形式:ライトノベル
出版社:ホビージャパン
「最強ってこういうことだろ?」っていうキャッチフレーズが象徴的だけど、要するに「最強」である「意味」を自己言及してしまってる作品でもあって、最強である主人公が「最強であるということ」というテーマを表現するための道具にされてしまっている状態にあるわけ。一言で言うなら、この物語が俺TUEEEを名乗るには「手段」的な「小賢しさ」が先行し過ぎてしまっているのですよ。俺TUEEEがやりたいのなら「最強であること」を言及しちゃいけない。そもそも俺TUEEEっていうのはそうした言及を放棄した立場なんだから。
中盤あたりから「おお、こいつの無双っぷりをもっと見たいぞ!」となっていた不思議。意外と気持ちよかったのかも。
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