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ビギナーズ 『資本論』 (ちくま学芸文庫)

感想・レビュー
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ふみ林
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純粋に資本論の内容のみを解説したものではなく、著者が特に重要な内容とみなした抽象的内容の要点を、実社会の具体的事例(古今様々な分野の参考文献)を交えて説明してあるガイドブック的な内容です。なので、純マルクス的な考え方から一歩引いた目線で読めます。さらに、訳者の方々のあとがきでもまた、訳する前の原本について客観的な視点で見解が述べてあるので、冷戦後の“批判的読解の叩き台”として『資本論』に相対する前に読むものとしてはかなり助けになる本だと思います。まぁなんだかんだ自分もまだ資本論読みきれていないんですが…笑
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猫丸
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うちの子供たちに読んでほしいなあ。でも読まないだろうな。大資本から少しでも身を躱す動きを学ぶには、まずは大資本の欲望を知らないと。その情け容赦ない強欲ぶりを頭に叩き込んでおくんだ。商品・貨幣というフェティッシュにまみれて踊るも良いが、踊らされるんじゃ救いがない。僕は運良く遊撃手としての生き方ができる場所を見つけたけれど、同じようなトリッキーな動きがキミたちにできるとは思えないのよ。若いうちにけっこう大きな挫折でもしたらどうか。そうしたら少しは反射神経がよくなるんじゃないかな。まあ何しろ本を読まなきゃね。
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B作
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図書館本。途中挫折。
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真塚なつき(マンガ以外)
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わかったよマルクス兄ィ!労働がクソだということが!「言葉」でなく「心」で理解できた!(言葉は理解できなかった)
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ビイーン
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出版社はビギナーズのレベルをどこに設定しているのだろうか。私は資本論のビギナーだが、読んでもサッパリ分からなかった。ビギナーが本書で資本論を理解しようとすることは時間の無駄かもしれない。
0255文字
takka@ゲーム×読書×映画×音楽
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ビギナーズと書かれていたので読み始めたが、それでもやはり難しかった。始めの資本論における概念の話は理解ができる。しかし、後半に移るに連れどんどん理解が追いつかなくなった。
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mstr_kk
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マルクス主義の勉強の第一歩として、1年前から読みはじめた本です。書き込みしたりノートを取ったりしながら、必死で読んでいましたが、子どもが生まれて勉強時間がなくなったので、数か月止まっていました。後半は理解しきっていない気がしますが、ともかく読了。すでに知っていたことも多いわけですが、流れを作ってひとつひとつ記述してくれているので、最初の整理としてはとても役に立ちました。ただ、著者の思考の流れ方が僕と違いすぎて、わかりやすく解説してくれているはずなのにピンと来ない、というところも多々ありました。
mstr_kk

この本は数年前に買っておいたものですが、それ以降、ほかにもマルクス関係の入門書を購入したので、この本をしゃぶり尽くそうとするよりも、ほかの本を読もうと考えました。それで、ともかく読了としたのでした。

08/04 15:18
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Shinsuke Mutsukura
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頭悪い人用にわかりやすいと思って読んだのですが、まだ難しいですね。フェティシズムと利潤の追求による原価圧縮が人類を滅ぼすと私は見ているのですが、そんな単純なものじゃねぇか...。最近、色んなものがショボくなってるんで半分は正解だと思うんですよね。 あとものに頼りすぎるのもダメでしょう。  マルクスを読む前には丁度良いかもしれません。
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Hidekazu Asai
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剰余価値とは、労働者が必要労働時間以上に労働力をアウトプットして生産手段に付け加えて産んだ、まさに、「剰余」である。 それは、その「剰余」に価値が認められうる、という形態である。 その「剰余」に価値を認められうるから、「剰余」はマネーゲームの原資として価値の暴走が起きる。 つまり、価値が、資本論の重要なキータームである。 その「価値」を中心に本書は記述される。 ちなみに、多くの資本論読み手がいうような、資本論第2巻、第3巻はエンゲルスの改竄ではないかというような「陰謀」も語られず、「マルクス思想」に迫る
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丸木堂 左土
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良書です。資本論のメインとなる要素を少ないページ数でうまくカバーできています。ちょこちょこ差し込まれるイラストもいい意味で軽くてアクセントになっている。これから資本論について学ぼうとする人だけではなく、資本論についてある程度の知識がある人でも改めて基礎部分を学び直すことができます。ただマルクスなので仕方ないですが哲学的な部分に結構分量が割かれている印象。もうちょっと経済部分に限定した方が資本論入門としてのまとまりはよかった気がします。グラムシにまで手を伸ばしたのは少しやりすぎなのでは。
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ちょこも
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「ビギナーズ」なんですが、ちょっと難しいかも。 ・引用が多目、引用するなら平易に解説して欲しい。 ・断片を切り取って無理やり現在の出来事と繋げなくてもよいのでは? ただ、「ポイントはこの辺なんだろうけど今一つよく分からん」と次へ進む必要性を提起してくれる、という意味では有用なのかも。
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またの名
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体制ド真ん中と結びついた保守派を革新のイメージで偽装することなど容易いくらいには、自然でない観念を自然だと思わせるのに長けているのが、イデオロギー。この社会の自然な常識として受け容れてた事柄をこの社会が語りたがらない仕方で暴露する古典に、愉快な挿絵を添えてアクチュアルな議論や事例を引用しつつ補強。機械が次々と最新型にバージョンアップし便利になればなるほど働き手の負担を増大させ、食糧は不足しておらず大量に生産してるのに豊富な食べ物に囲まれて餓死者が出るブラックコメディ社会の仕組みは、常識なんかでは理解不能。
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かんやん
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マルクスについて無知だから、入門書としての価値はわからないが、(今更ながら)刺激的な分析の数々は目から鱗。今まで読んだ「暴走する資本主義」「ファストフードが世界を食い尽くす」「貧困大国アメリカ」とも関係している。チョムスキーの著作とも。自分のなかで一本の線が繋がった。行くしかないのか、資本論?資本主義のベールをはがし実態をあばくことに熱中しても、絶望と無力感しか得られないような気がしないでもないが。
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ヘンリー八世が馬上試合で死んだことは内緒
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なぜ労働はこんなにつらいのか、言い換えればなぜ人生はつらいのかを考える示唆となるのが資本論である。仕事のストレスを消費で解消したり、働かないものに対する風当たりの強さ、なぜ人生の大半を好きでもないことに費やさねばならないのか、など日常の中にあるなぜを説明してくれる。終章の生産力の増加による資本主義の終わりはシンギュラリティ論に適用できそう。
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Ken-Ken
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自分たちのコントロールのもとで、生活に必要な使用価値としてのモノを生産するというのが、人類史の普遍的な営みである。私たちが生きる資本主義の時代における生産は、資本の価値増殖が絶対教義となり、生活の必要性とは無関係に、交換価値としてのモノが大量生産されるという奇妙な形態をとっている。そこでは人間がモノを支配するのではなく、モノが人間を支配しているという逆転現象が起きている。人類が豊かになるための過渡期としての資本主義時代を、後世の人たちは奇異の目で見るのだろうか。
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\しおり/
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たくさんの経済学者のことばの引用があって内容が濃かった。この本を読んで、自分の消費活動について考えた。お金の使い方ってその人の価値観が出る。「交換」のセンスを身につけたい。いくら使ったかじゃなくて、何に使ったかを考えていきたい。
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Toshiaki
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本書の監訳者も述べているように、『資本論』を「無謬の聖典」のように礼賛することは愚劣である。だが、マルクスが提供した、資本主義に対する批判的視座は今日もなおその鋭さを失っていない。遠からず『資本論』に挑戦したい。
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tom
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国レベルだと、労働への配分がしっかり出来ることもあったが、国際競争社会になり、資本家・会社は競争力を持とうと益々内部留保を増やそうとすることがイメージできた。 ところで、中国では資本論を読んだ人はどう思うのだろう?
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onaka
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かつて、わずか數十ページで玉砕した痛恨の『資本論』体験をもつ自分にもやさしい入門書でした。19世紀半ばの時代背景の中で書かれている部分を濾過すれば、抽象論として現代にも役立ちそうな道具立てを提案してくれている、というのはわかった。資本主義が当たり前の世の中を外から見る一つの視点を獲得するため、『資本論』を批判的に読解するのは割といいんじゃね、とエラそうに言ってみる。けど、オリジナルに当たってみるには、もう少し基礎体力が必要だな。
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Noriaki Yamamoto
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「資本論」を理解するためのビギナー用書籍。 相当平易に解説して下さっているが、これでもまだ自分にはなかなか難しい。何度か読み込んで自分の血肉の一部にしたい。
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Mentyu
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資本論の入門書。科学技術が進歩しても労働者の仕事量が減らないのはなぜなのかという長年の疑問に答えてくれた。
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WATA
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「マルクスは資本主義をどう分析したか」を著者がまとめた本。資本論の内容のうち、資本主義の分析と批判の部分のみをまとめ、社会主義革命思想の部分については触れていない。そのため「革命」という言葉に嫌悪感がある人でも読むことができる。なぜお金持ちは際限なく金儲けに走るのか、どうして世の中の格差が拡大していくのかといった現在の社会問題について、150年前のマルクスがこうなることを見事に言い当てていることに驚いた。
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非日常口
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マルクスに限らず様々な本から資本主義に関する部分と文脈に沿った内容を引用しそこに解説を付与する本書はタイトル通りエッセンスをビギナーが現状を考えながら資本論に触れるのに丁度良い。バブルが揺れ動き始めた現状、労働とはそもそもどんなものであり、フェティシズムが私達にもたらしている社会的関係、また、食品偽装や毒を持った派遣社員が市場経済のもたらす災害の一つではないかなどを考えるためのヒントになるかもしれない。革命とかはあんまり…資本の動向には興味あるという人にも良いと思う。経済と新自由主義という信仰への処方箋?
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bittersweet symphony
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個人的な印象では、入門書というよりは、現時点でのマルクス「資本論」のアクチュアリティがどれほどあるかを検証していく内容という風に読みました。あとがきで鈴木直(1949-)さんも語っていますが、20世紀末に共産主義諸国が崩壊して資本主義の動静がそのナチュラルさを回復して以降、マルクスの概念の立て方が息を吹き返したように見える、という事になります。個人的には、現代社会をその深層まで認識する方法論としてマルクスを評価していた吉本隆明さんを思い出したりしましたね。
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