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田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」

感想・レビュー
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ふゆざくら
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天然酵母を使用したパン屋「タルマーリー」を経営している渡邉氏による著作。 資本主義の矛盾と、それに立ち向かう夫婦の挑戦が見て取れる。資本主義社会との折り合いをつけられると、人生が豊かに送れそうな予感。
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ちゃんぱな
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気になってた本 やっと読めた〜
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おりょー
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自然栽培は小さい頃から身近にあったテーマ。私もその影響を今も受けて生活している。タルマーリーに3年以内に行きたい!
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やすふみ
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ネタバレ『真っ当な“食”に正当な価格をつけて,それを求めている人にちゃんと届ける。それで世のなかを少しでも真っ当な場所にしていこう』…そのためには,つくり手がちゃんと暮らしていけなきゃいけない。この価格は”高い”んじゃなくて…”つくる”ことに対して支払われる”正当な”価格だと思うp.22消費者目線で考えてみても,「商品」が安ければ安いほど,ありがたく感じられる。…売り手目線でも,安くしたほうが売れる,という思いはついて回る。けれどもそれが巡り巡って,労働者の首を絞める。マルクスは,そのことを教えてくれる。p.64
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joy
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「菌の声を聴け」から遡って読んだ 「菌の声」に興味をかられた だから「腐る経済」に来た これは期待を大きく超える圧倒される本だった 中身が濃い そして丁寧にわかりやすい それは具体的な体験に基づいているからだろう パンをオーダーした そのパンを齧りながら この本の中身を噛み締めていこう そのくらい内容のある本だった 智頭町に行って暫く滞在したいという想いがじわじわ湧き上がってきてしまっている これは危険だ
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pippibato
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そうそう!と思わず言いたくなるような、人間が失ってきた大切なものをパンという世界を通して見つめ直させてくれる一冊です😌
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あまみ
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岡山の田舎でパン屋を営む著者の実践する、"利潤をつくりださない小商い"について。『「消費」をやめる 銭湯経済のすすめ』で紹介されていた。 ▼p255「おカネには、未来を選ぶ投票権としての力がある。何年かに一度の選挙の一票よりも、毎日使うおカネのほうが、よほど現実を動かす大きな力をもっている。」お金を投票権と見ると面白い。▼日々試行錯誤で大変そうだけど、手に職をつけて地域に根ざして働く様子はいいなあと思った。利潤をうまなくてもやっていけるのは条件が揃っているからだけど、利潤はいらないと割り切れるのもすごい。
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田中一郎
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心情的には素敵だな価値ある試みだなと思う部分もあるにはあるけれど、あまりに都合いい話しか出てこないので読んでる間中ずっと疑いの目線で見てしまった。「危険かもしれないものは使わないのが食の基本」と言い現行のパン屋を批判しておいて、自分のパンの菌は「これが多分麹菌だろう、多分人間に害はないだろう」とヤマ勘のみで選んでみたり。デスマフィンのあの店と何が違うのか。結局「新しい経済」では全くなくて、単にオーガニックのブランディングが上手くいっただけで資本主義システムから1mmも出ていない気がする
田中一郎

紅麹の事件で一番はじめに連想したのがこの本の事だった。この本読んだ時は食中毒とか起きるかも?ぐらいの感覚で考えてたけど厳重に管理された小林製薬ですら事故起こして腎疾患から死亡まで起こる。それを素人がヤマ勘で・・・。思った以上に問題のある話なんじゃないだろうか

03/27 07:55
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JP
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図書館で偶然出会った本だけどすごくよかった。祖父や父の血も、若いころの道草も、マリさんとの出会いもすべてが自然と共にある生き方につながっていると思う。いい家族だし、マルクスを読んで現代の社会と繋げて考えるなんて、すごく頭のよい人なのだと思う。
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もみぢっち
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ネタバレタルマーリーって名前、インド神話かなんかからとっているのかしらと思っていたら、ご夫婦のお名前のいたるとまりこからとったとあって「うまい!」と笑ってしまった。 今の経済社会を疑うことからのスタートで、資本論を読みたくなる(長いけど)。あともやしもんも。 金本位ならぬ菌本位とか、金融系ならぬ菌遊系とか言葉遊びのような文章が面白く考えさせられながらも読み切れる。なんとなく見て見ぬふりをしてしまっていた伝統とか環境とかの問題について、ちゃんと目を向けて考えないといけないなぁと思わされた。
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レイノー
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2013年刊行。著者は岡山県勝山にあるパン屋店主。◇図。◆岡山駅から電車で2時間かかる田舎で”営業”されるパン屋。儲けない、高価格、週休3日、年休暇1ヶ月、という現代高度資本主義の有り様とは離隔した存在であることを標榜し、実践させている。そんな著者の、パン屋を開設に至る経緯、パンを作り出す経緯を叙述する自叙伝、回顧録である。◆パンが発酵食品であることは明らかだが、そのイースト菌がどのような菌であり、どのような過程を経てイースト菌として分別されてきたのかは余り明確になっていない。あるいはどこからイースト菌を
レイノー

◇ただこの点でも少し違うと思うところもある。確かに組合的な活動は共産主義的な側面を有しているのは確か。実際、雇用契約における関係性と組合の関係性は指揮命令関係の存否などで大きく違う。ただ、究極の組合である1人個人自営業であっても、外部との関係においては貨幣が媒介しており、これこそ資本主義である。売り手の犠牲で買い手が利益を得る(薄利多売戦略)という構図すら資本主義的であるならば、これを解消するには競争禁止と貨幣の使用禁止にまで行き着かねばならないだろう。勿論、これが是とされる社会かはかなり疑問である。

09/10 08:20
レイノー

◇著者の経営スタイルは面白いものであるし、パンという食品の構造上・社会上の問題点に鋭いメスを入れるものであることは確か。とはいえ、大量生産による価格低下の社会的な恩恵を完全に否定するのも難しい。その調和の均衡点がどこにあるのか、手探りで最適解を探し続けるしかないのだろう。◆ところで、落雷を稲妻と言うが、何故このような漢字を当てられたのか?。実は、空中元素固定装置ならぬ、空中窒素固定装置とは何かを考えなければならない。本書曰く、大気中の窒素は落雷によって土地に吸収されるらしい。稲の妻というのは伊達ではない。

09/10 08:20
5件のコメントを全て見る
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ぱぱんだん
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素敵な生き方だと思った。いつか行ってみたい。 菌活しようかなぁと考え中。
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tami
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パン屋ができるまでの話
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またの名
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天然酵母を名乗ってる実態はグレーな商品を自分達で基準を作りOKなことにする、余ったリンゴを別の産地に送って産地ステータスをチェンジする等の闇深な話が飛び交う食の業界。そんな常識に耐えられず著者はマルクスへ手を伸ばし、資本増殖のため至上命題になる利潤(儲け)の搾取と次々ヤバい加工を重ねて腐らなくなる食品との共通点を見つけ、その反対に利潤を産まず食品が腐る経済に活路を求める。抵抗として上手く行ってるのかは何とも微妙だが、ハンガリーが「経済の発展が遅れてた分だけ、食文化は豊かだった」という記述が強い印象を残す。
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ゆっきー
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資本主義経済下でモノをどんどん安くしていった結果、賃金も安くなっていくのはまさに日本のようだと思った。パンを食べてみたいし、ビールも飲んでみたい。
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りょうみや
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資本主義システムから意図的に距離を置いた田舎のパン屋の物語。そこに辿り着くまでの著者の半生記でもある。パン作りに必要な「画一的な工業製品であるイースト」と「個性があるが手間のかかる天然酵母」の対比を、「利潤追求の経営」と「利潤を追求しない地域循環型の経営」の対比とリンクさせて、それぞれ「腐らない経済」と「腐る経済」と表しているところがおもしろい。幸福のためには資本主義から適度に距離を取って自分の拘りを追求することが不可欠ということを改めて教えてもらった。
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haru
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p217「マルクスも、労働時間(労働日)を短くすることが、資本主義の未来の社会を築きあげる条件になる、というようなことを言っていた。早い話が、資本主義は人を働かせすぎということだ。経済が発展して生産力が高まれば、1日十何時間も働かなくても、社会や暮らしをまわしていくことはできるはずだと指摘しているのだ。」「今以上のパンをつくるために、パンをつくらない時間が必要だと思うのだ。」
りょうみや

haruさんのレビューがきっかけで私も手に取りました。新しい刺激をもらった一冊でした。ありがとうございました。

12/18 06:24
haru

共読嬉しいです😊

12/18 09:04
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あれっさんどろ
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次の経済のあり方についての洞察を与える本とも読めるし、日本人が失った、自然の中での人間という感覚を取り戻させてくれる本とも読めるし、天然麴、天然酵母のパン作り奮闘記とも、多面的によめて様々な示唆を与えていただきました。「技術をどれだけつないだところで、技術を発揮できる自然の環境がなくなってしまえばそれですべてが終わり」「「人と違うことをしよう」という発想は、「人と違うものがない」ことを自覚していることのうらがえしでしないのだ。(中略)、自分が心から打ち込めるものを探すことであったはずなのに、」など刺さる
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あやほ
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以前から気になっていた本をやっと読了。 物価が上昇し続けている今、改めて生きること、生活することを考えている中でこの本に出会えたのも何かのご縁かな。 食は、生きること。 スーパーやコンビニに行けば食べるものを買うことはできる。 でも、その食べ物はどこから来たんだろう。 カロリーや栄養素の明記はあるけれど、本当にその数値は今食べているものの値なんだろうか。 菌づくりのお話を聞きながら、土つくり、種のこともっと色々知りたくなった。
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8bunbun
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発酵は奥が深い。こだわりの理論と経験と強い意志で実現する経済。人の存在が自然に反してるので凡人には難しい。
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Toru  Fujitsuka
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読んで共感出来る部分が多かった 普段疑問に感じている事の答えも多くあった 発展とか経済の考え方が整理されそうな気がする
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山本
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5,6年ぶりぐらいに再読。腐る経済何回読んでも新しい考え方に感じる、経済の仕組みがよくわかる。 資本主義社会に逆行しているように思えるが、自然の秩序に順行してるのでこんな考え方があるのも当然かなと腑に落ちた。
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ま
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なんだか感性先行な考え方がどことなくスピリチュアルな雰囲気を醸し出している本。いやしかし勉強したことを着実に身に付け実践していく態度は素直に立派。そら国やメディアは煽るけども、「利潤は二の次」的な生き方をしている人は意外に多いのではないかと思う(オモウマい店の店主とか?)
ま

こちらも感性先行で言わせてもらえれば、「腐る」「腐敗する」という現象自体、均質性や永続性と好相性な資本主義社会から忌み嫌われ追放されつづけてきた。本書はそれを見直してみよということ。知らんけど。

02/12 23:02
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どんぐり
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本書は2013年の刊行。岡山県真庭市勝山で2012年に開業した「パン屋タルマーリー」、2015年には鳥取県智頭町へ移転し、パンの製造所に加えてビールの醸造所を始め、地域に経済循環を生んでいる。タルマーリーの世界観は、田舎で経済を「腐らせ」、新たに経済を「発酵」させて、働いた身体に心地よく染みこむパンやビールのように心地のいい経済をつくるというもの。この「腐る経済」の発想がとてもユニークである。どこまでも経済を肥らせ続けようとする資本主義一辺倒の世界に反して、定常型社会の実現を追求している。
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あつこ
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菌はなんでもお見通し。有機栽培米はうまく発酵しないのに自然栽培米はうまくいく。違うんだ。有機って聞こえはいいけどそうでもないんだ。輸入小麦のポストハーベスト農薬でパン職人の手が荒れたり鼻炎になる現実。マルクス論も頷ける。面白かったし勉強になった。
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masa
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筆者の人間性や考えが随所に表れており、多くの共感するところがあった。マスプロの一端を担っている今の自分の仕事に疑問を感じつつあったが、その疑問点への解となりそうなエッセンスが感じられたのが収穫。提供者側が信念に基づいて正しくつくり、利用者がそれに正しく対価を支払う。互いに尊重し合う関係性構築がこれからのものづくりには求められているように思うし、それがこれからの生き方にも通じるものなのかなと思えた一冊。
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zuisei
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利潤に拘らないことを「腐る経済」と言うそうだが、さすがに言い過ぎだろう。利潤を再投資して規模の拡大を目指さないという意味のパン屋の経営だろう。利益を適正な規模に止めて人間らしい生活と両立させるやり方だ。「しょぼい起業」の考えと共通する。ただそのためにはパンに付加価値を付けなければならない。それが自然の酵母なのだろう。また地代などの費用を低く抑える必要がある。それが田舎なのだろう。現代はSNSによって広く発信できる。このようなやり方は十分成功できるのでは。評価4。
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haru
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ネタバレ図書館本 1年近く天然酵母パンを趣味で焼いていてイーストとは違う自然のおいしさに魅力されています。 しかしこの本を読んで、天然酵母の奥の深さを痛感。 もっと突き詰めたいと思いましたが趣味の範囲でやれればいいかと自分をなだめるしかない。 菌とのタイムレース、休みが多い理由、この辺りが印象に残りました。【今以上以上のパンをつくるために、パンをつくらない時間が必要。】覚えておきます。
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chipa
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最近天然酵母を作り元種を作り、スコーンやパンを焼く事を覚えた。そんな時に紹介してもらったこの本。 菌の声を聞く。そこにいる菌の力を借りて作る。 実際やると分かります。そうなの。こちらの思い通りに行かない世界!何度も失敗したり、うまくいかなかったり。だからこそできたスコーンは美味しい。その家ごとに棲む菌も違うんだもん。レシピ通りには進まない。だからこそ面白い。沼だわ、、 そしてタルマーリーさん、一度行ってみたい。
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ボダ
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タルマーリーという言葉を何度かツイッターで見かけていて、ふと思い立って気になって、手に取る。 表紙も目次対して見ずに読み始めたが、まさかマルクス関わる話だったとは。。 私が長らく気になっていた生き方を実践しているようにもみえた。 私もこんな生き方に少しでも関わっていけるかどうか。
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Nobuko  Hashimoto
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田舎で暮らしたい、「ほんとうのこと」をしたい、自然の摂理に反しない生業をと、天然の菌でつくるパン屋を開業したご夫婦。拠り所としたのはマルクスの理論。科学的であり、ちょっと神秘的なパン作りの探究が興味深い。パンのために選んだ町、岡山県勝山も魅力的だなあと思っていたら、現在はさらに理想を求めて鳥取県に移って、ビール製造もされているとのこと。こちらのパン、おいしそうで食べたいと思うけど、遠方からトラックを使ってパンを配送というのは、「自然」からはちょっと反してしまう気もするなあ…なんて思ったりも。
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o_o
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資本論に刺激され、田舎でこだわりのパン屋を経営するに至った著者の半生、および経営への独自の考え方が綴られた一冊。先行き不透明な現代社会にて、拡大・発展を望まず経営の持続に重きを置き、自然とともに地域に根差し生きていこうとする、家族経営とか小商いについて再考させられる内容でした。そして生産手段を持ち、景気に左右されない販路が確立されていると、経済混乱に強いんだろうと思ったり。紆余曲折を経て、パン職人の道を選ばれるまでの過程や考え方に触れられるという点でも興味深い一冊でした。
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イスタ
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読友さんのレビューに惹かれて。腐らないお金という章を読んで「えんとつ町のプペル」を思い出しました。パン職人の職業病と言われている小麦アレルギー。これは実感。私も以前カフェのバイトでピザ生地を作っていた時に、粉まみれになって手に湿疹ができて酷くなる一方でした。原因も残留農薬なんだろうなって。それ以来、小麦粉は道産やスペルト小麦を愛用してます。タルマーリーのパン食べたいなって読みながら思ったけど、我が町の田舎パン屋さんも自家製酵母&地元の小麦を使っていて美味しいので、自分の町のこだわりパン屋さんを応援します。
イスタ

だーぼうさん、オススメありがとうございまし た😊近くのこだわりパン屋も最近はネットからの注文で忙しいみたいです。今はどこに居ても買うことができて凄いですね♪

09/14 07:53
だーぼう

いえいえ!こちらこそイスタさん、読んでくれてありがとうございました🙏✨そうなんですよね〜、近所のお店の力になりたいなんて言ってるけど、その近所のお店が大人気店になってしまって、手助けところか買えないことも結構多いんですよね😅

09/14 13:51
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ポロン
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一新発起して、田舎暮らしを選択し家族で『タルマーリー』というパン屋を開く。約8年前に発行された本書を読み終えて、直ぐにHPを探したら、来月まで予約で満杯であった。確執を乗り越えて、父と話し合う中、安物のパンとは違う意味、地域共同体の回復、現代社会の抱える闇をパンを通じて取り組む意義を享受し、和解していく。昨今コンビニ等、手軽に買えるパンが流行る一方で、高級食パンがどんどん売れている。著者の感じている豊かさは、格差が広がる社会への警鐘となるはずである。そこに眼を向ければの話だが
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だーぼう
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食と職について大いに考えさせられた一冊。ヒントもたくさん手に入れた。とりあえずパンを食べてみたい。ブログに感想を書きました。
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kiki
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ネタバレこういう本を読むと、田舎に住みたくなる。 最近ローカルにどんどん浸かっていく。 この世界観を実際に体験できるのがめちゃくちゃ楽しみ。 ただ、人間目線ではなく、と言ってるのにとても人間目線で自然を見ているのが少し気になってしまった。
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ばすとろん
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ネタバレ【ポイント】 ◆岡山県真庭市勝山 パン屋タルマーリー、酒種パン店主の経験とマルクスから生まれた腐る経済という発想。「小商い」と「職人」が育てば、経済も「発酵」し、潜在能力が十二分に発揮される ◆「エンデの遺言」にて、おカネを2つに分ける提案。①生活の場で使うおカネ、と②事業で増やすおカネ ①を地域通貨にすればよい。例:アメリカのイサカアワー ◆マルクスのいう生産手段を取り戻すための、小商いのススメ。小商いは利潤を必要としない。自身といっしょに働いてくれる人が生活ができればよい。資本を大きくしなくてよい
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Sakie
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噂のタルマーリー。何年か前に、ルヌガンガでトークイベントがあったのに行きそびれて以来、気になっている店。2013年、この時世ですでに、マルクス、腐敗と発酵、自然栽培と天然菌、地方移住で小商いなのである。近年のキーワード目白押しで話題にならないわけがない。一般的パン職人の職業病が手荒れや鼻炎だと話すくだりが忘れられない。輸入小麦に残留するポストハーベスト農薬にやられている可能性を著者は指摘している。長い時間触れるほど人体に害なすものを私たちは食べているのか。せめて国産小麦か。うどんはどうなんだろう。
0255文字
ささ
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内容は共感できるし良かったのですが、とにかく構成が悪く読みにくかったです。時系列が何度も前後し、同じ話が何度も出てきます。思いつくまま書いたのでは?と言う構成に疲れてしまいました。
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Hidekazu Asai
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本書は、著者の父が学者であり、その学者の父ととともにハンガリーへ同伴し、それまでの「愚行」を反省し、そして、何をしてよいのかわからない息子へマルクスを読ませた結果、息子は「天然菌」と「自然栽培」のパン屋を開くまでの試行錯誤を繰り返す本である。 マルクスを読むと、世界の視野が広がる一典型だ。マルクス自身、「小経営」を否定していない。むしろ、労働者が「生産手段」を所有し、「小経営」の所有者となることすら奨励していなくもない。 これは、一風,変わったマルクスへの誘ないの本でもある。
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田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」評価96感想・レビュー373