思います。
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悸村成一
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読了140冊め。
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美味しい渋谷
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書店業界に身を置かれた方の経験に基づかれた、お仕事小説。楽しい事ばかりじゃないのは分かっていましたが、ここまでとは思いませんでした。どこも大変だ。
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Ke
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ネタバレ文章に熱さが感じられ、 書店員、店長の苦労がよくわかった。 解説にも書かれていたが、万引き犯への対処がやり過ぎだった。
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GORIRA800
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ストーリーはほぼない なにせ主人公ですら店長としか呼ばれなく、ほとんどの人物に名前がないのですから ですが私は読んでいて深く感情移入してしまった 本、客、さらにライバル店と様々な面から本屋の店長としての苦難をさらけ出し本屋というロマンを打ち砕いていく 読んでいて店長の優しさが伝わってくるので応援しながら読めたし本を売りたいという気持ちから店長を続ける決意をする姿に勇気づけられた
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かったか
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☆☆☆ オレは売ってるもんは違うんやけど…わかる…むーっちゃわかるほんまにわかる…閉店店舗も経験したから…その時のお客様…やっぱ気になるしなぁ…あるあるや
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まっさん
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本屋さんの仕事に興味があって読み始めましたが、 どんな職種でも困難なことがあると再確認しました。 「好きな本に囲まれて仕事できたら充実してるかな」ということが、いかに安易な考えかと思い知らされました。
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aof
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読み始めたときは、店長のあまりの暑苦しさと頑固さにあんまり自分に合わない本かもと思ったけど、次第に愛すべきめんどくささに思えてくるから不思議だ。 どんな人であれ、仕事を愛して一生懸命働いてる人は好きになっちゃうなー。
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Tomitakeya
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 本が好きで書店店長になった著者。書店の現実と理想との間のくすぶった怒りが印象に残った。  本が好きなことがひしひしと伝わって来る。町から本屋さんが無くなるのは寂しい限りだ。だが本が売れなければ、個性を出すことも叶わない現実があるのだ。  この本に書かれている現実から書店で仕事をする気にはなれない。本屋さんは好きだ。近所の書店を大切にしたいと思った。
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hatayan
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本好きが高じて街の本屋の店長になるも、日々押し寄せる雑務や他店との競争に忙殺され人間をすり減らしていった記録。 正論が必ずしも現実に合致しないことを理解するからこそ、新入社員のまっすぐな主張に戸惑う。POSや本部の指示に従えば店の売り上げは上がるとわかっていても、著者の中の書店員がそれを拒絶する。職人のようなこだわりが著者の書店員としての拠り所である一方、企業の論理に馴染めず書店員としての寿命を縮めてしまうことになりました。 好きなことを仕事にすることが果たして幸せなのか、複雑な読後感が残った一冊です。
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余裕
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正直な話、読めば読むほど本屋で働きたくなくなる。(私、個人の感想です。)この本は、伊達先生の店長時代→退職後と続くのですが、退職後の彼は、未来の自分をみているようで辛くなった。私は街に本屋がある限り新しい本を探しに出掛けてしまうのでないかと。
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煮まめだ
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書店員に限らない、どの職種にも通ずるお話。
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りあ
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書店員としての仕事のきつさ、給料の安さ、万引犯への憎さ。そして本に対する想いが十分に伝わる一冊でした。書店員に対するメッセージにはしんみりした。
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みやや
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2013.9.1刊(親本は2010年)。カリスマ書店員ではない、普通のチェーンの普通の本屋の店長さんの苦闘の軌跡。いわゆる「本屋本」の中でも異彩を放つ内容でした。同業者の一人として、あまりに「危険な」描写の連続に驚きましたが、匿名のペンネームと分かり、一安心(笑)。しかし、この店長さん、熱意も能力も人並み以上と拝察したのですが、近所に大型書店が進出してきて閉店というのはやりきれないです。
ikomuro

私もこれは読んでて辛くなりました…。

02/16 17:15
みやや

ですよね。ちなみに、この著者はいま、沖縄の石垣島にてご夫婦でブックカフェを営業しているとのことです。石橋毅史『本屋な日々』より。

02/18 01:14
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みなみ
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本屋の店長の業務の裏側や苦悩を描いたエッセイ集。書店の仕事のやりがい等のポジティブなことはほとんど書かれておらず、達成不可能なノルマや限界を超えた作業によるサービス残業、万引き犯との闘いなどなどネガティブな事ばかりで、読み終わった後疲れてしまった。本が本当に好きだからこそ、思い通りにならない不満や葛藤、嘆き、苦しみが一杯あるんだろう。将来、図書館や本屋で働きたいと幼いときには思っていたが、この本を読んで、そんな甘い気持ちで勤まる職業ではないと申し訳ない気持ちになった。
スター

私も元書店員ですが、二度とやりたくない職業です。まあ、何でも向き不向きありますからね?楽しんで仕事してる人もいるんでしょうけど。

01/10 06:47
みなみ

本が好きなだけでは続けられない仕事だと感じましたし、確かに向き不向きもありますよね…。

01/10 06:52
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Koki Okawa
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良い本
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pipi
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本屋は子供の頃から、私のもうひとつの居場所だった。疲れているときも本棚の間を背表紙を眺めながら歩くだけで、少しずつ元気になれた。そんな本屋さんの裏で、書店員さんはこんなに大変な思いを抱えて働いていたとは。読み進めるのもつらいほどだった。この本が出版されたのは八年前。当時より書店の数は減っているはず。でも最近、小さな小さな、でも店主の人柄が現れた新刊書店や古書店を見かけるようになった。応援してます、と心の中でつぶやいて、ふらりとそうした書店にお邪魔する。この本に出会えてよかったです。本屋を愛する人にぜひ。
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らんざん
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ジャンルは違えど、自分も斜陽の産業で長年働き、その仕事を天職と思い、そして最終的にその業界を去った。読んでいて過去の自分と重ね合わせ、抉られるように苦しかった。 それでも、著者は負け戦を最後まで闘った。頑固で不器用だけれど本に対する溢れる情熱。その姿が眩しく羨ましい。
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やまたのおろち
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★★★ akuzawa、horitani
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とし
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桜風堂ものがたりのあとがきに書いてあったので手にとってみました。 本屋さんってのも大変なんですね。 愚痴ばっかりだったけれど、本が好きってのが伝わってきた。 さっくり読めました。
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なごみ*こはる
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☆☆☆☆
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Sharly
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3 書店の店長として、文字通り吐くような過酷な日々と大変さが綴られてる。不器用な性格の方のようだが、にしてはエピソードがやや創られてる印象。それほど昔ではないのに書店の存亡が近隣に立った大型書店のみで、図書館や古本屋との関係は触れられてはいないのが残念。万引き犯は絶対許さないその気持ちは絶対支持したい。でも辞めちゃったからもう何にも言えませんよね。
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いろは
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書店で働きたい!と心のどこかでずっと思っていたような気がする。が、この本を読んで、それがどれだけ甘い考えだったのか思い知った。「本が好きなら本屋で働くな」という筆者の言葉が突き刺さる。好きな事は職業にせず、趣味に留めておいた方が良いと聞いた事もある。いや、でも要領とか効率とかそんな事に囚われず、この本の店長のように、一度は思い切り走りきって欲しいと願う。特に若者たちには。★★★
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傷だらけの店長: 街の本屋24時 (新潮文庫 た 103-1)評価100感想・レビュー231