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盤上のアルファ (講談社文庫 し 104-1)

感想・レビュー
389

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ken
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自分の知らない世界を、物語をとおして体験させてくれる、読書ってやっぱり、いいものですね。
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Ikazuchi
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この会話のテンポとリズムがとってもいい感じ。ぼけつっこみがちゃんとあって、それでいて相手のことを一生懸命考えているところ。いいなあ、人間って。こんな人たちがいてくれるんやなあ。
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バナナチョコ
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不器用な男達のいい話。 将棋の題材はあまり触れないが、分からなくても読み進めていける。 それだけキャラ設定が濃く、脇役もバラエティ豊富。 やはり塩田さんは外さない。 なんかこの人物の気持ち分かるなぁって気にさせられてしまうのが上手い。
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翔平
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中盤以降苦悩するあばれる君しか思い浮かばずに読み続けた 登場人物が絶妙に繋がる映画化して頂きたい見事なストーリー
0255文字
Sum San
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希望が一番大きく見えるのは、達成したときではなく、その目的に向かって苦しんでいるとき。いい言葉でした。姿は武骨ですが、勝負士の心の中の切なさが見えた気がした。主人公は意外と幸せ者と思えるエンディング。
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みち
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出てくる人がみんな個性的。面白かった。
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にしやん
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神戸新報県警担当から文化部に左遷された秋葉と、一度はプロ棋士になる夢を絶たれたもののアマ棋戦でタイトルを取り、編入試験からプロ棋士を再度目指す黒のタンクトップの男・真田が中心となる話。関西弁の掛け合いが面白く、ストーリーも。これがデビュー作とは。ただ「性格が悪かった」はずの秋葉が自分の部屋で強引に共同生活を強いられ、朝の犬の散歩や、淡い恋心も実らず、不憫で不憫で。。
0255文字
katsukatsu
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塩田さんの原点を探るべくデビュー作へ。左遷されて文化部の将棋担当になった新聞記者の秋葉と、プロの将棋棋士を目指すタンクトップのおっさん真田が出会います。何より30歳過ぎの独身男の2人の抱腹絶倒のやり取りが、軽いながらも面白い。そこに小料理屋の女将の静と女流王位に挑戦する棋士の加織が話に絡み、真田のプロ棋士を目指す戦いとともにラストに向かっていくのですが、そこには予想の斜め上をいく展開が待っていました。将棋担当の新聞記者の経験を持つ作者のリアルな描写と関西のドタバタ喜劇が絶妙に混ざり合った一冊、お薦めです。
0255文字
May
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初塩田だろうと思ったのでデビュー作を選んでみたら、大正解。面白いですねぇ。人物造形もいいし、緊張と弛緩のバランス、切り替えタイミングとも、とてもよかったです。本線の結末のつけ方もいいし、支線もきれいにまとまっていて、最高でした。
0255文字
なな
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ネタバレ読み始めるも休日まで待って一気読み。「僕が勝ったら父ちゃんを返してほしい、命賭ける」命を賭ける意味も知らずに投げ出した言葉が真田の運命を決定的に変えたのだろう。真田は大切なものは皆離れていくとおもうけれど、真田がおもうように真田が大切に想っていた相手も離れても真田を想ってくれていたのだ。タンクトップはすぐにピンとくるもの静さんとの過去は全く気づけず恋愛を読むのは私には難しいらしい。
0255文字
おっとどっこい
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33歳、念願の事件記者になったが性格が悪く成果も出せない秋葉は左遷で文化部へ。そこで将棋担当になり腐っているとなんの縁か、再度プロを目指す同い年の真田、小料理屋の静と同居することに。将棋の世界って本当に壮絶。
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モルテン
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文化部に左遷させられた新聞記者と、安いバイトで糊口をしのぐアマチュア棋士。将来の先行き不明の、ともに32歳の二人の男の物語。主人公二人とも「性格が悪い」と説明されているのが痛快。性格が悪くても現在ふてくされてても、根っこにあるのは良い記事を書いて伝えたい、将棋に勝ちたいという単純な思い。少し立ち止まって自分の将来を考え始める年齢として30代序盤を設定しているけど、32歳なんてまだまだ若く感じる。それは、作者がこの作品を書いた年齢と重なっているのかな。
0255文字
eva
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塩田さんの小説に登場する、関西のサラリーマンのテンポの良いやり取りが好きです。
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警蓮社峻譽身阿
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塩田武士のデビュー作。将棋の三段リーグを挫折した男が、アマチュア名人を経て三段リーグ編入に挑む。視点は主に文化部に左遷された新聞記者。同い年の二人の独身男はどちらも癖の強いややこしいヤツだが、話が進むに連れて互いの境遇の差が浮き彫りになり惨めさの演出も利いている。デビュー作らしく、物語の物足りなさはあったが、楽しめた。
0255文字
mg
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ほんの少しの知識しかない将棋の話であり男臭さ万歳の物語であったが、面白くよめた。登場人物の背景の振り下げ方や人間ドラマがよく、そして関西弁の会話のやり取りにたまに笑えるセリフがあり、読書が止まらなかった。
0255文字
あんパン
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サクセスストーリーが読みたくて読書開始。 将棋を巡る物語だがルール等知らない私にも分かり易く綴られて面白かった。ドラマ化される事に期待したい。内容は事件記者から将棋記者に異動になりヤサグレていた秋葉と将棋のプロを目指していたが半ば人生に疲れていた真田と小料理屋を営んでいる静と3人の共同生活が始まる。真田をプロ棋士にするべく一致団結し協力する。「新世界の昇り龍」こと林の人となりも良かった。プロになる過程等ハラハラドキドキしながら読み進められた。この先の稲葉と女流棋士の遊佐加織の関係も覗いてみたいと思った。
0255文字
ばび
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続編の「盤上に散る」を先に読んでしまった。 シリーズものはそれとわかるようなタイトルにしてほしい。
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miyamo
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⭐️
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*takahiro✩
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あっという間に読み終わったけどマンガみたいな内容でした。
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Stepney
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三段リーグ編入試験は受ける資格を得るのも、合格するのも難しい、それをめぐる話。本編とは関係ないが、「人事は上司の好き嫌いで決まる」は確かにそうだ。
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ナッキャン
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新聞記者作家デビュー作!関西人の新喜劇DNAが巧みにあって花登筺的な人情を擽る展開で一気に読み切ったで。重要な登場人物の林のオッサンは、今の新世界には居れへんけど、行間の隙間から見える将棋好きの世界観は昭和の商店街には必ずあった将棋屋で賭け将棋をするオッサン達の一喜一憂を思い出して笑ってしまった。なんか凄く身近いに感じる作家さんや!ただえー?思ったのは主題のアルファが主人公に与えられたのか?伏線に仕掛けれた静との夫婦がアルファなのか?ちょっと考え込んだでけどね。記者さんらしからぬ人情噺がただただオモロイ
0255文字
しおり
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面白かった。花形の県警担当から左遷された未練たらたらの新聞記者、丸坊主でタンクトップ姿のアマチュア棋士、大人の色気がある小料理屋の女将……とキャラクター性がある。この三人が無理くり共同生活を始めるのだからぶっ飛んでる。掛け合いも軽妙で読んでいて楽しい。でも試合のシーンはしっかり白熱。もう後がない真田の生い立ちは壮絶。両親が各々の理由でいなくなったかと思ったら親戚の家で肩身の狭い生活を送る。牙をむく現実と将棋への情熱で狭き門を突き進む真田。その姿勢は周りの人間も変えていく。将棋を全然知らなくても楽しめた。
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Yoshiko Kouchi
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将棋の知識は全くなかったですが、面白くて読みやすい。真田のキャラクターが強烈で、真剣師の林の存在感が半端なかったです。 ラストのサプライズには落涙。 心地よい読後感でした。
0255文字
とも
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黒のタンクトップ・・・・
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べぇ
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将棋の世界とか全く分からんかったけどちょっとだけ理解できた気になった。小説読む醍醐味やなぁ。嫌々やったり怒ったりしてたけどなんだかんだ手筋の世話して毎日散歩行ってしてる秋葉さんかわいかった。
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まえだ
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急いで読んだからかな、あまりだった。文章や雰囲気は好きなっだけど、お話が予想の範囲で。将棋もプロ棋士も大好きなのでモチーフはストライクゾーンなんだけど。。次に塩田さんの作品を読むときはじっくり読もうと思う。
0255文字
TAKA
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秋葉のひねくれた直球の物言いがスゲー好き。人の顔色なんて糞食らえみたいに淡々と返すところを真似したいくらい。久々に本を読んで笑った。真田の返しも負けてない。将棋が舞台なんやけど人間模様の方が面白い。回りの人物も新喜劇並のキャラやからな。後半の伏線回収が良い意味でよかった。秋葉にとっちゃ情けないかもしれんけど。できれば続きを読みたいです。
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大阪魂
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ネタバレ塩田さんデビュー作!神戸新聞で記者してた経験をモロにいかさはったんが主人公の1人秋葉!人に嫌われ社会部から文化部将棋担当に"左遷"…鬱憤でクダ巻いてるときに出会ったんが同い歳で将棋の元奨励会員、現在無職の2人め主人公の真田!どっちもこんな奴いてるん?ってくらいとんがってて関西弁がむちゃよーにおてる!無一文なった真田が秋葉の部屋に秋葉が好意寄せてるバーのママ・静と一緒に転がり込んで、そこで修行しながら奨励会3段リーグ編入試験受けることに!新世界の昇り竜・林とか女流棋士・加織もええ味だして大団円!楽しかった!
やも

これ、デビュー作とは思えない完成度だよねー‼️色んな人間関係のバランスが残酷なようで、コミカルさもあって面白かった😁✨最初から最後まで面白かったな🤔

02/17 15:31
大阪魂

ほんまみんなとんがりまくってるやん!っておもたけど、それがまた関西人のツボやったもんね!林さんのスピンオフも楽しみー!

02/17 16:57
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shiggy
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面白かった。これがデビュー作とはなかなか凄い。最後の方はウルっとした。盤上に散るも読んでみたい。
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やも
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33歳無職。生きていけるか廃人になるか。瀬戸際で挑むはプロ棋士への道!貧乏を糧に得た火事場のど根性精神でハングリーに食らいつく🐺💥それを見守るは社会面から将棋記事へ左遷された新聞記者🗞ポカをしたり、情けなかったり、ズルかったり、情けない男2人の化学反応が面白い✨第三章からは飛躍的に物語は面白くなっていく。静を巡る闘いも予想しない展開で◎🙆某読み友さんを彷彿とさせる自虐ユーモアに苦大笑いし、不甲斐ないながらも一生懸命な二人三脚、いや三人四脚に胸熱🔥新世界の昇り龍のスピンオフがあったらいいのに🐉
ゆき

これ読んでみたいって思ってたんだけど、将棋のこと1ミリもわからなくても大丈夫そ?

01/26 12:50
やも

ゆきちゃん 大丈夫、私もルールは知ってても戦術は分からない🤣けど楽しめたよー‼️将棋は出てくるけど、その闘いに注目ってよりは、男たちの生き様を楽しむカンジかな🤗

01/26 20:44
10件のコメントを全て見る
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よーだ (Yoda)
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左遷された将棋担当記者と年齢制限を越え三段リーグ編入制度で棋士を目指すアマチュア棋士とを描く。共にレールから外れ苦悩する者同士。心に燻る熱き矜持が諦め掛けた人生を熱くし、癒しのようなテンポよい会話が重くなりがちな勝負事の物語を優しく包む。プロット、設定、ストーリー…。バランスがよく、元将棋担当記者によるリアリティーに違和感は感じない。作品舞台へと引き込む筆致と心地好い読後感を生み出す筆力。魅力的なサブキャラ達と作品の落とし所が印象的。他の作品も読んでみたいと思わせる。流石の一言。お薦めッス。(☆☆☆☆☆)
0255文字
やまたか
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塩田武士のデビュー作品。実に面白かった!ストーリーのテンポも良く、ラストの怒濤の伏線回収もあり、読んでいて飽きさせない。そして、ふたりの主人公がとにかく熱いし、登場人物が皆キャラが立っていてとにかく楽しい!重い感じの「罪の声」や「騙し絵の牙」に比べ、明るさ▪︎楽しさ▪︎力強さが目立つこちらの方が好きかも。
0255文字
フリット
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なかなか面白かった。一度は諦めた棋士の道に挑む30歳過ぎの男が、渋々将棋に関わることになった新聞記者との異質な縁からプロを目指す物語。無頼でぎとぎとした感じの二人それぞれの視点から進むストーリーに、何故か関わっている女性との三角関係も絡み、重層的に楽しめた。勝負に懸ける人の熱さもひしひし伝わった。
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かんらんしゃ🎡
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▼明日から八冠獲りだ。興味のなかった世界も藤井聡太くんの活躍でちょっと覗いてみたくなる。将棋には勝ち負けが付いて回り、それがそのまま人生を左右してしまうからたくさんのドラマが潜んでいる事だろう。▼プロを目指す貧相な男と新聞記者の掛け合いは面白く、便利軒の多田と押しかけ行天みたいな、あるいは疫病神桑原と二宮みたいに反発しながら溶け合っていく。二人の関係がとてもいい。
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ゴンゾウ@新潮部
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ネタバレ既視感がある内容だと思っていたらNHKでドラマ化されていた作品でした。原作の真田とドラマの上地さんとはイメージが異なりますが。厳しい奨励会制度や真剣師の存在などが詳しく描かれています。奨励会に復帰した真田がプロ棋士になれるのが気になります。
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しんさん
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「罪の声」が抜群に面白かった塩田武士さんのデビュー作。不器用、崖っぷち男の人生リベンジマッチ。登場人物がみなそれぞれ魅力的で、応援したくなる。
0255文字
涼
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http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/08/post-a26525.html 主人公と女流棋士との交流が、救いでした。
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ヤスダ
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★4 『騙し絵の牙』然り、活字でふふふと笑わせる力が凄い。それでいて本題のリアリティーは高い。 デビュー作なのに、何で将棋の世界を?と思っていたが、(著者が新聞記者だったのは知っていたが)将棋担当記者だったと初めて知って腑に落ちた。この作品を世に出してくれて、ありがとうと言いたい。
0255文字
ひかぴか☆
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「女に捨てられたら、男はあかんようになる。せやからお願いします、お願いしますっ。」この台詞に凝縮される。
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バラソフトクリーム
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ネタバレ33歳にしてプロ棋士への再挑戦する真田信繫(あの真田とは無関係のようです)の物語。その真田を助ける羽目になるわがままな新聞記者秋葉隼介。記者の花形「県警担当」だったが、外される。上司から聞かされた左遷の理由は「好き嫌い、お前は嫌われてる。」、酷い。そして秋葉は文化部へ、そして将棋の取材を通して、女流棋士加織や、関、静、林鋭生たち、一癖も二癖もある人間たちと出会っていく。関西弁のせいかそのやり取りがテンポよく面白い。そして最後に秋葉の失恋。 塩田武士デビュー作、いいかも。
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