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私のプリニウス (河出文庫 し 1-66)

感想・レビュー
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Като́н
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ヤマザキマリととりみきが『プリニウス』の巻末で面白おかしく話してた『博物誌』の記述って大体本書から拾ってきたやつなんだなと知れた。よく読み込んでるなあと思ってたのに。まあ漫画は面白いからそれはそれでいいんだけど。
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ゆう
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古代ローマ人の、2000年近く前の人々のものとは思えない優れた知恵と、今じゃ子供でも信じないような想像の数々とのギャップがおもしろかった。随所からプリニウスの人柄が伺えるのも楽しい。突然死を遂げた人々の名前と死因が延々と列挙されてる部分が個人的にツボ。全体的にカジュアルに古典に触れられて楽しかった。
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ホンドテン
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図書館で、読んだのは初版本製本版。
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横浜中華街2025
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1986年出版。ヤマザキマリの漫画版プリニウスで興味を持って何となく読んでみたが、すごく面白かった。内容は澁澤龍彦が全37巻におよぶ長大なプリニウスの「博物誌」を拾い読みして、その内容を逐一ツッコミまくるエッセイ。「博物誌」の記述は現在の視点からだと不正確であったりいい加減であったり空想の産物であったりが多いが、それを著者が「ホラ吹き」「まる写し」など辛辣な批判を浴びせながら紹介するところが面白い。
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宙太郎
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ギリシア・ローマ時代の知の巨人・プリニウスの「博物誌」を現代日本の知の巨人・澁澤龍彦氏が実に愉しそうに解説してくれるという、なんとも贅沢な一冊。こんな贅沢が許される時代に生まれたことを素直に喜びたい。「プリニウスの博物誌」なら僕も雄山閣版を持っているが、これを読んでも大して楽しくないのに、澁澤先生がコメントを入れてくれるだけでこんなに面白く読めるのだ。びっくり! それにしても、知識を集積し、分類し、開陳することが、ある種の人びとにとってどれほど根源的な喜びとなるのかが実感できるなぁ。博物学、万歳‼
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Junichi  Watanabe
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読了。著者のプリニウス愛がひしひしと感じる。どうしてこんなに法螺が書けるのかとツッコミを入れて楽しんでる。
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alcedo
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澁澤の大好きなプリニウス「博物誌」、その気ままな抜粋と彼のコメントだけで綴ったエッセイ。そのため、他の作品にあるようなイメージの連想・飛躍が見当たらないのは残念だが、奇想天外な記載を探し出して楽しんでいるのが良い。また、思った以上にアリストテレスやルクレティウスからの引用が指摘されていて驚き、古代ローマの当時はそれが常識だったのかと思うと甚だ興味深い。キリスト教以前の世界観も垣間みられる。
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あいす
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真顔ででたらめなことを言うヤマザキマリのプリニウスは誇張ではなかったんだなぁ
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おりひら
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澁澤龍彦氏による、プリニウスの「博物誌」へのコメント集。あとがきに書かれている様に、気ままに書かれている様。「博物誌」は未読なので、「へ~」としか言いようがないのですが。今の視点からすると奇想天外でも、当時の人々は、これが正しいと思っていたのだろうなぁ。そして、そこに当てるコメントに笑ってまうこともしばしばでした。
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±
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澁澤龍彦展に行ったので再読。20年ほど閲してなお、療養時にくったり読む本、という印象なのは変わらず文庫を制覇しようという気になるのは先のようだが。〆近く、筆者自身の逝去の気配が哀しいか…プリニウスへのつっこみ具合ばかりが実に楽しく。個人的にはアリストテレスの巨人っぷりが目を惹いた。
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mahiro
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作者はプリニウスの荒唐無稽ぶりやアリストテレスからの引用を批判しながらそこがお気に入りな感じだ。子供の頃読んだシンドバッドのルフ鳥やダイヤモンドだらけの島などを思い出した。プリニウスの博物誌は未読だが、今よりずっと世界が広くて不思議だった時代の人の想像力には感心する。
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いなお
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澁澤龍彦が引用元につっこみを入れまくってて人間味がある
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白米
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澁澤龍彦がプリニウスの『博物誌』にツッコミまくる書。「この法螺吹き野郎!」と言いながらも、プリニウスのこと大好きなんだね。
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もくもく
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澁澤龍彦の紹介する『プリニウスの博物誌』は、まるで「怪獣大辞典」のようです。(^_^) 澁澤は、プリニウスの記述について、「嘘八百」「また見てきたようなことを書いている」「アリストテレスの丸写し」なんて感じで、かなり辛辣なことを言っているようですが、そんなプリニウスの陽気なホラ吹き体質(?)を、愛して止まないようであります。
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マッキー
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古代の人々の認識や発想ってとても面白いなと実感した。それは真実か嘘かということよりも、どれくらい現実から飛躍しているかを比べてみるのもまた一つの楽しみ方かもしれない。プリニウスの博物誌、現代だと全くあてにならないからフィクションとして楽しむのがいいかなぁ。
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郭
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当時の人間が如何なる常識に基づいて暮らしていたか、それが現代からすると如何に物語的であるかということを垣間見るのも勿論興味深いのですが、最も面白いのはやはり文章に表れているプリニウス自身の言葉。それに対する著者のコメントも面白いです。
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p-man
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古代ローマの百科事典を澁澤氏がさまざまなジャンルから引用して語るエッセイ。興味深い話でした。
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絹恵
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プリニウスの世界が不思議の国のアリスの世界だとするならば、それは斜に構えた見方こそ正しく楽しく触れられる視点なのではないかと感じます。プリニウスの語る皮肉を、皮肉で応える澁澤さんもまた幻想に嵌った一人でした。なぜなら"愛の反対は憎悪ではなく無関心"だから。その全ては"私のプリニウス"という呼び名に込めて。
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2223
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バカにしてんのかなーと思わせながらも愛ある。まさに「私の」プリニウス。 プリニウスの時代からペシミストが存在していたんだということが、本書で得た知識。
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sigismund
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大プリニウス『博物誌』を澁澤が斜め読みし、ツッコミを入れていくエッセイ。「嘘八百」だの「無責任」だのプリニウス評は辛辣ながら、気に入ったテーマについて面白そうに『博物誌』を語る澁澤。ぼくが特に気に入ってるのは「誕生と死」で語られる死に方のリスト。「奴隷に時間をききつつ死んだ」はまだ良いとしても「足の親指を部屋の敷居にぶつけて死んだ」には失笑。まさにナンセンスギャグ。ふと、アニメ『日常』で自分の足にけつまづいて死んだキャラクタがいたなと思いだした。
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淡嶺雲
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P132について 空飛ぶイカは実在します
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風鈴黒餡
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古代ローマの博物学者プリニウスの大百科事典、「博物誌」全三十七巻の面白そうな部分を気ままに拾って、澁澤龍彦の解説と一緒に楽しむ一冊。先人の知識や当時の世界の情報を纏めた偉大な事典だが、現実には存在し得ない怪物や、幻想世界的な自然現象の発生など、創作や噂レベルの話題も多い。それを指摘しつつも、当時の不思議な世界観や想像力に驚嘆し賞賛する澁澤の、苦笑交じりで頁を繰る姿が浮かんでくる。
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Koning
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ということで澁澤による大プリニウスの博物誌案内。LoebとBudéだったらフランス語の方が得意そうな澁澤だとBudé一択かとおもったらどっちも使ってたんか!と驚いたり。ラテン語学習者であればこの本で興味を持った個所を読む事にするってのも手だと思う。宝石のとこしか読もうと思った事ないんすけどね(汗<堕落すぎる。しかし、細かいとこじゃ確かに突っ込みどころあるんだけど、やっぱり流石ですわ。うん。
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S_Tomo🇺🇦🇯🇵
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澁澤龍彦氏によるローマ時代にプリニウスによって書かれた「博物誌」について引用を交えたエッセイ集。まぁ、澁澤氏自身も書かれているように「博物誌」そのものが、きちんと通読するようなものでもないので、この本も気がむいた章からパラパラと読むのがよいかと。
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Kenshi
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「知る」という行為に比べた場合の「知っている/知らない」という状態の無意味さ・・・貯めこむこと自体には意味は無いがそれゆえの楽しさがある
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