読書メーター KADOKAWA Group

ココロ・ファインダ (光文社文庫 あ 57-1)

感想・レビュー
181

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
架音
新着
やっぱり相沢さんの中高生を主人公にした小説は好きだなぁ…と感じた。映子がいじめられていた描写で自身のいじめのことを思い出して胸が締め付けられる思いがした。写真の専門用語が難しくて少し入りにくかったけど、惹き付けられる文章力があって最後まですらすら読めた。
0255文字
YH
新着
EOS7Dって女子高生が趣味で使うには高額で、それを買い与えられてるシズク。にも関わらず、親とは分かり合えないって寂しい。仲間から浮くってわかっていても、中里さんに手を差し伸べたかおりの優しさと強さが眩しい。
0255文字
pao
新着
★★☆☆☆ 短編集。写真部所属の女子高生4人の物語。ミラ、カオリ、シズ、秋穂、それぞれが抱えるコンプレックス。カメラを通じその内面が柔らかな筆致で綴られる。男性である筆者がここまで女子高生の些細な日常や心理描写を描けるのは感心するが、個人的には誰にも共感できるところが無く読み終わってしまった。私にも高校生としての青春があったはずなのに…。ミステリとしての驚きも少なく、ほとんど青春小説という印象。
0255文字
星願月祈
新着
ネタバレ高校の写真部4名(ミラ、秋穂、カオリ、シズ)の視点で女子高生が感じている繊細な心を描いた短編4編。容姿、ファッション、自分探し、オシャレ、友人関係、恋愛、イジメ、集団心理、消したい過去、受験、将来、親との関係等の悩みや葛藤をカメラ(写真)に関するミステリーに絡め、等身大の自分を見つめながら、成長していく4名の物語。ただ、残念だったのは、私にカメラ(写真)に関する知識があまりにも不足していた為、用語を検索しながらの読書になってしまった点でした。
0255文字
ヘビメタおやじ
新着
「サンドリヨン」に続けて読みました。こっちのほうが、若者の気持ちが、ほどよい描写で描かれていて、読んでいて心地よかったです。写真という素材も、テーマにマッチしていて楽しいです。特に、告白してきた男子にビンタした謎は、真相が胸にぐっときました。さらっと読める文章のうまさが、いい読書時間を過ごさせてくれました。他の学園舞台の作品も読んでいきます。
0255文字
エル
新着
☆4.1
0255文字
NAOAMI
新着
高校の写真部に所属する女子4人の視点で語られる短編集で、それぞれのアングルで切り取られた人間関係や相互の距離感・感じ方の違いなど、心の揺れが間近に感じられる。痛すぎる悩みや葛藤が、その世代に特有の自分探しや将来への不安なども引きづりホント心を寄り添わせるほどに苦しくなってくる。特に一番クールに見えたシズの最終章。彼女の強みだとばかり思っていた写真への情熱が反転して自身を苦しめる展開にハッとなる。親との擦れ違いが生む絶望。どうして大人って奴は。それぞれの謎が解け少しずつ前を向く彼女らの強さが素敵だなと思う。
0255文字
りゃうりゃう
新着
写真部に所属する4人の女子高生にフォーカスを当てた話。オシャレ、恋愛、友達作り、受験など高校生は多情多感ですが、相沢先生はその微妙な心情を文章にするのが上手いですし、日常の中に小気味よいミステリネタもあるので毎回楽しく読んでます。本紙は年始Uターンの新幹線内にて読了。地震、飛行機事故、火事など年明けからしんどいことばかりですが、人生長いので気負わず気長にいきましょう。
0255文字
さくら
新着
写真部に属する4人の女子高生の4つのお話。自分の容姿に自信が持てないミラ子、父親に反抗心をもっている後輩秋穂、キラキラ女子カオリ、写真が上手いシズ。カメラやりたくなった。
0255文字
Pochi
新着
他人の目を気にしながら毎日を過ごすJKの生活って、とってもめんどくさい。なんで、常につるまなければいけないんだろ?
0255文字
nami1022
新着
相沢先生お得意の学園、少女、ミステリ。とは言いつつミステリに主軸は置かず思春期の少女の心のファインダを通して見える世界とその心情の揺れ動きにフォーカスされていて、読んでいてこころがチクッとなったり温かくなったりします。連作短編で写真部の4人の視点が短編ごとに移り変わっており、その描かれ方が上手いなと思います。
0255文字
Fumoh
新着
写真部に所属している四人の女子高生の物語。四つの短編。それぞれ、容姿の良し悪し・キラキラした女子高生という役割・いじめられた(隠したい)過去・周囲からの重圧とアイデンティティ、という悩みを持ち、翻弄されながらも穏やかな友情によって乗り越えていく、という心が明るくなるストーリー。学校というのは特殊な場で、学生たちは自然と村社会的なモラルとロールを作り、抑圧されながら椅子取りゲームのようなサバイバルを生きています。他愛ない会話の中にも、誰かへの肯定・否定的な評価があり、合理的な価値観に目覚めつつも、
Fumoh

その暗黙の「オキテ」に縛られてしまう、そんな自分が嫌になって、あたまがぐちゃぐちゃになってしまうときです。「カメラ」という道具を通せば、いままで見えてこなかったものが見える――ヒカリの形や、影の形。被写体としての自分。カメラは同時に大人への通路でもある(彼女たちは芸術家となる)。「学校」という一種のサバンナから、ひとつ離れたところに立つことで、彼女たちはクビキから離れ、そこで初めて、泣いている友達の顔に気づき、優しい声をかけられたのかもしれない。また同時につらいときに友達のことを頼れたのかもしれない。

10/15 00:20
Fumoh

学校には不思議な魔力がある。言いたいことも言えなくなってしまう。プライド、弱さ、集団心理、なんとでも言えますが、そんな男子・女子には逃げ込む場所が必要です。ふとそんなふうに思いました。一応ミステリー要素もありますが、わたしには読者を引き込むための仕掛けにしか思えませんでした。また、カメラの知識ですが、ストーリーとの絡ませ方は正直、無理があると思いました。なぜかミステリ部分と、カメラの知識を語っている時だけ、彼女たちがいきなり豹変して別人になったように思うんですよね。いきなり人形になったというか。怖いです。

10/15 00:40
0255文字
雪待
新着
写真、カメラ物の良作。
0255文字
茶
新着
ネタバレファインダーを通して覗く、女子高生たちの日常の一コマ。 部活をしている時間帯の淡い夕方の色。それにきらきらしたフィルターがかかっているような空気感が伝わってきた。 視点が切り替り、なんともないようなあの子でも抱えている痛みや内面が映し出されて、誰にでも共感できるな、私と似てるな、と思うところがあって、救われた気持ちになった。 カメラに関する謎が解かれて、彼女たちが少し自分自身のことを好きになれたり、成長していく姿に胸を撫で下ろす。 カメラに関する謎は解決しても、まだ解決していない問題もあって、それがまた
茶

現実的で、相沢先生凄いなと感心した。

01/29 18:48
0255文字
紅
新着
ネタバレ4つの短編から成り、すべて視点の違う女子高生たちの物語。写真が謎を呼び、謎を紐解くことで生まれる感情と仲間、成長のお話。写真に写っていなかったもの、誰が撮ったか分からない壁の写真、A子の過去、すり替えられた写真。ただ謎を解くだけでは終わらず、登場人物の心情を大切にされている相沢先生ワールドが好きです。どれも綺麗に締めくくられるので読‪み終わって気持ちが良いです。
0255文字
seba
新着
『ココロ・ファインダ』というタイトルに惹かれる。登場人物たちは写真という表現方法が好きだからか、見る側と見られる側という視点が存在する意識が人一倍あると感じた。そうであるがゆえに傷付いてしまうこともあるが、豊かで素敵な感覚だと思った。個人的には2番目の秋穂の話が印象的。最後まで読んだ後そこへもう一度戻ってきたら、シズの先輩としての目線の意味にもはっとさせられた。ピンホールカメラで映した輪郭のぼやけた写真が見てみたい。
0255文字
ponpon
新着
とある高校の写真部。4人の女子部員がそれぞれ主人公となる短編集。まだアイデンティティーが確立しきっていない不安定な時期。カメラと写真を通して、他者との比較で感じる劣等感、内面の不安や葛藤と如何に対峙し、成長していく過程が描かれる。内面の描写も繊細かつ巧みで300頁弱は物足りなく感じる。昨今はスマホによるお手軽写真が横行する中で、フィルムカメラ等の扱いに手間がかかる機材を彼女らが使いこなすのにも驚きだし、現像や写り具合が直ぐには分からないもどかしさなど懐かしい。こんな作品も上梓していたんだと思う。
0255文字
Kei
新着
押し入れにしまった一眼レフ、久しぶりにシャッター切ってみるか。
0255文字
あやな
新着
とても読みやすかった。サクッと読めた感じ!ただ、短編集なので、物足りなさを感じた。(よく長編小説読んでるからかな?)共感する部分がたくさんあったので、もっとそれぞれの物語を読みたい! また、ミラ・カオリ・秋穂・シズ。この4人の中でだれが自分の性格と似てるのだろう。と考えながら読んでいった。わくわくした。性格が自分と違っても共感できる部分があって、全然違うわけじゃないと気づいた。「自分とは違うタイプだ」と心のシャッターを下さず向き合いたいと思った。
0255文字
あゆぼん
新着
#131 4篇の短編からなる写真部を舞台にした青春群像劇。高校生の悩む心のうちをカメラと通じる部分を混ぜながら描く手法が見事。だんだんとそれぞれのキャラクターが立ってくる構成も好み。250ページ程度というボリュームが少し物足りなく感じてしまうほど、彼女たちのその後を知りたくなった。
0255文字
Moca
新着
写真部に所属するミラ、カオリ、秋穂、シズの四人の女子高生が、ほとんどが友達もいなく、陰キャであり、それぞれの問題を抱えている。写真の映りによって、それぞれの女子高生の悩みを打ち明かす物語である。
0255文字
flower0824_
新着
高校の写真部に在籍する4人の少女が、それぞれの内面に向き合う四篇。思春期の友人との距離感や淡い恋心、親との関係、将来についての悩みを、写真と日常の謎を絡めて進んでいくお話。大昔、現像の仕事をちょっと手伝っていたことがあって、当時はデジタルじゃなかったので、遮光した箱の中でフィルムを取り出したり現像のとき色の補正もやってたなーと、懐かしくなりました。
0255文字
さくらもち
新着
写真部っていうのがいいね ぜんぜんキャラクターの違う4人の女の子 それぞれの悩みに、秘密に、未来 ちょっとミステリー要素のある展開も面白い 傷ついて、自分を見つめ直して、仲間との絆を確かめて、未来に向かって進む 青春だよなぁ
0255文字
茜
新着
ネタバレ相沢さんの文章は、スッと頭に入ってきて、それがすぐ映像になる。この物語は、綺麗な世界だった。少女たちの青春が、絶望的に、けれども優しく描かれている。少女たちの繊細な感情描写に感動。自分に自信が無い4人の少女が成長していく物語は、読んでいて心が温かくなった。相沢さん特有の「日常の謎」もあり、ミステリーとしても楽しむことができた。写真に関する記述(描写)がとても綺麗。物語全体が優しく、キラキラ輝いている。写真が撮りたくなった。スマホではなく、一眼レフカメラ、フィルムカメラで撮ってみたい。とても面白かった。
0255文字
chibaki
新着
ココロ・ファインダ、読み終わりました。オイラも高校時代の三年間、写真部だったのですが、自分の才能とか技術とかほとんど気にせず、とりあえず撮る。体育祭だから、遠足だから、イベントだから・・・とりあえず撮る。そんな感じです。12/13読了
0255文字
りぷれ@灯れ松明の火
新着
高校の写真部が舞台の、女子部員4人のオムニバス。ちょっとミステリー風味も含まれていて、とても面白かった。写真やカメラの専門用語を知っていれば、もっと深く読めたかも。巻末の、坂木司さんの解説まで楽しめました!
0255文字
ベッシー
新着
高校の写真部の4人の女子高生が、それぞれの視点でカメラと周りの人たちと向き合う物語。女子生徒の目線で描かれるが基本的にあっさりしている。良くも悪くも平凡な学生を描いていた。少しだけ日常ミステリ的な雰囲気もあり、まぁ楽しめた。
0255文字
MIZUHO
新着
女子高生4人が主人公の話で、日々の人間関係に悩みながらもきらきらしているなと感じました。 ミステリー要素も少し入っていて、カメラ・写真に関する謎が面白かったです。
0255文字
でる
新着
ネタバレ相沢沙呼の小説なので読みました。 写真部の高校生4人による、短編集です。4人がそれぞれ悩みを抱えながら生きている。そして知らず知らずのうちに、支え合って生きている。微笑ましい話が多かったです。 特に4番目に出てくる「シズ」。1〜3話を読んでいると、強い人なんだなと思っていました。しかし「シズ」視点に立つと、シズにも弱さがあるんだなと思いました。それを他の3人がフォローしていて、とてもよい話でした。
0255文字
えいなえいな
新着
日向坂文庫で読みました。まず、タイトルがいいですね。興味をそそります。タイトル通りに写真にまつわる4人の女子高生にまつわる短編集でした。なんだかんだ女性が強いのは学生時代にタフな生活を送っているからなんじゃないか、とも思ってしまいますね。自分が中学生くらいの頃から女子は大変だと感じていましたが、呑気に暮らしていた自分との差がどんどん開いてしまったのでしょうか。
0255文字
ジロリン
新着
読みながら、「まるで谷川史子が描くマンガのような…」という感触を覚える。と同時に、これは「少女達による少女達のための少女達の物語」だとも思った。作者は(確か)男性だし、谷川センセは(失礼ながら)少女と言うにはちょっと…だけどw更にこれは決して夢見る乙女達の甘やかな物語ではなく、むしろ少女達の〈それぞれの闘い〉の物語なのに。その辺は文庫版解説の坂木司が、さすが見事に表現してる…「きらきら眩しくて、少し哀しいくらいに綺麗で、掌からこぼれ落ちていくような物語。『ココロ・ファインダ』は、『感触』を楽しむ物語だ」
0255文字
END
新着
日向坂文庫。女子高生。写真。とあまり共感が出来る内容ではなかったので、すんなり頭に入ってこなかった。しかし、後半2作品辺りからはカメラ用語に苦戦しつつも、コンプレックスに悩む女の子達に少し惹き込まれた。視点が代わると登場人物の人間性が少し変わっている様に見えるのが面白い。ミステリーと銘打ってる訳ではないのだが、日常って謎がいっぱいなんだなと感じた。悪意の中にも前向きな優しさがあって良かったと思う。
0255文字
ヤスダ
新着
★2.5 JKが主人公の作品って、大抵は人間関係にモヤモヤしてたりする。私の高校時代は遥か昔のお話だが、私の同級生の女子達もそんな感じだったのかなぁ。 働き出すと一生懸命仕事をするだけで毎日が過ぎ去って行って、 打算も無く熱くなれたり、くよくよしたり出来る若者が只々羨ましいと思うくらいには、私も歳を取ってしまった。
ヤスダ

日向坂文庫〜河田陽菜〜

03/11 23:33
ヤスダ

「服を選ぶのって、自分を作っていくのに似てる」「どんな服が自分に合うかを考えるのって、自分がどんな人間なのか考えるのと同じだよ。赤い服が好きだから赤を選んだりして、赤が好きな自分を再確認する。そのうち、本当は赤なんてそこまで好きじゃなかったのに、それなしではコーディネートできなくなるくらい、好きになる。そうやって自分を作る作業に似てるよね。言い換えれば、どんな自分になるのも、自由ってこと。秋穂は何にでもなれるんだよ」

03/12 08:00
0255文字
ざか
新着
4人の登場人物それぞれの視点の短編集でした。高校生という人間関係が難しい時期に、それぞれの持ち合わせている悩みを上手く描いていたと思います。なかなか人に相談することが出来なかったり、相手の悩みに気づくことが出来ないリアルさが解説ににもあった通り絶妙でした。こうした描写がカメラを彼女らのココロのファインダとして綺麗に描かれていたと思います。
0255文字
101026
新着
「ツインレンズ・パララックス」が秀逸。タイトルと内容がこの上なくマッチしているし真相にも驚かされた。 弱い自分を認めて、それでも、一人じゃない。共に生きていこうというメッセージは相沢沙呼作品によく見られるものだが今作はその希望がより鮮やかに描かれていた。
0255文字
ベイマックス
新着
写真部員4人の女子高生のお話し。4つの章で構成されていて、各章ごとに4人それぞれの視点に変わる。相沢氏の高校生の物語にしては珍しく、驚愕だけど話の軸になるような男子高校生が登場しない。謎解きというよりは、女子高生の学校・友人・家族・進路などの悩みって感じかな。現役女子高生が読んだら、どんな感想を抱くのか聞いてみたいな。頷けるのか、否定的な感想になるのか。
0255文字
hisa_NAO
新着
写真部に所属する女子高生4人、それぞれを主人公とした連作短編。 容姿にコンプレックスのあるミラ。明るさが苦手な後輩秋穂。綺麗なカオリ。写真大好きシズ。 写真に怒った友人、壁の罅(ヒビ)の写真、鏡に映る像、隠された写真。各話のミステリ要素も、主人公たちの悩みと葛藤をあぶり出すための小道具的に使われる、繊細なタッチの青春モノ。 それぞれが、少し成長して、未来に前向きな一歩を踏み出す。そんな一瞬を切り取る様な、あの頃が眩しい素敵なお話達。 写真にまつわるタームを用いた書名・各話の題名も、ちょっと格好良いです~。
0255文字
アッキー
新着
写真を通して描かれる、レンズ越しの周囲が綺麗で、そういったところを感じる話だったかな。ちょっとした謎解きもあるが、それよりも情緒的な文章で高校生の苦悩が描かれていて、カメラを通して自分を見つめ直すような内面の描写が響いてくる。ただ、カメラの原理の説明が少しくどくて、さらに全体に主人公たちの周りも含めて高校生にしてはちょっと幼いような気がするので不安や悩みが薄らいでしまうのが残念。
0255文字
sk1006
新着
お気に入りは「ツインレンズ・パララックス」
0255文字
全181件中 1-40 件を表示
ココロ・ファインダ (光文社文庫 あ 57-1)評価71感想・レビュー181